こんにちは、ストロング宮迫です。
もう先週くらいから学校が始まっているところも多かったですが、ようやく子供たちが学校に行った!ヤレヤレとホッとしている家庭も多いんじゃないでしょうかね。
※この毎日親技は2014年9月1日に配信したものです
8月の20日過ぎに1ヶ月のホームステイから帰ってきた中学生の娘も帰国後にせっせと宿題をやってましたが、たぶん今日のテストは・・・だと思うなあ。
その娘が帰国後に感想の1つとして言ったのが「自由は厳しい」でした。自分で思いつくような子じゃないので、たぶんどこかに書いてあったのを見て言ったんだと思います。
自分で思いつかなくてよろしい。他人が思いついたもので自分の気持ちを代弁してくれているなら、もらっちゃえ!
その「自由は厳しい」について、これから何年かかけて考えてくれていったらいいけれど、たぶんすぐ忘れると思うのでストロングが覚えていて、ことあるごとに言わなくちゃいけないと思いますがね。
その娘に夏休みに1つくらいドラマを見せてやりたいなあと思って物色していたのですが、イマイチピンとくるのがなくて、結局フジテレビの『若者たち2014』を録画して見せることにしました。
ストロングはこのドラマの最初の1話と2話の途中までを2倍速でザザザッと見たんですが、茶の間でプロレスの技かけたりしていたので「少し感覚が古いなあとか一昔前の設定なのかな」と思いましたが、このドラマは「問題が起こらないようにするためにルールも約束もあるけれど、それが守れずに問題になって、その問題を経験の浅い若者がどう処理、解決して落としていくか」っていうのがテーマかなあと思ったので、娘にはちょうどいいんじゃないかと思ったんですよね。
ただのちになってみると、『若者たち2014』は視聴率もよろしくないとか、他にも
『新・週刊フジテレビ批評』
作家の林真理子氏「いつの時代だろうと思うくらい貧しい家が出てきて、不幸のてんこ盛り」「本当に心に残らなくて、最後までこれが今、ドラマになる意義はなんだろう?」とコメント。
脚本家の大石静氏も「今風の男の子たちが、つかみ合い、殴り合うのにすごく違和感」「登場人物に説教されている気分になって、誰のことも愛せない」と苦言を呈した。
でも、それは「大人」の感覚だからね。
何でも知っている林真理子や大石静が見たら「心に残らなくて」「登場人物に説教されている気分」になるのかもしれないけれど、あんたたち向けに作ってるんじゃないのよ。
これは親が子供を見るときもそうですが、親の当たり前は子供にとって当たり前じゃないですからね。親にはおもしろくないから子供もおもしろくないとは限らない。
「勉強はやる気を持ってやらなきゃ意味がない」なんて親は思っているけど、今のあなたがそう思っているだけでガキの頃もそう思っていたかどうか。
それを無視して親の当たり前を子供に押し付ける感じになると、世代間のギャップや溝は埋まらない。
まあ、そんなのあえて埋めようとしないって感覚があってもいいんですが、ボクはそこは分けて考えませんかと思っています。
年齢を重ねて親がおもしろいと思うものと、子供が今おもしろいと思うものは決定的に違うんだから。
今、ボクは『第二次大戦に勝者なし ウェデマイヤー回想録』を読んでいるんですが、これがメチャクチャおもしろいんです。
チャーチルもコテンパンでぶっとい文庫本ですが、仕事どころじゃない!くらいおもしろい。
じゃあ、これが我が子にも同じくらいおもしろいと思うかと言ったら全然そうじゃないわけで読みもしないだろうし、この手の本だったら同世代の人にだってこの本の「おもしろさ」を共有するのが難しいくらいです。
でも、アメリカはウェデマイヤーが指摘しているこの時と同じ間違いを現代もまたおかしていると想像される。ボクには寝るのも忘れてしまうくらいおもしろくて、タメになる、と思ってる。
話がそれましたが、「おもしろい」と思うものの感覚は親子世代でも同世代だってそれくらい違うって話でした。親が今の感覚で、その感覚を子供に話してもわかんないですよってことですね。
閑話休題。
で、中学生の娘に録画してた『若者たち2014』を見せたら、「父さんも絶対見たほうがいいよ・・・これは」って言ってましたな。
「もう1回録画見るから捨てないで」とも。
林真理子氏には「ドラマになる意義」はなく「本当に心に残らなくて」だったらしが、「何も知らない」ガキには良かったらしい・・・
加えて、ウチの娘は
「若者たちって歌もいいよねえ」
「あれはお前、卒業式とかで歌う有名なやつだろ? 学校の音楽で必ず歌う的なやつだよ」
「そうなの? ぜ~ぜん知らないけど。歌詞をメールで送っておいてよ。私、覚えるからさ」なんて言ってました。
娘は第6話か7話かまで一気に見てたらしく、母親からめちゃくちゃ怒られたとか。
そりゃそうだ。1学期の終業式前にホームステイに旅立って1か月、宿題も終わってなかったんだから・・・
母親曰く「あんた、わかんないの? 父さんはね、見ろ見ろって言うけど、テストの結果が悪かったら、お前、どうなってるんや?って絶対言われるよ、わかってるでしょ」って言ったとか!?
「せ~いか~い!」ですな。
「あーイヤだ!すっごい怒られたよ、母さんに」
「怒られても見る価値あったか?」
「うん、そりゃあもう!おもしろかった!」
「で、9月1日の休み明けテストは大丈夫なのかよ?」
「う、う・・・・・ん、ダメかもね、オッホン」
ドラマ見ておもしろかった、考えるところがあった。それはよし!
家にいなかったので一気に録画を見まくった。それもよし!
だからといって、休み明けのテストが悪くていいってことにはならないのは当然であります。そんなことは理由にならない。
ドラマを自ら録画して見るようにススめたボクですが「テストはどうでもいい」なんて一言も言ってないからね。テストではきっちり結果を問う。当たり前だ。
子供は言うのかもしれない「父さんが見ろよってススめるからよー」なんて泣き言や言い訳を(たぶん言わない、言えないだろう)。
アホか!
「自由は厳しい」ってお前が言ったんだろう!たしかに「自由は厳しい」のだ。
やるべきこともやらずにドラマ見てテストができないなんて、ありえない!
大事なのは、ドラマも見てテストも頑張る!それが子供の正しい姿であります。
ボクはこれからも誘惑のエサを子供の目の前にぶら下げて気を引きつつ、勉強の結果も問うていく。それを当然のこととして。
矛盾しているとは思わない。
ガキなんだから広大な勇気をもって全部を取りに行けよ!
親カツ「入試実践テクニック」をやった感想
小6 ピヨピヨさん
ストロングさん、入試実践テクニック、やってますよ!
DVDは親子で一緒に2回見ました。でも、難しいですねえ。最初の予定通りになかなかできません。
特にできそうな問題とできそうにない問題の区別がねえ。
子供ができそうと感じたときについ予定時間をオーバーして取り組んでしまい、できそうにない問題にも熱心に取り組んでしまう。熱心はいいのですが。
ストロングさんに10分を越えて取り組んでいい入試問題なんてそうないですよ!と言われた意味がようやくわかりました。
それでも夏休みは入試演習にも積極的に取り組み、以前よりはだいぶんよくなりましたから。
これからの入試演習でもっと磨きをかけていきます。あと5ヶ月よろしくお願いします。
子供が持っている力以上の点数は出ません!
でも、多くの受験生が「持っている力」をなかなか100%発揮できないのが現状です。
取りに行く点数を考え、時間配分と問題選択をする。それは訓練なしにできません。
家で練習して、模試で試して、入試演習でやってみて、はじめて身につくもの。
持っている力を100%発揮する! 悔いのない戦いのために!