oyawaza503
こんにちは、ストロング宮迫です。

今、スーパーもコンビニに対抗して夜遅くまでやってくれているのでボクは助かっています。

で、ボクがスーパーに行く時間、だいたい夜の8時頃でしょうか、レジの人が学生アルバイト。

男の子なんですが、実に滑舌が悪いんですなあ・・・徳チャン!と呼んでいます。

でもって、そういうルールになっているんでしょう、滑舌が悪いのに、徳チャンは1品ずつ値段を読み上げてバーコードにピッと押し当てる。

スーパーの値段って、98円とか138円とかでしょ? これがまずちゃんと言えてないんですなあ・・・

その上、先日なんかは、合計金額が奇跡的に「2888円」と出たものだから、タイヘンです!!

「ニシェンヒャッピャクヒャチジュウヒャチエンです」(*^▽^*)

「いったいいくらなんや?」と問いただしたい気分でした。レジに表示されなきゃ、絶対にわからん!!

もうおかしくってねえ。

我が娘なんかは、徳チャンがレジにいれば、待つ人がどんなに多くても絶対に「徳チャンレジ」に並ぶんだなあ。

シャッシャとやってくれるレジの人もうれしいけれど、滑舌悪いレジの人も悪くないですなあ。ただ、娘がレジで徳チャンの滑舌を聞きたくて、品物でなく、値段だけを見て必要もないのに買おうとするのはやめてほしいのですがね。

つらいときも徳チャンの「ニシェンヒャッピャクヒャチジュウヒャチエン」を聞いたら、頑張ろう!って思う。不思議だ!

ああ、「人に頑張ろう」と思わせる力、つまり「徳」があるから、「徳チャン」ですからね!

徳チャン、いつまでもやめないでね!

さて、考えさせられるニュースがひとつありました。ドイツの義務教育制度について

※この毎日親技は2012年11月21日に配信したものです

全文は読んでいただくとして、

ドイツ・シュトゥットガルト在住の川口マーン惠美氏(作家、拓殖大学客員教授)が行った講演会で説明した

ドイツでは州によって教育システムが異なるが多くの場合、6歳から4年間はみな基礎学校(Grundschule)で学び、

その後は総合大学進学を目指す生徒が中心のギムナジウム(9年間)、おもに事務、専門職に就くために行く実科学校(Realschule、6年間)、そして職人を養成するための基幹学校(Hauptschule、5年間)のいずれかの学校を選んで進学しなければならない。

川口氏は言う。

「1960年代はギムナジウムに行く生徒はクラスで数名。半分以上が基幹学校だったのが、今は半数~8割以上がギムナジウムに行く」

ドイツでは州によって、親に進路を決められる場合とそうでない場合がある。学校の先生が決める場合は、国語と算数の成績によってギムナジウム、実科学校、基幹学校に行ける許可証を与える。

「ギムナジウムに行きたいのに行けなかった子供の心の傷は深い。わずか10歳の子に勉強ができないという劣等感を植えつける」

多くのギムナジウム卒の親は自分の子供がギムナジウムに行けそうにないと聞くと大騒ぎして、子供の尻を叩いて猛勉強させたり、先生に直訴したりすることもあるそうだ。

「昔の基幹学校は職人の子が誇りをもって進学するところでしたが、現在は社会的に恵まれない子、移民の子、落ちこぼればかりが行く学校になってしまいました」


このような基幹学校の荒廃(落ちこぼれの吹きだまり)が、優秀な職人を輩出してきたマイスター制度の崩壊につながってしまった。

ギムナジウムに行けないことで劣等感を持った子供たちは勉強意欲が湧かず、義務教育レベルの知識が身につかないまま、社会に出て失業者、犯罪者の予備軍になってしまうケースも少なくない。



「10歳から3つの進路に振り分けてしまうドイツの教育(三分岐型の教育制度)に問題があると思います」

先月取り上げたブータンの若者事情も、現象は違いますが同じ事象なのではないでしょうか。

oyawaza459

世の中、言葉が正しいかどうかあれですけど、「敗者復活」がどんどん可能な状況が昔よりもはるかに出てきているとボクは思っています。

1回負けても次がある。2回負けてもその次がある。

学び直す環境もあるし、学ぼうと思えば、いくつになってもできる。選択も多種多様。資格だって全員に平等に機会が与えられている。

まだまだとはいえ、女性だって結婚しても、出産しても、社会に出られる環境は少なくとも昔よりはある。

厳しいけれど、もう1回、チャンスと思って取り組むことも可能な状況が出てきている一方で、人生の早い段階でなんらかの「結論」を出してしまって諦める人が多いのも事実です。

それは昔よりも多くなっているのかもしれません。つまり、可能性は広がっているのに、その可能性を見いだせないわけですね。

それは人が昔より賢くなって先が見通せるようになったからか?

そうじゃないですよね。

10歳で決まることなんてないもの。

ただ「頑張る力」が弱まっているのではないでしょうか。少なくとも貧しかった昔よりもボクたちは頑張れなくなってきている、と思います。

それは昔は、特に高度成長期は頑張ったら、「必ずご褒美があるよ」という約束された社会状況だったからではないでしょうか。

でも、今は「必ずご褒美がある」という時代じゃなくなっている。もっといえば、「ご褒美」は自分で見つけてね!という感じになってきている。

目標も、その達成も、ものさしがなくなって、自分のものさしで計ってねという感じ。

「自分の好きなことを仕事にしなさい」なんて最近よく言われるのも、そういう意味なんじゃないでしょうか。

目標も、その達成度合いの評価も全部自分でしなくちゃならなくなってきている。でも、それは実に面倒くさい。比較の対象もないですしね。

与えてくれと。

しかし、今は誰もあなたに与えてくれなくなったんですよね。それが成熟した社会というものなんでしょう。

頑張って好きなことをして、ときにはお金のためにいやなこともして、家族を養っていかなけれならない。

数年前には鼻歌交じりで我が世の春を謳歌していたはずの大手企業がわずか数年で7000億とか目眩がするような赤字に転落してしまう時代です。

確かなものなんて、約束されたものなんて、ボクら世代以降の人にはない。年金だって、「時代は変わった!85歳からね!」なんていう時代がくるかもしれない。

そういう状況に対応できる人になるしかない。

いつだって楽しく、元気に頑張れる人、チャレンジャーでいないと実につまらないビクビクした人生になってしまう時代になったのです。

そのためには、

頑張るためには自分に対する自信が必要です。

頑張ったら成果があったという経験が必要です。

小さいことでもなにかを成し遂げたりした経験が必要です。

キミには可能性があるよと言ってくれる人が必要です。

ヘタれたときに、尻をたたいてくれる人、怒ってくれる人が必要です。

少なくとも10歳で決まることなんてないもの。

大人だって、いくつになっても同じで、やっぱりこれらは必要です。

「やってもやってもダメなんです!」って自信を失うなよ。

いつもいつも同じやり方をして失敗してるじゃないか!

「あなたはこの学校には入れなかったら終わりよ!」なんて嘘を言うなよ。それは励ましじゃない。劣等感を与えるだけ。

さて、あなたは子供にこれまでいくつの劣等感を植え付けてきたでしょうか?

もうやめましょうよ!そのゲームは!

ボクも自戒しております、ハイ!

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うれしい報告

1週間塾でフルにスケジュールが埋まってしまっている受験生も多くいることでしょう。

毎日塾に行けば、それだけ帰ってやる量も多くなる。

しかし塾でやることというのは、あくまでも受け身で、塾から与えられるものをやるようになる。

すでに合格圏内に入っているのであれば、それでよし。レールに乗って、与えられるものをどんどんこなして撃破していくのが王道。

しかし、まだ合格圏内に入っていない、まだまだ全然圏内に足りていない方は受け身の勉強でいいのか。

それよりはもっと優先すべきものがありはしないか。

基本が抜けているのに難しい入試演習ばかりして空白ばかりのプリントでは意味がないのではないか。

そういう不安に駆られる人も多いことでしょう。

子供は一人一人違うし、成績も家庭学習の内容も違う。

同じことしていれば、どうしたって成績順に入試結果は出てしまいますから。

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