きょう、タクシーに乗せてくださった運転手さん、どこのどなたかは存じませんが、本当に、ほんとうにありがとうございます。降りるときの、「負けないで」に泣きそうなりました。社交辞令なんかじゃない、ほんとの言葉だっ! とわかった。きっと、苦労人なんだろう‥。負けません! 約束します。
— 山田ズーニー (@zoonieyamada) 2018年12月28日
毎年のことですが、私ども親技では
「明けまして○○○○○○○○○○!」
の挨拶は、受験が終るまでとっておくのが習わしになっております(^ε^)-☆
ということで、いつも通り、こんにちは、ストロング宮迫です。
昨年末からすでに受験は始まっておりますが、いよいよいよいよ年明け早々から今年度の入試が始まります。また、来春の入試に向けても2月には塾などで新年度も始まります。
私たちにとっては盆と正月がいっぺんにきて、1年でもっとも忙しい時期がいきなりやってくるわけですな。
慌ただしい季節がやってきた時、問われるのは慌ただしくなる前の蓄積ですよね。すでに勝負の行方は明らかになりつつあるというわけです。
「成るように成る」っていうのはそういう意味でしょう。まあ、今年も張り切っていきましょう。
年頭自警 安岡正篤
一.年頭まず自ら意気を新たにすべし
二.年頭古き悔恨を棄つべし
三.年頭決然 滞事を一掃すべし
四.年頭新たに一善事を発願すべし
五.年頭新たに一佳書を読み始むべし
受験生にとっては数年に一度のオリンピック。今年もさまざまなドラマが生まれることでしょう。
頭に入れておくのはいかに持っている力を100%発揮するかです。急に新しいことを始めないことです。今までやってきたことがすべて。今まで通り受けるべし!
また、入試においては1教科ごとの出来不出来に一喜一憂しないことですね。キミができなかったのは例年よりも難しかったからかもしれないんだし、ライバルも同じようにできなかったかもしれないんだから。
勝手に自分で判断して途中で諦めないように!意外と多いんです、そういう子が。
受験生の家庭では受験前ともなれば、いろいろなことを考えるものです。
ちょうど今から6年前、受験生から届いたメールを紹介しましょう。6年経っても受験生の家庭で考えることは似たようなものでしょうからね。
小6
受験1ヶ月をきり、昨日塾の最終面談へ行きました。
この1~2ヶ月必死で頑張り(もちろん家でのケンカもしょっちゅう)最近では諦めかけていた志望校の過去問で7割以上、塾の毎月の学力試験では志望校別クラス授業で当てられても的確な返答が出来るようになった、
そしてクラスで1番勉強しているのが分かると先生からはお褒めの言葉を頂きました。
ココからが問題・・・今の実力ではおそらくいけるのですが、模試会場、プレテスト会場での試験になると結果に出てこないと・・・
一般的な話だけど息子はそのギャップがひどくクラスの中で一番心配だと言われました。息子は神経質で受験に対する不安感や恐怖感がありすぐに泣いたり、怒ったりと不安定です。
今後1ヶ月は勉強よりも精神的に落ち着かせる事がむしろ大切だと言われました。
いままで模試はたくさん受けてきましたが結果は散々でした。もう模試はありません。もうぶっつけ本番しかありません・・・
私は不安で仕方ありませんが息子の前では見せないようにしています。
あと1ヶ月どのように過ごし、本番を迎えれば良いでしょうか。
どうです、あなたも一緒ですか?
みんな思うんです。
自信を持たせるためにはどうしたらいいか?
どうやって受験まで過ごせばいいか?
と。
親が神経質な子供を心配するのはよくわかります。塾の先生の一言で今まで持っていた自信が揺らいでしまうということもあるでしょう。今まで受けた模試がさんざんだったら、なおさら不安も心配も尽きないことでしょう。
なにせ今までの人生の中での大一番でしょう。それも一発勝負。
緊張するなと言っても、緊張するだろうし、よほど図太いか、厚かましい性格でなければ、平常心でなんかいられない。
多くの受験生は自分の持っている力をそういう場でなかなか100%発揮できないというのがほとんどです。
受験が終わった子供に聞けば、それはすぐわかることで「ああすればよかった、こうすればよかった」って言いますもの。
でもですね、心配してもしようがないんです、これは(^^)
今回の受験だけではなく、これからの人生においても、何度も今回の受験と同じような場面を経験することでしょう。神経質な子供は厚かましい子供よりもある意味では不利でしょう。
それに対する特効薬というのはないんです。
深く深く考えて答が得られない時は、深いところに答はないンだよ。悩ンで悩ンで悩みぬいて解決しない時も、その先に解決法はないンだよ。自分への帰り道が分からなくなる前に戻っておいで。答は意外と単純で、身近なところにあるかもね。(小池 一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2014, 12月 30
あるとすれば、
吐くほど勉強して受験を迎える
これ以上なにができた!
そういう気持ちで受験を迎えるように日々を過ごす、それだけが唯一受験までにできること。今までそうじゃなかったのなら、今から受験までそうすることです。
このメルマガの読者であれば、すでによくよくご存じのように、受験生にとって今一番大事なのは、結果として合格することではなく、
合格に値する勉強をすること
です(ボクはそう思っています)。
合格するのが使命じゃない!合格するだけの勉強をするのがお前の使命や!
これが親技の常套句。
そう言えるだけやって、その上で受験を迎えることです。
お子さんの評価というのは、受験に行く前日に出るということなんです。
お前はここまでよくやってきた。合格だよ
と。
ボクは受験の前日に子供にそう心から言えるように子供に吐き気がするほど勉強をさせます。実際吐く場合もある。
行きたい!受かりたい!
その意志がハッキリしている子供に対しては、そりゃあ、やらせますよ、泣いてでも。
でも、絶対に「努力は報われる!」とか「頑張ればなんとかなる!」なんて言わない。だって、なんとかならない場合だってありますから。世の中に絶対なんてないんです。
極端な話、緊張して名前を書き忘れたり、解答欄を1つ飛ばしてしまえば・・・・
わかりますよね?
だから、出た結果でボクは判断を下さない。結果が出る前に子供に対して判定をしてやる。
もちろん「やらなかったじゃあないか!」なんて意地悪言わずに喧嘩しながらも、文句を受け入れながらも、意志がある子供にはガンガン勉強をやらせ、やらせた上で判定してやる。
そのことがわかっていさえすれば、子供のことを心配しなくてもいいんじゃないでしょうか。
緊張したり、チビったり、手が震えたりする子供、それも含めて認めてやればいい。
お前はここまで誰にも負けないがんばりを見せてきた。立派や。きついことも言ってきたけど、やり遂げてきたお前にもうなにもいうことはないよ。
受験はたぶん緊張もするだろうし、手が震えて思うように書けないことだってきっとあると思うよ。
でもね、今までやってきたこと、それだけを出し尽くすつもりでやればいい。緊張したっていいんだよ。泣きそうになっていいんだよ。ただ泣くのは、家に帰ってきてからだ。
今までお前がしてきた尊い努力に対して、払ってきた代償を答案用紙に全部ぶちまけて、それが終わったら泣いてもいいから。泣くときは一緒に泣こうな!
何を言うかが問題ではなくて、受験前に合格を、家族の合格を出してやれるように協力するということです。
不安になるでしょう。心配にもなるでしょう。それはみんな同じです。皆が自分が持っている力の20%減くらいで戦うわけだから、結局は同じこと。
「恐れ」があるのは「結果」を気にするからです。
あなたは子供を「合格だからすばらしく」「不合格だからダメだ」と、お子さんがやってきたことを「結果」で評価しますか?
そこだけしっかり確認する。
心配でたまらなくなったら、それを子供に見せてしまいそうになったら、唇が切れるほど、血が出るほど歯を食いしばればいい。
子供にも「吐き気がするほどの勉強」を課してきたんです。親がそれくらいの気持ちで我慢してちょうどいい。
ボクは、受験生にこれを最後の最後に言うために、あの手この手で頑張らせていると言っても過言ではありません。
「もういいです」っていうくらい、正月から勉強すべし!
それが最高の特効薬。ファイト!
[英語] 7日間を終えての感想
中2 苺ママさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
親が変われば子供も変わるということに気付けたことです。
◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:
子供の気持ちを観察し、やる気を出させることを学びました。親と子の在り処もです。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
楽しかったです。今までの積み重ねで、全く言う事を聞かなかったのですが、本気を出すと、分かってくれて感動です。
全く上手くいったわけではないのですが、最後、テストで、間違った所を悔しがっているのをみて、やって良かったと思いました。
目標に向かって頑張ると楽しいです。子供にも教えてあげたいです。
親技、素晴らしいです。本当にありがとうございます。