こんにちは、ストロング宮迫です。
ぐっと寒くなってきましたねえ。受験もいよいよ息詰まる攻防線を迎えようとしています。
ずっと構えてはいられません。うまく力を抜くワザをぜひ考えましょう。
ストロング家では恒例なんですが、車の中で子供らに「歌詞を間違えずに歌えたらカツ丼大盛」と題して行っています。
やるのは車の中だけ。その少ない時間の中で聞き、覚え、歌うんですが、これがなかなか難しいんですよねえ。
限られた時間ゆえ、さあ、挑戦しようと!というところまでなかなか行き着きません。
ただ、おもしろがってやっているようですので、皆さんは、あまりお暇ではないでしょうが、機会があったら試してみてください。
ストロング家チャレンジ曲
これらの歌、そもそも子供らは歌詞を見ても歌えないようです。まだまだ修行が足りないんですよ、まったく。
だからといってボクができるわけじゃないでいんですが・・・まあ、カツ丼大盛りはそうカンタンに手に入らないということですね。
歌詞はダメでも、ノリはいいので、試験に行く前なんかにどうですかね?
さて、
「孫子」第十篇 地形にこんなのがあります。
兵には、走る者あり、弛む者あり、陥る者あり、崩るる者あり、乱るる者あり、北ぐる者あり。
とあり、
軍隊には、逃げ出すもの、緩慢となるもの、落ち込むもの、崩れるもの、乱れるものおよび敗北するものがある。
ネット上の解説サイトでは、その意味、すなわち「軍隊の敗北条件には以下の6種がある」と解説してくれています。
受験期のこの時期の家庭に当てはまることも多々あると思いますので、以下に紹介します。
軍隊の敗北条件には以下の6種がある。
1、逃げ出すもの
勝ち目の無い戦いを仕掛け、兵士達を絶望させ、逃亡させること2、緩慢となるもの
抑えが効かなくなり、軍の規律が緩むこと3、落ち込むもの
兵士が萎縮して戦意を失わせること4、崩れるもの
感情により攻撃を仕掛けて全体行動を乱しているにも関わらず、それを収拾できないで総崩れとなること5、乱れるもの
兵士達を自由気ままに放置し、軍の規律を乱すこと6、敗北するもの
寡兵で大軍の敵を攻撃したり、無勢で多勢に立ち向かったり、先鋒に選りすぐりの勇士を配置できずに、軍勢を敗北させること
受験や受験期の生活に当てはめて読んでいただいた方には、ピンとくることがあろうかと思います。
これからの時期、あらゆる場所で、あらゆる時間に、あらゆる人から受験の話が子供たちに迫ってくることでしょう。
そして、戦線に立つ前に脱落していく「兵士」が軒を連ねていく。今まで積み重ねてきたことが問われるのです。
積み重ねていなければ、「逃げ、緩慢となり、落ちこみ、崩れ、乱れて」潰走する。
「受験は諦めた者の負けなんだ!」ということは忘れないでほしいですが、「勝ち目の戦いを仕掛け」ると「兵士を絶望させ、逃亡させる」恐れがあることもまた頭に入れておきましょう。
それを判断するのは子供か? それとも親か?
「冷静な指揮官」だけがこれから「実りある戦い」ができるのです。
子供と同じ目線で一喜一憂していては、戦いである受験の前に勉強以外のことで、総崩れになってします。
いざ決戦です!!
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
中1 化身さん
中学受験の失敗を糧に、もっと頑張ればできるはずと高い目標を掲げ、求め続けた結果、子供との意思の疎通がうまくいかなくなりました。
高い目標を掲げはしましたが、その途中では褒めもし、励ましもしてきたはずなのに。
子供は頑張ってきたと思います。しかし、少し疲れが見え、今までに見せたことのない表情をすることが私を不安にさせます。
10の鉄則を十分理解しきれていない部分もあると思いますが、ここで軌道修正をしていきたいと思います。
難しいですが「もっとやれる」から「こうしたらどう」にいいかたをかえてみたいと思います。
お子さんと話し合うことを恐れるなかれ。また話し合った結果、意見が衝突したとしても恐れるなかれ。
親が目標を掲げるのはイイ。しかし、そこで終わっていれば、目標設定と子供の気持ちが離れていった場合、「オレはいったいなにをしているんだ?」と思って不思議はない。
未熟だけれど、子供も生身で生きている。そして、日々大きくなっている。
中学受験の失敗を糧にするのはいいけれど、「復讐」になってしまっては、またそれが「親の復讐」になってしまっては、今の頑張りが活きてこない。
どんな場所でも子供が頑張っている姿はいいものです。頑張って成果が出れば、本当にもっと頑張れる。だから、最初にガンガン頑張れさせればイイ。
しかし、そうなれば、中学生ともなれば、必ず自分の意見というものが出てくる。出てこないとおかしいとも言えます。
その出てきた意見を未熟だからといって切って捨てれば、反抗するか、言わなくなるか。
現代の子供は争うことを嫌うから、言わないでおこうかともなる。
子供の反抗と子供との衝突、それが頑張らせて成果が出た後のものであれば、大いに歓迎すべし。
それは次のステージの証だから。