こんにちは、ストロング宮迫です。

ときどき「親子で遊ぼう!」なんていう雑誌を見ます。

ストロングも、親子で遊ぶことはとても良いことだと思いますし、その遊び方をいろいろ紹介する雑誌などにも共感します(^_^)

でも、その反面、残念だな~とも思うのです。というのも、これらの雑誌は「遊び」と「勉強」が対立しているように感じられるのです。

いろいろな「遊び方」を紹介してはいますが、「学び方」の紹介はナシ(>_<)

これって、受験勉強に興味のない「親子」をターゲットにした本ということなのでしょうか?

それとも、受験勉強反対派の親を取り込む戦略か??

それにしても、もったいない!

そもそも、「遊び」と「勉強」を分けたがるのは、私たち大人です。子供たちにとってすれば、「遊び」と「勉強」の区別なんてありません。

「机に座ってやること」=「勉強」という風に、大人が植えつけていくのです。だから、子供たちも「勉強」=「苦痛なもの」なんてなっちゃう。

確かに、算数や国語なんかは机に座っての勉強になりますが、理科や社会なんて教科は、大人の工夫次第で「遊び」の中に「勉強」を溶け込ませることが十分できます。

そうすれば、子供たちも「勉強」=「おもしろいもの」となる。親にとっても、理想でもあるハズ。

なのに、「遊び方」だけを紹介されても、なんだかピンときません。

親)「さあ、勉強しに行くよ!」

子)「今日はどこ?」

親)「今日は、紅葉を見に○○山に行くぞ!」

子)「やったー!」

このように、「自然」を体験する中に、「勉強」を溶け込ませることは、親にとって理想ですよね。

たとえば、今の季節でしたら、紅葉を見に行って、お子さんに何を学ばせますか?

すでに、紅葉を見に行った方はそのときの様子を思い出して下さいね。今から予定がある方は、想像で構いません。

ここでは「自然」を体験する中に、「勉強」を溶け込ませることを前提に話を展開していきますからね!

ただ、紅葉を見に行くだけなんてことでは、問題外ですよ(^_^)

まずは、紅葉には、赤色、黄色、茶色がある

ここらあたりが入り口。

そして、

赤色は、カエデ、サクラ、カキ、ハゼノキ
黄色は、イチョウ、ポプラ
茶色は、クヌギ、コナラ

せめて、これぐらいは知って欲しいですね(^ε^)-☆

といっても、これはストロングもタイガー山中からの受け売りです。

ここは、今メモ書き見ながら書いています(>_<)

でも、正直言って、これらのことでは、子供たちの好奇心を満たすことはできません。

◆なぜ、葉が落ちるの?

秋になると気温も下がり、太陽の日差しも弱くなる。雨だって降らなくなる。そうすると、木は自分で栄養をつくることができなくなるため、余分なものを切り捨てる。

◆なぜ、紅葉ってするの?

紅葉は、もともと緑色していた葉がいろいろな色に変わること。木によって色が変わるのは、もともと緑色に見えた色素(葉緑素)の種類が違うから。

どうですか?

このぐらいは、就学前のお子さんにも十分理解できることです。

えっ、ストロング、タイガーからのメモ書き見ていないかって?

もちろん、見ています(>_<)

ここで言いたいのは、こんなことを知って、紅葉を見れば、子供たちは興味を持つだろうということです。

しかも、勉強になる!

えっ、中学受験の難関校を目指してるって!?

それだったら、

葉が赤や黄色に変わるのは、緑色した葉緑素が「アントシアン」という色素に変わると赤色になる。「カロチノイド」に変われば黄色になる。

葉のつけねに「り層」という水を通さない部分ができて、葉を落とす。

ぐらいまで知ってればいいでしょう。

当然ながら、ストロングは知りませんでしたよ(^_^)

でも、親が知らないことも、子供には知ってほしいと思いません?

そろそろ、ストロングが言いたいことわかりますね!

「自然」を体験する中に、親が準備した「勉強」を溶け込ませる

そうすれば、子供たちは興味を持って「勉強」することができる。

子供たちは

「ちょっとしたキッカケ」で勉強に興味を持つ

ということ。

こういう話を書くと、「ウチの子ダメだと思います!」とか「ゲームにしか興味を示しません!」とか言う親御さんが必ずいます。

しかし、そういう親の方は、果たして興味を持つような、また、きっかけになるような投げかけを子供にしたことがあるのかと考えてみてください。

投げかけ、これは親が準備できるものです。涙ぐましい努力してみてください。

そして、もう1つ大事なのは、タイミングですね。

このタイミングも重要です!

ストロングがオススメしたいのが、学校で習う前これがベストじゃないですかね。

なぜなら、子供たちは、知ってる = この単元は好きなんて判断をしますからね。仮にそれが錯覚だとしても、この錯覚は親にとってはうれしい誤算です。

子供のこの「習性」をうまく利用することが、「勉強への興味」に結びつけるポイントです。

キッカケになればいいんですからね!

まあ、学校で習う前といっても、予習などと難しく考える必要はありません。

「あ~、コレ知ってる!」と思えることが大切ですから。

とはいっても、「私もそう思って、普段から子供にいろんな話を投げかけているんだけどなあ~」って??

ハイ、努力をしていると。

でも、その話に、子供たちが興味を示していないと。

なるほど。では、まず、子供が興味を持っているかどうかの判断、これってどうしています??

見分け方は、簡単です。

子供が、

「ふ~ん」と言えば、残念(>_<)。

「へぇ~」と言えば、興味ありです!

なんだか、どっかのテレビ番組みたいですが、頑張って子供に投げかけをしている方、これからされる方、それぞれ、子供に

「ふ~ん」を「へぇ~」に変えること。

ここに力を入れていきましょう。

そして、そう言わせるためには、親が、もう一歩踏み込む必要があります。

作戦もなしにただやみくもに子供にぶつけてもくたびれてしまいますからね。

ハイ、じゃあ、「ふ~ん」を「へぇ~」に変えるために、意識してほしいこと。

いきますよ!!

それは、

1つの知識を「より深く」

1つの知識を「より広く」


これは、どっちを選択してもかまいません。

あえて言えば、低学年のお子さんでしたら「より深く」を、受験のためということでしたら「より広く」を選択したらいいでしょう。

まあ、難易度が高いのは、1つの知識を「より深く」のほうです。

「より深く」とは、学校の授業などでは取り扱わない内容です。雑学と言ってもいいかもしれません。まさに「なぜ?」です。

紅葉について書きましたが、もう1つ例を挙げてみましょう。

たとえば、

サケは、自分の生まれた川に戻ってくる

これは「1つの情報」です。誰でも知っている情報。子供たちも、1度はどこかで聞いたことがあるはずです。なので、ここまでは、どの親も子供も同じ。

さあ、ここから、「ふ~ん」を「へぇ~」にするため、親がさらに踏み込んでいきます!

たとえば、なぜ、サケは同じ川に戻ってこれるのか?

お子さんに尋ねてみたらいいですね。

なぜ、サケは同じ川に戻ってこれるんだろうね?

と。

皆さんは知っています??

そんなの知るかって方には朗報です。だって、ストロングも知りませんからーーー!!

でも、いいんですね。知らないことは、問題ありません。図鑑やインターネットで、いくらでも調べることはできます。

さあ、ここからです。

中には「お前、ぜひ調べて父さんに教えてくれないか?」なんて問いかける方もいる。結構多いですよ、こういう方。

あなたはどうです?

し、し、しかし、子供は調べません!!それっきり!

サケは食べるもんだ!なんて言われたりして・・・・・

いいですか!

多くの子供たちは、自ら調べようなんてしません。常に、誰かに与えられるのを待っています。

そんな子供を見ると、親はすぐ言うんです。

「ウチの子、なんにも興味を持たなくて・・・・・」でも、それが普通です。

だから、「ふ~ん」を「へぇ~」に変えるために親が頑張るんだと言ったんです。

学校や塾などで、いろんな興味ある話をしてくれる先生に会ったりすると、それがキッカケでその単元や教科に興味を持ったりする。

でも、先生がみんなにそんな話ができるわけではありません。習う先生や通う学校でタマタマの運に左右されるってイヤでしょう。

だから、親がしてあげようと言っているのです。

動物園、水族館、博物館、歴史資料館だって、いろいろなネタが転がっていますが、ストロングのオススメは「親の百科事典」。

なんていうんでしょうか、本当は子供向けのようですが、書いてあることは、ちと難しい辞典という意味です。

まあ、百科事典というのは元来そういうものでしょう。小学生向けとかなっていても、読んでみると、「こんなの子供にはわからないだろ!!」っていうのがよくあります。

でも、この子供にはチト難しい事典というのがオススメなんです。なにがイイって、大人の親にちょうどイイ。

ハイ、じゃあ、サケについて、ストロングも知りませんから、調べてみましょう。

今から書くのは、増補改訂 魚・貝の生態図鑑 (大自然のふしぎ)からの引用です。

サケについては、こう書いてあります(^_^)

川で生まれたサケは、海にでて、北太平洋を回遊しながら成長する。

4年目には成魚となり、生まれ故郷を目指す。このことを「母川回帰(ぼせんかいき)」という。

サケの頭部には、磁力を帯びた細胞があり、これが磁石の役目をして海の深いところを泳いでいても、だいたいの方向を知ることができる。こうやって、おおまかに生まれ故郷を目指す。

陸に近づくと、浅いところを泳ぐようになり、今度は太陽の動きなどから、より正確に生まれた川の方向を目指す。

川の沿岸に近づくと、たくさん流れている川の中から、自分の生まれた川の匂いを鼻でかぎわめる。

川には流域の地質などの違いから、微妙に匂いが違い、その違いをサケは記憶しているから。

どうです、「へぇ~」ですか?

ストロングは、100「へぇ~」です!サケというのは、すごいんですね。頭にコンパスの針があるようなもんですね。

この記述を親が少し噛み砕いて説明してあげたらいいですね。

ストロングなら、実際にコンパスを出して、頭につけて、歩いて見せたりしますね。(こんなになっているんよ~って!)

こういう「なぜ??」を追求していくのが、1つの知識を「より深く」ということです。ちょっと難易度が高いのですけどね。

じゃあ、もう1つの

1つの知識を「より広く」

について。

「より広く」は、観察または体験することで印象づけることができれば効果的です。

「より広く」とは、雑学というより、学校の授業などで実際に取り扱う内容です。

その内容を学校や塾などで習う前に、ザーっと体験させるのです。

たとえば、

月の見え方は、毎日かわる

これなんかは、毎日観測してみるとイイ。最長で30日ですが、別に2日おきの観察でも構いません。

あまり深い内容を意識せず、観察を通じて「月」の単元で実際に習う知識を広げていきます(^_^)

新月→三日月→上弦の月→満月→下弦の月→二六日月→新月で、約29.53日かかる。

同じ日では、形は変わらないが、東→南→西へ移動する

これは、どんな百科事典にだって書いてあるでしょう。

書いてあることを実際に目で見て確認するわけですね。お子さんと一緒に観察してみるのです。

こういうことをポンポン子供に投げかけてみる。そして、親がおもしろいと思ったり、子供に反応があるなら、もう少し突っ込んで調べていけばいい。

受験を目指す方であれば、

同じ日では、形は変わらないが、傾きは変わる

月の出は、毎日約50分ずつ遅くなる

公転周期と自転周期が同じため、地球からは同じ面しか見えない

といった学習範囲を塾のテキストなどからピックアップして、実際に目で見て確認しておくといいですね。

「ふ~ん」を「へぇ~」と言わせるためには親の涙ぐましい努力があってこそというわけです。

百科事典全20巻をそろえることに意味はありません。

どう使うか、どう与えていくか。

「ウチの子、なんにも興味がなくて・・」と言っている親は、親自身がなんにもしていないか、ただ何かを買って与えたという方がほとんどです。

本当はなんにもしていないのに、「してやった」と心から思っているのは、本当にタチが悪いです。

どうぞ気をつけてくださいね。

以下に親が読んだらちょうどイイ、オススメの百科事典を紹介しておきます。

一気に全部揃えようなんて思わずに、先ずは1冊、図書館でも書店でも見てみてください。

親の努力は地味で大変だけど、でっかい花が咲きますぜ!!

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うれしい報告

小4 ゆきだるまママさん

まさに頭の中の霧が晴れたような気分です。今まではただ「勉強しなさい。」とはっぱをかけるばかりでした。

(省略)

やったことのない事をやりなさいと突き放しても出来る訳がないな~と納得しました。

そうです、あとは実行あるのみ!

困ったときは、実践会メンバー専用ページへアクセス下さいね!

中1 おやじまさん

鉄則7~10がすばらしかった。この4つだけで8000円以上の価値があると思います。読んですぐすばらしいノウハウを手に入れたと確信しました。

特に鉄則9。(省略)をいやがる子供に自信をもってそれをやるように言えるようになりました。

親が自信がなきゃ、子供だって言うこと聞きません。

これからは、ガンガンいきましょう!

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