こんにちは、ストロング宮迫です。
2010サッカーW杯1次リーグ第3戦で、日本がデンマークを破り、大いに盛り上がっているようですね。
※この毎日親技は2010年6月27日に配信したものです
それにしても、日本テレビ(読売系)で25日午前3時から生中継されたサッカー・ワールドカップ(W杯)の日本‐デンマーク戦の平均視聴率が、
関東地区で30・5%
関西地区で27・4%
瞬間最高視聴率は関東41・3%、関西35・9%で、ともに午前5時前に記録。どうですか、この数字は・・・・信じられない・・・
夜中の3時からの中継ですよ!!
日本は、そして日本人は、ホントみんなハッピーですねえ。この驚異的な視聴率を見て、心からそう思います。
2010FIFAワールドカップでは、日本代表はアジア最終予選グループAでオーストラリアに次ぐ2位となり、4大会連続ワールドカップ出場。
2008年に急病のため退任したオシム監督から急遽監督を引き継いだ岡田武史監督が1998年大会以来2度目の監督として就任。
監督の交代、そして日本代表が南アフリカに旅立つ前の5月の壮行試合で、永遠のライバル韓国に2月の東アジア選手権に続く完敗を喫し、サポーターから容赦ないブーイングが浴びせられたり、岡田監督が進退伺を出すなど、なにかと騒がしかった日本代表と岡田監督の周辺。
しかし、日本代表は予選グループEを2位で見事通過して決勝トーナメントに進出
しかし、それにしても、いったい誰が見てたのか?
ごく身近なところですけど調査してみました。その結果、小学生、中学生ともに一定数の子供たちが深夜の生中継を見ていたことがわかりました。
あくまでもボクの周辺での聞き取りの結果で、小学校高学年以上が対象ですが、1クラスで10%前後の子供たちが生中継を見ていたことがわかりました。
1クラス30人なら、だいたい3人くらいが夜の9時に寝て、3時に起床して見た。中学生では徹夜組もいたようですが。おもしろいのは、中学生の場合、サッカー部所属の子供たちが多かったのに比べ、小学生の場合は、サッカーに縁もゆかりもなさそな子供たちが多かったということです。
つまり、すごく興味があって頑張って見た子供たちとサッカーに縁もゆかりもないけれど興味があって見た子供たちがいたということになります。
子供たちの話を総合すると、先生にも見たという方が結構多かったようです。「昨日生中継見た人?」なんて聞いていたようですから。縁もゆかりもない人々を惹きつけられたら、テレビの視聴率は深夜でも30%いくということですね。
さて、今回、いろいろと子供たちに話を聞く中で、主に中学生のサッカー部の連中ですが、無回転シュートがどうとか、W杯でシュート1発決めたら年収が1億上がるとか言ってました。
まあ、サッカーにまつわるたわいのない話ですな。そういう話はよく知っている割に、ほとんどの子供が国際サッカー連盟の公式サイトを訪れたことがないと言っていました。
「オイオイ、そりゃあないだろう」と言いました。
興味があって、実際に競技もしていて、今、ワールドカップって騒いでいて、インターネットの使い方を習っている世代のお前たちが公式サイトを訪れたことがないなんてあっちゃならねえだろ!?と。
中学生「そんなことはありません。誰も見てませんよ!」って。
そうなんですか? でもね、この国際サッカー連盟のサイトには、いっぱいデータがあるんですよ。
今現在、ここに日本とデンマーク戦のデータがあります。
「Possession(%)」というのは、サッカーでは試合中にどれくらいボールを支配したかという割合のことですよね、たぶん。
日本が43%で、デンマークは57%だったと。
ということは日本は守りを固めながら、カウンターで攻撃を仕掛ける形だったのかな?とか試合を見ていなくても、考えられますよね。中学生くらいであれば、やっぱりもう生データも見て、現代サッカーの戦略・戦術を考えたり、自分たちのチームに適用できるものは使わないといけないですよね。
雑誌を見るといっても、月刊誌でしょうし、そういうのって大会が終わってからの発売でしょ?
ちょうどサイトは英語だし、サッカー用語は満載だし、サッカー小僧にはいいんじゃないでしょうか。中学生からはもっとサッカーというスポーツの本質的な話や強者または弱者が取り得る作戦について聞きたいものです。
たとえば、国際サッカー連盟「Teams – Distance covered」、これなんかは新聞なんかでよく言われる「選手が走った距離」ですよね?
日本は3試合で331.45kmで、ざっと見る限り、オーストラリアやメキシコとベスト3を形成するくらい走っていることになります。
が、たとえば、メキシコと比べてみると、試合の走行距離はほぼ同じでも、
日本3試合「ボールを持った状態で選手が走った距離」 98.87km
「ボールを持たない状態で選手が走った距離」146.41kmメキシコ 3試合
「ボールを持った状態で選手が走った距離」 140.87km
「ボールを持たない状態で選手が走った距離」 119.77kmと全然違います。
なぜこういうことが起こるんだ?
わざとそうしているの?
そうならざるをえないの?
中学生、小学生のサッカー小僧諸君には、こうした現象を理由と共に説明してほしいものです。一覧を見ると、アルゼンチンなんか3試合の走行距離が291.89kmで、すっごい少ない。
なぜなのか?
「頂点に行く」ってことは、疲労の蓄積もあるだろうし、省エネで勝ち進むのがいいのかな?とか考えてみるが、もちろんサッカーのことを知りもしないボクに答えが出るわけもない・・・
こういうことをサッカーをしている中学生にはもうテキパキと答えてほしいのです。
というのも、26日の決勝トーナメント1回戦で韓国を破ったウルグアイの2得点のスアレス選手についてこういう報道がありました。
運だけでは片づけられないデータもある。
後半39分にベンチに退くまで、スアレスの走った距離は中盤より前の選手ではもっとも少ない約8・8キロ。
この傾向は同じく決勝点を決めた1次リーグのメキシコ戦と同じで、確実に得点するため、スアレスに余力を残させる戦いをチームで徹底しているからこそ。
要するに、ガオーって点を取りに行く選手が作戦として、チーム内にいて、いざという時のために走らさないようにしているわけですよね。
日本にも、そういう作戦があるんだろうか?
その役割はどの選手が担っているの?
初戦カメルーンで長い距離を走った日本のベスト3は、
遠藤選手11.264km
本田選手11.092km
長友選手10.883km
国際サッカー連盟「Players – Distance covered」では、この3選手は3試合終了時でも、日本チームベスト3となっています。
「結構疲れているんじゃないのか。大丈夫か。デンマーク戦はプレッシャーも相当あったし、精神面もかなりきているんじゃないか?」と中学生に聞くと、「大丈夫っしょ。休んでいるですから」って、お前らはなんの根拠があって言ってるんだよ。
ああ、それと中学生のサッカー小僧には、中村俊輔選手の現在の心境と来る試合への思いがどのようなものか考えてみよという指令を出しておきました。
2010年6月。岡田武史監督(当時)に率いられる日本代表で不動のトップ下として君臨してきた俊輔は、失意のどん底に突き落とされた。
今なお記憶に刻まれる2010年6月の記憶。W杯南アフリカ大会、熱く波乱万丈だった日本代表の軌跡
あのとき何が起こったのか。激動だった2010年6月を振り返る。
text by 藤江直人
中学生諸君、「サッカーが好き!」なら究めてもらいたい。
その材料は目の前に転がっているのだから!
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
中1 seicaさん
小学校時代ほとんど勉強することのなかった息子。親としてこのままではいけない!!と焦りながらも具体的にはどうしたらいいのか分からず途方に暮れていた時に「10の鉄則」と巡り合うことができました。
「親が手を掛けていいんだ!」というのが一番の感想です。
中学生になってまで親が子供の勉強に関わるのはおかしい、過保護だ、子供が自立できないといった意見を多く耳にして、「子供がやる気になるのを手をこまねいて待たなくてはいけないのか・・」という暗澹たる思いでしたが、鉄則を読んでまだまだやれることがある!という希望をもらいました。
12年一貫校に通っている為中学受験も高校受験もなく、試験もあまりないので、近い目標がなかなか決まらず困っています。
12年一貫校ということは、無限の可能性を秘めている一方でけた外れの堕落の可能性もあるということ。
受験というハードルがないということは自分たち親子で設定しなくてはならないということですから、レベルは高い。
ハードルがない分、子供がヒマというのはいけません。
勉強にスポーツに一生懸命に精を出す。忙しいくらいが子供にはちょうどイイ。
なおかつ受験がないということは、物事を調べるときには調べ尽くす。時間を忘れて、トコトンまでいけることを意味します。
子供の好奇心にストップをかけなくてもイイ。
「調べなさい」ではなく、ともに調べる。
机の上での学習とフィールドワーク。この3年間で存分に叩き込んでいきましょう。高校生になったら一人でできるように!