こんにちは、ストロング宮迫です。
今年も相変わらず海や川での事故が多いようです。せっかくの楽しい体験が悲しいものになってはタイヘンです。
最近は日焼け防止でTシャツなんかを来て海に入る人も多いと思いますが、「水の事故の多くは、服を着た状態で起きる」と産経新聞にありました。
夏休み、相次ぐ水の事故我が子を救う親の一手間
今は学校のプールの授業でも服を着て泳ぐということも子供たちは体験もしていますが、それでもいざとなれば、
服には浮力があるが、パニックになり脱ごうとすることで、かえってまとわりついて溺れるケースがある
また、「離岸流」という「海岸から沖方向へ向かう秒速1~2メートルの速い流れ」に気付かぬうちに巻き込まれることもあると。
ただし、記事によれば、
海の家がある浜辺で離岸流の発生地点を大々的にアナウンスすると店の営業妨害になりかねず、監視所が控える場合がある。
なんていう「危険」や「命」よりは「営業」重視という「命の値段の安い」地域もあるようですから、お気をつけください。
さて、先日、葉室麟著「柚子の花咲く」という本を読みました。
ちょうど「柚子の花」が咲く頃、6月初めに読んだので、もう季節は終わってしまいましたが・・・
「桃栗3年、柿8年」という故事があり、皆さんもよくご存じかと思います。これに続く句をご存知ですか?
木のことわざ辞典によれば、
桃栗3年、柿8年、びわは9年でなり兼ねる、梅は酸い酸い13年
これ以外にも各地で、
「桃栗3年、柿8年、柚子は9年」とか「柚子は遅くて13年」
「柚子のばかめは18年」
「梅は酸いとて13年」
「梅は酸い酸い18年」
「枇杷(びわ)は9年でなりかねる」
「枇杷は9年で登りかねる、梅は酸い酸い13年」
なんてあるそうですね。
知ってました?
語呂からいえば、ボクは、桃栗3年、柿8年、柚子は9年で花盛り、梅はすいとて13年というのが好きですねえ。
これらの故事は、「種子を蒔き、芽生えてから実のなるまでの年数」で、「資本を投じてから相当の年月を経なければ、それ相応の利益を得ることはできない」という意味。
あるサイトには、こう書いてあった。
3年で実のなるモモやクリは、果樹としては最も早い仲間です
イチョウを育てたことがありますが、二十数年で銀杏をつけたものがありました
開花まで長い植物として知られるタケは、100年とか120年などと言われています
何が言いたいのかって!?
いやあ、子供だって3年で実をつける子供もいれば、7年かかって実をつける子供もいるだろうなあと。
強引すぎるって!?
これまでたくさんの子供たちを見てきました。受験までだけじゃない。高校、大学、そして社会人とたくさん見てきました。今年はなぜか教え子たちが結婚ラッシュで、英語が苦手なのは「ストロングのせいだ」とおっしゃる元生徒や「あれだけ補習してもらったのに地理は全然できなかった」と唱える教え子達がこの7月までに続々と結婚しました。
まだ人生の途上です。結婚なんてまだまだほんの入口でしょう。それでも入口に立った子供たち(今はもう立派なおっさんやおばさんですが)を見て、ここまでよく自分に水をやってきたなあと思うのです。
もちろん親も剪定をし、世話をしてきた。まだまだ形は整わぬ実だけれど、確かに収穫ができるようになっっています。
それぞれが年月は違って桃栗もいれば、柚子もいれば、梅もいるけれど、ちゃぁ~んと実はついている。それがうれしいのです。
あなたのお子さんは何年で実をつけるでしょうか?
確実なのは、きっと実はなるってことです。絶やさず水をやり、剪定をして、時に「よく頑張ってるねえ」と声をかけてやってください。
葉室麟著「柚子の花咲く」を紹介するはずが全然違う方向にいってしまいました。すでにここまで十分長いのですが、「柚子の花咲く」から一部紹介させて下さい。
「太りすぎて、みっともない」とつぶやいた。
「いま川を見ながら、みっともないと言われましたが、侍女のことを怒っていたのですか」
「いえ、そうではないのです。自分のことを言ったのです」と消え入りそうな声で言って、目に涙をためた。自分の容姿をみっともないと嘆いたのを聞かれた、と思うと恥ずかしくて悲しかった。
すると、清助は橋の欄干に手をかけて川面をのぞきこんだ。
「ああ、わたしも映っています。ゆらゆら揺れて変なみっともない顔だ」
「わたしが言ったのはそういうことじゃありません」
慰められるのが嫌だった。自分がみっともないことはよくわかっているんだから、と言いたかった。
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「わたしもね、自分のことが大嫌いだ、と思うことがよくあります。だけど、近ごろ違う風に考えるようになりました」「どんな風にですか」
「わたしは、幼いころから母と別れ別れに暮らしてきました。それが、先日ようやく会うことができたのです。その時、思いました。一緒に暮らせなくても、わたしのことを大切に思ってくれるひとがいる。だから、自分を嫌ってはいけないのだ。それは自分を大切に思うひとの心を大事にしないことになるから、と」
この本の帯には文芸評論家の縄田一男さんの言葉でこんなふうに書かれています。
生きていることが辛いと思える時、私たちには葉室麟の小説がある
暑いこの8月、「柚子の花咲く」でも読んで涼しくなって下さいませ。
ノリ勉「英語」を終わっての感想、続々と・・・・
中1 のりたまさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
子供が、毎日勉強する気になったこと。また、暗記をノリノリで やってくれるようになったこと。これだけで、ノリ勉やって本当に良かったです。
でも、教えてポンのところは課題が残りました。4日目、5日目は大変で、時間もかかってしまいました(2日づつ延長しました)。
とにかく、その和訳を見て、英文になおせるようにはなりましたがちょっと不安です。これからもう少し、試行錯誤してみます。
◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか?あと、親にとって学ぶべき点はありましたか?:
非常識とは思いません。私自身は、放任されてやってきたので、自分の子供もわからなければ自分で勉強してくれるものと思っていましたので、初めは親が見るなんて思いもしませんでした。
ただ、うちの子はたまに自分で勉強する気になっても、やり方がわからないようで、あと、めんどくさがりやで、字も丁寧に書けませんでしたので、見てあげる必要があるなと思っていました。
でも、続きませんでした。
今回のプログラムで、いつも三日坊主の私も、あきらめずになんとか最後迄続ける事ができて、子供も、最後迄できて、一山超えられた気がしています。
成果がわかって、私も、そばで見てあげるやり方がわかって、これからも見る気になりました。
(省略)でも、今回わかったのは、この子は私が見なければ本当に適当に勉強を終わらせてしまう!
誰かが見ていれば、集中出来る!ということでした。まだしばらく、私も頑張ってみるしかないようです。
◆先輩たちの記録は読みましたか?それは参考になりました?:
とても参考になりました。勇気づけられました。先輩の記録を読んだから続けられたと思います。
まだ習っていることの少ない中1の英語ですが、すでに絶対に押さえておくべき点がいくつも出ています。
そこさえ押さえて勉強すれば、英文が長くなり、複雑になるこれから以後が楽になる。
今頑張っておくか、あとから頑張るか。
労力が小さいのはもちろん今です。
一番楽な時に放置して、一番大変になる受験期に頑張る。
成果はどっちが出やすいか、わかりますよね?