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こんにちは、ストロング宮迫です。

この前、息子のバスケの試合で20チームくらいが集まった小規模な大会を見に行きました。試合よりは試合をしていない待ち時間で高校生がなにをしているのか見るのがおもしろい。

うれしそうに女の子と話をしている子、スマホをずっといじっている子、他チームの試合を一生懸命見ている子などいろいろでしたが、参加チーム中、東大に毎年数十人が行く県内で最も偏差値が高い高校の生徒の何人かは勉強してました

英単語を見ている子もいましたし、物理の参考書をやっている子もいましたし、ノートを見てなにか確認している子もいました。体育館の観客席をグルグルさんざん見ましたが、この学校だけでした、勉強してたのは。

だからって、部活の試合に行って勉強しろと言うつもりはありません。うちの息子は絶対しないでしょうが、もしそこで勉強してたらボクは怒ると思います、他チームの試合を見ろよってね。

まあ、でも意識が全然違うってことですね。勉強している高校生のそばにしばらく座って見てたんですが、英単語を見ている子も物理の参考書を見ている子も自分のノートを見ている子も、みんなブツブツいいながら、確認するようにやっていました

もうね、こっちがジロジロ見てても全然視線もあっちこっち飛ばないの。集中してる。こいつら頭に整理しながら入れて、出す作業までやってるわというのがよくわかりましたよ。あいつらはやっぱり東大やら国公立の医学部に行くんでしょう。

もう1つ、その学校の生徒は2、30人いましたが、勉強していない子もほとんどがみんな椅子にちゃんと座ってる。寝そべったり、前の椅子に足をかけている子なんて誰もいません。スマホをいじっている子もいなかったなあ。スマホは高校生だからみんな持ってるんでしょうが、スマホ出して画面見ている子はいませんでした。あれはそういう場ではやっちゃいけないとか出しちゃいけないとかのルールがあったのかなあ。

あったとしたら、みんな守っていたということでしょうね。

もちろん、いましたよ、汚い座り方をしている高校生が。座っている姿がだらしない感じで、片手にスマホでくっだらないことをニヤニヤしながら話している高校生が。

ボクも30年前はこっちのグループだったのは間違いない。しかし、あれほど差が出るもんなんですかねえ。高校名を見なくても、観客席にいる集団の姿を見たら、だいたい偏差値順に並べることが可能だと思いますね。かなり正確に出せるなあ。

別に偏差値で子供を見るわけでもないし、偏差値がすべてでないことは重々承知していますが、それがきっちり出ているのが観客席の高校生の姿でした。

スポーツですからもちろんこうした態度や姿勢に技術や戦術も加わってチームの勝敗を決するわけですが、進学実績がそれほど高くない高校でも厳しくしつけられている高校の生徒の態度は観客席でもしっかりしていたことも付け加えておきます。

躾が厳しい高校でも、監督や先生がそこにいなければ、総崩れになる高校もあれば、いなくても観客席でもきちんと維持できる高校もある。いつも県内ではベスト4くらいには入る実力なんだけど、試合中に身体がぶつかって「死ねや、コラ」とかつい口走ってしまう高校の生徒の観客席での態度は実に悪いんですな、これが。

そして、試合中に「死ねや、コラ」とか口走っているのに、それを聞いても監督は一切注意しない高校は最後はたいてい負けて全国大会には行けません。時々「死ねや、コラ」とか相手に口走りながらも全国大会に進出する高校があるんですが、こういうのはあとが怖いですな。

だってなんで負けたんだって考えたら要因の1つに相手に「死ねや、コラ」っていう精神や精神状態に問題があったって普通はなるけれど、勝ちあがったら「これでイイ」って思うからね、子供は。

まあ、「死ねや、コラ」ってとっさに口走る奴は負けてもいっさい負けた要因は考えないだろうけれどね。そういう子はたいてい「○○が悪い」とか誰かがヘマしたという結論を出しますから。

お子さんの試合や習い事の発表を見に行ったら、試合や発表以外に参加している子供の試合や発表以外の態度や姿勢と応援に来ている人を見るべし。自分の子はこういうところに属させたいとか属させたくないっていうのがよくわかりますから。

ただ親がいくらここに属してもらいたいって思っても、あなたの子供の態度や姿勢が悪ければそれは無理な話になりますが・・・

もう1つ、スポーツ系の話になりますが、すごく感じることがあったので書いておきます。
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※この毎日親技は2014年8月21日に配信したものです

8月20日の甲子園大会で「八戸学院光星VS星陵」がありました。八戸学院光星が勝って8強入りしたんですが、星陵のモットーは「必笑」だったそうです。
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試合中も笑顔が絶えないんですな。すごく高校生らしいさわやかな印象を受けました。あれはみんな好きになるでしょうね。地方大会からの奇跡の逆転劇もこの「必笑」があったからこそという感じでニュースでやっていました。

ただ、勝った八戸学院光星のエースの高校生は試合中ほとんど表情を変えませんでした。勝って試合が終わって少しだけ笑ったくらいでしたか。
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「必笑」VS「無表情」の勝負でどっちが勝つかっていったら、そりゃあ「無表情」のほうです。「無表情」というと言い方が悪いですが「顔色を変えない」「一喜一憂しない」ってくらいの意味です。

いかなる時も淡々と感情の起伏をできるだけフラットに臨む、これが勝負に勝つための大前提だとボクは思います。

これは受験も同じではないでしょうかね。「動」の監督と「静」の監督が勝負したら、勝つのは「静」の監督のチームです。試合はずっと動いていますからね。目の前の起こることに対処して、次の準備をして臨む。その繰り返しが試合です。

その繰り返しの中で「やった」とか「ダメだ」とか「よーし」とか「ヤバイ」が始終繰り返される。そのたびに感情の起伏が上がったり下がったりしてたら、動いている試合の流れをイチイチ自分たちで切ることになります。

大河を己一人でせき止めることができないように、流れているものは止められないのに選手の気持ちだけをその場でその場で1回1回切って止めてたら、流れを自分たちでおしやっているようなものでやっぱりそれは負ける。

受験だって本番当日の流れもあるし、受験まで1年間の流れだってある。その流れの中で一喜一憂して上がったり下がったりして、動いたり止まったりしてると、ずーーと動いている奴には負けてしまう。

「八戸学院光星VS星陵」の試合、これから何回もどこかで放送されるでしょうから、野球に興味のない人にもダイジェストでぜひ見てもらいたい。両投手の表情だけでいいんで見てほしい。

「必笑」がモットーの星陵にだってピンチが来るわけです。かなり苦しい場面がくる。そのとき「笑えるか?」っていったら、やっぱり笑えなかった。「必笑」じゃないときが試合の中であったんです。

ベンチからの敬遠のサインには従いたくない。敬遠なんかしたくないって場面があったんですが、やっぱりそこでは笑えなかった

なにが言いたいかっていうと、「必笑」とするなら、絶望的なピンチであっても常に「必笑」でなければならないってことです。貫かなければならない。ましてや相手の投手はあらゆる感情を見せていない相手ですから。

感情を押し殺すっていうのは、感情がないってことじゃないですからね。誰でもあるその感情を外に一切漏らさないわけですから、やっぱり強いですわ。

9割は「必笑」だったけど、1割はそうでなかったなら、つまり試合の中で1つの決めた態度を貫けなかったら勝負には負けるってことです。

その1試合の中で貫こうとする態度を甲子園でも受験でも1年とか2年とか3年かけて養っていっているんですよね。ゆえにすでに書いたように「必笑」VS「無表情」の勝負でどっちが勝つかっていったら、「無表情」のほうです。「必笑」で1試合を貫こうとするのは無理がありますから。

もし「無表情」で通している八戸学院光星のエースが「無表情」でなくなったときは、星陵と同じくそれが敗れるときでしょう。八戸学院光星のエースの表情を見てください。この子は勝負師です。ああ、ありたいものですなあ。

「必笑」も貫き通せたら勝てますよ。この貫く態度や姿勢が難しい・・・感情をコントロールするってことは貫くってことですから。

受験生も受験生の親にもここについてはよく考えてもらいたいと思っています。あなたにたちにとって貫く価値がある態度ってなんなのか? そして、それは日々実践されているか。貫けなかったとき敗北の鐘がなります。

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うれしい報告

[算・数] 7日間を終えての感想

小5 あすやさん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:

ノリ勉で勉強すると、短時間で集中してでき、いやだった問題も正解できるようになった、と本人が自覚し自信をもったこと。

捨て問(今回はやったことのない問題かどうか)の判断ができたこと。テスト97点でした。やってない問題3問中2問も正解でき、ちょっとびっくりしました!すごい!

◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:

もっともっと、と上ばかり見てあせって、難しいことを要求して、出来ずにお互いに不機嫌になることを繰り返していました。

わが子のレベルを見極めること、あせって怒ってもなに一ついいことは無いこと、やる気がある状態で勉強することで、内容は濃く、時間は短くできること。

子供が自信を持てばやる気が起こる、自信を持てる状況を作ってやること、が必要だということ。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:

楽しかったです。毎日二人きりの濃密な時間でした。この子を伸ばすのは私だと確信できました。

あせることなく、わが子の実力よりちょっと上を意識して、ちょっとの負荷をかけ続けていこうと思います。

昨日の終わりがテンション低めだったので心配し、アドバイスいただいたとおり、問題集を見せて『心配なところをもう一度見直してから、明日テストにしてもいいよ』というと、『今日やる!やる気あるねん!』と。

今日、昼間に遊んだ友達に、『ノリ勉のテストあるねん!』と話したそうです。友達は『ノリ勉?何それ?』とさらっと流された、と笑ってましたが。

この6日間、本人の中でもいつもと違うプログラムをがんばっているという意識がありました。そして最後のテストでしっかり手ごたえをつかみ、分数は自信がついた、と言ってくれました。

これから算数は、塾の宿題もノリ勉でお母さんとがんばろう!と話しました。

宿題を2回、3回と繰り返すことを想像して苦笑いしていましたが、ストップウォッチでやることで、これまでかかっていた時間をかなり短縮できますし、繰り返すことで復習テストの得点UPは必ずできると思うので、本人も納得してくれると思います。

ストロング先生に毎日アドバイスを頂き、私も楽しい日々でした。

子供への接し方を具体的に指導してもらう、怒ってもらう機会なんてまず有り得ませんので、自分の行動を客観的に見るよい機会になりました。継続していきます。

ノリ勉で考えてほしいことは、ほぼすべてといっていいくらい感じ取っていただきました。

友達に『ノリ勉のテストあるねん!』はいいですねえ。友達には一切わからないけれど、親子ではわかる暗号みたいで。

親子で暗号が共有できたら、勉強は1歩どころか5歩前進しますから。

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