こんにちは、ストロング宮迫です。

中学入試の結果報告を数多くいただいております。ありがとうございます。

白黒がハッキリ出る入試だから、笑いもあれば悔いも泣きもある。でもね、たった1回のトーナメントが終わっただけです。

入試が終わった受験生には例年この言葉を贈ってる

柴田錬三郎著『真田幸村』

柴田錬三郎が後藤又兵衛に言わせたこれ↓↓↓です

一勝一敗は、兵家のならい、なんのふしぎがおわそう。今日負けたら、明日勝てばよろしかろう。敗北を、おのがよきいましめとして、次のたたかいに、いかにして勝とうかと分別するが、肝要と申すもの。

たった一度、負けただけで、坊主になるなどとは、武将として、あまりにも、粗忽でござろう。負ける度に、頭を剃りこぼって居れば、死ぬまで、髪毛が長くなり申すまい。

この言葉を心しておいてほしい。これからまた延々と日々のリーグ戦が始まります。

今日負けたら、明日勝てばよろしい!

ただし、努力しなければ、勝利は手繰り寄せられないのもホントです。

今やってる冬のオリンピック、受験生は見る間もないだろうけれど、「今日負けたら、明日勝てばよろしい!」を実践している選手がたくさんいる。

ソチ五輪で4位に終わり涙に暮れた高梨沙羅選手が平昌で念願の銅メダルを獲った。「何度も夢に出てきたというソチ五輪」から4年、長いよ~

その高梨沙羅選手が「敗北を、おのがよきいましめとして、次のたたかいに、いかにして勝とうかと分別」したとき思い当たったのが・・・

沙羅、念願の「銅」 ソチから4年…成長を証明!

ソチ五輪シーズンまでは、決められたメニューを「完全に納得しないまま淡々とやり続けていた」と言う。

苦い思いを味わい、選手としての経験が深まるにつれ、敷かれたレールの上を走るだけだった姿勢が徐々に変化した。

この4年間は、常に「自分」と向き合う時間だった。

「自分に何が足りないのか、ずっと考えていた。ここぞという時に力を出せる選手になりたい」

2015年~16年シーズンごろから、練習内容に自分の意見や疑問をはっきり口にするようになった。周囲に言われるまま動いた以前と違い、自ら練習スケジュールを組み立て、合宿地を選んだ。

「練習の意味を理解してやることで、こんなにも違うのか」と実感した。

こうした話を紹介すると、すぐにウチの子は「勉強する意味を理解しない」とか「自分で考えない」と親が言ってくる。

順番をよく考えてほしいんです。オリンピックに1回目に出たときまでは「敷かれたレールの上を走ってきた」んだし、「完全に納得しないまま淡々とやり続けていた」んですから。

で、負けて「自分に何が足りないのか、ずっと考え」た結果、「周囲に言われるまま動いた以前と違い、自ら練習スケジュールを組み立て、合宿地を選ん」で、わかったのが「練習の意味を理解してやることで、こんなにも違うのか」だったんです。

オリンピックに出るような選手だって、それに気づくまで4年かかってる。普通の人は倍以上かかってもおかしくない。

ある程度の結果が出て、イケると思ってたんだけど、世界に出てみたら、ここぞという時に力を出しきれなくて、なんでや?って考えた先に「自分で考える」がある。

勉強も同じ道筋をたどる。言われるがままであっても、結果が出た先にさらに奥深いものに行きあたる。それを最初から奥深いものを見ようなんてチャンチャラおかしいですよっていうことをここではオリンピックがある度に題材に採りあげて、主に「自立とはどういうことか」ってテーマで幾度も書いてきました。

4年よりも長く8年間もそのことに思いを馳せて、今回のオリンピックでは現時点で2つのメダルを獲得した選手もいる。

高木美帆選手ですよね。

初出場したのは2010年バンクーバー五輪で、この時史上最年少の中3の15歳だったか。

初出場のバンクーバー五輪では最下位に沈んだ。4年後のソチ五輪を目指したが落選。8年ぶりに帰ってきたオリンピックで2つのメダルを獲った。

早い段階で栄光を掴むと、そのあとなかなか立ち直れないものだけど、それもオリンピックは1回飛ばしですから、栄光と絶望の落差は限りなく最大値だったはず。

「負けずキライ」の性格だったとしても、どこかで心が折れても不思議じゃない。でも、折れなかった。

なぜ折れなかったのか?

そこにボクは彼女の信念を見る。

初出場した2010年バンクーバー五輪で最下位の屈辱を味わっても、14年ソチ五輪に落達しても

「スケート人生で挫折はない」

と言い切る。

「成長するために必要だったから、その経験がある」

これはスケートだけのことじゃないとボクには思える。

受験でも人生でも「挫折はない。成長するために必要だったから、その経験がある」だけだ。

そう信じられる、そう考えられる子供に育てたいな・・・

【結果がすべて】なのか?

ボクは違うと思う。いろいろな考え方があると思うけれど、たくさんの子供たちを見てきて思うことは、やっぱりここに行き着く。

「成長するために必要だったから、その経験がある」

だからね、経験したら学ぶんだよ。学んで「次のたたかいに、いかにして勝とうかと分別する」のみ。人生はただただその繰り返しなんだから。
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うれしい報告

[親カツ(後)] メンバーさんからの報告

春は来るさん

先日中学入試を終えました、小6の春は来ると申します。

「10の鉄則」「ノリ勉」「中学受験コース」「夏まで・入試実践コース」を受講させていただきました。

全く報告のメールをしないまま受験を終えましたことをお許しください。

苦しい時は週刊親技や、メンバーの皆さんの相談などを参考にさせていただきつつ、ひたすら2月1日の受験に向けて親子で頑張ってまいりました。

小6夏ごろの4科の総合偏差値は53、第一志望校の偏差値は58。

一時は志望校を下げることも親子で検討しましたが、11月、12月の模試や実力テストで4科58に一気に伸び、塾の先生から志望校にゴーサインをいただきました。

国理社の3教科は安定していたので塾の指導に沿っていけばよく、親としては楽でしたが、算数が思うように伸びず、入試が近づくにつれどんどん仕上がっていく周りのお友達を見て本人はかなりネガティブに落ち込むことも多かったです。

しかし「算数は2月1日に仕上がるように持っていこう。間に合うから大丈夫。」と親子で話し合い、とにかく基礎と授業を徹底、それから偏差値の低い志望校から順に過去問を解いていくやり方を続けました。

結果として2月1日の第一志望校に合格をいただきました。先日中学や塾の集合日に伺い、やっと受験に一区切りがついたように感じます。

最後の最後まで算数にハラハラしましたが、受験の前日まで本当によく頑張ったと思います。ストロング先生のおっしゃったとおり、「子供は入試の前日まで伸びる」を実感しました。

入試の前日には子供に合格証も渡し、親子で泣いてしまいました。

当日は緊張で白い顔の子どもを見て私のほうがおなかが痛くなりましたが、試験終了後は算数に手ごたえを感じたらしく、ホッとしたいい顔で戻ってきました。

5校に願書を出し4校合格、2月3日は受験をせずに全勝で終了することができました。

そして「受験は先手必勝」もまた痛感しました(終わってから言っても遅いのですが)。

特にうちの子は心配性のため、早目に算数を仕上げて余裕をもって入試に向かわせたかったと思います。算数だけは最終的に仕上がるところまで持っていけたとはいえ、子供の前では平常心を取りつつも、内心は崖っぷちを冷や冷やしながら走り抜けた気分でした。

入試が終わっても中学入学に向けて頑張っていこうと子供と話してはいるのですが、教科書は入学後の配布、英語を進めようと問題集を買ってはみたもののなかなか親主導で進めるのも難しく、先ほど「ノリ勉英語」の購入ボタンをクリックしました。

中学入学までの2か月、算数と英語の強化を目指して頑張っていきたいと思います。

今後も週刊親技等楽しみにしています。親の気持ちがたるんだり、くじけそうになるたびに私宛?と思うような記事の内容。本当に励まされました。まだまだ親技卒業には程遠いですが、今後も精進していきたいと思います。

長くなりましたがまずはご報告方々御礼まで。本当にありがとうございました、そして今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(入
試実践コース)