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こんにちは、ストロング宮迫です。

本日も引き続き中学入試、連戦で疲れている子もいるでしょうが、最後まで(●’д’)がんばれよ~

中学生は公立高校の受験がこれから本格化します。インフルエンザの声も最近耳にするようになりました。親にとってはシビれる日が続きます。

1月の初めですか、ここで入試を控えて「時計屋さんが時計の電池寿命は2年だ!」っていうんで安心してたら、事前入試前に電池切れを起こしてた!っていう話を書きました。

毎日親技「不測の事態が受験生を襲う」

そのお父さんから2月1日の本命入試前にメールをもらってました。

我が家の様子ですが、昨日から受験までの3日間学校を休むことにしました。

前々日にインフルエンザで3人が学校を休んだということだったことからで、心配すべきは体調のことだけだったので。

一応、学校の先生にも相談しました。中学受験について学校の先生に話をするのはこれまで5回程度あったので、快く「インフルエンザも増えてきたのでそれもいいでしょう」と言ってもらえたようです。

(省略)あと、こちらは本命を控えてできるだけ心静かに過ごしたいと思っておりましたが、1月入試の合格発表があちこちであり、誰それがどこに合格したとか小学校では中学入試の話が乱れ飛んでいて心静かっていうわけにはいきませんでしたね。

うちの子の小学校のクラスでは3分の1の10名ほどが中学受験をするということもあり、やはり小学校でも受験の話題はでるそうで、合格したやら落ちたやらの話題があり、それなりに皆がプレッシャーを感じているようです。

これも親カツ生には想定の範囲内ってことでしょうか??

そうしたことについては今まで考えたことがなかったけれど、親の情報のコントロールも必要なのかもしれないですね。あと少しなのでがんばらせないといけませんね。(省略)

まさに「不測の事態が受験生を襲う」ですなあ・・・

あっちこっちの予測しないところから弾が飛んでくるからなあ (^^)♪

学校に変わらず行っていた子が3日でも休むと、なんだか落ち着かない座りの悪い感じになったことでしょう。

その座りの悪い、落ち着かない感じがボクは浪人のときにありました。親として子供の受験を迎えるときも同じ感じがありました。言葉にはうまくできないなんともイヤ~な時間が流れる。

子供もいつもはいない時間に家にいる分、時間もあって、まあ勉強すればいいんですが\(^o^)/、あの落ち着かない感じを子供がしっかり覚えていてくれたらいいですね。これからまた再び経験することになるから。

経験したことは次はもっとうまく過ごせるハズです。経験しても前回よりもうまく乗り切れないのは自分がした経験をあまり大事にしてないってことかもしれませんね。

さて、このお父さんの話には続きがあります。とっても興味深い話ですから、ここに紹介しましょう。

この方の場合、2月1日から3連戦の予定でうまくいけば2連戦で終了ってことになる。本命は初日です。

その初日が終わって・・・

初日終わりました。色々とありがとうございました。

最後の算数がはじまる直前ハプニングがありました。

算数が始まる直前、1月の事前入試前に電池交換した(それも想定外のことでしたが)あの腕時計が消えるハプニングがありました。先日電池を入れ替えた時計がなんと本番でやってくれました!

それも時間配分が大事な算数が始まる直前に。これまでは模試も含め、お兄ちゃんの時計も予備に持っていっていたものの、この日は上の子も模試だったらしく予備を持っていかなかったようです。

ついこの前電池交換もしていたわけだし、責められませんよね。教室には時計もなく、始まる直前で監視役の先生にも言わず、そのまま受けたそうです。

家での入試演習で時間の感覚は体である程度覚えてはいるものの、全く時計なしの戦いは初めてです。最後の教科だからラッキーだったのか、最後の算数だからこそ時間配分が必要だったのかこればかりは今更なので。

本人も相当焦ったらしいですが冷静にいこうとしたらしく、これもまた勉強になったと思います。やる事はやったので明日の結果を待とうと思います。色々とありがとうございました!

ウヒャー・・・3科目やって、いざ攻略しなければならないぞ!と強く決意を持って臨んだ算数の直前に

時計が消えたーー!!

○ンタマが縮みあがるわ。こんなこともあるんですねえ(>_<) また、教室に時計がないっていうのもシビれますなあ。

このお父さんのすばらしいところ、これは親カツ生として優秀、凄腕ともいえるわけですが、

家での入試演習で時間の感覚は体である程度覚えてはいる

ここですよね。

加えてお子さんも

本人も相当焦ったらしいですが冷静にいこうとしたらしく

それが実際にうまくできたかどうかは別問題です。

ただ「身体で覚えていた時間の感覚」としっかり勉強してきた上で「冷静に行こう」と発想が頭をよぎったことは訓練の賜物でしょう。それが小学6年生でもできるんだってことです。

本番に放り込まれたとき、そしてその時言い訳ができる余地があった場合、人は勝負を投げるってことがよくあります。○ンタマが縮みあがるボクなら問題解きながらすでにその時言い訳を考えたことでしょう。

でも、最後までやりきった!監視の先生に言ってもよかったし、諦めたり、言い訳したりしても責められはしないけど、最後まで訓練で身につけた「身体で覚えていた時間の感覚」で最後まで頑張った!

すばらしい!合否が出る前にボクはすばらしい!と合格発表前の合格証を出しました。

だって窮地に陥っても最後までやりきったんだから、これに勝る受験はないでしょ?

このメールを読んだ晩は「もしこの算数が最初だったらどうだっただろうか?」とかお父さんが言われていた「最後の教科だからラッキーだったのか、最後の算数だからこそ時間配分が必要だったのか」を考えてたら眠れなくなった。

ぜひこうした受験生の先輩たちからの報告を我がことに引き寄せて自分のこととして考えていただきたいと思っています。

あなたのお子さんは、入試本番でさんざんやった時間配分と問題選択をする上で欠かせない武器である腕時計が消えたら対処できるのか?

時間の感覚を身体で覚えているか。ハプニングがあったときに冷静で行こうと頭にその言葉が出てくるか。なんのハプニングも起こらなかった受験生にもぜひ今回の報告の件は考えていただきたいと思いました。

このお父さんにはペンネームがなかったのでここに「ウォッチさん」と命名しておきましょう。

その後、ウォッチさんから短いメールが届きました。

決まりました。いろいろありがとうございました。

と。

カッコええなあ。キミ、かっけぇーよ。

ただね、すんなりスルスルってうまくいったわけじゃないんですよ。

通塾時間の問題と決まった時間は遊ぶを重視した方針から中学受験塾に通わなかったウォッチさんは大手中学受験塾の教材とテストを使いながら、お母さんと毎週の単元を、お父さんとは二人三脚でテスト対策、入試演習対策を3年コツコツ家でやってきたんです。

家で中学受験の勉強をするのは骨が折れる。カリキュラム通りに進めず、夫婦がもめたことも少なからずあったし、テスト結果が乱高下したこともあった上での結果です。

塾に通わないメリットもあったけれど、デメリットもあった。ただ通塾時間を無駄にせず、遊ぶ時間は確保した上で中学受験をするというぶれない家庭の方針があった。

塾に通わなかった分、情報は入りにくかったかもしれないけれど「親が子供の勉強を見るなんて!?」などの迷言に惑うことなく、親技の教材も存分に駆使してくれた。

これほど隅々までくまなく親技の教材を駆使した方、モトを獲ってさらにプラスにした方もそれほどはいません。もうボクより親技は詳しいかも・・・です。親技高段者ですな。

最後は偏差値70も近かった方だけれど、決して「難しい問題」はたくさんしなかった方であることを付け加えておきます。

塾に行かなかった分、例題と基本を大事にされ、十分理解して解けた単元だけは応用に進まれました。応用は全然しなかったっていうことではないですよ。

でも、皆さんが考えているほど応用発展問題をやってはいない。少しつまんでやったくらい。

正確にいうと、小6の夏までは基本までを中心に、小6の夏以降、入試演習を始めてからテキストに戻って応用発展の問題をつまんで積み上げてきた方です。

勉強において反復繰り返しの重要性は週刊親技の読者ならもう皆さん十分承知してくださっているでしょう。これほど重要なことはない!

でも、親技で言っていることにはもう1つ柱がある。2本柱なんです。1つの柱はすでに述べた「反復繰り返し」ですが、もう1つの柱は「ちゃんと理解する」です。

いつも書いているこの過程

理解する→解ける→速く解ける

もしかして皆さん誤解しているんじゃないのか?

そう右側の「速く解ける」の方向ばかりにシフトして「反復繰り返し」をするのはとてもイイことだけれど、「速く解ける」ようになるためには左側のまずはじめに「ちゃんと理解する」が不可欠です。

これは特に「勉強の鮮度」つまり習って定着させたことを長い間「できる状態」に保つという意味ですが、その「勉強の鮮度」を末永く保つためには「ちゃんと理解する」が欠かせない。

「速く解ける」は週間テストには効果を発揮します。その上で「速く解ける」状態を保つために、今週の単元を追いながら先週や先々週の単元も少しずつやっていかなくちゃならない。

結局入試では全範囲が聞かれるから、言ってみればすべての範囲の単元の鮮度が保たれて臨まなければならない。1週間や1ヶ月で全範囲の鮮度を保つ勉強を1からやってもできはしない。時間が足りないもの。

じゃあ、どうするかっていうと「ちゃんと理解する」ことで「上がり」の単元が出てこなきゃいけなくなる。

受験勉強の確認で「九九」をやる人はいないでしょ? なぜ?

だってもう「十分理解している」から「九九」は「上がりの単元」になっているからです。そうやって「きちんと理解できた」ものはその後の反復繰り返しにより身について「上がり」になっていかなくちゃいけない。

そのキモは、一番最初の授業を聞く、もしくは授業を聞いて帰ってからの1回目の処理のところで発生する。

全部の単元が授業を聞いて帰って反復繰り返ししても「上がり」にはならない。苦手もあれば、理解しにくい単元もあるから。でも「上がり」の単元が出てこないと、いつまでもずーーとすべての単元を監視して鮮度を保つ作業をしなくちゃならなくなる。

それは時間の制約から事実上できないんです。ゆえに「上がり」の単元がいくつできるかが入試が近づけば近づくほど大事になってくる。「この単元は上がりだな」ってなるには「ちゃんと理解」できていないとダメなんです。

反復繰り返しするのは「ちゃんと理解するため」なんです。

みんな勘違いしてない?

でも「ちゃんと理解していない」けれど、今はやったばかりだから「速く解ける」単元が出てくる。覚えてる!ってやつです。覚えてもいいんですよ!反復すれば覚えるのは当然なんだから。

でもその「覚えた」が「ちゃんと理解している」につながらないと、「上がり」にならないから3ヶ月経ったら「0」になる。

海辺で作る砂の城は作っても作ってもすぐなくなる・・・

だからもう1回、親技でいう

理解する→解ける→速く解ける

の意味をちゃんと知っておいてほしい。

今度からはこういうようにします。

理解する→解ける→速く解ける→上がり!

理解せずに速く解けるってこともありうる!反復繰り返しのすごさはそこにある!

それをそのままにしておいたらもったいない。砂の城のまま、海岸に放置するのは徒労感が募る。反復繰り返しして「速く解ける」ようになったら「上がり」まで持っていく。そのキモは「ちゃんと理解」したかどうか。

ちゃんと理解したかどうかのいちばんカンタンな方法は「説明させる」こと。説明させたら、「どうしてこうするの?」って問うて答えられればそれは「九九」になる。

「ちゃんと理解した上で速く解ける」に進む王道ルートがある。これが最高で理想の形。でもいつも理想通りになるとは限らない。

「ちゃんと理解していなくて繰り返すことで速く解ける」邪道ルートもある。その邪道ルートは「速く解ける」で終わりじゃない。

理解していない→解ける→速く解ける→理解する→上がり!

正確にいうとこうなる可能性も高い。

理解していない→解けるようにする→理解する→速く解ける→ちゃんと理解する→上がり!

2年とか3年分の勉強が一気に聞かれるのが入試です。

「上がり!」もしくは「ちょびやると思い出して上がり!」の単元がなく進んだら、間違いなく入試前はパニックになる。なにから手を付けてイイかわからなくなる。

だからガンバルのは「今」だ!

なにをガンバルのかって!?

やることは2つ!

「ちゃんと理解」した上で「反復繰り返し」。逆ルートでも構わない「反復繰り返し」た上で「ちゃんと理解する」。そして「上がり」の単元を1つでも積み上げる。

「上がり」になっていない単元は鮮度を保つべく「反復繰り返し」をするか、その過程で「ちゃんと理解する」を挟む。言えば当たり前のことなんですけどね。

塾に行かなくても受験はできる。それはウォッチさんはじめ数多くの先輩たちがそれを証明してきた。証明するには当たり前のことを親が理解してなくちゃならない。

塾に行く人は大いに塾を利用・活用すること。特に「ちゃんと理解する」ときに塾の先生は役に立つ。先生は「ちゃんと理解する」ために存在しているのであって「反復繰り返し」は家庭の領域です。

新しい季節、当たり前のことを当たり前に理解して進む。勉強も子供もやったようになる。間違っていたら立ち止まって考える。引き返して当たり前の道を行く。

間違った考えは間違った方法を生み、間違った道を指し示す。チャンスは何度かある!生かすべきだ、そのチャンスを!

当たり前のことを当たり前に!秘密なんてなにもないのだから。

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問題を解く際に時間を計る意味とは何なのか?

なぜ子供のそばで問題を解く様子を見ておく必要があるのか?

普段しないようなミスの連発は、どういう時に起こるか?

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うれしい報告

受験報告

小6 最後までやめなかったさん

無事に合格しました!!ストロング先生、無事に合格しましたので、ここにご報告致します。

親カツ後期でのアドバイス「入試直前に志望校の過去問を解く!!」というのを忠実に行いました。

本番と同じ試験時間に開始して、同じ休憩時間を取りました。うちは、志望校は1校のみでしたので過去10年分を行いました。

7月~12月の模試では、志望校普通コース80%の合格、志望校特進コースは20%の合格でした。

1月のほぼ土日を全て過去問実践に費やした結果、自宅では普通も特別も9割得点できていましたので本人もノリノリで本番を迎えることができ、2月1日の本番、普通は無事に合格し、特進コースは不合格でした。

明日も特進コース入試にチャレンジすることも可能なのですが、本人が「やっぱり止めとく」と言うので、親としても欲をかかずに中学準備の漢字・英語に勉強に明日からシフトさせることにしました。(親の仕事である入学手続きは今からですが・・・)

「入試直前に志望校の過去問を解く!」というアドバイスをいただけて本当によかったです。

ソフトボールはじめ数種のスポーツクラブも止めないでず~っと続けてきて、学校も普通に通って得た合格でした。

今からは、再来年の下の子の中学受験と大学入試に向けた大学の情報収集に力を注いでいきたいと思います。

本当に、ありがとうございました。

最後まで信念も志望校も勉強法もぶれることなく貫いた受験でしたね。

どういう受験を目指すのか、それが最初から明確で、差し出すものと得るものの考え方のバランスもお見事で考え抜いた受験をやり遂げられました。なかなかそうはいかないんだけれど。

最後の月まで取っておいた志望校の過去問を入試前に実戦さながらにやって合格点を出し、ノリノリで入試に乗り込んだのも親カツ生として理想的な戦い方でした。

どうぞこれで目を離さずにもうしばらく見張っておいてください。中学準備も怠りなく!!

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