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こんにちは、ストロング宮迫です。

本日は1つメールを紹介します。親カツ講座卒業生の方、中学受験を経てお子さん、現在高校1年生になった方からのメールです。どうぞ!

ご無沙汰しています。親カツ講座「入試実践コース」でお世話になりましたsyujimanです。

早いもので、ウチの愚息も高校1年生になりました。

ストロングさんのメールは引き続き購読させていただていますが、先日のメルマガにあった、

『「(受験生なのにゲームばっかりして勉強を全くしないというような)危険な存在になっている子供にお前のことなんだから任せるから自分の好きなようにしなさい」そうすれば少しは子供は自覚して勉強もするだろう・・・』

の一文にはっとしてメールをいたしました。

そろそろ、ウチの愚息は志望校を決め、大学受験に邁進してもらう時期になろうとしています。

「将来、やりたい仕事を考え、それに向かって学部・大学を決めよう!」とよく言われますが、ウチの愚息はこれといってやりたい仕事があるわけではなさそうです。

医者になりたい!、弁護士になりたい!であれば、医学部や法学部を目指せばいいですが、そうでない愚息のような高校生「将来やりたい仕事って言ってもなぁ…別にないしなぁ」には明確な目標がありません。

そこでもう高校生なんだから「お前のことなんだから任せるから自分の好きなようにしなさい」という話になってしまいます。

だけど、考えてみたら、高校生が世の中のことをどこまで知っているというのでしょうか?

サラリーマンになるにしても、CMや商品をみたことがある会社を知っている程度で、その会社がどんな規模でどんな仕事でどんな将来性があるのかなんて、皆目わかるはずがありません。

ましてや、消費者に直接触れないけど優良な会社なんて山ほどあるけど、知ってるはずもありません。公務員も、世間のイメージはネガティブで、若者が目指すという感じではありません。

こんな高校生に「お前のことなんだから任せるから自分の好きなようにしなさい」と言っても無責任この上なくなってしまいます。

大体、自分を振り返ると、クラスみんなが大学を受けるから当たり前のように、受験したし、学部も経済学部も法学部も商学部も、A大学もB大学も受けました。受かったところに行こう、と思っていました。

今働いている会社も、就職活動時に受けた数十社のうちの一つです。業界は絞ったけど、「この業界でなきゃ働かない!」という強烈な目標はありませんでした。

そう考えると、愚息にもいろんなことを経験させ、いろんな話をして、ある程度具体的に方向を導いてあげないといけないのかなぁ、それが今の時代なのかなぁ、と妻と話をしていました。

そんなタイミングで、ストロングさんのメルマガを見て、「やっぱり」と思いました。

親の責任はますます大きくなっていきます。子供のために親が頑張らないでだれが頑張るの、という気持ちでもうひとふんばりしようと考えています。

ありがとうございました。そして頑張ってください!

まあ、だいだい皆さん、同じような状況ではないでしょうかね。

中高一貫校ですと、高1の秋には当たり前のように文理選択するでしょう。すでに強烈な志向をもっていれば別ですが、目指すべきものも、学びたいなあというものも特にはないという高校生のほうが圧倒的に多いでしょう。

「特になし」なら、じゃあ理系のほうが将来の選択の幅が広がるし理系にしておけよとかはよくある話ですし、数学がダメなんで文系へとか、成績がイイので医学部へなんていう、パッとしない論理で志望する大学や学部を決めている方もいる。

国公立大医学部医学科の合格者ランク 地元志向を反映して地方の人気が高く

それらを打破しようと、この夏休み、多くの高1の中高一貫校生は大学のオープンキャンパスに足を運んだはずです。

しかし、大学には行ってみたものの「なーにもわかんない!」で帰ってきた高校生が多い。まあ、そりゃあ、わかりませんわね、オープンキャンパスに行っても。

まあ、進学先は各家庭の方針と思いで自由に決めたらいいわけで、別にとやかく言うつもりはありません。

ただ高校1年の秋でおおまかでもその進学先の選定や選択を求められたときに、多くの高校生は困っているというのが現状でしょう。

困っているというよりかは、あまり考えていないというほうが当たっているかも。

高校生自身も親には「もう相談しない」とか「父親よりも母親に」というようなアンケート結果もあるようで・・・
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※この毎日親技は2014年10月20日に配信したものです

2014年6月4日 産経新聞
大学受験の志願校選定で女子は高校の先生、男子は「相談せず」

大学の志願校選定にあたり、女子は学校の先生の意見を最も参考にし、男子は誰にも相談しなかった。

こんな結果が、受験料支払いサービスを運営するオプト・ジャパン(東京都新宿区)が行ったアンケートで分かった。

保護者の6割がオープンキャンパスなどのイベントに参加していたが、子供は志願校決定には保護者が関わることを避ける傾向がありそうだ。

アンケートは昨年12月~今年2月、大学入試受験料を同社サービスで決済した人を対象に行った。有効回答数は志願者1305人、保護者1733人。

それによると、志願者に受験校決定で「誰の意見を一番参考にしたか」を尋ねたところ、

男子の21・4%が「誰にも相談していない」と回答。

予備校・塾の先生(19・8%)、高校の先生(18・7%)が続き、母親と答えたのは14%だった。

一方、女子は高校の先生が25・9%で最も多く、次いで、母親(23・9%)、予備校・塾の先生(17・7%)の順となった。

男女ともに父親と答えた人は母親よりも少なく、家族では父親より母親の意見を参考にしていた。

全体平均では、高校の先生22%、「予備校・塾の先生」と「誰にも相談していない」がともに18・9%、母親は18・5%の順。

地域別では、近畿、中国・四国の2地域の志願者は予備校・塾の先生と答えた。九州の志願者の約3割は相談せずに決めており、地域での差が見られた。

一方、保護者に対し、志望校選定への関わりの度合いを聞いたところ、全体では63・2%が「志願者の意向を中心に一緒に選定した」とし、「関与していない」と答えたのは5・8%にとどまった。

志願者が女子の場合、父親、母親ともに男子よりも関わりの度合いは高くなった。

保護者に受験する第1志望校関連のイベント参加の有無を聞いたところ、参加していない保護者は34・4%で、前回調査の56・4%から22ポイント減っていた。

親のイベント参加率が急増したことを裏付ける結果となった。

高校の先生に相談する高校生が多いようですが、夏休み前にボクが息子の保護者懇談で学校に行ったら、当然のごとく「志望校は決まっていますか?」と聞かれ、息子が「決まっていません」と答えたら、

先生は「もし志望校が決まってないようなら、皆さんに言っているんですがとりあえず東大を目指してください!といわれました。

ビックリしましてね。

ボクになんてことを言うんだ!!(^^)

学校の先生と話す時は極力さまざまな感情を出さないように意識しているんですが、さすがにこれは魂消ました(*_*)

「センセー、とりあえずって・・・東大っていうのは難しいんじゃないですか?」とボク。

「ええ、難しいですが、まずは目指すところから始まりますでしょ。で、目指すなら最高峰ということで(*^。^*)」

ええーーー!!そんな決め方、推奨してるの!?

このとき、ボクの表情は不覚にも相当怪訝な顔になっていたはずです。「とりあえず」で目指して到達できるところなんて知れてるでしょう。

少年が「オレ、とりあえずプロ野球選手を目指すわ」って言うなら微笑ましくもあるけれど、文理選択が間近に迫り、それすらも決められないでいるのに「とりあえず攻撃」・・・

最高峰を目指すなら、それに見合う努力と支払う代償、たとえば部活はほどほどにするとかも、もう真剣に検討しなくちゃならないでしょう。

もし、部活も人並み以上にやって東大を目指すなら、そりゃあもう今も相当頑張っていなくちゃならない。もちろん今の成績だって問われる。

じゃあ、それに見合うものを今の我が息子が差し出しているかと言われれば、ノーです。だって本人もそんなことは思っちゃいないんですからね。部活一筋ですよ。

まあ、親であるボクがそれでイイと思っているので、家庭的にも親子関係的にもなんの問題はないのですが、そうした検討もなく「とりあえず」で最高峰を目指すのは愚かなことだと思います。

親技では「とりあえず最高峰を目指したら、だいたいそのすぐ下くらいまでの目標に届いちゃうからね」なんてことはないと言ってきました。子供には今の子供の現状にあったもの、もしくはそのちょい上をやることでレベルが上がると。

最高峰を目指していたら、最高峰を落としても、そのすぐ下が手に入る、つまり高い目標を掲げれば掲げるほどイイ!なんてことはないっていうのが親技の立場ですから、そのボクに「とりあえず」って・・・

学校の先生も決して悪気はないのでしょう。逆に「東大目指しましょう」は「これから頑張っていきましょうよ」という温かい応援のメッセージだったとでも考えないと、目がテン(・_;)になって前が見えなくなっちゃいます。

ただね、勉強の質問と一緒でね、進路でもなんでも相談の仕方や内容にも大きくかかわってくると思うんですよ。

たとえば親技では先生に質問するときに「この問題の解説のこの部分がわかりません」と具体的に示して質問すべしと言っています。

そうではなく「数学がわからない」とか「国語ができない」とか答えようのない、もしくは答えにくい、または答えられるとしても長時間を必要とする質問を始終している子供っていうのは、なにかを教えてほしくても誰もかまってくれなくなります。

だって面倒でしょ?

で、長時間いろいろ話してどうなるかっていうと、答えたことを子供が何にもやっていないとなった暁には質問さえも受け付けてくれなくなる。

たぶん学校の先生に相談する進路でもそうで「物理と生物の選択をどうしようか迷っているんですが、なにを基準に答えを出したらいいですか」とかのような質問をしなくちゃならないのでしょう。

そういう意味では家庭では総花的な子供の悩みや相談内容をより具体的に絞る作業はある程度いるのではないでしょうかね。「こうしなさい」とかではなく、より的を絞っていくような質問やより具体的なものに近づく質問を子供に投げかけてやる。

その上で先生に相談するほうが子供にとってもより実りある相談になる可能性は高まっていく。

なので、やっぱり今一度子供たちとはこれまでの経緯や興味も踏まえて進学先や学部については一緒に質問しながら話し合ってみる必要はあるのではないかと思います。

仮に「お前のことなんだから任せるから自分の好きなようにしなさい」としてもです。「お前の好きなもの」を学部で学べるとしたらどういう学部かな?くらいが始まりでしょうか。

syujimanさんの言うように「高校生が世の中のことをどこまで知っている」かといえば、ほぼなんにも知らないですからね。

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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小4 きういさん

(省略)3人の子供がいて、フルタイムで働いているため、夜のほんのわずかの時間しか勉強を見てやることができません。それも毎日というわけにはいかないのが現状です。

鉄則を読んで私にできるのかなというのが一読した感想で、でも、受験するなら、私がなんとか時間を時間を作らなければというのが二読した感想です。

忙しさゆえ、結果だけを見て、あれこれ注文をつけることに対して考えていかなければならないなと強く感じています。

鉄則を読むだだけで自分が偉くなったような気がしますが、言うだけにならないように頑張ります。またご指導ください。

親以外で誰か子供の勉強を見てくれる人がいるのであれば、問題ありません。また、子供が塾などで勉強してきたことを頭に入れてきているのであれば、問題もないでしょう。

あとはこれから量が増え、レベルが上がった時にも、それで対応できるのか?という問題です。

また、どうしてボク(私)はここまでやらないといけないのか?という問題も出てくるかもしれません。

子供が1人でやる際に大きな問題になる点です。問題が発生してからではすでに問題自体が大きくなっているため、特に時間が取りにくい方には解決が難しくなります。

なので、少ない時間の中で油断せずにしっかり見ておくことです。

時間がないからこそ、少ない時間をきちんと過ごす。

中2 チョロさん

叱りの私の意識をかえることが一番大切だと思いました。鉄則1にもつながると思いますが、親の本音をどう子供に伝えていくかが私の課題だと思います。

難しい年頃なので、叱ると褒めるのけじめをつけてやっていきたいと思います。

ちゃんと子供と話して約束してできなければ大いに叱ってください。褒めるのは成果を出させて褒めればいい。

勉強をさせるために褒めたり叱ったりするのではないのです。それゆえ鉄則1は最も大事な部分と言えるでしょう。

難しい年頃に「なった」のではなく、「してしまった」と考えましょう。

これからも続く子供との旅。機嫌をとっていたのでは、親も疲れるし、子供も確実に見抜きます。なにかが壊れていくのは、すべてそこからなのですから。ファイト!

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