こんにちは、ストロング宮迫です。
リオでのオリンピック、開幕2日目ですがメダルラッシュですごいですなあ、日本勢は。
※この毎日親技は2016年8月8日に配信したものです
考えてみれば、オリンピック代表ってことは「日本一」ってことで、それだけでもすごいのに、さらに上の「世界一」目指して戦うのがオリンピック。
仮にオリンピックで初戦敗退だって相当すごい人って認識でイイと思うけれど、そうは見られないところが世間っていうもんなんでしょう。
でもね、日本一努力して、日本一強くなったあなたたちは、それだけですごいんですよ。
ある者は次の東京オリンピックを目指し、ある者は次は指導者で帰ってくるでしょう。
オリンピックはね、目の前の試合もおもしろいけれど、4年、8年、12年という長い大河ドラマとして見ると、その感情や人間模様はもっと深みがあっておもしろいと思います。
7月18日月曜日。 pic.twitter.com/79XkP0hTlu
— 万屋 水銀、赤、水色 (@suiginnakamizui) 2016年7月18日
オリンピックについては、さっき検索してみたらこれまで13年間で40本近く書いてました。4年に1回という準備期間が受験に近いってこともあるし、何年も準備してきてたった1日で結果が出てしまうっていうのも似てるし、自分の能力を最大限発揮するしないっていう面でも受験生にはことのほか共通性があると思ってるから、ことあるごとに取り上げてきました。
ただオリンピックってさ、1日とかじゃなく、5分とかで数年分の練習の成果を問うじゃないですか。長い長い期間準備してきて勝ち抜いた上での数分だから見る者になにかを感じさせるんでしょう。
ここ親技で取り上げたオリンピック選手のうちですでに結果が出た選手を紹介すると「楽しく継続することが一番大事」で題材としたフェンシングの太田雄貴選手は北京とロンドンの両五輪で銀メダル、昨年2015年は世界選手権で優勝し、30歳で迎えた4度目のリオオリンピックでしたが、初戦で地元ブラジルの選手に敗れ、日本人初の金メダル獲得はならなかった。そしてその後引退を表明しました。
「親技オリンピック」で紹介した重量挙げの三宅宏実選手は、アテネ、北京、ロンドンと3大会連続でオリンピックに出場し、9位、6位、銀メダルと徐々に順位を上げて30歳で迎えた今回のリオ五輪では、前回ロンドン大会の銀メダルに続く2大会連続のメダルを獲得しました。
ここの読者には何度も読んでいただいている「親は一歩前を、歩く」で北島康介選手とともに取り上げた水泳コーチの平井伯昌さんは「アテネの金メダル3に近づける」と自信をもって臨んだリオ五輪の競泳競技・初日・男子400メートル個人メドレーで日本新記録で金メダルを獲った萩野公介選手に「平井先生に金メダルをかけさせてあげたい一心で泳いだ」とインタビューで言わしめた。
それぞれに長いドラマがあり、失敗があり、成功があった。以前、つまり4年以上前にここで取り上げた選手やコーチがその次のオリンピックでもこうして活躍されているのを見ると、活躍するにはやはり理由があると思わざるを得ません。
受験生はオリンピックどころではないでしょう。中学受験生も高校受験生もボクの周りでは平均で5時間以上、中学受験生のマックスは8時間勉強、高校受験生はマックス6時間勉強してるもの。この勉強時間は塾に行っている時間は除いてだからね。
インプットがないのに、
アウトプットは出来ません。
— 手塚治虫 (@Osamu_Teduka) 2016年6月30日
塾に行っている時間も入れたらそりゃ勉強漬けだ。盆休み前までに走れるだけ走れ!って言ってることを忠実に守ってる。頑張ってますよ、みんな。
だって半年後にはオリンピックだもの!
外はなんか異常に暑いし、勉強漬けでちょうどいいんじゃない?
最高気温が38℃を超えたので、東京の平均気温推移再び。 pic.twitter.com/lbnSUZIJh4
— LM-7 (@LunarModule7) 2016年8月7日
・・・と思うのは、それだけ根詰めて勉強してない人たちです。
苦しいよ、そりゃあ。苦しんでいる子供たちにはね、説明させるんですよ「なにやったの?どうやったの?」ってさ。
ケチつけるために説明させるんじゃなくて、苦しさを吐き出させるためにそうする。
「なかなかやる気がでないですねえ」って1日8時間勉強してる子供が言うんです。勉強する机を替わってみたり、座る向きを変えてみたり、目の前にドーナツぶら下げてノルマやったら食ったり、シャーペンを一新したり、休憩時間に音楽を聴いたり、いつもは聞かないクラシックを聴いたりしてさ、涙ぐましいささいな気分転換をしながら、頑張ってる。
悩みにもブームってあると思う。ブームって必ず過ぎ去るもんだとしたら、きっと悩みも乗り越えられなくても過ぎ去るもんだと思う。多分
— 燃え殻 (@Pirate_Radio_) 2016年7月22日
頑張っているからこそ、聞いてやらなくっちゃ、子供の話をさ。
頑張っていない子供の話も違う意味で聞いてやらないといけないけれど、長い時間仲間がいる塾の夏期講習に行っても夏休みは子供を孤独にします。
子供にとっての一人旅は、リクリエーションではありません。教育であり、しつけです。きびしい試練でなければなりません。しかもその裏には、保護者の優しい心遣いもなければならないのです。
— 手塚治虫 (@Osamu_Teduka) 2016年6月30日
子供と話さないなら、せめてハイタッチくらいは1日に2回くらいは意識してやってほしいですな。ハイタッチするときは「ご苦労サン」「お疲れさん」って言ってあげてくださいね。
子供の負荷が重量オーバーになっていないかをチェックして確認するのは親の努めですからね。
1.「かばんを大事にするとはどういうことか?」愛用の鞄が壊れ、製造元が無償で直して下さり、大事にするとは、を本気で考えた。過去に鞄が壊れた時はいつも重量容量オーバーだった。「適正な重量を守ってそれ以上重い物を入れない・容量より大きい物を入れない」精神論でなくそこだ!と、→続く
— 山田ズーニー (@zoonieyamada) 2016年8月6日
2.大事にするとは、気持ちとか鞄の触り方じゃなく、もっと引いた目で原因を考え策を立て実行すること。カラダも、食事運動睡眠や精神論に行きがちだけど、今の自分にとって体を大事にするとは、計画をしっかり立てて目標時間どうりにきちんきちんと働くこと。それが過労を回避し体調を整える一番だ。
— 山田ズーニー (@zoonieyamada) 2016年8月6日
親技では、夏季休暇を8/11(木)から8/16(火)までとさせていただいております。この間は商品の発送を致しませんので、お急ぎの方はお早めにお手続き下さいませ。
『10の鉄則』の感想、続々と・・
小6 家センさん
毎日コツコツ継続するという地道な努力や、ノートに丁寧に書くといったことが、子供の精神面も鍛えるという学校方針に共感し取り組んで参りましたが、反抗期もありだんだんと難しくなってきた近頃、やはり短期集中や成果にこだわりやる気にエンジンを掛ける必要性を実感しております。
残り少ない受験期、何とか10の鉄則を実行して目標を達成したいと思います。
小学校受験も塾なしで親子で頑張りましたし、習い事への取り組みなどでも一緒に頑張ってきましたので、ある程度の体制は出来ていますので、あとは私次第かと思います。
夫や弟の理解と協力を得ることも大きな課題ですし、仕事・家事・弟のこと・夫のこと・親たちのことと、時間のやりくりも大きな課題です。
子供の受験期というのは親の人生の中でもっとも忙しい、さまざまなことが重なる時期です。
つけがたい優先順位、後回しにできないことばかりが次々と襲いかかってきます。
親は子供以上に忙しい。だからこそ、短時間で成果を出すことにこだわっていきたい。少なくても共に過ごした時間はきっちり点数に結びつける。
となれば、やはりつけがたい優先順位に順番をつけて、より高い優先順位の物をから取り掛かる。
やったものだけは自分のものになるように!後悔のない受験というのはそうやって可能になると思います。
中3・中2 あんずさん
全然できてなくて気が遠くなりそうです。
お金をかけたら成績上がると思っていたのに・・・負荷をかけ続けることができてないんです。
テスト前後はハッパかけますが。のど元過ぎればなんとやら・・
家では勉強せず塾だけでやると言っているので、私にできることがあるのか。
「塾だけでやって」成果が出るなら、言うことはありません。
現に家庭学習1時間以内で好成績を保っている子供もいる。しかし、その場合、家庭での勉強の集中力はもちろんですが、学校や塾の授業から持って返るお土産が相当ある。
授業中に処理して帰る!これが意識として徹底してる。楽をしたいから授業は死ぬほど頑張るというわけです。
実はこれが一番効率的で賢いやり方だと思います。「家でしない」にはそれだけの決意と覚悟がいります。
お子さんはどうでしょうか? もし決意も覚悟もないなら、毎日30分やりましょう。話し合って先ずそこは確保する。
定期テストと入試問題はそのレベルが全然違うのですから。