こんにちは、ストロング宮迫です。

東京・神奈川の中学入試のメインディッシュがいよいよ今週末から。全国の中学入試も大詰めを迎えています。そして高校入試がいよいよ本格化です。

たくさんいただいている受験報告へのご返信が少し滞っております。順次返信していますのでもうしばらくお待ちくださいませ。

受験結果の報告で喜びの報告はいいんですが、悔しい報告は読むほうもなかなかしんどいものです。まあ、しんどいといっても、ご本人が一番しんどいんですけどね。

結果が出ると、本当の意味での「今回の受験」を考えることになります。

特に悔しい結果が出た時には、まず落ち込み、どうにもしようのない感情の爆発があることでしょう。「受験はゴールではない」そう思っていても、スパッと割り切れない感情が長く残ります

先日、一人の受験を終えた親の方と直接いろいろとお話しました。涙が枯れるほど泣いたら、また頑張ってほしいと思います。

子供たちに言ってきた「カンタンに諦める!」「チャレンジしろ!」その言葉を思い出してほしい。そう思います。

NHK「プロフェッショナル仕事の流儀騎手・武豊」で武豊さんが言っていました。

一流の騎手でも勝率は2割ほど。ほとんどのレースで負けるのが競馬。

いちいちレース後ガクッとなってたら騎手に向いていない。

18頭なら17人負けるしね。一人しか勝てないから。

その圧倒的に多い負けを無駄にしない人が人よりちょっと勝てる。

確かに競馬と受験は違うでしょう。毎週レースがある競馬と3年に1回の受験は違うだろ!?というご意見もあると思います。でも、勝負事の本質は同じだとボクは思うのです。

負けを無駄にしない人が人よりちょっと勝てる。

あなたが費やしてきたこの3年なり、2年なりの年月・時間は決して無駄ではなかったのです。受験が終わって終わりではなく、そこに意味を持たせてやれるかどうかまでが親の仕事。

そう思って、そう信じて今日からまた張り切っていきましょう。

時間が経過したのち、「あのときあれがあったからこそ今は・・・」誰もがそう言える資格があります。

「時間の経過したのちに・・・」ということは、まだ勝負は終わっていないということでしょう?

ファイト!!

さて、全豪オープンで錦織選手は残念ながら敗れたようですね。

※この毎日親技は2015年1月30日に配信されたものです

昨日、子供たちから聞いた話ですが、授業中に突然「あ~あ、錦織負けた~」と突然叫んだ生徒がいたそうで、結局その生徒は生活指導部行きになったとか。ハハハ、いいねえ。

授業中に見てたんかい!?

それともヤフーニュースかなんかを見たのかな。時代を感じさせる話ですなあ。

もしこれが自分の子供だったら愕然としますが、よその子供の「武勇伝」として聞くと笑えるのはなんでなのか…..

学校行っても授業は聞かないって決めている子供は暇です。

かなり暇。結局、今の時代だったらスマホをいじるとかになるんでしょうね。

また、クラスにはポケットwi-fiを持っている「貴重」な、かつとても「親切」な生徒がいて、人数の制限はあるが、クラスのみんなに電波をシェアしてくれるらしい。

その子がいれば、授業中でも、どこでも、つ・な・が・る!

昔なら紙に書いてまわした手紙が今はLINEで流れてくる。やっていることは同じで、新しい文明の利器が登場したってわけです。

北海道では、

第1・第3日曜はゲーム禁止
NHK北海道 2015年1月26日

子どもたちの学力の低迷はゲームのしすぎにも原因があるとして、道教委などは、毎月第1・第3日曜日は子どもたちがゲームをしない、「ノーゲームデー」とするよう呼びかけています。

道内の子どもたちの全国学力テストの成績は、全国平均を下回っていて、道教委は、長時間ゲームをする子どもたちが多く、家庭学習の時間がゲームに取られてしまっていることにも原因があるとみています。

このため道教委やPTAなどで作る実行委員会は、2月から、第1・第3日曜日を「ノーゲームデー」として、大人も子どももゲームをしないよう呼びかけることになりました。

また、第1日曜日にあたる2月1日には、ゲームをしないで親子で楽しんでもらうため、道内各地で、スノーラフティングや釣りなどを体験するイベントを開くことにしています。

道教委・生涯学習課の浅井真介課長は、「ゲームから離れることで、家族との団らんや友人との体験学習の時間が増え、望ましい生活習慣の定着につながれば」と話しています。

これについてはネットで賛否両論が渦巻いているようですが….

また、社会人でも、「圏外旅行」が静かにブームになっているそうで、「圏外」を買う時代になっているとか。

電波の届かない場所に行きたい
産経新聞 2015年11月16日

毎日更新される友人、知人のフェイスブック、1日何件も届くLINEのチャット、会社や取引先からのCC(同報)メール…。煩わしいと思ったことはないだろうか?

スマートフォンを持ち始めると、いつでもどこでも、連絡を取り、知りたいことが調べられる半面、四六時中画面をチェックする習慣が生じる。

いっそのこと電波の届かない場所に行きたい。こんな願望をかなえる旅のスタイルが、静かに始まっている。(村島有紀)

どこでも、誰とでも、いつでも「つ・な・が・る!」が実現したら、今度は「つながらない」設定をあえてしてでも離れていたいと思うようになる。

不思議なものです。

「ずっとつながっている」とは「誰ともつながっていない」と同義でしょう。

わかりにくいって!?

「何でも持っている」は「何にも持っていない」のと同じことでしょう。

さらにわからなくなったって!?

「なんでもできます」というのは「何の取り柄もない」ってことです。

なんでも無制限に与えられるとうれしくないし、喜びも生まれにくい。

以前、【親は教えるな】の意味のところで書いたけれど、

みんながコンビニでボカボカ買っている中でお金を持っていなくて買えない子供はしんどいんだけど、1ヶ月に1回だけ買える123円の「からあげ棒」がやけにうまいってことを知らなきゃいけない。

毎日食ってるガキは「オレ、もう食べ飽きたよ!」なんてのたまう。舐めちゃうんだな、から揚げ棒を。

一方で、「溜め」が効いている子供は、ありがたさがわかるし、うれしさは倍増だし、やけにおいしく感じる。一粒で三度おいしいとはこのことだ!

そのためには普段、どう子供に与えているかが勝負。

なんでもある、なんでもたいてい買えるっていうのは実はものすごく不自由だってことにもうそろそろ気づくべきですな。

制約やルールがあるから工夫がおもしろい。

「溜め」が効いていないものって喜びを自分のほうに呼び込めない。

毎日勉強するという習慣があると「半日フリー」なんてなると子供は狂喜乱舞する。それも一緒。

毎日フリーの子供に「今日はフリーよ」なんて言ってもビクともしない。

子供を一人するとき、ゲームをやっていたら静かに待っていられる、テレビを見せていれば静かに見ているからとそれらを与えることは多いでしょう。

親にとっては便利な道具ってことになります。現におとなしくゲームしたり、テレビを見てるからね、子供は。

一方で子供にはそれらが無制限に与えられるってことでもあります。「無制限でやってもいい」というのは、ホントおもしろくもなんともないんですよ、実際は。

しかし、いったん無制限に与えられたものを制限されるのはすごく苦痛に感じる。無制限にやったほうが楽しいから無制限を要求するのではなく制限されることを嫌って反抗するようになる。

そして、反抗して力づくで勝ち取った「無制限」に喜びはない。おもしろくないもの。

「無制限」「制約なし」の世界は「無喜」の世界だから。

授業中に突然「あ~あ、錦織負けた~」と叫んだ生徒は、すでに喜びの何にもない「無喜の世界」に突入している。

おもしろい武勇伝だなあなんて笑っている場合じゃないのかもしれない。「無喜の世界」に「ガンバル」という考え方はないというか、もう頑張れなくなっているから「無喜の世界」に入ったということ。

生活指導を食らって停学なんかになってこの子の武勇伝は増えるのかもしれないけれど、今もこれからも無味で無臭で何にもない世界を漂うことになる。

スマホをいじろうがゲームをしようがかまわない。ただただ子供たちを無味で無臭で何にもない世界に追いやらないでほしいと思う。死んだ魚のような目になるからね。

キーワードは「制限」です。

村上春樹氏の本にこんなことが書いてあるらしい。

2002年に刊行された長編小説「海辺のカフカ」のなかの一節。

世の中のほとんどの人は自由なんて求めてはいないんだ。求めていると思い込んでいるだけだ。すべては幻想だ。

もし本当に自由を与えられたりしたら、たいていの人間は困り果ててしまうよ。覚えておくといい。人々は実際には不自由が好きなんだ。

村上春樹氏の本は1冊も読んだことがないけれど、これはホントです。自由すぎて、無制限すぎて困っている子供がたくさんいるから。

しかし、子供自身はその困っている理由がわからない。わからないから暴れるか、暴言を吐くか。好き放題ゲームしても、全然解決しないから苛立つんですよね。

不自由の中にこそ喜びがある。みんな子供の喜ぶかを見たくていろいろ与えているけれど、与えれば与えるほど、子供はますま喜べなくなっていきます。

おかしいのは親のほうですな。

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うれしい報告

小6 hahahaさん

親カツでお世話になっております、hahahaです。

関西入試にて、第一志望に合格いただきました。

少々失敗しても余裕を持てるだけの準備を行い、理科は失敗したって言ってたけれどもおそらく受かってると、親は自信を持って待つことが出来ました。

本人に合わせた指導は、塾併設の個別指導と二人三脚でした。

このためストロング先生にメール相談することはなかったのですが、目標とするべき姿やエラー時の対応法を理解した上で個別指導と相談することが出来、非常に有意義だったと感じております。

まさかの合格しても通学はしないと決めて最難関もチャレンジし、不合格ながら、予想外の僅差に肉薄した結果が返送されてきました。

第一志望の傾向から大きく外れた演習をすると調子を崩すからというのでチャレンジ校の過去問はほとんどやっていなかったのですが、身についた実力でここまで結果を出せたのかなと、本人も保護者も大変喜んでおります。
(受ける以上は受かるつもりで準備をしなければならないと叱られるでしょうか?この点は勉強不足です)

入試終了した瞬間から、自分の趣味や早速友達に勧誘された小学校の部活で卒業までの時間を楽しく過ごしたいと糸のきれた凧のように毎日飛び回っています。

努力もたくさん、親子ともに号泣もありましたが合間には外遊びも非受験友達との付き合いも途切れず、時間の使い方や克己心についても成長が見られました。

結果だけでなく、いい受験だったと思います!

反省点、、、連絡の具合で、第一志望結果発表から2時間ほど、「落ちたかも」と思って過ごしました。本人よりテンションが下がって、僕より落ち込むなと苦情が出ました。

心の準備が足りず、あるまじき態度でした。本当は結果で判断する親だと、信頼を失ったかもしれません。甘かったです。

次男はまた別の子ですから、異なった対応が必要と思われますが、今回の良い点悪い点を、2年後につなげたいと思います。

ありがとうございました。

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