こんにちは、ストロング宮迫です。
いよいよ夏休みですな。いつも書きますが、夏休みに勉強の成果を出すのは生半可なことではできません。しっかり準備してきた者だけが成果を出せる。
時間がある夏休みこそ、内容を絞り、1つ1つ成果を積み上げていくことです。
「今日の成果はなんだったか?」それが言えない日々を10日間も重ねて8月に入ると、もういけません。
「今日の成果はこれとこれとこれ」と挙げられるようにしていきましょう。
少なくとも「成果はこれ」と1つだけは最低限挙げられるようにね。
復テ対策講座生の方にはタイガー山中が1つ「応用力を身につけるコツ」の理科編をアップしていますのでご覧になってください。
みんなテストでは落とす正答率の低い問題ですが、思っているよりは簡単な問題で特別な勉強が必要のない問題を紹介しています。オレってイケてる!と思っている子供にはぜひ取ってほしい種類の問題です。
さて、大きな問題となって報道されているベネッセの顧客の個人情報流出問題は読者の皆さんにも、なにがしかの関係があったでしょうかね。
※この毎日親技は2014年7月21日に配信したものです
1つ、うれしい報告をいただいておりますので紹介します。
中学受験を経験し、塾に行かずに親子で勉強。私立中堅校に合格したが「勉強量が足りなかった」「どうしても行こうと思えない」という本人の意思で公立中学を選択した方の報告です。
夏休むに突入しましましたので先輩に報告をよくよく噛みしめて読んで、活かしていただきたいと思います。
その節は大変お世話になりました。夏休みを迎える、一年でも一番お忙しい頃かもしれませんね!
こんな時期ではありますが、当時中2だった子どものその後をご報告させていただきます。
中学受験では、勉強量が足りなかったとの反省から、合格はいただきましたが、公立中学校に進んだその後です。
熱心に勉強はするが、簡単な問題をさらさら解くのが好きでツメが甘い。学校の成績はいいが、模試はイマ一歩、、、という相談に、負荷をかけていこうというご回答をいただきました。
私自身、そこまで細かく見ることはできなかったのですが、自分よりデキル子たちが通う進学塾に転塾してから、毎日、燃えに燃えて、みっちり勉強しました。
高校受験では、地域公立トップ校に余裕で合格を果たしました。
高校3年間は、厳しい運動部でやれるだけやってみたい、と厳しい練習に耐え、友達をたくさん作り、課題もこなし小テストもクリアしていました。
試験週間や放課後は、数学の先生に毎日のように質問に行き、部活を引退してからは、数学研究室にいりびたり(理系です)。
夜は塾に毎日のように自習室が閉まる時間まで通い、昨年の夏休みは1日10時間以上、熱心に勉強いたしました。
昨年の夏のはじめに、どの講義を受けるかあーでもない、こーでもない、と話し合ったときは本当に楽しそうだったことを覚えています。
彼女には、模試だとか、合格の判定だとか、全部が楽しいゲームのようでした。
もちろん、ずっと判定がよかったわけではありません。むしろ悪くても、めげずに次は頑張るぞ、と笑っていた印象が残っています。
結局、なんでも全部彼女が考え、決めました。
嬉しそうに受験システムを研究し、友だちと情報交換し、クラス一丸となって(よくいう団体戦ですね!)いい雰囲気でした。
本人が綿密な計画をたてて実行した、というイメージで表現するならば、俗に言う「やる気スイッチ」が入っていた状態だったと思います。
そしてこの春、めでたく第一志望の地元国立大学医学部保健学科に合格させていただき、夢の作業療法士に一歩近づきました。
全国から集まった(意外に地元は少ない!)楽しいメンバーと早速友達の輪をひろげ、毎日が楽しい楽しい!っていう、憧れの大学生活をエンジョイしております。
これも、彼女の日々の努力はもちろんですが、振り返ればこのメルマガに出会えたことがそもそもの始まりだったような気が致します。
親として、自分の子にいま何が必要か、ずっと様子をみながら、環境を整えてきたと思います。
でも結局、私がしてきたことは、気持ちに共感し、ただ、「やる気」を育てるような言葉かけと選択できるような環境を提示し、そして方向を示すアドバイスをすることだけのような気がしてきました。
適切な時期に、適切な環境を与えてやれたら、あとは自分で伸びていくのかな。
親が育てたなんてとんでもない。自分で伸びていくのですね!
そして、周囲の先生や友だちの影響はとても大きかったと思います。周りのみんなに、感謝の気持ちでいっぱいです。
もちろん、ストロング先生とこのメルマガに出会えたこと。本当に、出会いに感謝!です。
これから夏本番。受験生には、ぜひ!全力で頑張ってほしいと応援しています。本当にありがとうございました。
チェルシーさん、ありがとうございました。皆さんの感想がいかがでしょうか?
もしかしたら手もあまりかからず順調そのもので羨ましいって思う方がいたかもしれません。
チェルシーさんのメールを拝見してボクが強く思うことは「子供が自分をイケてる」と思っていることの重要性ですね。
どんな子供にだって課題はあり、問題点はあるわけですが、子供自身が今の「自分をイケてる」と感じているとき、そう感じさせたとき、チェルシーさんのお子さんのような進み方をする子供は多いです。
なので「手もあまりかからず順調そのもので羨ましい」って思った方も、そこだけは外さないでよくよく考えておいてほしい。
「結局なんでも全部彼女が考え決めました」というようになる子供はみーんな「自分をイケてる」と思っています。
それを育んできたのは「勉強量が足りなかったとの反省から公立中学校に進んだ」これですね、これが土台になってる。
「学校の成績はいいが、模試はイマ一歩」は親にとっては大問題ですが、本人は「イケてる」と自信があったはずです、一貫して。
「イケてる」と思っている子供にはライバルがあればいい。これが「自分よりデキル子たちが通う進学塾に転塾してから毎日燃えに燃えてみっちり勉強しました」ですね。
誰でも進学塾に通えばいいのではありません。
でも、「イケてる」と思っている子供には良い環境になりうる。
結果、「地域公立トップ校に余裕で合格」。
「高1の壁」が誰にでもあるわけですが「課題もこなし小テストもクリア」、これがすごく大事なポイントでしょう。
「イケてない」子供は課題をこなせず、小テストでも撃沈します。こうなるとあとはもう泥沼になっていく。
「イケてる」とは小さなことの積み重ねです。
課題をこなし、まずは小テストをクリアする。小テストができたら定期テストへ。努力と成果の積み重ね。
チェルシーさんが、チェルシーさんのお子さんがすばらしかったのは、その小さなことをおそらく一度もゆるがせにしなかったことだと思います。
難しい問題にはあまり取り掛からなかったかもしれないけれど、やるべき基本はきっちりやっていた。
だから、一貫してお子さんは自分のことを「イケてる」と思っていた。チェルシーさんの報告はまさにその典型的な事例に当てはまるものでした。
こうなると、あとは子供は自分で進路を決め、自分で勉強して、志望動機の明確な学部へ進学する。
すべての始まりはなんなのかということを考えてみてほしいのです。
チェルシーさんは
適切な時期に、適切な環境を与えてやれたら、
あとは自分で伸びていくのかな
と書かれていましたね。
成績がイイ子の親はみんなこう言う。無意識の謙遜も入ってるんです。
でもね、こうなるためには繰り返しになりますが、「子供が自分をイケてる」と思っているのが大前提なんです。
「適切な時期」や「適切な教材」や「適切な塾」をみんなものすごい情報収集して子供に与えているけれど、クソの役にも立っていないことが実に多い。
なぜか?
「子供が自分をイケてる」と思っていないからです。
そう思うためには、繰り返しますが「課題もこなし小テストもクリア」、これがすごく大事なポイントでしょう。
「単元テスト・定期テストができる」が最優先。これなくしていかなる先生も教材も環境もすべて無駄になる。
そのことを理解して読んでくださればチェルシーさんの報告があなたのためになるでしょう。
『10の鉄則』の感想、続々と・・・・
小4 talismanさん
なるほどなあと思い当たることがたくさんありました。「目からうろこ」とはこのことです。
実行できていなかったことが多く、正直まずいと感じております。私は中学受験の経験がないので、今一つよく分からないところがあります。
実を言うと引越しやら何やらで疲れきり、1ヶ月のタイムリミットを目前というところで感想をお出しすることができました。ようやく家の中も落ち着き、これからは受験生の親として頑張る所存でございます。
夏休みになったと思ったら、すぐに8月になる。4年と思っていたらもう5年。なので、やっぱり1日1日。思いたったら、その日にまずはやってみる。
完璧な計画や予定をもとにスタートをしようと考えていては、進みません。ご主人と話して、まずは鉄則1個スタートしましょう。すぐです。
中1 森のクマさん
中学受験を経験して、今年4月から中学1年生になりました。早くから始め、個人塾などでお金をかけたものの結果としては失敗に終わりました。
子供の成績・勉強法については長年悩んでおりましたが、<鉄則>を拝見し、今までぼんやりと感じていたことが、とてもクリアになってきたような気がしました。
私自身は、勉強に関して親にあれこれ言われたり、してもらった経験がありませんでした。自分なりに工夫してやってきました。
また小4になる娘も、親が特に何もしなくても、ほとんど独りで勉強しそれなりの成績をとってきます。それが当たり前と思っていました。
で、自分からは全く頭も身体も動こうといない息子にあきらめかけていました。が、それが普通なんですね。これからは、意識を変え、新たな気持ちで子供と向き合っていこうと思いました。
自分とも娘さんとも違う息子さんがいる!人生ってホント勉強になりますねえ。
みんな違うからおもしろし、気づきもある。これを機会にぜひご自身のご両親について、私に何を与えてくれたんだろう?と考えてみてください。
当たり前になっていて、見逃しているものがあるかもしれませんよ。ファイト!