こんにちは、ストロング宮迫です。
だんだんと師走っていう雰囲気が漂ってきましたねえ。子供たちが冬休みに入るといっそうバタバタとざわつくことでしょう。
中学入試は年明け早々、お屠蘇気分も抜けないうちから始まります。あと10日にともすれば、人も多くいます。
10日もあれば子供はまだまだ伸びる。入試前が一番気合も入って吸収も早くなり伸びるんだから、焦ってばかりいないで今日を積み上げることです。
公立高校入試の数学最低限必須問題集「マッハ50」をやっている方から以前こんなコメントをいただきました。
道のりはまだまだ半ばですが、ここまでマッハ50に取り組んできてわかったこと。
子供の勉強をそばで見ている方には実感できるでしょう。
やらないように気をつけても出るのがポカミスだし、「わかっているつもり」が一ひねりでできなくなるのも本当だし、「成果が目に見えるのがモチベーションアップ」とわかっているのに今日も怒鳴っている、とかね。
そう考えた、そう思った、そう言っただけじゃ足りない。それらがプリントや答案用紙を前にして行動に移せて初めて実になる。
オイ、詰めろや!最後まで詰めろ!そう思った、そう考えただけじゃ点にならない。1点を獲るんだよ!
間違っても指や気持ちを詰めないようにね。まだ闘いは始まっていないんだから。
ということを南海キャンディーズの山ちゃんが朝日新聞で言ってました…(;_;)
「あー、勉強やってねーな」って、天井を見ながら後悔をする時間が10分あったら、その時間で英単語を覚えた方がいい。
後悔だけは何の成長もさせてくれない。
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勉強をしている時間はたぶん、焦るストレスから解放してくれるんですよ。「今日はすげーやったな」っていう時は、本当に気持ちよく眠れました。
逆に、「サボっている」自覚が増えれば増えるほど、どんどんダメになっていく。
こういう「当たり前のこと」に気づいていない受験生はまだまだたくさんいます。
これは親も一緒で「どうしてこれが今できないの!」って怒っている暇があったらその問題をやるの。勉強が止まったら、その止まったぶんのストレスは自分に降りかかってくるんだから。
そして、このことを誰が子供に気づかせてあげられるか、です。子供が気づくのはいつになるのか。
残念ながら、ボク自身がハタと気づいたのは、山ちゃんよりも10年遅く、子供たちを教えるようになって30歳を目前にしてからの体たらくでした( ̄ii ̄)
ずいぶん遠回りをしちゃったよなあ~
山ちゃんに気づかせたのは新聞を読む限りはやっぱり家族ですなあ。それもお母さんがエラかったとわかる。
・・・現役の時は、大学の学部違いも入れて10回ぐらい試験を受けました。どれかに合格すればと思っていたけど、手応えは何も無かったです。考えて導き出すことができないんですよね、勉強していないから。
だから「4択の中で、一番近いのは何か」と考えたふりをしてました。試験後に送られてくるのは不合格通知ばかり。封筒が薄かったのを覚えています。
受験に全敗して「やっぱり浪人か」ぐらいに思ってたんです。親も「それはそうだ。勉強してなかったもん」って。
「そうだよね。甘くないね。1年間勉強を頑張って、来年だね」なんて返していたら、母親がこう言ったんです。
「あんた、『無理だった』ぐらいに言っているけど、今回の受験料は全部お兄ちゃんが貯金から出したんだよ」
はっとしました。親としては、この3年間の生活を見ているので「今年は絶対無理だ。無駄金になる」と受験をあまりさせないつもりだったみたいなんです。
でも、3歳年上の兄貴が「ひょっとしたら受かるから」って、自分の貯金30万円を全部引き出して、僕の受けた10回分の受験料を出してくれたんです。
兄貴も高校卒業後はアルバイトで、金があるわけでもなかったと思うんですけど、「俺は大学に行けなかったから、亮太が受けたいと言っているなら俺の金で」って言ってくれたみたいで。
兄貴は何も言わなかったですけど、悪いことをしたなと思って。そこから僕、気持ちを入れ替えたんです・・・
イイ兄貴ですなあ。
ボクも兄貴ですが、ダメ人間なボクなんかは弟の受験料も「こっちに回せ!オレのほうが可能性がある」なんて思ってたもの。
「勉強をしていない」のに「志望だけは高い」奴っていうのはね、お金をかなり無駄遣いすることになる。まさにお金をどぶに捨てるってやつです。
だから「受験をあまりさせないつもりだった」というお母さんがエラかったとボクは思う。
「ひょっとしたら受かるから」と思った弟想いの兄貴は間違ってた。
でも、そのお金の出所を聞いて山ちゃんは「気持ちを入れ替えた」。間違ってた兄貴のお金が生きたわけですよね。
それはお母さんが伝えた「あんた、『無理だった』ぐらいに言っているけど、今回の受験料は全部お兄ちゃんが貯金から出したんだよ」これが効いてる。
たぶんボクの想像では、のちにお母さんはその30万円をお兄ちゃんに返したと思うんですよ。その30万の価値を最大に上げるために形としてお兄ちゃんに出させただけでね。
お金は遣いようってことだし、誰がどういう形で出すかも大事ってことです。あったりまえに冬期講習に通ってたらわからないからね、子供には。
なんでそういう手間なことをするかっていったら「気づかせる」ためですよ。
みんな子供は言うもの「そうだよね。甘くないね。1年間勉強を頑張って、来年だね」なんてね。
でも、今頑張っていない者や気づかない者に「来年は来ない」んですよ。また繰り返す、同じことを来年も。そして同じことを来年も言うに決まってるんです、結末は。
それを繰り返せば「賞味期限が切れるよ」って親技では言ってる。遠回りしても気づく場合もある、ボクみたいね。でもそれはずいぶん遠回りだ。上に登らずにその辺をグルグル回ってるだけだからね。
だから、受験が迫ろうが、間に合わなかろうが関係ない。今頑張る!頑張らせる!それ以外に気づかせるようなお金の遣い方をする。費用対効果を考えて、話し合ってお金を遣う。
山ちゃんが「浪人時代があったから今がある」と言えるのは猛勉強したからです。
ボクみたいに気づきもせず、頑張りもせず、予備校にも行かずにブラブラして映画を見てたら・・・
ボクみたいになる\(^o^)/
それはいかなるホラー映画よりも怖いね。決して子供たちには歩ませられない道だから。
あなたのお子さんが「ボクみたい」になるかどうかは、あなたにかかってる。気づけないんだよ、子供は。
「そうだよね。甘くないね。1年間勉強を頑張って、来年だね」この言葉こそ一番信用できないんですわ。
まだ詐欺師のほうがマシなんです。彼らには騙そうという意志があるから。
無意識で悪気がない「そうだよね。甘くないね。1年間勉強を頑張って、来年だね」はタチが悪い。
なぜなら親を騙して、そして自分さえも騙しているから。自らを欺くなかれ!これ鉄則です。
そんな話あるのかよ?っていう【世にも恐ろしい話】がありましたので皆さんにご報告します。
皆さんの習い事というのは「リズム」になっていますか?
中1 KMさんからの報告
その節は大変ありがとうございました。
嬉しい出来事がありましたので、報告でメールをしました。
2学期の期末試験の結果がこのほど出ました。150名中、1位をとることが出来ました!!
親カツ講座で教えていただいたことが、今になって、いきてきたように思いました。改めて御礼を申し上げます。
ただ、偏差値40前半の低い中学校ですので、いい気にならずしっかりと勉強に励んで参ります。(省略)
1番おめでとうございます!!
「偏差値40前半の低い中学校」は余計ですな。1番を取るのがどれほど難しいことか!?
数多くの生徒で1番奪取を目指してきたストロングですが、いかなる学校でも、なかなか難しいものです。
「偏差値の高い学校」に入っても、ヘタレていては意味がありません。今いる場所で全力で頑張る!歯を食いしばって頑張る!それができる者だけが生き残る誠に厳しい「ゲーム」ですから。
考えるべきことはまず「次のテストでも1番を取ること」です。休み明けには実力テストがあるでしょう。そこで1番を取る!
中高一貫校であれば、中2からまたグッと難しくなります。中2の秋には脱落者が数多く出ます。まさに死屍累々。
色気づく中学生の手綱はホント難しい。次も1番ですよ!!