oyawaza393

こんにちは、ストロング宮迫です。

ボルト選手が優勝した男子100メートル決勝のスタート時にペットボトルが選手の後ろ側に投げ込まれたように見えましたが、あれはなんだったのでしょうか?

あれって選手の誰かに当たっていたらどうなるんでしょう? ボルト選手の走りより、そっちが気になるわ・・・
London2012Olympic
※この毎日親技は2012年8月7日に配信したものです

観客の男がスタンドからトラック内にペットボトルを投げ込み、迷惑行為の疑いで逮捕された。
2012london01
警察によると、男はスターターが「セット(用意)」と合図した直後に、罵声を上げながらペットボトルを投げ、スタートの態勢にあった選手らのすぐ後方に落下した。

Wikipedia ロンドンオリンピック (2012年) 陸上競技・男子100m

陸上競技・男子100m決勝ではガトリンが1番にスターティングブロックを飛び出したが、50mを過ぎたところでボルトが他の競技者全員を抜き去り、100mで金メダルを獲得、ボルトはカール・ルイス以来史上2人目の2連覇を9秒63をマークして成し遂げ、自身が北京オリンピックでマークしたオリンピック記録を更新。

ロンドンオリンピックも半分を過ぎ、早くも成績不振の競技は責任者の進退問題などが取りざたされているようですね。

4年に1回のオリンピック。

今回不振だったから、次回のリオデジャネイロオリンピックは、頑張るぞー!っていっても、間に合わない場合が多いんだそうですね。

選手の育成や環境の整備や次世代を担うジュニアの強化なんかを考えると、8年計画、つまり、今回ダメだったから頑張るぞー!と思ってやっても、その成果が出るのは次の次のオリンピックになることが多いとか。

逆に今回成績が良い競技も、選手の育成や環境の整備や次世代を担うジュニアの強化を疎かにしていれば、8年後は目も当てられない結果になるということでもあります。

この8年という数字は成績がイイ子にも当てはまるような気がしますね。

今年受験だから頑張る!じゃあ、遅すぎる。中学受験もだいたい3年間のプログラムだし、高校受験も中学校生活で考えれば、3年間のプログラム。

だけど、その3年間のプログラムに入る前段階で、

どう過ごしてきたか?

どういう親子関係を築いてきたか?

負荷をかけて達成する過程はあったか?

自己肯定感は育っているか?

などは、3年間のプログラムに入ったあとに物凄く影響することです。

さあ中学受験だ!これから3年間塾に行ってがんばるぞ!

さあ高校受験だ!中1から3年間塾に行ってがんばるぞ!

みんなここをスタート地点と考えて気合を入れるわけですが、このスタート地点に立った時点での出来上がりつつある子供の素地というのは、その後の3年間に大きく影響を与えます。

つまり、3年間のプログラムに入る際、みんな同じスタートですが、みんな違う位置にいるってことですよね。

スタート地点に立ったときに、親子の勉強に関する信頼関係が成り立っていないければ、今から構築しないといけない。プログラムが始まっているのに、プログラムをこなすよりほかに親子の勉強に関する信頼関係を構築するのって、結構きついですよ。

勉強に限らず、少し上のレベルの負荷をかけて、それを頑張ってクリアするってことを経験したことがあるのかないのか。レベルの高低に関係なく、子供自身が「オレいけてるでしょ!」と思えているのかどうか。

そういう意味で、ずっと成績がイイ子というのは、8年間とか10年間とかの期間を経て形作られてくるわけですね。そして、オリンピックと同じように結果が出なかったら、それは選手ではなく、指導者の責任論として論じられる。

だから、オリンピック選手に対しての賞賛は、実はこの4年間に対しての賞賛ではなく、8年とか、下手したら12年間とかの期間、頑張ってきた選手や指導者に対しての賞賛ともいえるのではないでしょうか。

でも、多くの人はこの4年間というスパンでしか見ないことのほうが多い。それはもっと大事な点を見失うことになりはしないか。

受験で言えば、3年間のプログラムでの生活を、ほーうとかすごいねとかで評価しがちですが、その3年間を支えたその前の3年間とか4年間が実は受験期の3年間を前向きさせた大きな要因でもありえます。

そこがね、他人の合格体験記やスポーツ選手のドキュメンタリー番組でストンと落ちていたりする。

人は、同じ練習、同じ勉強をしてもまったく違う人になります。それは同じ練習、同じ勉強をする前の素地が違うからでしょう。

オリンピック選手を見て、「ああなりたい」と思うなら、もっともっと親や指導者のことを細かく見て研究していかないといけないですね。

そのオリンピックには、国際オリンピック委員会が発表している「オリンピック憲章」なるものがあります(英語版「オリンピック憲章」)。

この「オリンピック憲章」は、その憲法的な性格の基本法として、根本原則とオリンピズムの本質的な諸価値を宣言しかつ想起させるものであるとあって、続けて、オリンピズムの根本原則を7つ示しています。

最初の1つだけ紹介すると、

オリンピズムの根本原則

1.オリンピズムは人生哲学であり、肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた、均衡のとれた総体としての人間を目指すものである。

スポーツを文化と教育と融合させることで、オリンピズムが求めるものは、努力のうちに見出される喜び、よい手本となる教育的価値、社会的責任、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重に基づいた生き方の創造である。

さすが「憲法」だけあって、すべての人に通じるすばらしい理念ですなあ。

オリンピック選手はみんなこの根本原則を知り、理解し、実践しようとしている人たちなのでしょうか。そうでない人たちもいるようです。

今回銅メダルを獲ったハンマー投げの室伏選手は8年前のオリンピックで、ドーピング(禁止薬物使用)による繰り上げという後味の悪い形で金メダルをとりました。

そのとき、室伏選手はこんなコメントをしています。

努力して毎日、練習に耐えてやってきた結果が、このような形になった。

金メダルという結果を残すことができ、うれしいと思います。

と述べた上で、

金メダルはうれしいが、金より重要なものがあると思う。

メダルの色はいろいろあるが、大切なのは、それに向かって努力していくことだと思う。

と語った。

そして、報道陣に見てもらいたいものがあると紙を配った。

その紙には、アテネ五輪でメダルの裏側に書かれているピンダロスの詩を訳したものが書いてあったそうで、こう記されていたそうです。

真実の母オリンピアよ

あなたの子供達が

競技で勝利を勝ちえた時

永遠の栄誉(黄金)をあたえよ

それを証明できるのは

真実の母オリンピア

その室伏選手に今回新たなメダルが授与されたのはうれしい限り。

「憲法」は飾りじゃありません。理念はお題目ではありません。「憲法」を知り、理念を理解し、それに沿って努力すること。

その結果にはメダルがあったり、メダルがなかったりもするけれど、メダルよりも重要なものがあり、

大切なのは、それに向かって努力していくことだと思う。

子供たちにとって「真実の母」は、あなたに他なりません。

ちゃんと見てやって、それは点数だけじゃありませんぞ!テストに至る過程も、普段の行動や言動もちゃんと見てやって子供にとっての「勝利」を勝ちえた時、永遠の栄誉を与えてあげてください。

子供たちに永遠の栄誉を与えてやれるのは「真実の母」だけ。

子供達が社会に出るとき、「真実の母」からいくつのメダルを授与されて旅立つのか。そして、そのメダルの裏には「真実の母」はどんな詩を書いているのか。

書くのも、授与するのも、あなたですよ。押忍!!

「夏の日の歌」中原中也

青い空は動かない、
雲片一つあるでない。
夏の真昼の静かには
タールの光も清くなる。

夏の空には何かがある、
いぢらしく思はせる何かがある、
焦げて図太い向日葵が
田舎の駅には咲いてゐる。

上手に子供を育てゆく、
母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
山の近くを走る時。

山の近くを走りながら、
母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
夏の真昼の暑い時。

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うれしい報告
『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小4 柴吉さん

はじめまして。自分のことに置き換えながら『10の鉄則』を読みました。読んだ感想は、「親は勇気と覚悟が必要だ」ということです。

どもにかっこう悪いことだって語らなければならないし、やらない問題を決めなくてはならないですから。

それに何より褒めることを女優ばりにやらなければならないですよね。これまでの勉強のやらせ方、取り組む意義をもう一度私が考え直そうと思います。

一生懸命勉強しているのに結果が出ない、そのことに一番困っていたので、親が、鉄則7.8.9を徹底し、今やるべき問題を選んで、その日のうちにその日の勉強の成果を手にしたいと思います。

中1 いなみいさん

夢と目標と決まりの区別がついていませんでした。

早速10個の鉄則をワープロで一覧表にしました。毎日読み上げようと思います

期末テストの数学で文章題をまったく手を動かさず見ただけであきらめてしまったことが気になりましたが、ABC分析すると基本問題のミスを減らしたほうが得点を上げるにはてっとり早いことに気がつきました。

今回84点ですが次回は90点以上を目指します。

  • 10の鉄則
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  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)
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試実践コース)