oyawaza395

こんにちは、ストロング宮迫です。

オリンピックも、もう終わりだそうですね。
london2012
※この毎日親技は2012年8月14日に配信したものです

直接テレビなどで見る機会はあまりなかったですが、話題になる選手の多くは女性、目立ったのは女性ばっかりだなあ・・・というのがボクの印象です。

これって今の時代を、特に日本における状況を象徴的に示しているんじゃないか。企業の人事担当者なんかと話をしても、自営業者の方と話をしても、イイって聞くのは女性ばかりです。

まあ、これは男性がダメになったというよりは、女性がしばらく前から世の中や社会に進出し始めて、いよいよ成果を出し始めたということなんでしょうね。

たとえば就職において、しばらく前までは主に男性同士が競争していた。男性同士だけがライバルだったわけです。でも、そこにほぼ同数の女性が加わった。就職の受け皿というのは、20年前と比べても大きくはなっていないのでしょうから、当然競争は激化します。

さらに就職なんかでは、外国人も加わり始めている現在、就職が大変になるのは、必然です。

私たち親世代が20年前にした就職。あの頃、いい加減でもそこそこ就職できたいたんじゃないでしょうか。かなりいい加減だったボクも、特に努力もすることなく、就職にはありつけましたから。

もちろん真面目な方はたくさんいたにしても、いい加減でもどこかにはもぐりこめた。私たち親世代は上には上がいたにしても、いい加減だった層にも、ある意味やさしかった時代だったんじゃないか。

やさしかったのは、世の中がやさしかったというよりは、就職が主に男性だけが競争する「小さい世界」だったから。

しかし、今は、男性、そして、ずっと働くつもりのやる気のある女性がいて、そこに外国人が加わりますから、それぞれのところから人材を獲り始めれば、いい加減だった層はあぶれちゃう。

もし、今、20年前のボクが現代に迷い込めば、「就職がねーよ!」ってなっていたことは、ほぼ間違いないですな。

会社もスポーツも今まで本格的に競争に加わっていなかった女性が本格的に参入して一定期間が過ぎ、いよいよ成果を出し始めたことで、女性がすごく目立つのかもしれませんね。

今回のオリンピックも大活躍しているのは、みんな女性ばかりですよ・・・

また、ボクがテレビを見たとき、いつも選手の親で出るのは、お母さんばかり・・・

選手だけじゃなく、応援で出ている親も女性・・・

まあ、これはボクがテレビを見たときの場合ですから、全体としてどうなのかはわかりませんけどね。

オリンピックをずっと注視しているわけじゃないんで、あくまでも私の感覚ですが、もし「男性上位社会」というのがこれまであったとしたなら、日本ではその時代は完全に終焉し、転換したんじゃないか。

その象徴がロンドンオリンピックだったんじゃないかったのか? 皆さんは、どんな見解でしょうか?

さて、オリンピックの競技を見る時間はなくても、新聞なんかは読めます。親技を駆使しようと思っている皆さんにヒントになりそうな話を紹介します。

最初は福原愛選手のお話。

2012/8/11 スポーツナビ
『変わらずに「成長」した福原愛のすごさ』城島充

迎えた09年4月の世界選手権横浜大会は、大きな試練の場となった。

シングルスでまさかの2回戦敗退。その後、10年間指導を受けてきた張莉梓コーチが出産のためにチームを離れたことも福原を追いつめた。

「それまでは張さんが進むべき方向へ矢印を出してくれたので、私はそれに従えばよかった。いかに恵まれた環境で卓球をできていたか、張さんがいなくなって痛感しました」さらに上を目指すには、なにか新しいことに取り組まなければならない。

その意識は常にあったが、1人ではなかなかその答えが見つからない。北京五輪前に9位だった世界ランキングも、31位にまで後退した。

もし、そのまま崩れていれば、ロンドンのコートに福原は立てなかっただろう。

「でも、一人で考えて練習したり、自分に足りないものを見つめることがものすごくプラスになったんです。張さんが戻ってきてくれたとき、以前は何を言われてもうなずくだけだった私が、張さんにはっきりと自分の意見を言えるようになりましたから」

いつもそばで勉強を見てきたけれど、何かの事情で見られなくなったということはよく起こります。

親技者においては、子供の受験期は親の介護や死去が重なる期間でもあります。また、仕事やなんやかんやが重なって、見てやりたいけれど・・・

そんなジレンマを抱えて悩む方もいます。福原選手も同じですよね。

でも、それは「一人で考えて練習したり、自分に足りないものを見つめることがものすごくプラス」になる時期、チャンスでもあるんですね。

今まで自分じゃ考えなかったことを「考えざるを得ない」状況。それが流れでやってくる。

福原選手で言えば「10年」経ってからそれがやってきた。ポイントはその10年の間に実績がちゃんと積みあがっていたということですよね。

今回、団体で銀メダルを獲得した福原選手、こんなこともあったと書かれています。

2012/8/11 スポーツナビ
『変わらずに「成長」した福原愛のすごさ』城島充

・・・・あれは2年ほど前のインタビューだった。福原の卓球が守備的と言われるのは、幼少のころに母親と繰り返した千本ラリーが影響している。

千本ラリーは一本でもミスをすると最初からやりなおしだ。だから、ミスをしない意識がなによりも強く植え付けられたのではないか。

その質問を投げたとき、ふだんは柔和な彼女の表情が固くなった。そしてこう言ったのだ。

「おかあさんとの千本ラリーがあったから、今の私はいます」

その強い言葉がずっと胸の底にあったからだろうか。母親の胸に銀メダルをかけるシーンに胸が熱くなった。

「似合ってる?」「うん、すごく似合ってる」

テレビの映像から聞き取れたのはそんな短いやりとりだけだったが、この瞬間、国民注視のなかで紡がれてきた母子の物語はいったん結実した。

これからはすべての重圧から解放され、まっさらな状態からスタートを切る福原愛を見ることができる。

泣けますなあ・・・

「おかあさんとの千本ラリーがあったから、今の私はいます」

こうハッキリ言えるから今の位置まで福原選手は来られたんじゃないでしょうかね。こう考えられるから、ふいに指導者がいなくなっても、復活できたともいるんじゃないかと思います。

子供と勉強をしながら、こうした考えもしっかりと話し合ったり、一緒に考えたりする時間がないと、不意の出来事ですべてが崩れることだってある。

この話を読んで福原選手がメダルを獲得できた理由の1つが見つかったような気がしました。

いつだって子供にとってはすぐ近くにいる親が「物語」のはじまりの際の伴走者。

そこから自立へ向かってどう進んでいくか。

親が技術と考え方の基礎を作って、コーチにバトンタッチ。

この基礎の期間が間違っていたら、「おかあさんとの千本ラリーがあったから、今の私はいます」と子供は言わないし、ストロングは映像で見ていませんが、

「似合ってる?」「うん、すごく似合ってる」なんていうシーンはありえなかったでしょう。

果たして卓球の王国である中国を倒せる日はこれからやってくるのか?

これから先はまた別の物語となるのでしょう。ここまでの道のりは決して簡単ではなかった。

ここでは何度か書きましたが。8年前の2004年の段階で福原選手は既に1万6000時間以上の練習を積んでいたのですから。

福原選手は今23歳。8年前は15歳。中3ですか?

中3の時点で「1万6000時間以上の練習」をしてきていた。計算してみてください、お宅の「練習(勉強)時間」を。

嘆くことはありませんよ。メダルを目指さないならばね。

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うれしい報告

ノリ勉終わっての感想

小4 柴吉さん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:

ノリ勉をやっている時も、それ以外の教科を勉強している時も以前より集中して取り組めるようになったことと、子どが勉強に対してどう思っているのかがわかったことです。

ノリ勉は、今必要な10問だけと決めているので、子どもが「まだやるのー」「いつ終わるのー」となるこがありません。

「これをやれば終わる」とわかっているので、頑張れるのだそうです。

集中してぱっと終われば、負担が少ないとわかったのか、国語の漢字も、以前より短時間で終わるようになりました。

そして、書けるようになるまで、何度も繰り返しできるようになりました。

そして、今回最大の成果だと思うのは、

子どもが

『できなかった問題、時間がかかった問題を、早く完璧にできるようになりたい。できるようになったらうれしい。』と、思っているということに気付いたことです。

それは、なかなか4日目のプログラムに進めずに前日のプログラムを3日間やり続けていた時です。なかなか全問正解できず、タイムも悪い結果が出ず、子どももぐずぐず‥‥

いつもなら、そのまま、また明日やろうかーとなるところでしたが、いや、今日は全問正解できるまでやろうと、やらなきゃだめだと思い、

「全問正解をめざしてもう一回やろう。ここの計算は、暗算に頼らなくていいよ。筆算は繰り上げた数を丁寧に書いてみよう。文章問題は数字の書きうつしの間違えをなくすために、鉛筆で指しながら式を書こう。」と声かけしました。

そして、なるべく具体的に前回の間違えの直し方を指摘しました。しぶしぶでしたが、その後2回目で全問正解できて、その日は終わりました。

その時、子どもが「はーー」と長い溜息のようなものをついたので、どうしたのか聞くと、こう言いました。

「今すっごく気持ちがすっきりしてるの。全部できてうれしい」と。

「頑張ってよかったね。お母さんもうれしいよ。」と私は言いました。

もっと気のきいた言葉をかけてあげればよかったかなと、今は思いますが、その時はその言葉をかけてあげるのが精いっぱいでした。

なぜなら、その時私は涙が出そうだったからです。

なぜでしょうね。

子どもの言葉を聞いて、これからも私は頑張って行ける気がしました。

◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか?あと、親にとって学ぶべき点はありましたか?:

以前からそばについて勉強を見ていましたので、非常識とは思いません。

学ぶべき点は、子どもの頑張りとその成果をいっぱい、いっぱいほめることです。

初めは親もぎこちなく、子どももなんかいつもと違う親の態度に気味悪がっていましたが、回を重ねるごとに気分が良く勉強できるようになり、最後には、「今日はこんなに早くできるようになったー。すごい?すごい?」とにっこり笑顔で勉強を終える日もありました。

これからもその笑顔のために、どんどんほめようと決意しました。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:

総合的には、はい楽しかったです。

「できるようになりたい」「できたらうれしい」は万国共通。

子供たちには、

できるだけ早く
できるだけ多く

感じてほしい。その蓄積が明日への力になるから。

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