早速今回の相談を読んでいただいて私のバズーカ砲を受け止めていただきましょうか。
小3 今日のワンコさんより
ミスのある問題を徹底的に繰り返させて、試験に臨んだのですが、試験では、徹底反復させた問題だけをケアレスミスで全滅していました。
しかも、数字の見間違いとか、式や計算は合っているのに、答えの欄に転記ミスしているとか。それに対して、挑戦問題として、出題された応用問題(点数にならない)は、全問正解、ミスなし。
他にも、大人の目からみて、危ない!ちょっと複雑!と思える問題にも、ミスはありませんでした。まだまだ繰り返しが足りなかった?そうかな?
この頃、算数が楽しいらしいです。好奇心が原動力になっている感じ。親がいやになるほど徹底反復させることさえしなければもっと算数が好きになるのでは?という気がしました。
なんか、ストロングの指導に逆らうようなことを書いてすみません。強制的に徹底反復させるより、本人にミスの原因を、ふーん、なるほど。と腹の底から納得してもらうことを重視するべきだったかなと思っています。
敗因は、私のあせりすぎかな? 成績表では、いい成績がついていました。
今日のワンコさんは、これまで子供のそばにつき、やる気を引き出し、成果もきっちり出してこられた。
そんな今日のワンコさんにも、お悩みがあるというメール。
まず、ハッキリ言えること。
それは、今日のワンコさんの
あせりすぎが原因ではないということ
今回の今日のワンコさんの悩みは、トライ&エラーを繰り返し、レベルが上がったときに、新たに出てくるエラー。つまり、レベルアップしたときに出てくる新しい壁です。
皆さんの中にも、今日のワンコさん同様、熱心にお子さんに関わって、そして、レベルアップも達成してきた方がたくさんいるはずです。
そんなとき出てくるのが、
これまでのやり方を全否定するようなエラーの発生
です。
繰り返しますが、これはレベルアップして、ステージが上がったときに出てくる新しい壁なんです。
今までのやってきたことをくつがえしてしまうようなエラーですから、「成績がイイ子の親」だって、ビックリする。
「あれっ、今までの勉強のやり方って間違っていたのか?」って。
そして、それまで成果がでていたやり方に自信があったぶん、その反動として、親のかかわり方にも自信がなくなったりするものです。
でも、ここで大切なのは、
これまでの推移を分析すること
今までステップアップしてきた勝因は、何だったか?と考えてみるのです。
それは、親のかかわり方であり、勉強のやり方が良かったからこそレベルアップした今があるわけです。
今日のワンコさんの言う
今、算数が楽しいのも、難問に対する好奇心も、これまで徹底的に問題を処理する力をつけてきた成果であると言えます。
だからこそ、ストロングは、今日のワンコさんのあせりが原因ではないし、これまでのやり方が悪いのではないと断言できるのです。
そして、「これまでの推移の分析」には、もう1つ大切なことがあります。
それは、
ミスした問題を繰り返すことで、子供は成果を感じていたか?
子供たちは、ミスした問題を反復することを嫌ったりします。でも、その中で成果を感じたときには、「しぐさ」、「表情」、「言葉」で表現するものです。
今まで成果を出す勉強を取り組んでいれば、思い当たるハズです。
今日のワンコさんでいえば、
本人にミスの原因を、ふーん、なるほど。と腹の底から納得してもらうことを重視するべきだったかなと思っています。
これかもしれません。「成果を感じないままの勉強」になっていた可能性はありますね。
でも、ミスした問題を繰り返しやることで問題を処理するスピードは上がって、レベルアップしてきたのは事実です。
今回のエラーで、これまで出してきた成果を出してきたやり方をやめては意味がありません。
成果を出してきたやり方を全否定してやめるのではなく、そのやり方を活かした方法をとるのが新しい壁を乗り越えるのです。
どうやって?
それをもう少し具体的な対策についてお話しましょう。
親は、子供の状態を把握するために、そばで勉強を見ます。そこで、時間を計ったり、表情を読み取ったりするワケですね。
でも、子供が何を考えているかは、なかなか正確に把握はできないものです。
そんなときに、ストロングが実践するのはコレ(^_^)
子供に声を出させて、問題を解かせる
今日のワンコさんのように新しい壁にぶつかった方はぜひ実践してほしい親技です。
この手法は、よく文章問題などで使うやり方ですが、実は、ミスした問題などを繰り返しさせるときにも使うと有効です。
また、今日のワンコさんのお子さんに起こった転記ミスや数字のなんていうのも、しなくなります。
このやり方は計算問題にも使うんです。つまり、声を出させて、計算問題を解かせる。
???ですか。
実は、声を出させることで、子供の頭にあることが正確に把握できるんですね。
あ~、こんな考え方をしてたんだ!なんていう発見もある。ちゃんとした解き方になったことも確実に確認できる。
今日のワンコさんの
本人にミスの原因をなるほどと腹の底から納得してもらう
ときにも、非常に有効なやり方です。
子供に声を出させて、問題を解かせる習慣は、親にとって都合が良いだけではありません。子供にとっても、良いことがあります。
それは、声に出して問題を解くことで、目だけでなく、耳からも情報が入ってきます。そのことで、より頭を整理しながら勉強することができるのです。
また、このやり方を使うと、演習中に考えていると見えたけど、実はただ単にボーとしていただけだったなんてことも判明する。
なぜなら、考え中であれば、いろいろ考えていることが声として出てきますが、ボーとしているだけだったら無言のままですからね(>_<)
さらにイイのは、子供が集中できることです。声を出している以上、他のことを考えたりはできませんからね。
その他にも、途中で間違いに気付いたり、自分のペースで問題に取り組めたりといろいろなメリットがあります。
是非、普段の勉強時から、声を出して問題を解く習慣を取り入れてみてください。
『10の鉄則』の感想、続々と・・・・
中2 よーちゃんさん
そうじゃないかな?と思っていたことがずばり書いてありました。わかってはいるけれどと常に言い訳してしまう私がいます。なら成績がいい子の親なんて諦めればいいと思うけど、簡単には諦められなくて。親から変わらなければ・と今度こそ決意を新たにしました。
小3 本気ママさん
お読みして本気でやる気になりました。「やっているつもり」が一番悪影響を及ぼすということを理解しました。甘い自分を再確認した次第です。今日から本気でやります。まずは第1章から。応援してください。
わかっちゃいるけどやめられない!なんていうのがありましたが、わかっちゃいるけど、できません!と。
成績がイイ子の親の努力は相当なモノである!ストロングは心から敬意を表してそう思っています。
やるのかやらないのかは親次第。
同じやるならグズグズ言わないでやる!
結局やるならグズグズ言わないでやる!
それしかないでしょう?