「勉強の取り掛かりが遅いくて困っている!」「何回も注意しても改善しない!どうしたらいいの?」という相談は多いです。
自覚を持って勉強に取り組む子は、少数ではありますが存在します。でも、ほとんどの子にとって勉強は面倒臭いものであり、いざはじめようとしてもその気にならないというのも事実なわけです。
そのことを前提に、勉強をスムーズに開始するために押さえるべきポイントがあります。親技では、3つのポイントを紹介するのですが、残念ながら子ども自身で実行するのは最初は難しいです。
ですから、最初は親が手伝ってやり、一緒に取り組むことで勉強の取り掛かりに早くなる方法を是非とも試してみてください。
子どもの頑張りはそのままで、親の工夫や頑張りで成績を上げるノウハウを「親技(おやわざ)」といいます。勉強に関する様々な悩みを子ども任せにせず、親子で取り組んでいきたい方にお勧めです。
ここからは、小2のお子さんのお支度が遅いというご相談をもとに、その解決策と勉強を始める時にありがちな問題についてのアドバイスを2つご紹介していきます。「ご褒美」についての話はぜひとも参考にしてくださいね。
小2 自転車さん
小学校2年の娘についてどうしたらいいか悩んでいます。
とにかくエンジンがかかるのに時間がかかる。朝起きて、朝食に手をつけるまでに15分。
早く食べないと遅れるよーの声もだんだん怒りに。朝は気持ちよくとおさえていますが、毎日この調子。
夕方は食事がすんで、勉強に取り掛かるまでに15分。早くすれば早く終わるのに・・・というとムッとしながら、だらだら。ようやく始まったかと思えばトイレに。で、30分。
あまりに時間がかかり、子供と約束した勉強を少なくしたりしてある程度の時間に終わらせていました。
でも、鉄則を読んで、こんなんじゃだめだ・・・と時間を計りほめたり、時間がかかっても、決まりを必ず守らせて最後までさせたりしました。
口うるさくならないように、しばらく見守ってもみました。でも、彼女の生活態度は、何も変わらず、日々口うるさくなってしまいます。
どう接していけばいいのでしょう。ストロングさーん、アドバイスおねがいします。
そばで、イライラされている自転車さんの様子が目に浮びます(^_^)
同じように、取りかかりが遅いお子さんのことを歯がゆく思っている方もかなり多いのではないでしょうか。
まあ、生活習慣全般について語る資格なんてないストロングですが、「勉強への取り掛かりが遅い」といった相談も多くいただきますので、少しコメントしてみたいと思います。
まず、親のみなさんであれば、自転車さんの気持ちは理解できますね。ただ、問題解決には、当の本人の気持ちを理解することが必要になります。
えっ、理解できないって!?
確かに、しないといけないことなのにグズグズしてしまう子供。「私には理解できない!」と思うのもごもっともな話です。
ただ、勉強なんかもそうですが、やらないといけないとわかっていてもグズるのが子供というものです。
そうですよね?
でも、よくよく考えたら、大人だって、同じでは?
ストロングなんか、やらないといけないものも、〆切間近にならないと取り掛かれなかったり、ちょっと気が重いものは、すぐに後まわしになってしまいます(>_<)
それを見てタイガー山中がイライラして怒る!!「〆切過ぎているのに、どうしてそんな悠長にしているの??」なんてね(^ε^)-☆
だから、タイガー同様、親もイライラしながら、でもなんとかせねばと必死になるワケ。
ストロングのことはさておき、お子さんに、さて、どんなトライをしてみるか?
自転車さんの場合は、『10の鉄則』を参考にして、時間を計ったり、ほめたりすることをトライされました。また、決まりは必ず守らせたとのこと。この一歩を踏み出したことは、スゴイことです。
そのトライによって、時間を計ってやることをキッカケに、時間を短縮する喜びを見つけた子であれば、これだけで改善したりするでしょう。
ただ、残念ながら今のところ変化なしとのこと。なかなか、相手も手ごわいようです(^_^)
では、何が不足しているのか?
朝の支度というのは、子供にとっては面倒臭いのオンパレードです。ねむい、食欲ない、着替えるの寒い・・・けど、お母さんはうるさいしなぁ・・・こんな状況でしょうか。
式で表したらどうなるか?
うるさい < ねむい+食欲ない+着替えるの寒い・・・
と面倒臭い方が勝っているワケです。
そこで、問題を解決するには、
ねむい+食欲ない+着替えるの寒い・・・
にならないといけない。
つまり、面倒臭いに勝る●●●が必要なのです。
ちなみに、頭に即座に、「もっとうるさく言う」というのが浮かんだ人!!
それは、ナシですよ(>_<)それじゃあ、単なるキラワレ者ですから!!!!
この●●●ですが、自転車さん自身に考えて欲しい問題です。
探すヒントは、
早く支度ができると、何がいいのか?
と考えてみてください。
えっ、親がイライラしないって!?
いえいえ、親の都合でなく、お子さんにとって、何がいいのかですよ(^_^)
もっと言えば、子供の立場になって、「何ができるのか?」の方が適切かもしれませんね。
早くお支度ができると、何ができるのか?
と考えてみて下さい。
●●●ですが、物理的なご褒美よりも、時間の方が断然効果的です。お子さんと空いた数分の間で、「何かを楽しむこと」などができるといいですね。
そうすれば、
「早く準備しなさい!」→「早く●●●しようよ!」
なんて言い方になります。随分と感じが変わるでしょう?
●●●は、家庭によって違います。これが正解だ!とか1つしか正解がないというものでもありません。家庭で親が創っていくものです。どうぞ楽しみながら探してください。
「●●●探し」の親の旅こそが、子供にかかわる醍醐味なんですから。
だって、●●●の答えが世の中にたった1つだとしたら、全然面白くないでしょう? ウチの子もよその子も一緒なんて!?
ハイ、では、最後に勉強について2つアドバイスをしておきましょう。
まず、1つめ。勉強は、「夕食後」でなく、「夕食前」にさせるべきです。いつも言ってますので、詳しいことは省略しますが、嫌なことは先にするということです。
2つめは、トイレについて。トイレに行きたくなっても、行かせません!
これには、賛否両論あるでしょうが、ストロングの経験からのアドバイスです。医学的な根拠などは知りませんが、子供たちは「したくない勉強」をはじめると、どうもトイレに行きたくなるようです。
勉強の準備もトロトロ、さあやっと勉強をはじめようとすると、今度はトイレに行きたいと訴える生徒。いつも勉強する前には、トイレに行けって言っているのに・・・・
この現象が起こるのは、一人や二人じゃありませんよ!本当に、よくあることです。
「え~、マジかよ!早く行ってこい!」なんて、以前はストロングも言ってました。
まあしょうがないなと諦めていたのですが、ある時タイガーに聞いてみたら、タイガーは、別に驚く様子もなく、
「我慢させれば、ええやろ!」と一言。
特に気が乗らないときなどに、トイレに行きたくなるようです。しかも、この現象は、成績が良い悪いには関係ない。
そばにいるものにとっては、いいかげんにしろです!でも、当の本人たちも意図的ではない様子だから、タチが悪い!
でも、子供たちは、トイレに行けないとわかれば、我慢できるんですな、これが。トイレを我慢しろなんて、拷問のように思いがちですが、子供に諦めるキッカケを与えるということなのです。
子供に諦めさせるキッカケを与える
↑↑↑このフレーズは、ものすごく重要ですぞ!!
だから、自転車さんも、一度言ってみてください。「我慢しなさい!我慢できんかったら漏らしてもいいから!」ってね。
ちなみに、これまで漏らした子はいませんし、そう言うと、子どもはトイレに行かなくなります。不思議なことに、そうやって我慢できる子であっても相手が変われば、これまで通りトイレに行ったりするんです。
まさに、「子供に諦めさせるキッカケを与える」ですね。
最後に、大丈夫と思いますが、体調が悪かったり、おなかをこわしているときなんかは、トイレに行かせてあげてくださいね。
そういうときは、ホントに漏れちゃいますから!!
親技とは、子どもの頑張りはそのままで、親次第で成績を上げるテクニックのことです。
今回は、「勉強のとりかりに時間がかかる!」をテーマに親にできる具体的な対策方法を紹介したいと思います。
1つお聞きしますが、
なぜ、勉強をスタートするのに時間がかかるのでしょうか?
親は、準備が遅いわが子に対して「早く勉強しなさい!」と注意します。
散々時間がかったあげく、ダラダラと勉強する、すぐに話を始めたりと注意散漫。
では、なぜ勉強の取り掛かりが遅いのか?
当然なことですが、勉強をするのが嫌いだからという理由はありますが、それだけではありません。
どうせやらないといけないわけですから、諦めてさっさと勉強に取り掛かって欲しい。あまりにグズグズするのは親にとっては理解できないことでしょう。
これまで多くの生徒たちを見て、勉強の取り掛かりを早くする工夫があることがわかりました。
このポイントを親がしっかりと押さえることができれば、今より絶対スタートするのが早くなるでしょう。
逆にポイントを押さえず注意を続けていると、余計に勉強開始に時間だけかかり、結果集中もせずに一日が終わってしまうことに注意しなければいけません。
そこで、今回は家庭できる
勉強の取り掛かり遅いわが子への「3つの親技」
を紹介したいと思います。
これまで2,000人以上の生徒たちを指導してきた成績アップの専門家の二人が勉強の取りかかりを良くする「3つの親技」について対談しました。
約8分の対談セミナーになりますが、今月限定でプレゼント(無料)させていただきます。
対談セミナーの内容は、以下となります。
- 最初は●●●から始めるべき!
- ●●●を決めておくと早くなる!
- ●●●を決めるとダメな理由
- 親が●●●すると早くなる!
子ども任せにしない、親の工夫(親技)を知りたい方に、絶対とも聞いて欲しい内容です。
登録はメールアドレスを入力するだけ(無料)。PC用のメールでもスマホ用のメールでも構いません。不要な場合は1クリックで解除できますのでお気軽にお申し込みください。
これまで中学受験、高校受験、大学受験指導を集団授業、家庭教師、個別指導といった授業形態で2人合わせると2,000人以上の生徒たちを指導。
2003年からは親が家庭でできる理想の勉強法「親技」を提案する活動を開始。これまで15年間で6,000人以上の親の方に参加をいただき、アドバイスをしてきました。その結果、多くの成果報告や喜びの声が届いています。先輩たちのトライ&エラーをみんなで共有することでさらに精度の高い親のノウハウ(親技)を提供しています。
ストロング宮迫
タイガー山中
教育系の雑誌でも「親技」を紹介いただきました。