こんにちは、ストロング宮迫です。
巷では「ポケモンGO」が空前の大ブームとかで、主だった公園や神社や世界遺産や観光名所にはスマホを持った人たちが多数集結してるらしい。
※この毎日親技は2016年8月1日に配信したものです
夜、塾帰りに真っ暗闇の中、亡霊の如く、ウヨウヨ人がいて気味が悪かった・・・という報告もありました。
世界遺産である京都市の西本願寺では、「ポケモンGO」の境内でのプレーを禁じていた方針を一変し、プレーヤーを歓迎する看板を設置したとか。
賛否両論、対応もそれぞれというわけです。
知人によれば、「ポケモンGO」は田舎では全然ポケモンが「いない」そうで、都会に行けば行くほど、いるそうな。歩いていたんではなかなか集められないとのことで車でパトロールしてゲットしまくっているらしい。
モノは試しなのでボクも少しやらせてもらったんですが、ちょうど一緒にめしを食ったお好み焼き屋にポケモンがいて、一度目は失敗したみたいですが二度目で見事「イーブイ」をゲットしときました。
知人のスマホでゲットしたポケモンの一覧を見ましたが、ボクも知ってるポケモンばっかりでしたよ!つまり10数年ほど前に我が子がポケモンで遊んでいるときによく出ていた初期のボクも知ってるポケモンってことですよね。
賛否はいろいろありますが、なにを見るか、なにをするかの選択、そしてそれらをどう感じるかの解釈も、どう対応するかの措置も、すべてはボクたちの自由で、自分がしたいように、思うように、できる。
逆に、「ポケモンGO」なんてしないよ!って言っても全然非難されない。すばらしいじゃないですか!
誰に踊らされるのでもない、主体的な選択、自由な人生の道がボクらの前には拓けてる。この前、ここにバックナンバーを改めてアップしたけれど「20歳までに観た、読んだものが人生を形創る」、この考えはもう長い間変わらない。
子供たちには少しでも多くの体験を身をもってしてもらいたい。知らずに知ったかぶりをしてほしくないし、知ったうえで選んだり捨てたりしてほしい。
この夏休みはその最大で最高のチャンスでもあります。そして、仮に「ポケモンGO」をしたとすれば、それをした後で、子供たちになにが訪れるのかってことにボクは興味があります。
2016年7月27日の日本経済新聞によれば、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、決算発表後のアナリスト向け電話会見で拡張現実(AR)機能を使ったスマートフォンゲーム「ポケモンGO」の大ヒットの影響について聞かれ「新たな体験を生み出すARの市場は今後巨大になる。積極的に投資していく」と語ったそうです。
IT用語辞典によれば、
拡張現実
(AR:Augmented Reality)とは、現実世界の物事に対してコンピュータによる情報を付加することである。または、そのようにしてコンピュータによる情報が付加された世界のことである。
拡張現実は、仮想現実(バーチャルリアリティ)と対比される。仮想現実は、現実にはないものをコンピュータによってあたかもそこにあるかのように知覚させる技術である。
これに対して、拡張現実は、現実に存在するものに対してコンピュータが情報をさらに付与し、さらに強い・深い知覚を可能にするものであると言える。
最初は単なる「ポケモン、ゲットだぜ!」から、この「現実に存在するものに対してコンピュータが情報をさらに付与し、さらに強い・深い知覚を可能にする」拡張現実やそれに対比される「仮想現実(バーチャルリアリティ)」の世界に子供たちの知見が開かれるなら、それはまさに「今の時代を生きる人」になりえる。
もはやボクには付いていけない、よくわからない、手もつけようもない世界へ、時代とテクノロジーは子供たちをあっさり連れて行ってくれる。子供たちはそれに対応できる。
閑古鳥が鳴いていた業績不振のマクドナルドに「ポケモンGO」はものすごい人を集めた。
すごくない?
いくら告知しても投票率が上がらない選挙に行ったら、投票所でレアなポケモンがゲットできるってなったら、投票率は80%とか行っちゃうんじゃないのか。
アメリカでは、「ポケモンGO」リリース後3週間足らず全人口の6%が「ポケモンGO」をプレイしたという数字もあるらしいけど、黒人と白人が仲良くできたら、アメリカでだけレアなポケモンがゲットできるってなったら、人種間の諍いは今よりも緩和されるんじゃないのか、もっと仲よくしようって機運が内側から森井上がっていくんじゃないのかとか世界平和がより一歩近づくとかさ。
テキトーに言ってるだけなんだけど、なんだかいろいろなアイデアが組み合わされると、今よりも速い速度で今は無理と思われていることが実現可能になっていくんじゃないのかとさえ、思わせる現象がそこらへんの公園や神社や世界遺産で起こってる。
踊らされる人もいっぱい生み出すだろうけれど、良い方向にこうした技術を使おうって人もいっぱい生み出すだろう。
また、「ポケモンを集めて育てる」という「ポケモンGO」というゲームは、人類が本来持っている収集癖や「なにかを育てる」という本能を改めて覚醒させたというのは言いすぎか。みんな好きなんだよ、「なにかを育てる」行為っていうのは。その対象が子供ってことになったら、途端に難しくて後戻りもリセットもできないから、後ずさりするだけでさ。
ポケモンじゃない、実際の動物図鑑や植物図鑑や工業地帯や地方の特産物だって「ポケモンGO」と同じ原理でできて、机の上でだけで知って、見たことも触ったこともないものを頭で覚える「作業」から子供たちを開放・解放することにもつながって行きはしないのか。いろいろなことを想像させてくれますよね。
あとは、それらに向かって、どうやって深く掘り下げ、誰の力添えによって新しい視点を授けられ、奥底まで深く耕せるか、これにかかってる。
そしてそれには時間がかかる・・・向かい合って寝食忘れて10年はかかるからね。
落合陽一さんインタビュー前編:人間は「重すぎる身体」をもてあます
「みんなiPhoneによって社会が変わったと勘違いしてるでしょ。AppStoreだよね、変えたのは。ソフトウェアなんですよ。だってアプリが手に入らなかったらスマホなんて誰も使わないわけですから」
メディアアーティストで筑波大学助教の落合陽一さんの提唱する魔法の世紀、デジタルネイチャー。それが実現した世界で、人間はどんなふうに生きているんでしょうか? 来るべき世紀を恐れず、手放しに夢見るでもなく、鋭い思考と冷静な情熱をもってその先を見据え続ける彼の想像を語ってもらいました。
よく将来の目標が見つからないという子供がいるけど、そうした子供は頑張ったことがあまりない子がほとんどです。
子供たちの行き先は全方位で広がってる。頑張って、頑張ったがゆえに1つずつ可能性が消えて行って、残ったものでめしを食っていく。それをしなければ、なんとなく身の周りに残ったもので、なんとなくめしを食っていく人生になっちゃう。
そういう人生も、ボク自身の人生はそうだったから、それも悪くはないと思うけれど、まだ子供で可能性がいろいろあるなら、それを試して残ったものを主体的に選択して人生を歩んでほしいって願います。
深く掘り下げ、新しい視点が授けられ、奥底まで深く耕すには、だれかそれを子供と共有している人がいる。必ずいる。
そのうちの一人は、親であるあなたであってほしいとも願っています。親が何でもできるんじゃないですよ。でも最初の背中を押す役目はあなたにしてほしいって思う。
背中を押すときに河合隼雄先生が言うように「意味を探って」いきましょうよ!
可能性を広げるために使える夏休み。なんの収穫もない学校が休みなだけの夏休み。
いかようにもできる!
世の中にはすばらしい工場見学や社会見学ができる場所があなたには開かれているのだから。ああ、おもしろかったで終わるのはもったいないです。
“トリップアドバイザー”の口コミの評価で選ぶ 「行って良かった!工場見学&社会科見学ランキング 2016」https://t.co/HSrdsVu60d 1位はトヨタ産業技術記念館で、8位に竹中大工道具館もランクイン。他にも面白そうな施設ばかりなので、たまには美術館以外もどうぞ。
— 橋本麻里 (@hashimoto_tokyo) 2016年7月29日
親のあなたへは、この前ボクが見た映画「あん」を宿題として出しておきますので、機会やお時間があればぜひ見てみて下さい。
子供たちへ伝えるべき根本的なことの中身が「あん」みたいに詰まってるってボクには思えましたから。
『10の鉄則』の感想、続々と・・・・
小1 ひめもぐさん
(省略)10の鉄則の最後に、ストロングが見てて「もったいないな~」と感じる家族のお話をしますとありましたが、まさしく「自分」の人生にあてはまってしまったので…
今を去ること18年前、6年生の6月になってから中学受験を始めた私…
入塾テストは実にひどい結果で、社会の37点(もちろん100点満点)に涙したのを覚えています。
学校ではこんな点とったことないのに~(><)
もちろん軒並み他の教科も力及ばず…偏差値に換算するとどうだったのか…
当然、一番下のクラスに入ったのですが、貧乏な我が家、平日通うことはできず、毎週日曜日に塾に行って、テストを受けて解説の講義を受けただけ。
後は、母親と二人三脚で朝の5時から夜10時までお勉強
私が学校の間に母が○付けをして、下校すると間違い問題の解説…
努力はすぐに現れ、クラスはどんどん上がっていき、無事第一志望の●●中学に受かりました。
私学の学費はきついけど、このまま順調に勉強して、大学は国立へ…と、思っていたのですが、合格して母親が手をすっぱり離してしまったんですね~
「ここまでがんばってきたんだから、中学入学まで自由にしていいよ!」
結局、中高6年間落ちこぼれ、下駄を履かせてもらって、かろうじて付属の短大へ進学。
いやぁ複雑な気分になりました…
これからのわが子たちとの学習人生、なんとかうまく進めたいものです。
考えさせられるお話ですね。
現在でも中学受験をして中高一貫校に進んだ方のおおざっぱにいって、2年後には3割は確実に落ちこぼれています。
進度の早い中高一貫校で落ちこぼれれば、気分はめいり、基本は身につかず、公立中学の同級生よりもはるかに学力が低い中高一貫校の子供たちが多くいます。
いったい何を目指して頑張っているのか?
そこを明確にしないと、親の意識をしっかりしておかないと、中学受験を目指している間に中学で落ちこぼれる種をまいたり、中学受験後に確実にオッパッピーになる道を歩んでいる場合も出てきます。
そのためには、やっぱり「いったい何を目指して頑張っているのか?」は重要になってきます。数年はすぐに過ぎ去ります。日々の勉強を実行しつつ、同時に考えてみて下さい。