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こんにちは、ストロング宮迫です。

10月も終わりになろうとしています。年内あと2か月。バタバタとする季節がやってきた。

バタバタしようが、オタオタしようが、勉強をやった分だけが自信になる。「なんとかなる」の掛け声は日々の勉強の実績にかかってる。

掛け声倒れにならないように、歯を食いしばってやっていきましょう。
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そのまさにバタバタしている方から相談が1つきているので、それを一緒に考えることで、この時期の親の役割を明確にしておきましょうか。

少し長いですが、様子がよくわかるので読んでいただきましょう。

中学3年の子供は県立のトップ高を目指しています。

中2までの定期テストは、調子のいいときで学年10番前後、悪くて20番台という感じでした。

地域の2番手校はそこそこ合格圏内でも、トップ校にはかなり頑張らないと、という位置だと思います。

1学期のテストで、数学の点数が急激にとれなくなり(90点→70点)、大事な時期に成績が低迷しました。

塾の先生との5月の面談でも、暗に志望校を下げるように示唆され親子でショックでしたが、夏休み前に親技を知り、私なりに取り組んできました。

子供は反抗期もあって、口出しされるのを非常に嫌がるタイプです。今回のご相談もそのことがメインです。

夏休み前の三者面談後、ショックを受けている子供のスキに乗じて、「毎日15分英語を見てあげるから」と約束を取り付け、夏は毎日継続して英語に15分取り組んできました。休みなので時間に余裕があったのも良かったと思います。

使った教材は、高校生用の「キク単」で、CDの音声を聞き、フレーズを書き取らせ、例文も音を聞きながら自分の手で書くことをさせました。

1ページ10単語で使いやすく、音楽も楽しくて例文もよくて、優れた教材だと思います。15分たったら、パッと切り上げることにも気をつかいました。まず最初はとにかく楽しく、抵抗なく始めたかったのです。中学生向けの20日目のページまで、クリアしました。

夏は教科を絞ろうと思ったので、英、数に特化しようと思い、数学もどさくさに紛れて「15分見てあげるから」と約束をとりつけ、8月初旬から取り組み始めましたが、こちらは苦労しました。

私自身が、数学が苦手なので、まず問題の選択にとまどい、主人に聞いた定評があるという「チャート式数学」の問題集をやろうとしましたが、こちらは激しく拒否されました。

嫌悪感たっぷりに、「また新しい参考書買ってきたの」というのです。(その前に、参考書の方の「チャート式」を購入して少しだけ使わせていました)

確かに、塾以外の勉強を行き当たりバッタリにしていては負担になるであろうし、何よりも本人の納得が得られないと考え、結局、塾の宿題にもなっていた単元ごとの練習問題をさせることにしました。

こちらは、宿題ということもあり納得してやっていたようです。本当は、単元ごとに3回繰り返したかったのですが、15分ではなかなか時間が足りず、関数の単元をタイマーで時間をはかって2回解かせるのにとどまりました。

1回目も2回目もポロポロ違う箇所で間違うのに、正直イライラしてしまいました。(もちろん、おくびにも出していません)。

本人は本人で、自分自身でこの数学の宿題に取り組んで、一通りは終えていたようです。

また、数学に関しては、過去のテストで間違えた問題を、私がノートに切り貼りして『間違えノート』を作成し、2回ずつやらせました。後から考えると、これが一番直後のテストに効果があったように思います。

7月から9月にかけての模試の推移は、

英語58→64→62→62
数学61→65→59→58
国語57→53→64→59
理科60→65→68→63
社会67→59→72→57

9月の模試では志望校判定はD

こうしてみると英語は比較的、安定して得点源になってきていることが分かります。そのわりに、数学が夏休み直後の伸びのあとは、今ひとつです。

英語はキクタン効果で、リスニング問題で安定して点数がとれるようになりました。

社会は得意な範囲だと、点数をとるようです。理科は、意外に良くできるなという印象です。国語に関して、夏休みのあいだにしょっちゅう問題集を広げていた記憶があるのですが、点数には結びつかないようですね。

9月に入って学校が始まると、定期的に私との時間を15分とることも難しくなり、英語や数学もやったり、やらなかったりになってしまいました。

さらに反抗モードも強まり

英語 → キクタンを終えたので、50パーセント正解問題集に取り掛かろうとしたところ、激しく拒否。「そんな問題は、塾でやっている」復習もかねてキクタンの2周目をはじめようとすると、キクタンはそもそも高校生向けであって受験にまったく役に立たない、やる意味がよく分からない、と文句たらたら

数学 → あらゆる親にとって垂涎の『マッハ50』(量もよく考えられていて、プロの目で問題が選び抜かれて本当によい教材ですね!)をやらせようとしたら、5県目ぐらいで「簡単すぎる」「とにかく、これをやるのは嫌だ」と拒否が始まる。

国語 → テストを見ると基本的な漢字、熟語問題で10点近く落としていることに驚き、電話帳の巻末の頻出漢字集から、順番にチェックしてボードに書かせることを開始。ある程度まで素直にやっていたが(20字中18字くらい書けないので、遅々として進まない)、「つまらない」が始まる。

子供自身は、一人でよく勉強はしていて、決してさぼってはいないと思います。先日、塾の教材の漢字の問題集がカバンにあり、鉛筆の書き込みが多数あることも発見してしまいました。

先週金曜日の塾の面談でも「いい感じにピッチが上がってきましたね。点数もあがってきたし(うーん、どこが?)、このまま行けば○高校も夢ではないですよ」と言ってもらい、明るい材料に乏しかった我が家に、春風が流れ込むようでした。

しかし、今日、本腰をいれてこなかった中間テストの結果が出て、今までで最悪の結果となったことにショックをうけたのか「そろそろ英語やろうか」との私の言葉に激しく反発、

「どうして、そういうこと(勉強)をやらせようとするの?」

「お母さんが、おばあちゃんに同じことされたら、どう思う?」

と聞かれました。

私は、「ママがやるのはたった15分、あとは自由に自分で勉強すればいいのよ」と答えたところ、床をバンバン叩いておりました。

では、あんたの勉強方法ではおぼつかなくて不安だから、偏差値もぜんぜん足りないし、私がなるべく効果の高い方法で見てあげようとしてんじゃない!!とでもいえば良かったのでしょうか。

書いていて、気が付きましたが、こういう考え方がいけないのでしょうか。

まとまりのない長文で、申し訳ありません。今日のできごとで、深夜に動揺しながら書いております。

他の親御さんたちが、二人三脚で、50パーセント問題をしたり、過去問をされている姿が羨ましいです。

反抗は、成長の段階では仕方ないのかな、やはり親が勉強に関わってくることは子供にとってウザイのかなとも考えます。

なんとも情けなくて申し訳ないですが、今後どのように関わったらいいのか、ストロングさんのアドバイスが頂けたらと思います。

私が今考えているのは、

1、塾のテキストからなるべく離れない勉強をさせる(私にさせてくれたらの話です)。それが、子供にとって負担も少ない。現在通っている塾は、地域密着型で、○高に合格者を多数輩出することで有名なので、テキストもきっと練ってあると思います。

2、間違えノートを作るか、とにかく模試だけでも、間違えた問題を必ずやり直させる。目の前でやり直しをさせることはできないにしても、自分で復習するときに見やすいように、マーカーで問題と答えと回答を同じ色で囲む。

3、マッハ50は何としても完遂させたい(どうしたら?)

また、ストロングさんにお伺いしたいのすが、模試の数学のテストで正答率がわずか1%という問題が二つもありました。そういう問題についても、やり直して何回もやらせた方が良いものなのでしょうか。

長々とまとまりのない文章を、申し訳ありませんでした。

最初のご相談が、このような動揺したものになってしまい、ちょっぴり恥ずかく思っています。

お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスをお願いします。

これからの11月、そして12月に寄せられる相談のよくあるパターンだと思いますが、皆さんのご感想はいかがでしょうかね。

10月によく出てくる問題はこちら
【10月の毎日親技ノック】まとめて浴びてみる?

お子さんは反抗期で、勉強について口に出されるのを嫌がるタイプと書いてありましたが、ここにあるような口の出され方をしたら、子供の1,000人が1,000人全員例外なく反抗するし、イヤがるでしょう(断定)。
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それでいうと、お子さんはよく耐え、我慢し(立派でイイ子だ)、大人の寛容さを見せて、母親にまだよく付き合ってくれているほうだといえます。

感謝しましょう!親にここまで付き合ってくれてって・・・

ホントですよ。

何から言ってあげたらいいのか、正直ありすぎて整理がつかないけれど、率直に言えば、ここで親技について10数年書き続けてきたことのすべて正反対を実施したら、だいたいこうなりますというのがこの相談です。

「親技もどき」というか、「なんちゃって親技」なんですよね、やってることが。ここにあるようなことをやるなら、残念ながら、まるで手出ししないほうがイイ結果が出てくる可能性もあります
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だって、お子さんが伸びようとしているのを親がストップしているに等しいから。

親技では、「親は子供の味方になる」っていうけれど、子供が腹が立つようにしているようにしか見えないもの。

受験を控えて、ボクみたいな赤の他人にこんなことを言われるとショックを受けたり、腹も立つのだろうけれど、言わないとやめないからあえて言う「子供の邪魔をするのはやめなさい!」
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問題集や単語帳をあれこれ買ってくるのはいいけれど、メールを見る限り、それらをやる時間なんてないんじゃないの?

別に「キクタン」や「チャート式」やらなくても、塾に行ってるんだし、テキストもあれば、模試もあるんだから、塾のテキストをしっかりやって、宿題をきっちり回せばイイ。

一定レベル以上の成績も獲っているんだから、お子さんには意識もある(それは母子問答を読むと感じられる)んだから、親は経験と度胸と勘だけで「これがイイ」とか勝手に判断しないで「何か手伝えることない?」って聞いて、子供がしてほしいことを吸い上げて、それをしてあげたらいいのに。

それなのに「ショックを受けている子供のスキに乗じ」たり、「数学もどさくさに紛れて」始めたり、短い時間で何とかしようとする姿勢は良いけれど、やるならすでに手を付けているものがより身につくような補助をしてやる。

親の見え透いた策が子供にはまるわかりで、ゆえに子供の反応、

「どうして、そういうこと(勉強)をやらせようとするの?」

「お母さんが、おばあちゃんに同じことされたら、どう思う?」

になる。

子供の言うことが正しいし、他の子供でも同じように親が接すれば、まったく同じ反応が返ってきて、結局勉強から親は遠ざけられることになり、傍観するしかなくなっていく。

傍観せざるを得ないように自分でしたのに、「不安」で、トップ校には「偏差値もぜんぜん足りない」から一層親がオタオタして、何かスキをついてやらそうとし、より一層反発されて、一切の手出しも協力も拒否される。

親が思っている「私がなるべく効果の高い方法で見てあげよう」も、やっていることを見ると、新たな教材を持ち出したりして、効果が高いようにはボクには思えない。
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たぶんそれについてはもうご本人が「書いていて、気が付きましたが、こういう考え方がいけないのでしょうか」って気づいていることが救いです。

そうです、「こういう考え方」がいけないんです。

あなたの動きは「子供の味方になる」つもりが、子供の敵になってるとボクには思えます。

おそらく動揺したまま、深夜に書いたから、動揺がそのまま出ちゃっただけなんでしょう。動揺はボクでもするし、誰でもするもんなんですよ。

でも、動揺したままの状態で、なんの考えもなしにそのまま子供にぶつけてたら、子供もたまんないですよ。だからボクは子供の気持ちをあえて想像して代弁する。

あなたを非難したいとは思わないし、気持ちもわかるけれど、今やっていることは子供を自分から遠ざけていくようにしているし、「どうして子供は離れていくんでしょうか?」って悩んでいるなら、それはあなた自身がそうしているからなんですよってことをまずは自覚することです。

そして、その自覚は子供の反応を見て、あなたは、わかりかけてる。だからボクがもうひと押し冷や水をかけてあげるってわけです。

とても、とても多くの家庭で起こっていることなんですよ。

子供に反抗期は確かにあるし、親が勉強について何か言うのはウザイって子供は思うけれど、タッグになって伴走してる家庭も山ほどある。タッグで進みたいけれど、タッグを組みたがらないって場合も山ほどある。

あなたが選べるんですよ。

で、それにもメールを書いていて気づき始めていて「やっぱり私がいけなかったのかしら?」ってなって、これからこうしようっていう点は、ある程度的を得てまとまってきてる。

1、塾のテキストからなるべく離れない勉強をさせる

当然だ。そのほうが子供にラクだし、テスト勉強をしている感じも出るし、今やっていることをきっちりやることにもつながるから。

中3の2学期は学校で入試の最重要単元が、特に他教科に比べて偏差値が低い数学は入試頻出単元を今まさにやってるんだから、学校の授業の復習及び定期対策をしっかりやる。

チャート式なんてやらなくていいから、学校のワークをまずやる。たぶんお子さんは学校のワークはスラスラできるだろう。あとは何分で正解にたどり着けるかの時間を見てやるのがポイント。

学校の教科書ワークがスラスラできたら、たぶん中3生には日本全国の中3生全員に与えられている受験用の学校の教材のその該当単元をやる。あとは塾でやっているテキスト、プリント、宿題をやる。それくらいで十分でしょう。

この時期の受験生はこれに加えて既習範囲の入試演習(模試の復習も含む)も加わる。中1・中2、そして中3の1学期に習った範囲の入試問題に取り組む時期だ。

それをやろうとして、チャート式とかキクタンとかをやっている意識かもしれないけれど、2次関数の単元でも「塾のテキスト」と「チャート式」と2つやるのはタイヘンなんです。

どの問題集をやったって、出てくる基本問題やベタな入試問題は、だいたい同じだ。

つまり別のものを2冊やろうとすれば、類題があるから、問題数は単純に倍になるんだ。

学校のワークをやって、塾のテキストをやって、またもう1回チャート式をやるとして、それぞれ3回ずつしたらのべで9回することになる。そんな時間あるの?
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お子さんは1回できるようになった、特に基本の類題はいつでもどこでも、他の問題集でやっても、できるはずです。それをはい、今度はチャート式でもう1回ねってなったら、「それはもうできるから、その次の段階の問題をやりたいんだよ」って気持ちなんじゃないんでしょうかね。

あなたが「このチャート式は塾のテキストですでに3回やった類題だけど、あなたは不十分だからもう1回やったほうがいいわ」っていう作戦や魂胆や見通しがあって、新たな教材を差し出してやらせているようには見えない。

英語15分、数学15分しか親がかかわれないなら、何かをやらせたいなら、1学期にガクッと下がった数学の定期テストの問題をノートに貼って、やらせるほうが子供も「これはテストで間違った問題だからな」って思えて、取り組めるんじゃないでしょうかね。

実際、「間違いノートを作ってやらせたら」効果的だったと思えたわけでしょう。だったら、それをせっせと作ってやったらいい。お子さんにもちゃんと聞いてよ、「効果があったと思う?」ってさ。共同作業なんだから。タッグなんだから。

それだけでも、もう時間なんてないのに、さらに別の問題集や単語帳なんかやっている暇はない。
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行っている塾で入試演習を受け持ってくれているなら、家庭では親が定期テスト対策に特化して手伝ってやればイイし、塾の宿題や入試演習がたいへんなら復習の際の問題貼りや間違い問題のピックアップを手伝ってやればイイ。

聞いてみてくださいよ、「何か私が手伝うことによって、あなたが効率的になって成果が上がりそうなことない?」ってさ。それが一番最初にするべきことです。で、謝ってくださいよ、「ごめんね、私一人が暴走して、あなたのことを考えずにあれもこれもやらそうとしちゃって」ってね。

お子さんには自分で、もしくは先生から聞いてきた「これをやらねばならん」というものがすでにいっぱいあるとボクには思える。それを手伝ったり、協力してやったりする中で、タッグが出来上がり、共に進む伴走の体制が出来上がり、そのあとで「これはもっとこうしたほうがいいんじゃない?」「うん、そうかもね」って会話が出てくる。

今の状態では、仮に100歩譲ってあなたのしていることが100%正しいとしても共感はされないし、同意もされないし、最後は「邪魔しないでくれる」になってしまう。
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お子さんは、勉強なんてしない!なんて言ってるんじゃない。「なんでお母さんは、忙しいボクに、切羽詰まったボクに、時間のないボクに、どっかから持ってきたわけのわからない、こんなことをやらせようとするの?」ってごくまともな反応を示しているに過ぎない。

子供が正しい。子供の反応が正常です。

「でも、それじゃトップ校には足りないんです!」としても、やるのは塾でやっていることのフォローだ。塾でやっていることをきっちり回すことだ。

学校以外に塾にも行ってて、もう十分習ってる。教材もある。あとは与えられた教材をどうきっちりこなしていけるか。それが勝負。加えて過去最悪になった1学期の定期テスト範囲の復習と模試の間違い直し、これ大体時間切れになる。

間違い直しでも「模試の正答率がわずか1%という問題」なんて趣味でやりたいんだっていうなら止めなでいけれど、やる必要はない。入試でそんな問題は獲れなくてもいいし、獲る必要もない。そんな問題を取らなくても偏差値70は出るよ。

偏差値60前半なら、まだできる問題をいくつか落としているはずだし、偏差値が50後半なら、どうしてこの問題を間違った?っていう問題を落としているのが確実に3問はある

トップ校に合格する生徒は、難しい問題を解ける生徒ではなく、獲るべき問題を確実に正確に、的確な時間で解ける生徒です。特に県立高校のトップはね。

「1番の人だけ合格です!」というなら、「正答率1%」の問題もやる必要があるかもしれないけれど、何百人かが合格するわけだから、繰り返しますが、獲るべき問題を的確な時間で正確に解けるか、これに尽きる。

安定的に偏差値65が出る者は、獲れる問題は絶対に落とさない。正答率50%以上の問題は体調不良でも、インフルエンザでも、緊張してても、下痢してても、間違わない。落としたら偏差値65にはならないから。

でも、お子さんは偏差値を見る限り「お前がこれ落としてどうするの? 忘れちゃったの?」って問題を1教科で3問ずつくらい落としてる。特に数学は3つ以上落としてる。

社会で波があるのは、大きな穴がある単元、忘れているとか、苦手とか慣れていないとか、そういう単元があるってことです。その単元が出たら、ドカンと下がる。穴が見つかったら、穴の開いてる単元をすぐやる。それだけでもすぐ2時間はかかる。

子供はフリーターじゃないんだから、学校があって、塾行ってたら、残された時間はわずかだ。そのわずかな時間を有効に使いたいのに、また新しい新手の問題集なんかをぶっこんでくる。そりゃあ、キレるよ。

「現在通っている塾は、地域密着型で、○高に合格者を多数輩出することで有名」なら、そのテキストをきっちりやればイイ。

2、間違えノートを作るか、とにかく模試だけでも、間違えた問題を必ずやり直させる。目の前でやり直しをさせることはできないにしても、自分で復習するときに見やすいように、マーカーで問題と答えと回答を同じ色で囲む。

間違えた問題をノートにピックアップして貼ることをお子さんが望むなら、そうしたらイイ。でも、間違いノートは「自分で作らない」と身にはならないですからね。

自分で作って意識するから、二度と間違わないんだし、気を付けるし、覚えるんだし、忘れないんだから。

これなんか↓↓↓も、そんなことをお子さんはしてほしいと思っているのかってボクには思える。

「自分で復習するときに見やすいように、マーカーで問題と答えと回答を同じ色で囲む。」

お子さんが「マーカーで囲んでおいて」っていうなら、したらイイけれど、「そういうのはボクの趣味じゃない」って生徒が成績がイイ子にはたくさんいます。あの連中にはあの子らのやり方、覚えにくいものは紫、覚えたものは黄色とか、間違えた問題はどう処理するだとか、色からノートの取り方から、そういうことに関してスタイルが確立しているのが偏差値65以上を安定的に出す者の特徴だ。

それがまだできていなくて、これから作るろうというならそれでいいし、でもそのルールや決め事は本人が知らないところで決めても仕方がない。

3、マッハ50は何としても完遂させたい(どうしたら?)

しなくてよろしい。

内申点に関係する定期テストが来月くらいにはあるでしょ?

それと塾のテキストをしっかりやることに集中すべし!

子供に謝って、もう1回伴走できる態勢を構築しなおして、定期テストを過去最高順位で乗り切り、塾での入試演習に勤しみ、定期テストが終わった時に

「定期テスト、過去最高順位が出てよかったね。すごいよ」くらいが言えたら、

「1回10分で数学の絶対落としちゃならない問題が50枚あるけど、ご飯食べる前にやる?」

って言って、乗ってきたらやる。乗ってこなかったら、乗せることができなかったら、諦める。

公立高校入試対策問題集「マッハ50」なんて100枚っていっても、2回目を含めて100枚だから、実質50枚。1日5枚やったら10日で終わる。遅れて始めて冬休み中に終わらせる方だっている。

公立高校入試対策問題集「マッハ50」のすごいところ(そうボクたちが自負している点)は、

この1枚を解くのにかかってもイイ時間は「6分です」とかタイガー山中が指定してあるところ、

そこなんですよ、すばらしいのは

というか、それ以外で素晴らしいところなんかないよ

問題はどこかの県の入試問題なんだし、選んでいるのは基本問題なんだしさ。やる問題が欲しければ、書店に行けば、ネットで検索すれば、もうそこら中に転がってる。

もうね、やったらいい問題なんて、あるんだし、みんな知ってるんだし、知っているだけで価値なんか出ないんですよ。

大事なのはそこじゃない。入試問題をやりましたが重要なんじゃない。

この問題、もし入試で合格点を取りたいなら、最初に出会うこの問題は「5分で全問正解して通過しないと駄目ですよ」って基準を知り、それを子供が突破できることなんです。

「10分かかりました」けど、全問正解しましたってなったら、みんなOKにして「できるね」なんてスルーして進んでいくけれど、5分で解くべき問題を10分かかるってことは、子供の基礎力か、その考え方かやり方か解き方に問題があって、問題がある子供がOKとして先に進んで基礎から応用に入っていけば、必ず引っかかる。必ずだ。

基本問題をサクサク工夫して解けないで、どうして応用問題の解法を自分で考えられると思うのか?

マッハ50では、この問題集が必要かどうかこの問題を「目標タイム5分」でできるかで判断してね!って言ってる。できるなら、5分以内でできるなら、問題はないし、しなくてイイ。

もう少し紹介すると、「マッハ50」の全50枚の中盤に「問題20(東京都)」この問題の1番9問の問題がある。秘密なんてない。「目標タイムは9分30秒」だ。
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正解するだけじゃなく、9分30秒以内で、できたら合格だ!「基本はできるね」って次へ進めばイイ。でもね、目標タイムどころか、正解だってしないのよ。

「お前さ、これ間違えてて、難関校がなんて、寝言は寝て言え!」ってなる。いや、そう言わなくても、最初に「これは基本中の基本問題で、落としたら地獄域になる問題です」って宣言して始めれば、やってみれば、青くなるから。

全部言わないの。チョロイよって渡せばイイ。できて当然ですよね?って渡せばイイ。クリアしたら、抱きしめてやってください「すごいね」ってさ。どっちの転んだって、プラスになるのが親技だ。
20161024
できたらOKで、できなかったらダメじゃない。できなかったら、さあ、どうするかってタッグで知恵絞って考える。マッハ50でいえば、タイガー山中の模範解答がその助けになる。

「どうしてこんな解き方ができるんだ?」って思うものが少しはあるはずなんですよ。

さらにもう1問、ぜひ皆さんやってみてほしい。昔取った杵柄で目標タイムに挑戦してみてほしい。

マッハ50の折り返しになる「問題26(大阪府1)」の問題のうち、1番(1)から(7)までなら、「目標タイムは8分30秒」。
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もういっちょう、マッハ50終盤「問題38(大阪府2)」の1番(1)から(5)までは「目標タイム12分」です。

誰でもこのタイムでクリアできる。

正解して当たり前の問題です。問題はこの目標タイムで正解して通過し、そのあとで勝負するってことなんです。

偏差値が60いかないってことは、勝負する前の段階で「できる問題」を落としてる。

あ~あ、やっちゃった!を1回じゃない、2回も3回もやっる!

相談者のお子さんであれば、ある程度のプライドもあるでしょう。今よりも関係が改善された暁には、最初のほうが「カンタンすぎる」なら、このあたりの問題をやって難なく通過できれば、マッハ50なんかしなくてもイイ。

でも、もしこの目標タイムでできなかったら、お子さん自身が考えるだろう「やったほうがいいかな?」ってさ。

その時、言うんですよ「忙しいから無理しなくてもイイよ。時間があるときにやってみたらいいかもね。冬休みなんかの時間があるときに集中してやってさっさと終わらせてもいいかも」とかさ。

親はさ、子供が食いつくように餌をまく。満腹状態の魚に3トンの餌まいても喰わない。魚はさ、海の中だから満腹かどうかわからない。

でも、子供はさ、あなたの目の前にるんだから、食いつきやすいように、餌をまくの。

どうしたら食いつくかって、親はプラスαの時間で考えるからタイヘンなんだ。忙しいのにプラスアルファを求められてるから。でも親が頑張ることで、子供をラクさせる。

子供をラクさっせるっていうのは、文字通り「楽」ってことじゃなく、より勉強に集中した負荷をかけるためです。

どうやって餌をまこうか、餌に食いつかせようかって考えるのが親の役割であって、餌をまいたのに全然食わない、おかしいですよね? やっぱ反抗期だからか、なんて納得してたら、小学校低学年から高校3年生までみんな反抗期。

でもね、成績がイイ子に反抗期なんてないんですよ。

ウザイとも思ってるし、反抗もするけれど、餌にはパクッて食いつく。なぜなら、おいしそうな餌、すなわち、これやったらラクして成果が出ちゃうかもっていう予感がする餌を親がまいてるから。

あなたの餌は、脂っこくって、しつこくて、加えて、おいしそうに見えないってところが問題なんです。

でも、まだまだ十分時間はあります。もう半分、いや8割方気づいてもいる。あとはあなたが行動を変えればいい。

行動ってさ、なかなか変えられないんです。だからね、ボクは子供に謝ることをススメテル。
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「今までごめんね」こう子供に面と向かって口にすることで、今までとは違いますっていう宣言をすることになる。宣言しても今までと同じようなことしてたら、さようならされるけれど、転機になるから。やってみて!
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まあ、子供に謝れない親がね、多いから。謝ると権威が傷つく、誤りを認めちゃうってたぶん思うんでしょう。でも、誤ってたんだからさ、間違ってたら「ごめんなさい」これが大人も子供も基本だから。
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謝って済む問題じゃない!そうなる前に謝ったほうがいいと思いますけどね。あとはあなた次第です。

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うれしい報告

中3 ユミママさん

「マッハ50」、すぐにCDを聞き、取り組み始めました。

最初は時間はかかるわ、間違えるわ、習っていないと吠えるわ、もう嫌だと泣きがはいるわで往生させられました。本当に習っていないのかを確認するなどしていった結果、高校入試の数学は相当詳しくなりましたよ。

我が子には1日2枚は到底無理ですが、1枚1枚コツコツやっていきます。

我が県の入試問題の前半はマッハ50をやることで結構対応できますし、ちゃんとできれば合格点はもらえますから。

頑張ります!

ウルトラマンのカラータイマーは3分で点滅します。

1日10分程度で毎日やって100回分の「絶対に片付けてほしい」問題集は12月末までに片づけてほしい。

12月までに片づけるには今から取り掛かって1日約1.5枚。中3の受験生はすぐに取り掛ってください。

この問題集が必要かどうかの目安となるチャレンジ問題をやってご判断下さい

■公立高校入試対策【数学】の問題集

公立高校入試対策数学の問題集「マッハ50」は親カツ講座後期コースの中で提供しています。

  • 親カツ講座(入
試実践コース)
  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)