あの日見た夜景が pic.twitter.com/ohzjOAO6JA
— 全日本もう帰りたい協会 (@mou_kaeru) 2017年12月26日
こんにちは、ストロング宮迫です。
お仕事の人も、もうお休みの方もいることでしょう。まもなく平成29年が終わります。平成30年を「イイ年にしたい!」って方は、わかりますよね?
そう、残りの平成29年をガンバル!エンジン吹かして走り切ることです。
いつだって明日から、来週から、来年から・・・って言って、それが実行されることはないのだから。
受験生はもう最終コーナーを曲がり、最後の直線に入ったところ。ムチも飛ぶ場合があるし、大きな声で「いくぞ!」って気合いをつけている方もあるでしょう。
受験生が今吐く「弱音は等身大」であり、「強がりは無理してる」とかつて書いたし、子供が言う「受かるとも思っていなかったから平気」をボクは信じない。
どうであれ、できることをやるのみ。
だんだんとね、本番が近づくと、子供の本音が出る。それに伴って親の本音も出ますからね。
今までなんと言ってきたって「なんとかこの入試さえ乗り切りさえすれば・・・」という気持ちがあれば、それが言動や態度に出るしね。子供も親も、本当の本音の化けの皮が剥がされるのが入試本番の意味です。
すでに親カツ生をはじめ、親技を駆使する者は「入試前に渡す合格証」を準備し始めていることでしょう。
「入試前に渡す合格証」については、例年ここで書いているのでもうご存知と思いますが、たとえば、親カツ生の先輩であるJママさんの渡した合格証がこれですね。
最初の文をよく読んでほしい「あなたは、この3年間、毎日休むことなく、朝晩家での勉強をよく続けてきましたね」です。
誰にでもあげられるものじゃないんですよね。頑張ってきた者に対して授与できるわけです。
で、考えてみてほしいんです。
結果がほしいのはみんな同じ。その上で、結果が出る前に、結果が出る前に、「あなたは合格よ!」って言ってあげられるかどうか。本音でね。
化けの皮は1枚ずつ剥がしていった末に、最後に残った素の部分に「あなたがここまでやり切ったことはすばらしかったよ」といえるかどうか。
言葉で「結果がすべてじゃない」というのはカンタンです。たいていの親がそう言うから。でも、そう言いながら、「結果がすべて」という言動や態度をとる親が掃いて捨てるほどいるのはなぜなのか? それが子供に見えたとき、子供の絶望は始まるわけですよね。
子供には親の本音は透けて見えるから。
だから、入試には行かない親自身も自分に問わなければならない。「この子にこんなに勉強させて、私は何がしたいのか?」ってね。
これから入試に迎う人はもうすぐだけれど、再来年、その次に入試に迎う方も、結果だけではない過程についてもぜひ思いをはせてほしいと願っています。
それを考えるうえで、1つ『10の鉄則』の感想を紹介しましょうか。
[10の鉄則] 報告・相談
中1 ちーさん
いつもお世話になっています。ADHD(不注意型)グレーの中1の子どもの経過報告です。
後期中間テストがありました。前期からの点数を報告しますね。
国語 60→74→62
数学 60→55→69
英語 90→92→74
社会 95→87→85
理科 68→67→75平均点も順位も発表されないのですが、唯一のデータ「得点分布図」から割り出した推定平均点と比べると、国語以外は平均点以上です。
前回の数学は、本人の予想95点から、ポカミスだけで55点まで下げてしまいました。
今回は「じっくり考えたら時間がなかった」で69点。
もちろんミスも多かったですが、すこしは成長しています。
国語はどうしても、読解が・・と思っていた所、ストロング先生の「国語の勉強法」がUPされていて、冬休みはその方法でやってみようと思っています。
問題は、英語がガクンと下がった所。記号で書くべきところを単語で書いて6点失い・・。文章のはじめは大文字。固有名詞は大文字から。そんな超初歩的ミスが続いています。
英検4級に余裕で合格しましたが、そうしたところからマークシートには強いんだけどなぁ・・。
そして、模試も受けてきました。
夏休みに受けた時は、3教科で偏差値44くらいでした。国語に至っては38という結果で、模試を受けることも怖いと思うほどでした。
が、今回は5教科で偏差値56まで取れました!
この模試もマークシートと記述併用なので全部記述よりも結果がいい方に出たのだと思います。
こちらのサイトに出会って間もなく1年になります。実践するまで時間がかかりましたが、4月の終わりから「今日から20時になったら勉強の時間」と決めて一緒に勉強をしてきました。
体調崩したり、旅行に行くことも多いのですが、「一日の勉強はゼロにしない」を合言葉に頑張っています。
昨日も2泊3日の旅行から22時に帰宅して、勉強していました。
最初の模試を受けた時、
「やればできる」なんてうちの子にはあてはまらない
「やってもできない」子はどうすればいいの?
と思っていました。
それがここへきて偏差値56が取れました。
勉強量の割には、まだまだです。それでも私には「やればできる」が少しだけ実感できました。
まだまだ、今の点数につながらない部分をどうすればいいのか、これから難しくなっていく内容についていけるのか、不安はたくさんありますが、今後も親技を信じて頑張ります。
一年前倒しで、夏までコースも購入させてもらいました。何もかも「普通に」が難しい子なので、親の私が早め早めの対策をすることで、少しは効率的に受験に備えることができるだろうと思っています。
親技に出会えて本当によかったと思う一年でした。来年も・・と言わず、小4次男が高校受験するまでお世話になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
こうした1年間を締めくくるメールが増えてくるのはこの時期ならではです。皆さんもぜひこの1年を振り返っていただきたい。
中1の最初のテストから素点が下がるのは、皆さんご存知の通りです。マークシートへの対応、記述式への対応はテストを受ける限りやっていかなければなりませんが、徐々にお子さんが成長している部分はメールを読んで感じられますよね。
「前回の数学は、本人の予想95点」ということは「できた」って思えたのでしょう。しかーし、返却されたら「55点」だった。ここに「わかった」と「できる」の差が出てますよね。反復あるのみです。数学ならどれくらいの時間でできるのかを計測すれば「わかった」と「できた」の差もさらに実感できるでしょう。
勉強では、この「わかった」となるまでの道のりが一番しんどいんです。テストで、できはしないけれど、「わかる」という感覚があるのとないのとでは、親の手間のずいぶん違いますから。
その部分は越えているから、親の【「やればできる」が少しだけ実感できました】になる。「記号で書くべきところを単語で書いて6点失い」ましたとか「じっくり考えたら時間がなかったで69点」は勉強において、なーてことない。ちゃんと記述で答えが書けていたり、時間をかければ「できる」ならね。
答えはわかってたが点数にはならなかっただけだから。これはテストの受け方の問題であって、勉強の中身とはまた別の問題だから。そういう意味で、マークシート式のみのテストやマーク記述併用式とか、どういう結果が出るのかはいろいろとやってみたらイイ。そこでお子さんについて気づくこともあると思うから。
毎日やるってことは、しんどいことだけれど、習慣となれば、かならず「やらないと気持ち悪い」になっていく。
ちーさんも、続ければ続けるだけ、結果がほしくなると思うけれど、テストの結果や素点だけが子供の成果じゃないですからね。習慣化するってことも成果だし、「わかってはずなんだけど、テストではできなかった」と気づくってことも成果だし、「ここまで反復しないとテストではできないんだな」って気づきだって成果だし、子供の成長です。
今回のテストを春休みにもう1回制限時間を10分とか15分短縮して再チャレンジしてみたとき「どうしてあの後期テストではこんな点数だったかな・・・」といえれば、ちーさんの勝利です。頑張ってくださいね。
「習慣になった努力を、実力と呼ぶ。」…いい言葉! https://t.co/ZiTT0UsifY pic.twitter.com/SC3ujSuJ92
— はあちゅう (@ha_chu) 2017年12月28日
もう1つ、今度はノリ勉の感想を紹介しておきます。
[算・数] 7日間を終えての感想
小5 とんちゃん
★明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
約束を気にするようになった。
今までは4と9の見分けがつかない、0や6の綴じ目がない数字を書いたりしてきましたが、「丁寧に書くんだよ」「お、いいね、丁寧に書いているね」と声をかけると数字がはっきり大きくきれいに書けるようになりました。
途中式も、当初は塾から簡単な計算は暗算でという指導のせいか面倒くさがって書こうとしなかったのですが、「んん~~~~~~もう~~~~~!!!!」と言いながらも書くようになりました。
驚くのは数字だけではありません。漢字もきれいに書くようになりました。
昨日学校で行われた漢字50問テストで満点を取ってきました。解答欄は今まで見たことのないきれいな字で埋めていました。国語は決して得意なはずではないのに、これにはびっくりいたしました。
★親にとって学ぶべき点はありましたか?:
親は何もしていなかった
仕事と下の子の育児で勉強を見ていなかったな、と思いました。
塾からも「勉強はお任せください」と言われていたのでその通りにしていましたが正直成績は上がらず。今回のノリ勉では親のチェックって大切だな、と痛感しました。これほどしつこく反復練習させていたら「なんか違う」と子供も感じることだと思います。
★お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
はい、楽しかったです。特に4,5日目の「できない問題にチャレンジする」回では、親は素で「で、これはどうなるんですか?」「先生、なんでこの比になるんですか」など聞きまくりました。
そうです、親は演技でなく超どアホ級の生徒でした。
私が元々算数が大の苦手。今やっている問題も正直よく分かりません。「私、この問題が解けるようになりたいので、なったら格好いいって思うから、ぜひ教えてください」とお願いしました。
子どもの方も「じゃぁ、うまく教えられるかわからないけど・・・」と丁寧に一つ一つ教えてくれました。
終わってから子どもの方は「まさかあそこで『何でここは掛け算なんですか』なんて聞かれるとは思わなかった」と感想を漏らしていました。
問題を前に毎日「今日はどの学校を受験する?」と聞き、本番を意識しながら解きました。
最後は「お、合格~」と言っておしまい。1週間で何校合格したか分かりません(笑)。でも実際そうなるように頑張りたいと思います。
これからが真価が問われるところだと思います。今通っている塾が宿題の量が多く、未消化のまま終わっていくことが見られました。
今回はたまたま体調不良で塾をお休みをした1週間を使ってのノリ勉参戦でした。
またあのハードな生活に戻り、かつ、このペースで勉強を続けていかれるか正直不透明です。
ですが、ノリ勉法とともに10の鉄則も手元に置き実践していこうと思います。長々と書いてしまいましたが、以上報告致します。
これでノリ勉第1タームは終了いたしましたが、今後も適宜報告いたします。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。
未消化のまま進んでいくときの子供の様子と消化しきって進む子供の違いを感じられる感想ですよね。
「たまたま体調不良で塾をお休みをした1週間を使ってのノリ勉参戦」での出来事。もう宿題を選別して、消化しながら進んでいくしかないんじゃないでしょうかね。
便秘でウンコが1週間もでなかったら、大騒ぎになるでしょ?
でも、不思議と「勉強における便秘」は2年間とか放置されるんですな。それは「病気」になりますよ。快活な子供だって具合は悪くなる。
もう塾の宿題はしません!というわけじゃない。ちゃんと今まで通りの時間、宿題はやらせますので、消化できる分だけ宿題をやらせてくださいって話なだけですから。
勉強しても、塾に行き続けても、未消化のものがテンコ盛になっていけば、人の気力は少しずつ奪われていきます。目に見えて奪われはしないが、「どうせいできないもん!」という真綿が子供の首を絞め続けていきます。
1週間「丁寧に書こうね」ってやったお陰かどうかはわからないけれど、「今まで見たことのないきれいな字」で漢字を満点獲ってきた。汚れのない、まだ未消化のものに埋もれ切っていない子供にはこうしたビックリするような波及効果が随所で見られます。
ウチの子には、波及効果がみられないって!?
それはね、「もう2年間便秘でウンコが出ていません」くらいの状況になっていると考えていいかもしれませんよ。
溜まるとね、固く、硬く、堅くなるんですよ。波及効果がないってことは、もうずいぶん「子供が硬くなってる」というサインでもある。
それでも消化不良のものを、消化の悪いものを食べ続けるかどうか、決めるのはあなたです。
子供が本来持っている「健全な子供らしい快活さ」って大事にしなければなりません。1つイイことができても、次につながらない、波及しないってことは、勉強のやり方やテストの受け方を考える前にやることがあるってことです。
「カタイ子供」にいきなり下剤を飲ませないで、よく話してみてください。話せば、硬くなっているいくつかの要因は、放し、離すことになりますから。それが年末までにすぐできることです。
イイことしても、親が自分に向かって問わないと、すぐに元に戻ります。1枚ずつ自分の化けの皮を剥がしていって、親自身の本音を問うてください「この子に勉強させて、私は何がしたいのか? 何を望んでいるのか?」ってね。
その親の何がしたい、何を望むかによって、「子供を成長を待つ」こともできるようになります。ただ茫然と待つんじゃなく、イメージをもって待てるんです。
でも、結果だけを求めてる人は待てないんですな。でも、昨日苗を植えて、翌日に「どうして稲穂になっていないんだ?」とは誰も言わないですよね。
一定の時間はかかるから。
でも、その一定の時間の中に変化があり、目に見える成長があり、イメージが持てると、待てる。
そのためにも、やっぱり親は考えなくちゃいけないですな、「この子に勉強させて、私は何がしたいのか? 何を望んでいるのか?」を。
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
小6 みにらさん
これまで漠然と考えていたことがすっきりと整理されたように感じました。しかし、実践となるとこれが親としても大変だと痛感しています。
過去の良かった本人(の状態)を子供自身、すっかり忘れてしまっているため、全く比較が出来ないように見えます。
でも、一番困っているのは、家内と私とのコミュニケーションが不十分で、両親で方向性がズレているのではないかと感じるところです。
家内は全く鉄則に目を向けず、旧態依然のように感じます。しかし、私は夜遅くの帰宅が続き、週末しか子供の勉強を見てやれていません。これが一番の悩みかもしれません。
残された時間が少ないため、何とか家内を説得し、鉄則を実践できるように努力したいと思います。
「合格を目指す!」皆そうだと思います。
それが最大で最高の目標。これまでやってきた子供の努力に報いてやれるのは「合格」そう思えることでしょう。
でも合否はあくまでも結果です。
成績がイイ子の親が大事にするのは過程。結果は気にしないのではなく、結果から逃げるのでもなく、過程に力を注ぎ、過程を評価するから、結果的に良い結果が出やすくなる。こういうことだと思います。
仕事も大事です。週末の見てやれるときだけでもしっかり見てやる。また、夫婦で話し合う。徹底的に話し合う。話し合いを突き詰めていくと、受験の話も結局は我が子のこれから先の人生の歩みについての話になります。
子供が受験を通じて夫婦で話し合う機会を作ってくれた、そう考えるのが妥当な考え方です。子供に逃げずに頑張れ!というよに妻から逃げずに話しあえ!です。
変わるのは妻ではなく、あなたです!