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こんにちは、ストロング宮迫です。

今週は運動会で熱中症というニュースが各地で相次ぎました。この時期は運動会の開催がピーク。

現在では5月、6月など暑くなる前に運動会を行っている学校も多くなっていますが、今年の熱中症で生徒が搬送される事態を考えると、来年以降は行事日程を変更する学校も結構出てきそうです。

我が家の次男坊も運動会が先日ありました。

そこで事件は起こりました。事件と言っても、血とかは出ないですけど。

体操服を忘れて行っちゃんたんです!!
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※この毎日親技は2011年9月19日に配信したものです

信じられないって!?

ええ、ボクも信じられません!

確かに体操服は持って家を出たのですが、駅に止めた自転車のカゴの中に置き忘れちゃった。

今回はその顛末を書きつつ、「皆さんならどうするか?」を考える材料にしてもらえたらと思います。

息子の通う中学は家から電車を乗り継いで1時間半くらいかかります。通常、6時20分の電車に乗り、乗りついで8時前後に到着というのがパターンなんですね。運動会の当日も同じ電車に乗りました。

ただ当日は若干空模様も怪しく、授業があるかもしれないからと教科書なども一緒に持って行った。これは性格もあるんですが、息子は教科書やノートが濡れたり、汚れたりすることを極端に嫌がります。

なので、当日は普段持っていくカバンでは雨が降ると中までしみ込んでしまうとの理由で雨をはじくカバンに代えて行ったんですな。ただ教科書などもろもろ入れたら体操服が入らなくなっちゃった。しかたなくカバンと体操服は手に持って出発と相成った。

皆さんにもいつも言っていますが、入試でも運動会でも、どんな特別な日であっても、「いつもと同じように」してほしいとボクは言ってきました。

「入試だから・・・」「運動会だから・・・」といって、いつもと変えちゃダメと。「いつもと違う」形で入ることで余計な緊張感やいつもと違う感をヘンな形で出してほしくないからです。

いつだって「いつも通り」で。

雨でカバンの中が濡れるのがイヤならカバンにナイロンをかぶせるか、カバンの中身をナイロンで包むかすればイイ。間違いの1つはいつもと違うカバンを持っていったこと、これはのちに子供に言ったことです。

その日の朝は、もう1つ、いつもと違うことをしていました。

嫁が家が出る時間がいつもより遅くなったことで「自転車で駅まで行ったら?」と言ったんですな。「私がすぐに自転車を取りに行くから」なんてことも言ったようです。

息子は「うん」と言っていつもは歩いていく駅へ自転車で行った。皆さんのお子さんにも、それぞれ兄弟姉妹でよく犯す典型的ミスというのが中学生くらいになれば明らかになっていると思います。

ウチの息子がよくやるのが乗りものなどに乗ったときに手から離したものはたいてい忘れるということです。たとえば、リュック背負って、手に傘を持った場合、傘を手から放した瞬間があれば確実に置き忘れてしまいます。

ただボクは忘れるな!とは言わない。「手から離したらボクは忘れるんだ!」という認識をはっきり持って置いて、大事なものは手に持つな!と。

極端にいえば忘れてもイイと息子には言っています、忘れてもいいものは。でも、自分がこういう場合、「忘れやすいんだ」とだけ理解はしておけと。

忘れてもいいものは手に持ってもいいけど、そうじゃないものはできる限りカバンに入れておけと。そういう意味ではリュックが一番イイんですな。

しかし、よりによって運動会当日に理由はどうあれ、「いつもの」リュックを肩下げカバンに代えた。さらにあろうことか、いつもはしない自転車で駅へ。カバンは重たいから肩からさげて自転車に乗る。体操服の入った袋は前のカゴに置く。

これに息子のよく犯す「習性」が重なればチーンですよね。

まあ、見事に自転車のカゴに置き忘れて電車に乗っちゃった。さらにすぐに自転車を取りに行くと言っていた嫁は「すぐには行かなかった」のです。行けば忘れていることにすぐに気づいたはずなんですが。

さらにさらに当日は電車が遅れていて、いつもなら同級生がどんどん乗ってくる電車に誰も乗ってこなかった…etcも重なり、息子はほとんど気づかないまま、1時間ほど電車に揺られていた。

そして電車を乗り換えるちょっと前に気づいた。

「ああああああああああああああ・・・・・・」ってね。
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慌てて携帯電話からメールは嫁に送ってきた。「ヤバイ。体操服を置き忘た。どうしよう」と。

ちょうどその頃、ボクは車で家を出て運動会に向かっていたんですね。嫁さんが仕事で運動会は午前中の2時間しか見られないとのことだったので嫁さんを乗せて。そしたら嫁が携帯を見て「体操服がどうのこの・・・」と。

「残念だったねえ。もう車で出ちゃったよ。自分で取りに返らせろよ!」

「ええーー、それじゃ間に合わないと思うの。それに一番最初の種目に出るみたいだから」

「じゃあ、出なきゃいいんじゃあない。どうしても出たいなら学生服で出るとかさあ」

「そんな・・・中学生になって初めての運動会なのよ。そんなかわいそうなことは・・・」

「なにがかわいそうなんや? 自業自得やろ!」

そのとき車中で初めて「カバンを代えたこと」「自転車で初めて駅に行ったこと」などが次々と明らかになったんですな。

息子が体操服を忘れたのはボク自身もよくあるので、むしろおもしろがって楽しんでいたのですが、嫁の話を聞いて、「いつもと違うことをした」ことについてブチ切れた。

なおかつ「いつもと違うことをした」2つのうち1つは嫁が息子に「間に合わないかったらいけないので自転車で行ったら?」なんて自ら勧めたことが明らかになった時点でボクは、ハンドル握りながら、ブチブチブチ切れた。

そしていつもの決め言葉である「オレの子になんてことしてくれるんだ!!!」と叫んだ。

嫁さんの名誉のために少しだけ補足すると「自転車で行ったら・・・」と言って息子を送りだした後、洗濯モノを干しながら、「ああ、いつもと違うことをしちゃったなあ」と悪い予感があったとのことでした。ホンマかいな!?

さて、夫婦の車中の喧嘩はさておき、たぶん顔面が蒼白になっていたであろう息子。とりあえず電車に乗り換えて学校へ向かいつつ、携帯で嫁とメールのやり取りが続く。

最初のメールは先にも書いた「ヤバイ。体操服を置き忘た。どうしよう」

ボクは嫁に言いました。「ヤバイじゃないだろ!? どうしたいのかを書くのがお前に必要なんじゃないのか?ボケと書いて送れ!」と。

すぐに返信があって「すいません。自業自得です。運動会に出る資格がないのは自覚していますが、運動会にはどうしても出たいです。体操服を持ってきてもらえませんか。父さんにそう伝えてください」と。

「自分で取りに返ったほうが潔くてイイと思うけどなあ」と言いながらも、まあ、結局ボクは取りに返ろうと車で引き返したんですな。普通に引き返して体操服を持って学校に行ったとしても、9時開始にはギリギリの感じでした。ギリギリ第一種目には間に合うかも!?ってところです。

ここには書きませんが、奥の手を出していろいろと手を尽くせば、8時45分くらいには持っていける可能性もあった。でも、ボクは奥の手を出しませんでした。奥の手も出さないし、途中でゆっくりガソリンとかを入れたりしてね。

ボクは意地悪ですか?
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9時には絶対に間に合わないように、それはすなわち運動会の第一種目に出番があった息子はそれには出られないことを意味していたんですが、そうなるように時間見ながら学校に向かいました。

なぜって!?

だって、これで間に合ったら、「やれやれ、良かったねえ、間に合って」とかで終わると思ったからです。

「ギリギリセーフ事件」にはしたくなかった。

これまで書いた事情からして、間に合わせるのにあくせくするのはここでは親になります。

親があくせくして、間に合わせてやる意味があるのか? それはあいつのためになるのか?

手から離れた瞬間に置き忘れる。その習性については、息子には一人でバスに乗るようになった4年生からずっと言ってきました。失敗もした。息子もそのアドバイスが右から左に抜けていくという感じではなかったけれど、もう1つきっちり頭の中に叩き込んでおいてほしかった。

「イイ機会やないか?」「会社の重要な書類や手形を電車に忘れたらエライことになるんやで」とか、まあ、そういうことを車中で嫁に話しながら行ったわけです。ボクがこの緊急時に、1分でも早く学校に行ってやらなければと思っている最中にゆっくりガソリンを入れている頃には嫁も諦めていましたけどね。

結局学校についたのは9時15分くらいでしたか。息子は学校には連絡だけ入れて、学校には行かずに、学校の近くの待ち合わせ場所で8時くらいから1時間少々待っていたようです。体操服を持って駆けだした嫁が息子のところに走ってなにやら言っていましたが、息子はすぐに走って学校に向かっていきました。

「顔面蒼白で涙目だったよ」と嫁。
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「やばい」と気づいてからの1時間ちょっとが長く感じられたはずです。もしかして間に合うかも!?と期待もしていたかもしれません。「顔面蒼白で涙目だった」なら良かったというのがボクの思い。

あとで息子に聞くと、車からボクが飛び出してきて、ブン殴られることは覚悟していたとか!?

結局、息子は遅刻しました。第一種目にも出られず。ボクは運動会は見ずに帰るつもりでしたが、「顔面蒼白」な出来事があったあと、どういう顔で種目に出ているのかを確認したくなった。もし、次の種目で「ふて腐れたなような態度」で切り替えもせず、種目に出ていたら、もう1つガツンと言うつもりでした。

見たところ、微妙な表情でしたな。さえない顔をしているようにも見えたし、苦手な種目だからそうなってしまったようにも見えた。どっちだったんだろう!?

「お前、いつもあんな顔してやってるの?」

「ハイ。いつもです」。

う・・・ん、ビミョーだなあ。

で、午前中の早い時間にストロングは家に帰りました。さあ、皆さんの家庭で同じようなことが起こった時、どうしますか?

やっぱり嫁が言うように1分1秒でも早く体操服を持って行きますか? それともボクを支持してくれますか?

別に正解はないです。でも、ボクはあれで良かったと思っています。ただね、昼前に家に帰って、顔面蒼白で涙になって遅刻した息子のことを考えると「本当にあれで良かったか?」と考えてしまいました。

なんだかせつなくて・・・

ちょっと仕事する気分ではなかったなあ。

家に帰ってきた息子はすぐにボクの部屋に来て「このたびはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と軍人さんみたいな直立不動で言っていました。

「ああ、謝らんでもええよ。今日お前に1つ伝説が生まれたんや。これからこうした伝説がたぶんあと2つくらい生まれるだろうけど、お前にとって大事な伝説だから、大切にしろよ。伝説は自分で他人に話して笑いを取って初めて完結するだからな」

友達には遅刻した理由が「体操服を忘れた」からとは言えなかった見たいです。息子の修行はまだまだ続きます。

果たしてストロングのしたことは、あれで良かったのか? ウチはこうしましたが、皆さんだったらどうしたでしょうかね?

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うれしい報告

中2 らっきょさん

1年と少し前、中1のときにノリノリ勉強法でお世話になりました。

ノリノリ勉強法の最後で中1の2学期を気をつけてくださいと言われてました。そのつもりでしたが、振り返ってみると、中1の2学期から成績が急降下。

3学期はめためたで、中2の1学期も浮上の見込みなしです。

夏休みはすこし頑張りましたので、2学期、勝負かけます。よろしくお願いします。

中1の2学期は英語がチョー山場、そして数学はカンタンと舐めていたら、2学期でつまづく芽が吹き、3学期で噴火する!

これ定番です。つまづく要素が確実にあるんですから。

チェックポイントをはっきりさせ、この9月中間テストに向けての勉強を終えるつもりでやってください。もう待ったなしですから。

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