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こんにちは、ストロング宮迫です。

子供たちも学校に飛び出していきました。さあ、いよいよ新学年、新学期、楽しんでいきましょう。

イイことも悪いこともきっといろいろありますが、のちにイイ経験をしたね!ってなるようにしていきましょうよ。すべては親も子もなにかを学ぶための出来事ですからね。

親技では親の皆さんに「子供のやる気がない」なんていうのは普通のことで、なんとかやる気を出させる仕掛けを考えてやっていきましょうよって提案しています。

そもそも子供には、特に勉強においては「やる気なんてないよ」という前提からスタートするのは親が余計なやきもきをしなくて済むようにと思ってのことです。

コップに水が「半分しかない」と表現するか、「半分もある」と考えるかの違いです。

「子供にやる気はある」という前提で話を進めていくと、すぐに「ない」って話になって「足りない」「どうして?」って結論にすぐ行き着く。

だから「~しかない」とまずは見ないで「~もある」から見ていこうと。

どっちの考えを採用してもかまわないし、あなた次第だけど、親技ではラクで長続きするほうを選択することをオススメしてる。子供との闘いは長い戦い、持久戦ですからね。

「ある」って思ってて「ない」で腹を立てるより、そもそも「ない」からスタートして「ちょっとある」になったほうが親も気分がイイじゃないですか。

やる気を出させる仕掛けもごく単純で難しく考える必要はなく、「できる」ことをさせる、「できる」って思わせる、そして「ほら、やっぱりできるじゃない」と事実を見せて本人も納得させる、それを蓄積をしていくだけです。

そして「こんなのできるよ!」と思ってやるのと「こんなのできるわけないよ!」と思ってやるのでは、親がぜひ出してほしいと思っている「やる気」の分泌量がまるで違うんですね。

だから「やる気」分泌液がたくさん出るように親は気をつけて子供に仕掛けていこうと。

それを今、親は自分でなく、誰かにやってもらいたいって多くの人が思うようになってきているんですよね。時代ですかね。

とっても面倒くさいその子供への働きかけをお金を払うから誰かやってよ~っていうわけです。

で、その誰かがいてくれたらとっても幸せなんですけど、あなたの子供に時間をかけて寄り添って「やる気」分泌液を出させてやろうっていう人になかなか出会わない

学校や塾の先生、子供たちが出会う大人たち、大人だけでなく同級生や先輩にひと声かけて背中を後押ししてくれる人がいてくれたら・・・と願う、親はね。

ただ、そう願っている親の子供がまるでそういう人に出会わない確率が高いのが人生のおもしろいところなんです。

なんでウチの子にはそういう出会いが少ない、または皆無なのかって!?

うん、それはその子に時間をかけて寄り添って「やる気」分泌液を出させてやろうって思う人は、その子に何か感じるからそうするわけなんです。

通りがかりの子供を見てピンときて、ムムム、この子に何か感じる!なんてことは期待できない。知らない子供に声をかけたら捕まる可能性だってあるんだから。

寄り添ってなにか声をかけてやろうって大人が思うのは、その子が一生懸命だったり必死さが見えるから、働きかけてくれるわけですね。

結果として、親以外の身近な先生や大人たちからよく声をかけて励まされて、やる気分泌液を結果として出させる働きかけをしてもらえる子供は一生懸命に頑張っている子供になりがちです。

たとえですが、ポケットに手を突っ込んでタバコを吸っている子供を見たら、今の時代はだれも注意しないし、関わり合いを避けてどんどんスルーしていく。

不真面目な子供やいい加減な子供は学校でも塾でも誰からも相手にされなくなっていく傾向にあるわけですね。これが二極化ですよ。

よく声をかけて励まされて叱咤される子供はますますされ、声をかけられない子供は必要最低限のことだけしか声をかけられない。

こうなると、やる気分泌液の分泌量は最大と最小に分かれていかざるを得ない。

長々となにが言いたいのかっていうと、先に触れた今の時代、忙しい親は自分に代って誰かに子供の「やる気」分泌液がたくさん出るようにしてほしいと願うけれど、そう願うなら条件があるってことなんです。

もちろんその条件はすでに書いた子供に一生懸命があるかどうか、必死にやっているかどうか、真面目にやっているかどうかなんです。

やっていれば、親がしなくても誰かが代わりに叱咤激励して「やる気分泌液」が出るような刺激が期待できる。

でも、一生懸命さはなく、必死にもやらず、不真面目な子供だったら、誰も何もしてくれないってことなんです。

あなたが思っている以上に世の中はそういう子供には冷たいですよ!っていうのがボクの見立てです。できればこのボクの見立てが間違っていればいいなあと思いますけどね。

外に出たときにかわいがってもらうための条件である一生懸命さや真面目さは教えれば誰でも子供はある程度理解を示します

たとえば冬に多くの学校の体育で行われるマラソン。真面目に走らない、走れない子供がいっぱいいるじゃないですか。学年が上がれば上がるほど体育の先生も厳しくは言わなくなる。

走るのはしんどいけれど、精一杯走ってみるの。学年1位のタイムで走りなさいなんて言ってるんじゃない。精一杯走れっていうだけ。

頑張って走ると練習しなくても体力がついて翌年はもっと走れたりするんです。体育の授業の一貫で締めにはマラソン大会が行われたりもする。そしたらそこで頑張る!

1年目に300位だったら2年目でもう少し順位を上げるようにすればいいだけ。

算数・数学や国語は真面目に受けるけれど、書道や音楽や家庭科になると途端に不真面目になる子供がいる。

国語は入試で問われる科目で大事だけど、書道は入試には関係ないからって子供は言う。

国語は重要で、書道はどうでもよいって、それって本当か。

国語だって社会に出てしまえば関係ないんじゃない!? 算数・数学だって・・・

そういう判断、子供がこれは大事でこれは重要じゃないっていう判断はほとんどが親が家で言っていることの裏返しだ。

ここでは繰り返し書いているけれど、人はそんなにカンタンにオンとオフのスイッチは入れたり切ったりできないんです。

国語の授業はちゃんと聞くけど、音楽の授業は聞かないなんて芸当はレベルが高くないとできない。つまりレベルがまだまだ未熟な子供はラクなほうに全体が、態度そのものがどんどん流される。

ちゃんと聞こうとしていた国語も聞けなくなるってことです。

親が自分に代って我が子にどうぞいろいろと働きかけてやってほしいと願う子供がふざけた態度だったら、それは無理ってもんです。

冬に学校でそれぞれ行われるマラソンってね、子供が今持っている態度がすごく出るんです。だからボクは見に行く。やっているならマラソン大会も見に行く。

校内でやっていて見えないときは結果を聞く。小学生だったら言う「オレ、20分走で14周です」とかさ。「じゃあ、次は15周だな。最後に力を貯めて走ろうってするな。最初から飛ばしていけ」っていえば、15周走れる。

こういうと誤解を招く恐れもあるかわからないけれど、あえていえば

マラソンを真面目に走れない子供は勉強も頑張らないとほぼ断言できる

くらいに思ってる。

それくらいマラソンで走る姿勢が勉強に出る。生活態度や自分を信じる力がマラソンで走る姿勢に出る、とボクは考えています。

学校ってさ、真面目に何かに取り組む習慣をつけるところだから。

塾っていうのは、その学校で真面目に取り組む習慣がついたと判断できたところで、もっと習うことの質と量を上げてみたらどうなるかを見るところだから。

だから、学校での勉強がよくできるからと塾に行くと間違いが起こる。真面目に取り組む習慣がないと塾に行ったらもっとできないから。

・・・というようなことをあるところで中学生を前に話しました。

こういう内容を話しているのに、短い時間の話なのに途中から聞いていない子もいるし、寝ている子供もいる。

話がおもしろくなかったんだな(>_<)ごめんなさいだ。

話がおもしろくないのは申し訳なかったし、それはボクが改善するべき点であるとして「真面目にやろうね」って話をしているときに聞いていない子供の顔は大人の脳裏に焼きつくの。

あとで名前も聞いちゃう (^^)♪

話のあとで中学生から質問があった「今習っていることって勉強する意味あるんでしょうか?」ってね。

「鶴亀算も方程式も内容それ自体に意味なんてない!」って言いました。「勉強の内容に意味を求めたら、勉強以外のことも、なーにもできなくなりますよ」ってね。

学校は真面目に何かに取り組む習慣をつけるところだから。習ったことを工夫して日々どう処理するかっていう方法を考えるのが学校であり塾だからね。

習った内容はほとんど社会に出て使うことはない。

けれど「どう習ったか」「どう処理したか」「どう覚えたか」「どう解けるようにしたか」「1か月後に忘れないようになにをしたか」その習慣と処理方法を考えられて身につけばグッドだ。

加えて「したくないなあ」と思うものとどう葛藤して取り組めたか、「おもしろきこともない」これらを「どうおもしろくしようとしたか」が考えられたらベリーグッドだとも。

真面目に何かに取り組む習慣をつけるには、その取り組みについて、おうちの人と話したらイイよ。「こうして今取り組んでいます」ってね。

真面目に取り組んだ話には人は「いいね」ボタンをたくさん押してくれるから、もうちょっと頑張ろうかって思えるようになる。

「こうしたらもっとよくなる」って言ってくれる人も出てくる、そうアドバイスをしてくれる人がね。

アドバイスってね、真面目に取り組んでいるときは「聞こうかな」って気になるけど、不真面目にやっているときや、やっていないときは「うぜぇー」って思うんだよ、不思議とね。

同じ話でも自分も相手も受け取り方が違ってくるだよ。だからね、真面目にやってみるというのは魔法みたいなもんなんですよ。

前回ここで中高一貫生のアドバイスを記したけれど、その中にこういうのがあった。

◆ボクは先生に好かれる態度で授業を聞くのがイイと思う。

媚びを売るとかじゃないんだけど、先生が「この生徒はよく授業を聞いているな」って思える態度で授業に臨むと自然と授業は聞けるようになるよ。

形から入るとあとから身も付いてくるっていうか。

本当にそうだと思う。

こう考えられるのはある意味で「おとな」だけれど、自分をより成長させてくれる環境もこうして自分で日々引き寄せられるようになる。・・・というような質疑応答になったんだけど、ある中学生は言った「話す人がいねぇーな」ってね(>_<)

何かに取り組む習慣を身につけるためには意志や覚悟ではなく話すこと、話し合うことが必要です。「こうして今取り組んでいます」ってね。

話すなかで余計なことを「離す」ことになり、気分をラクにし「放し」て、もっと頑張ろうか、もう少し頑張ろうかってエネルギーになる。

意志や覚悟だけでは必ず挫折する。お互いで盛り上げていくものだからさ。

新学期、新学年の最初に今年は「ぜ~んぶを精一杯、真面目に取り組む」にしてもらいたいって思っています。

内容の意味なんて考えずに精一杯全力で取り組む、「おもしろきなきこと」もどうやったら「おもしろく感じられるか」を考えて、ときには話し合ってアイデアを出し合って真面目に取り組んでみてほしい。

真面目に取り組むとね、いっぱいご褒美があるんですよ。

抱えきれなくらいのご褒美がね。そのご褒美を見ると、自然ともっと真面目に頑張ってみようかって必ず思えるようになる。

親が勉強の手伝いが無理なら、真面目に取り組む意義について、あなたなりの意見でお子さんに話してあげてください。

成績がイイ子の親だけが実践している『10の鉄則』の中で一番最初に書いているのは「鉄則1:子供を納得させるのは親の役目」です。

1日24時間のうち8時間寝たら、残りは16時間、半分の8時間を真面目にやったら、そりゃあ3ヶ月で別人になる。

真面目にやる習慣がついたら、不真面目にやるのが苦痛で仕方がなくなるくらいです。

真面目は決して苦しくないよ。だって真面目にやると取り組んでいることがおもしろくなるんだから。

ホントですよ。試してみて下さい。

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中3で公立高校に行ける所がないと言われ、本人も全く危機感がなく親が苦しんでいます。

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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小3 アビ─さん

こんなに親切丁寧に教えてくれた本は初めてです

やっとハッキリ、私のやることがわかりました

これからが楽しみです

だらだら時間をかけて勉強していましたが
今はタイマーを使って集中してサッと終わり
遊ぶ時間も出来て子供も喜んでいます

私が鬼になることも減りそうです

今の時期、いかに少ない時間で勉強を効率よくできるかを追求したらいいですね。

2時間勉強をしているなら、同じ量を1時間半でできないか、1時間でできないか。子供も頑張るのはもちろんですが、親の協力で中身は一緒で時間は短縮できないか。

勉強の中身はテストすれば、すぐわかりますが、時間は本当にみんなダラダラ長い時間を机に座らせているのが現状です。

今の勉強で本当に今の時間必要なのか?
もっと自由な時間がつくってやれるのではないか?

真剣に考え、努力の方向を間違わないこと!!

小5 コアラさん

以前よりメルマガを興味深く拝見しておりましたが、どうしても鉄則を読んでみたくなり購入しました。

納得させられることばかりで、とても参考になりました。

息子は、4年生の4月から2教科(算・国)で入塾し、夏からは4教科を受講しております。

当初からそれほど嫌がらず勉強しておりますが、宿題の量や難易度に母子二人三脚でキリキリ舞いしながら現在に至っております。

偏差値は高くありませんが、塾の先生にやり方を相談したりして徐々に上昇しており、成果の前兆も体感できましたので、気を引き締めて頑張って行こうと思いました。

10の鉄則に沿って、自分なりに振り返りシートをつくりましたとろ、今すべきことが明らかになって良かったと思います。

一番安心したのは、負荷を与えつづけてもいいと分かったことです。野球と両立しながら、毎日大量の宿題に取り組む子供を見ていて、負担を掛けすぎていないか心配だったものですから。

勉強だけでも苦しんです。プラス野球となれば、倍苦しい。受験が近付けば近付くほど、その思いは大きくなっていくことでしょう。

でも、それは選んだ道。

勉強と野球のバランスをどうするかは家庭で決定することですから、とやかくは言いませんが、いばらの道を歩んでいくんだという決意は親子共々、必要でしょう。

時間がない分、勉強できる時間を最初から増やそうとしないで、ある時間をいかに有効に使おうかとまず考える。

同じ1時間でもっと多くできないか、もっと理解を深められないかと考え、実行する。

親の協力なしにはできないことです。やる内容を欲張らないこと!これが一番大事です!!

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