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こんにちは、ストロング宮迫です。

受験に対する準備の学年が下がってきていると言われます。かつては高校受験がメインだったものが中学受験を目指す方も多くいるようになった。そしてその中学受験に対する準備も昔は小学校5年生からの2年サイクルだったものが小学校4年生からの3年の準備期間というのがメインになった。そして、さらにそれが現在小学校低学年からになっているというわけです。

この現象は少子化による生徒数の減少という塾業界を取り巻く根本的な構造の課題からきている面があります。つまり少なくなった生徒数をカバーするために、早めに低学年から生徒を囲ってしまおうというわけです。

一度捕まえてしまえば、あとは自分たちの魅力ある授業や教師で中学受験まで持っていく。いや、持っていかなければならない。そういう塾の営利の部分での思惑があることは事実でしょう。

一方で家庭の側も親は仕事で日中はいない家庭も多く、以前なら、なんとなく小学校低学年から塾に行かなくても思っていた層も、誰もいない家にいるよりも塾へと考える人も増えてきた。塾の学童保育化というんでしょうか。

預かってもらって「お勉強」というのは親にとってはおいしいですから。

こうして塾の営利の追求と家庭の事情の利害が一致することで小学校低学年のクラス設置の社会的な要請が出てきたということなのかもしれません。こうした動きに対して、「早くから塾通いして知識を詰め込むのは・・・」なんていう批判もあるようです。

ゆえに塾でも小学校低学年のクラスでは「考える力をつける」「思考力を・・」なんていう文言を謳っているところも多い。

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※この毎日親技は2009年7月12日に配信したものです

学習塾の大手の市進学院教育本部守屋厚志小学本部長は、産経新聞に書いていらっしゃいます。

2009.7.1 産経新聞「自ら考える力を問う」

中学受験の準備はいつごろから始めればいいのでしょうか?

小6からではさすがに遅すぎるとして、小4か小3か。塾によっては小1から準備が必要というところもあります。塾としては、早く塾生を確保したいという気持ちもあるのでしょう。

しかし、受験の準備に4年も5年もかけなくてはいけないというのは、あまりにもおかしいと思います。実際、中学受験に対応するカリキュラムは小5からで十分組めますし、学習の興味付けや習慣付けなど、準備段階を考えても小4からのスタートで十分です。

非常に率直に書いておられますね。たださっきも書いたように塾側の事情だけでなく、家庭側の事情もあっての低学年化だと思います。

そうじゃなかったら、成り立ちませんから。

守屋厚志小学本部長は続けて、

準備開始が早過ぎるデメリットについては前回書きましたが、低学年の学習は「受験勉強のため」よりも、脳の間口を広げるため。能力を育てるためと位置付ける方が、その後の子供の成長には役立つと思われます。

例えば、市進では小1から小3までは「かがくであそぼう」と題し、あえて「勉強」の言葉を外して知的好奇心をくすぐる工夫をしています。いつもは見過ごしている身の回りの不思議に気付かせ、それを解明していく課程で「探求する喜び」を、そして、受け身でなく「自ら行う楽しさ」を経験させていきます。

集団教育の場としての小3からの授業でも「なぜ?」を大切にし、常に「考える力」の養成に力を入れます。

これはどの塾でも低学年のクラスを設置している塾では謳っています。この理屈は皆さんは十分理解できるし、共感できるでしょう。

正論です。文句はありません。

問題は、この時期の子供たちの発する「なぜ?」について、塾に通うだけでは到底対応できないということなのです。

塾では努めて「知的好奇心をくすぐり」、「探求する喜び」を感じさせ「なぜ?」を大切にし、「考える力」を養成しようとするでしょう。

しかし、身の周りの「なぜ?」はそこら中に転がっており、低学年の少ない通塾日数、短い授業時間ではやることが限られる

また、小学校低学年では多くは「あー楽しかった」で終わる可能性も高いでしょう。もし、塾で本来の知的な好奇心がくすぐられれば、塾に行かない日もあれこれと知りたい事やなぜなぜが頻発するでしょう。

限られた日数に通う塾というのはそういう意味でも動機づけに役立つわけですが、果たして子供たちは塾に帰ってから、知的好奇心がくすぐられ、家庭で「なぜ?」を問い、それを解決すべく土壌が家庭にあるのか・・・

ここが問題になってくるわけです。

現在、低学年で塾に通っている層は比較的この土壌、つまり、子供の知的好奇心を家庭でも引き続き受け止め昇華させる土壌がある家庭が多いように見受けられます。ならば、小学校低学年からの塾通いもありだと思います。

しかし、いずれも塾の宣伝、多くの塾で低学年のクラス設置が当たり前になれば、「塾に通っている時だけ知的好奇心をくすぐられる」層が大量に参入してくるようになるでしょう。その時に同じ通塾生でも大きな差が出てくるはずです。

そして、残念ながらこの差はもう縮まらない・・・・その可能性は大です。

子供は小さい頃はみんな天才です。でも、その天才の芽を社会や親が摘むんですね、間違いなく。仕事や家事やその他もろもろの親の事情や忙しさによって。

悲しいけれどそれが事実です。

塾業界が手を染め始めている小学校低学年のクラスはあらゆるクラスの中で一番難しい年代だとボクは感じています。通常、小学校高学年や中学生のトップクラスの先生は、一番優秀と言われている先生が受け持つのが普通になっていますが、トップのクラスの授業は誰がやっても結果的にはうまくいく

入社したばかりのお兄ちゃんお姉ちゃんでも、伝えることさえはっきりしていれば務まる。

しかし、小学校低学年はそうはいかないです。ちゃんと座らせて、かつ知的好奇心をくすぐるためには低学年の視線、頭の中まで下りて行って授業をしなくちゃならないわけですから。

塾で一番の精鋭の先生を小学校低学年に投入している塾はあるのか?

精鋭の先生を投入していないとすれば、その理由はいかに!?

親もある時期だけを頑張るなら、「真に子供を愛する者は・・・」にも書いたように小学校低学年じゃないですかね

えっ、もう中学生って!?

なら、「今」しかない。過去は悔むな!ですぞ。

「育てる」ってことに関して、何度でも見てほしい動画が以下です。何度も何度もみてほしいですな。

日本経済新聞  藤沢和雄の「伯楽一顧」
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うれしい報告

小5 ぷりんさん

■実践したこと:
塾の算数をシートに貼って週テストに合わせてさせました。

■成果の報告:
一回目はシートに張らす問題の横のABCを書いただけだったのでA問題は6割のできでした。

しかし講座で「シートに貼ってください。」とメッセージがありやらせてみたところA問題が9割できていて90点、次はA問題8割弱とすごく成果がありました。

算数だけでなく他の教科にもよい影響が出て、2回とも全国の順位表に載りました。本当にすごいです。

子供も自信がついたのか楽しそうに勉強しています。

これからも気を抜かずにやっていきます。ありがとうございました。

2回続けば本物ですなあ。でも親は欲深いもの。まだまだ上を目指していきましょう。

やるべき問題からきっちりやれば、誰でも絶対に成果は出る!

成果が出ないのは、「やる問題」を間違えているか、それとも、問題演習の「やり方」を間違えているかのどちらか。

勉強は人生の中でもっとも努力が報われ反映される種目です!

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