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今週末から中学入試が各地でバンバンバンって行われます。

この前、他県へお試し受験に出撃するお父さんと話したんですが、正月に子供が受験に持って行く腕時計の電池が切れてらしい・・・

お父さんに曰く「去年のこの時期に電池を変えて、時計屋さんが電池寿命は2年だっって言ったんで家族でこれで来年の受験も大丈夫だな」って話したらしい。

しかーし、言われていた寿命の2年よりも1年はやく、しかもこの初陣の出撃間近のこの時期になって電池が切れてた・・・

「怖いですわ」とお父さん

人は準備していた、もしくは準備できてたと思う部分が何かの拍子に崩れたらもろいものです。立て直す間もなくその日が終わってしまう。

たかが腕時計、されど腕時計です。大問1番でつまづいたら、そのままズルズルいってしまう場合だってしかり。準備は万端でなくちゃならないけれど、準備の範囲を超えたことも起こりうる。

あなたの家で、「腕時計の問題」のようなものが出たら、その時に子供とちゃんと話しあっておくことですね。「こういうのがあるから入試はスリル満点なんだって!」ってね。

入試でもスポーツの試合でも実力以外のなにが問われるって、こういう準備したはずのものが漏れてしまったときにどう振る舞えるかもあわせて問われる、こともある。

今回は入試前に起こったけれど、もしこれが入試会場で起こったら・・・

ヤバイってなるよね…(;_;)

でも、たかが一発殴られただけなんだよ。ちょっと顔面にパンチが当たっただけ。

おい、一発パンチが当たっただけでキミの受験は終わりなのかよ!?

違うよね?

だって何年もかけて準備してきたんだ。1発殴られたくらいで・・・ね。

そのときは、切羽詰った制限時間の中で5秒だけ使って深呼吸できるか (^^)♪ 

2秒吸って3秒で吐く深呼吸して「来やがったな、この野郎!スリル満点だぜ」ってニヤッとつぶやけるか。このたった5秒がその後の対処の道を切り開く。

5秒間の深呼吸は時計を見ないでできるようにしておく。だって電池切れかもしれないしね。

まだこのお父さんのような腕時計電池切れ事件が起こっていない家庭でも、この腕時計の話を子供にして「来やがったな、この野郎!スリル満点だぜ」とつぶやいて5秒で深呼吸は一度やっておくとイイ。

大事なのは不測の事態が起こったときに「ついにオレにも来やがったか、この野郎!」って思えることなんです。これを不測の事態を予測するという。つまり何が起こっても対処できるってことです。

冷や汗が出ている時間帯に5秒だけでイイから「ついにオレにも来やがったか、この野郎!」って思えると次に向かえる。落とし穴からはい出る1つの手段です。

違うやり方があってイイ。でも、起こりうるからね、想像外の出来事がね。

もう1つ、このお父さんが言ってた想定外だったと思った出来事があったと話してくれたんですが、それは志望校の過去問をやったときのこと。

志望校の過去問、年度の古いものから順番にやって進めてきたそうなんですが、古い年度の問題は出来がよかったけれど、年度が新しいものになればなるほど出来なくなったと・・・

あれこれ話していて思ったのは、これって実力が下がったというよりも問題が難しくなったという感じでしょう。

そう、これはゆとり教育脱却の話と関連してくる。

Wikipediaが詳しいので少し紹介すると【ゆとり教育は、小中学校では2002年度、高等学校では2003年度から始まった教育方針】で、これが【2008年、新しい学習指導要領】に改訂され、ここでも取り上げたことがあるけれど【小学校2011年度、中学校2012年度、高等学校2013年度から完全実施された】と。

【参照メルマガ】問題量は1.5倍くらいになり、レベルも上がった

高校入試なんかだと問題が明らかにゆとり世代のときより難しくなっているのは顕著(昔のお父さんお母さんレベルに戻ったということです)に感じるけれど、中学入試にもその影響は出ているってことでしょう。

志望校の過去問をやっても、ある年度の期間は易しく感じられ、ゆとり世代期間を過ぎると、また難しくなったというより元に戻るって感じでしょうか。

このお父さんの場合でいくと、年度の新しいものからいつも過去問はやっていくんだけれど、上の子が受験もしているのでそれと比較するためにちょうどゆとり世代の上の子の年度の過去問からやり始めたことでこういう問題が明らかになったというわけです。

これから出撃する入試前に過去問、年度の新しい過去問をやったら、エラく難しくなっていて点数が取れなくてマズったと感じたらしい。

まあ、そばで見ているから気づくわけで、そんなことは気にしちゃいませんよって方にはなんていうことはないから話はややこしくなる。

つまり知ったからこそ愕然とし、知らないがゆえに悠々自適に臨めるというね。

でも、親技を駆使しようとする者は「知らずに悠々自適」よりも「知って愕然とした上でそれを克服する」ほうを選ぶ人だとボクは考えています。

新人は「何の怖さも知らない」がゆえに強い。しかし、それは本当の強さじゃない。本当に強いとは「怖さを知ってそれを乗り越えて克服して強い」ってことです。

そういう意味で不測の事態は怖さを感じさせ、恐れおののく事態を呼び起こすけれど、できる限りの準備とやりきった感をもって「ついにオレにも来やがったか、この野郎!」の深呼吸ができれば大丈夫。

恐れおののくのは本当の強さを身につけるためにどうしても通らなければならない関門なんだから。

大いに恐れおののきましょう。それが普通だ。それは本当の強さを身にまとうための壁です。壁はぶつかるばかりがいいわけじゃない。壁をよけて通るだっていいんです。

その避けて通る1つが5秒間の深呼吸だ。深呼吸しても事態は変わらない。でも、そこで思い出す。私が今できる精一杯のことはなにか。身につけてきたことを発揮するとは何か。深呼吸が瞬時にそのことを教えてくれる。

だからね、やることやってやりました!っていえる入試前の合格が出せるかどうかが大事になってくる。準備ですべてをまかうことはできないけれど、精一杯やるべきことはやりきったという思いが大事になってくる。

あなたにもきっと不測の事態が起こる。それは必然だ。でもそれは階段を上がる一歩だから。本当の強さを身につける入り口だから。大いに歓迎して臨むべし!

明智光秀が言ったとされる【敵は本能寺にあり】は備中の毛利勢を攻めると見せかけて出陣後反転して本能寺の織田信長を襲ったところから今では「真の目的は別なところにある」というような意味で使われるとか。

受験生にそれを置き換えて考えてみると【敵は不測の事態なり】ではないということではないでしょうかね。不測の事態は必ず起こりうるものだから、「毛利」じゃない。

本当の敵は「不測の事態を前にして受験生がどう動けるか」その心、精神、行動にあり。その心、精神、行動こそが「本能寺」。自分なんですよ。周りで起こったことが問題ではなく、自分がどう対処できるか。

オタオタするなかれ。不測の事態が起こったら即座に反応して、2秒吸って3秒で吐く深呼吸して「来やがったな、この野郎!スリル満点だぜ」ってニヤッとつぶやく。「来ると思ってたぜ!」ってね。

「是非に及ばず」です。「当否や善悪をあれこれ論じるまでもなく、そうするしかない」やむを得ないんだから四の五の言わずに道を切り開いて行動する。

そのために数年かけての準備だったのだから。

不測の事態を「0」にしようとしたとき、不安は「堰を切る」おさえられていたものが、こらえきれずにどっとあふれでる。不測の事態は起こるんだから抑えようとしないことです。

是非覚えておいてください。

【深呼吸して、来やがったな、この野郎!スリル満点だぜ】ですからね\(^o^)/

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「褒めて育てよ」もそうだし、親がそばで勉強を見ると受験はうまくいかない、自立した子供を学校は求めているんですよ!なんていう人もいる。

クソくらえー!ですな、ボクから言わせれば。まあ、それぞれ立場が違うから仕方がないけど、やっぱり地に足をつけて「親」をやっていきたいなと思っています。

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うれしい報告

親カツ生からの報告

小6 ふんばるさん

最後のセンター模試、偏差値60を取りました!

その前のが53とか、7月ぐらいからずっと低迷していました。60なんて、久しぶりに見ました!

最後なので、「ご祝儀問題」だったのか?なんて疑問もわきますが、ともあれ、素直に喜んでいます。

第1志望の判定は、ずっと「再考」だったのが、「可能」「努力」を飛び越えて、一気に「合格」圏内へ!

息子を、めちゃくちゃ褒めてやりました♪

模試当日は、会場へ向かってずんずん歩いて、付き添いの主人は置いてきぼりをくいそうになったとのことで、気合十分で受けたようです。

この気持ちを本番でも忘れないようにね!と言いました。

また、息子が「点の取れる受験の仕方がわかってきた!」なんてことを言っています^^。

捨て問の判断もだいぶ良い形になってきました。

偏差値の出る試験はこれで最後なので、本当にいい形で入試に向かえそうです。

ただ、過去問はまだまだです。

今になっても、「穴」がぼろぼろ見つかります。たぶん試験当日まで、完全に塞ぎきることはできないんじゃないでしょうか。

ひたすら埋めて、埋めて…とやっているうちに、当日を迎えるのでしょう。

また、コワイのが、合格圏内だからと、安心してしまうことです。

先日の親カツ専用ページの、「12時間、吐きそうになりながら勉強している受験生がいる」というお話には、おおいに奮起させられました。

「12時間」という時間だけなら、息子も勉強していますが;;

あと1ヶ月、親から見て、まだまだ負荷をかけても大丈夫と思います。

ちょっと手綱を緩めてしまっていたな…と。

どうもありがとうございます!入試当日まで、気を抜かずに頑張っていきます!嬉しい報告ができるように!

「置いてきぼりをくいそうに」なるくらい「会場へ向かってずんずん歩い」たと。いいですねえ。年末年始と頑張ったはずです!

最後の模試であらら・・・となった方もいたでしょう。しかし、入試が迫った「この時期」、子供たちはようやく本気になる!!!やっと本気になる!

本気の子供は必ず伸びる!今よりも絶対に伸びる!司令塔の親がしっかりとこなすべきものを考え、できうる限りのことを前日まで歯を食いしばってやる。

「伸びる」この時期を逃すな!今日1点!明日1点です!!2週間で14点!1ヶ月で30点!

まだまだ諦めるな!受験は諦めた者が負けですから!!

■親カツ講座半年コース、新年度がスタートしました!来春受験に向かう方の新規生募集です。

人生は、一寸先は闇なんて言われて、将来の道筋は、皆目、見当がつかないもの。でも、受験というのは、人生に比べれば、ほとんどのことは、わかっていて、あらかじめ予想がつくものなんですよね。

2月にはなにをすべきなのか?
7月までに達成しておくべきこと
今ではなく夏以降に取り組むべきことetc…..

これらの大枠はもう現時点でわかっていることなのです。だから、しっかり計画して早めに取り掛かっておく。親カツ講座前期をおろそかにすると受験期夏以降、問題は噴出します。

受験は「症状」が出る前の予防が可能です。早めに正しく的確に手を打つ!それが親の役目。

ただし、受験生が早めに取り組んでおくべき課題を克服すべく親カツ講座の募集を開始しますが、受験生になる前に【満足できる点数をテストで獲れる「勉強のやり方」の確立】が優先なのは申し添えておきます。

範囲の狭いテスト、範囲の広いテストの対策はある程度できている!それが受験生なのだから。

親カツ講座前期の「夏までコース」がスタート

子供が自覚するのを待つなんて、時間の無駄だと思います!
親カツ生からの「うれしい報告」

  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(入
試実践コース)