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こんにちは、ストロング宮迫です。

入学式、そして桜の季節ですねえ。子供たちも張り切っていることでしょう。

その張り切っている子供たちに、特に受験生に、藤沢秀行名誉棋聖からの言葉を贈りたいと思います。

藤沢名誉棋聖については以前ここで少し紹介しました。

今回、贈りたい言葉は奥様が書かれた本「大丈夫、死ぬまで生きる 碁打ち藤沢秀行無頼の最期」から。

2009年7月に行われた藤沢秀行名誉棋聖を偲ぶ会では、藤沢名誉棋聖の絶筆となったこの字を扇子に仕立てて、参加者への記念品とされたそうです。

これだけは伝えたい。

強烈な努力が必要だ。

ただの努力じゃダメだ。

強烈な、強烈な努力だ。

藤沢秀行

このメッセージを子供に伝えるために親もまた「強烈な努力」が求められます。

「いつも言っているんだけど・・・」なんていう「ただの努力じゃダメ」なんです。伝わらないんです。あの手この手、手を換え品を換えて全力で子供たちにぶつかっていく「強烈な努力」

たいていは子供が諦めるよりも親が諦めるのが早いというのが相場です。「カンタンに諦めるな」と言う親が子供より先に諦めるという矛盾。

「強烈な努力」には粘りも必要とされるのでしょう。

粘りを生み出すものはなにか?

「大丈夫、死ぬまで生きる 碁打ち藤沢秀行無頼の最期」に、こんな記述があります。

ご存知のように藤沢秀行名誉棋聖は、

天才棋士と騒がれる一方、ギャンブルで作った借金は億単位、正妻と子供のいる自宅には三年間も帰らず愛人の所に入り浸り、酒での乱行も数知れず。

とっくに博打場でくたばっているはずが、死神にも見放されたらしい。三度のガンを患うも、みな克服してしまう。「こんなに長く生かしやがって」憎まれ口をききながら、今日も競輪場に通う。

ようなお人なんですが、そんな放蕩者となぜ59年間も夫婦を続けられたのか?

「大丈夫、死ぬまで生きる 碁打ち藤沢秀行無頼の最期」

なぜ秀行と添い遂げられたのかといえば、わたしがもともと結婚というものに憧れていなかったからでしょう。

もし、「この人が好きだから一緒になりたい」とか「この人の後をついていけば幸せになれるだろう」という気持ちで結婚していたら、期待を裏切られて続かなかったかもしれません。

わたしは、人間は結局は自分の力で生きていくしかないものだという意識が強く、結婚しても旦那さんを頼りにして生きていこうと考えたことがありませんでした。そういう発想がもともとなかったのです。(向こうが碁を打つのが仕事なら、しっかり碁が打てる環境を調えてやるのがわたしの役目だ、藤沢家を取り仕切るのがわたしの仕事だ)と思っていました。

秀行がいい碁を打つために邁進するしかなかったように、わたしも、自分で決断したからには、この永久就職先での「おかみさん道」「母ちゃん道」を精いっぱいやりぬくのが自分の務めだと思ってきました。

雪国育ちなので、粘り強いのです。

雪の中では、もうダメだと自分であきらめてしまったら、それでおしまいです。自分自身で絶対になんとかするんだと思って粘って、工夫をし、頑張らないと生き残れません。

そういう土地で育ったへこたれない気質が、骨身に染み付いていたのだと思います。

人の薦めてくれるアラン・ドロンのような人に見向きもせず、母の強い反対を押し切って歩み出した「藤沢家の人」という道でした。

誰から言われたわけでもない。わたしが自分で選んだこと。

自分でやると決めたからには、泣き言をいわず、やり通したい。そんな意地のようなものが、わたしを支えていたのだと思います。

受験も「もうダメだと自分であきらめてしまったら、それでおしまいです」は同じ。

ただ、「決して諦めていません」と言いながら、全然子供のことを見ていない、我が子のことを知らない「諦めません」と呪文だけを唱えている親も多い。

子供を見ない、知らない親なら、できるだけ早く諦めたほうがいいのに・・・

この「強烈な努力」はしません、しかし「諦めません」という矛盾する考えを持つ親は子供にとってかなりの害悪になります。

「筋」は一本です。
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各家庭でどういう「筋」であってもかまわない。しかし、その「筋」は一本でなくては、子供が「分裂」してしまう

この桜の季節に、親子が決意したこと、話し合ったこと、決めたこと、それを来年の桜の咲く頃まで忘れなければ、それだけでイイ。

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うれしい報告
10の鉄則』の感想、続々と・・・

中2・小2 ポンタの母さん

今までなんとなく実践していた鉄則もあるが、中途半端だったなあ、本気度が低かったな、と感じました。

まだまだ親としてやれることはある!と自分にカツを入れました。

決まりを書き出して親が日々チェックすること、塾の宿題の見直し&スピードアップを徹底することで効率的な勉強法を身につけることが出来そうです。

小3 たまごさん

親として中学受験を意識しはじめ、自宅学習で各種問題集をさせていたのですが、どんなに薄く簡単そうな問題や計算でも、ほぼ毎日息子の「すぐすねる攻撃」と私の「売られた喧嘩は買う」口攻撃で、学習効果に疑問を感じて悶々とする日々でした。

どうしたら息子が「やる気」をだすのか、どうしたら毎日親子共々気持ちよく過ごせるのか、悩んでいる最中にこの「鉄則」を購入しました。

読めば読むほど反省することが多く、鉄則1は未だに自分でも答えや自分の想いが正しいか、本気か、悩むことがありますが、その時々に子供たちに伝えています。

「夢」と「目標」がごっちゃまぜになっていたので正に目からうろこ状態でした。自分の中で息子に対する「夢」と「目標」を設定し、息子にも各段階の「目標設定」を決めさせて、今少しずつ動き始めています。

1月まではどんな時も学習に対してネガティブな気持ちしかなかった息子が、最近は問題を解きながら

「あ!これはこうかもしれない。・・・(解答を見て)考え方合ってた♪」

と「分かる楽しさ」を感じるようになってきたのは大きな1歩だと思います。また、経過報告させていただきます!

子供たちは手をかけただけの成果を親に必ず見せてくれます。

手をかけているのに成果を見せてくれないって!?

それは果たして「子供の問題」なのか?

成果が出るような手のかけ方をしなければ、いくら時間をかけたって成果はありません。

だから私たちは自分も含めて自らに問う。

「今、こうやっているけど、果たしていいのか?」と。

その答えはみんなすでにわかっているはず。

だって、答えは「今、成果が上がっているかどうか」なのだから。

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