こんにちは、ストロング宮迫です。
前回、サッカーのワールドカップのことはすでに何回か題材にして書いたので、もういいでしょって思ってたけど、読者の「受験生の親」のヒントになりそうな事件が起きたようなので、ここに記しておきます。
それにしても、前夜の、それも深夜にサッカーワールドカップを見ていた人は朝会うと、子供も大人も、すぐわかりますなあ。
あのね、見てもイイんです。徹夜してもイイんですよ。でも、「お前、昨日遅くまで見てただろ!?」って周りから言われるような風体で朝来たり、昼まで眠そうにしてたりするっていうのは負けなんですよ。なら、見なきゃいいんだからね。
深夜まで見てた時こそ、翌朝はシャンとして学校に行く、仕事に行くの。それがボクらの務めだから。その切り替えができないと、受験は厳しい・・・そう思ってもらってもイイです。そういう態度や行動が入試ではモロに出るからね。気を付けてください。
まあ、とはいっても、初戦のコロンビア戦が48.7%、セネガル戦が平均30.9%ですから、かなりの数の人が第3戦目のポーランド戦もみたことでしょう。
ちなみに、決勝トーナメントには進めなかったけれど、ワールドカップに初出場し、初戦アルゼンチンと引き分けた人口約35万のアイスランドでは、テレビを見ていた人のうち、サッカーを見ていた人の割合「占拠率」は瞬間最高で99.6%だったらしい。
みんなかよ・・・・というね。もう1回言っておきますよ、見てもイイんだ!問題は翌朝どうできるかだからね。
で、絶望視されていた決勝トーナメントに辛くも進んだ日本代表チームにはそのポーランド戦での戦い方に賛否が巻き起こっているらしい。「茶番」「恥」「ナンセンス」「嘆かわしい」と言う声も挙がっているとか。
ボクは試合を見てないので、報道によれば、日本はポーランドに先制を許し、同時刻キックオフの他会場ではコロンビアが先制、そのまま試合が終了すれば、セネガルと警告数の差で2位通過が可能だったため、攻撃に出ることはせず、試合後半はボール回しに徹し、1点を奪いに行くことなく、ブーイングに包まれながら敗れたと。
グループリーグ最終戦に勝ちに行かず、ブーイングを浴びながら、その実、フェアプレーポイントにより決勝トーナメント進出を決めるなんて、なんとも皮肉ですなあ。
海外でも声が挙がっているらしい。たとえば・・・
元北アイルランド指揮官のマイケル・オニール氏は、西野朗監督が選んだ消極的な戦術に信じられないといった様子だ。
「監督として他のチームの試合結果に全てを委ねるのは唖然とさせられるね。日本にはここまで良い意味で少しスポットライトが当たっていたが、私は次のラウンドでボコボコにされるのを望んでいる」
キビシィーねえ・・・・
要は、何を求めるかなんじゃないでしょうかね。
「結果を求める」なら、特に弱者が「結果を求める」なら、こういう戦い方もアリでしょうし、「結果以外のモノを求める」なら、そりゃねぇーよってなる。両方求めたら、特に弱者が「両方を求めたら」、たいていは結果がついてこない。だから、優先順位の高いほう、つまり「結果」を獲ったってことでしょう。
なにか問題でも!?
今、最新FIFAランキングを見てみたら、「日本は61位」で、ワールドカップ出場チーム32チーム中でいえば、ビリから3番目です。
同グループのポーランドはランキング8位、コロンビアは16位、セネガルは27位。毎月更新されるランキングからいえば、予選敗退が順当でしょう。しかも直前の監督交代もあった。
あなたは、今、目の前で奇跡を見ているとはいえないでしょうか。
すでにここではサッカーを題材にした誰でもできる奇跡を起こせる方法については書きましたけどね。
キビシィー意見を述べてた元北アイルランド指揮官の「北アイルランドのランキングは29位」です。日本はね、61位なのよ。
ロシアW杯出場国の8年間のFIFAランキング推移↓↓↓を見れば、リトルリーガーがメジャーリーガーに挑んでいる構図にしかボクには見えないけれど・・・
だから、弱者は弱者であると認識して、弱者の戦いに徹さなければならない。結果を求めるならば・・・とボクが思いますけどね。
ただこうして「結果にのみこだわった」徹した戦いをすると、必ず批判を受けるんですな。
海外だけじゃなく、日本国内からだって批判される。
たとえば・・・
日韓大会で日本の快進撃を目の当たりにしてサッカーを始めたという神戸市の▲▲二さん(21)は「サッカーじゃなかった。ロシアの日本ファンは減るし、子どもにも夢を語れない」と眉をひそめる。
ポルトガル・リスボン在住の●●さん(28)も「南米だったら物が飛んでる。日本にサッカー文化は根付かない」
とかね。
求めてるものが違うんですよ。夢を語るために徹してるんじゃないし、サッカー文化を根付かせるために徹してるんじゃない。ワールドカップで勝ち上がるために徹してる。
批判が出てきたら、徹するつもりでも揺れるんですな。揺れまくる。他人の言うことが気になる。それでも自分たちのやり方に徹してできるかどうか。これがこれまでグループリーグ敗退か、決勝トーナメント1回戦で負けてきた「弱者日本サッカー」の1回戦突破のカギじゃなかろうか。
仮に自分たちのやり方に100%徹しても、決勝トーナメント1回戦の相手は、ポーランドの9位をはるかに上回る「ランキング3位のベルギー」です。夢語ったり、文化のこと考えてたら、惨敗するだろう。
それは金輪際、夢を語らないってことではないし、サッカー文化なんてどうでもいいってことじゃないんですよ。
弱者でランキング61位の日本のままでは、夢を語っても夢のままか絵空事になるし、サッカー文化なんて1mmも根付きはしない・・・だから、自分たちのやり方に徹して勝ち上がるしかないんだ、夢や文化のためにもね。
「善戦マン」とボクは呼んでるけれど、受験生もそうだけど、極めきれないんですよ。行って帰って行って帰って・・・進んでねぇーじゃねーかっていうね。
行って、行って、行って、行け!帰ってくるな!
それが可能になるように、その「行ったまま帰ってこないでいいように」する前に、自分たちのやり方というものを徹底的に考えておかないといけない。現状把握はもちろん、目的意識、テスト分析、家庭学習での落とし込み方の型を、「これでいくよ!」っていう型を見つけておかなくちゃならない。
ワールドカップにロシアに行って考えてちゃ、間に合わないし、間に合っても必ずブレるから。
受験生でいえば、中学入試なら小5までに、高校入試なら中2までに、修正はあるにしても、基本線の「このやり方で攻めていこう」っていう型は決まってなくちゃいけない。
親技の「復テ対策講座」で【範囲の狭いテストでまず点数を取ることが中学入試の基本の基!】と言ったり、「中学生のための30点上げよう会」で【中学生の中間・期末テストは誰でも上がる!定期テスト対策のやり方を今のうちに身につけておきましょう!】と言ってるのはその意味です。
受験生になって「社会のこの暗記、どうやって覚える?」なんてやってたら、「勉強をやってる感」は味わえるが、勝ちあがれはしない。周回遅れだから。
まだ受験生でこの段階にいる方は、急がねばならない。これからはそれができる前提で範囲の厖大な入試問題に取り組まなければならないのだから。
徹する勉強のやり方が定まっても、どうしても時間が足りないのはみんな一緒だ。だから徹したうえで、優先順位を決めなきゃいけない。
勝負の準備において、全部はできないんだ!完璧はあり得ない!
完璧主義はなんの助けにもならないだ。だから、優先順位を決めて高いものから撃破していく。
決勝トーナメントに行きたいが、1点獲って同点にもしてみたい気がするし、セネガルが1点獲ってコロンビアと引き分けたらどうするよとか、こんなサッカーしてたら子供たちに恥ずかしいよとか、夢がないなあ・・・なんて、総取りするような態度では、なに1つ手に入らない。
受験生も、受験生の親も、頑張っていると、無性にゴールが欲しくなる。子供に負荷をかけていると、ゴールを欲する。
ボクは受験生はサッカーの日本代表とは真逆の立場だと思っています。
「結果がほしい」「結果だけがほしい」というのはみんな一緒だ。サッカー日本代表は最優先課題として「勝利」を欲した。どんな形であれ、一番確率が高い決勝トーナメントに進出できる方法を選択した。
受験生はね、これはボクの個人的な希望だけれど、「勝利のみ」に偏ってほしくないんだ。今回のサッカー日本代表で例えれば、ボール回し手時間稼ぎなどせず、最後までゴールを欲し、1点を獲りに行く。もう1点失うリスクがあり、たとえ今回決勝トーナメントに進出できなくなっても、貪欲に自分たちのサッカーをして同点引き分け、もしくは逆転を狙う、そんな戦い方を受験生にはしてほしい。
多くのサッカー日本代表は今大会を期に退くでしょう。でも受験生は入試を終えても、まだまだ戦いが続く。引退なんて当分できないんだ。だから、リスクを冒してでも、勝負に、真っ向から勝負に挑んでほしい。
勝利よりも、もっと勝ち誇るに足る敗北があることを今経験しておいてほしいんだ。
その敗北を知ったうえで、将来、勝ちにこだわり、「結果のみがほしい」状況になれば、それに徹することもできるだろう。
ルールの縛りがあろうとも、神さまのいたずらに会おうとも、正面から正々堂々と最後の最後まで自分の戦いをして手を伸ばし、手の届く一番高いところまで手を伸ばし上で敗北してほしい。
敗北を恐れるな。それは明日の勝利の糧だ。受験なんぞで小手先の小技を使うな。ぶち当たれ。当たって砕けろ。そして、自分たちだけが知っている親子の物語を紡いで行け!
迷わず行けよ!行ったら帰るな!押忍!
こうしている間にも、刻々と過去に仕上がっていく今日。達観した彼女の今日も、まだアップダウンを繰り返しているボクの今日も、先に続いているのは未来であって、過去じゃない。どんなに無様でも「大人の階段」は上にしか登れない。その踊り場でぼんやりとしているつもりだったボクも、手すりの間から下を覗いたら、ずいぶん高い場所まできていて、下の方は霞んで見えなかった。
復テ対策講座生からの報告
小6 zukizukiさん
中学受験専門塾に通っております。
6年生に上がったばかりの頃は7クラス中トップのクラスにギリギリでおりましたが、その後成績がふらふらと落ち、2番目のクラスでもギリギリだと実感するようになりました。
4月からは家庭教師もお願いしましたが、全く成果は上がらず、5月に入り、偏差値50を切った時にストロング先生の本とこの方法に出会いました。
■実践したこと
5/27からスタート。5月末に「テスト」があり、そのテストを基準にABC分析をしました。同時に二週間後6月初旬の「テスト」のためのいけドン法を開始。娘は典型的な「フンづまり」タイプでした。今までには考えられないことでしたが、C問題は捨てました。
3週間前、始めたばかりの頃は、勉強を見られることを娘が嫌がりました。
「30分だけ、絶対怒らないこと」という約束で渋々一緒に勉強することを始めてくれましたが、3日目くらいからノリ始め、「今日もママ勉やって!」と頼むように。だんだん時間数も増え最終的には毎日2時間くらいやりました。
作ったいけドンシートは182枚、卒業したシートは73枚。
■成果の報告
テストではAB問題合わせて57%の正解率。偏差値は今まで受けたテストの中で最低の49.1でした。(家庭教師にもテスト対策をお願いしておりました)いけドン法をAB問題で実践したテストはAB問題合わせて84%の正解率。偏差値も久しぶりの59.8で、150点満点中100点という、今年初めての3ケタです!
娘が久しぶりに生き生きと楽しそうに算数に取り組んでいることが何より嬉しいです。
塾でも、家庭教師でも「定着」してますか?何度も問題を繰り返して定着させるんですよ」と聞いていた気がします。
では実際どのように繰り返し、誰がどのような作業をしたら定着させられるのかという具体的なお話は、ストロング先生のいけドン法で初めて教えていただきました。
受験勉強にはノータッチの主人に「こんな怪しげな名前のヤツがネットで販売してる教材、よく買う気になるね」(失礼お許しください!)と言われ、「じゃあ、これで娘の偏差値が62を超えたら、私にこの教材の料金分の賞金を下さい
」と交渉しました。
頑張るのは親だけなのだから、自分が頑張り続けるための目標です。観察して、やり方やペースを考え、より効率的に勉強を進められるように、私が!頑張ります。
次の講座も楽しみに待っております。
もっと早くこの方法に出会いたかった!でもここから頑張って行きます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
「こんな怪しげな名前のヤツがネットで販売してる教材、よく買う気になるね」ご主人のおっしゃる通りです!!言葉もございません。
でも、上がっちゃったと。うれじぃぃぃぃーーーーーーー!!泣いちゃうから!
次回のテストでご主人から半分もらったらいいですね。そのためには「欲張らない」ことです。
「AB問題合わせて84%の正解率」ここが目の付け所です。いけドンシートをもっとたくさんやろうではなく、丁寧にきっちりやる。
AB問題の正答率が今回以上が出れば、2回連続の3ケタが見えてくる。今回の勉強でやった量と同じで精度をあげる!これが王道。
偏差値60から62までの間には壁がありますから、今回のような勉強が次回もできたら、もうワンステップで62となるのではないでしょうか。
ファイト!ご主人によろしくお伝えくださいませ。押忍!
中学入試で勝負するなら塾で習ってきたことを確実に落とし込んでいくノウハウは5年生までにはきっちり確立すべし!