早速今回の相談を読んでいただいて私のバズーカ砲を受け止めていただきましょうか。
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中3 めぐみさん

いつもためになるメルマガをありがとうございます。自分に渇をいれてもらっているものと勝手に思っています。

志望校までもう一息という息子。なかなかその気にならないようであの手この手の勉強誘導作戦も志望校同様、あと一息という感じです。そうした私の苦労をぶち壊すようなことがありました。

塾の先生が勉強のやる気が出ない時は、思い切って遊んでみるのも手だと。

遊べば、こういうことをしていると・・・・・と思えるだろ?と言ったというのです。

塾で同じクラスの同級生が先々週末は実行に移すとのことで、丸2日友達同士で朝から晩まで遊びに行きました。

なんだか私の気が抜けてしまって、息子もその後2日ほどは思うところがあったようで、勉強をやっていましたが、その後は、また元通り。

メルマガを読んで、ストロングさんは、どうであれ休まずにやることを説いていらっしゃると私は思っていましたが、違いますか?

3月の入試まであと8ヶ月。

塾をやめさせることも考えたほうがいいでしょうか。子供は絶対やめないというと思いましが。

中3の息子さんが、塾の先生から「勉強のやる気が出ない時は、思い切って遊んでみるのも手だ」と。

遊べば、こういうことをしていると・・・・・と思えるだろ?とアドバイスを受けたそうです。

そして、丸二日ほど遊んだ・・・

子供は自分に都合のイイ話はヒジョーに好意的に解釈しますからね。

その結果、2日ほどは思うところがあったようで、勉強をやっていましたが、その後は、また元通り。
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めぐみさんがおっしゃる「私の苦労をぶち壊すようなこと」の意味がよくわかります。

塾の先生も悪気はないでしょうが、今回のアドバイスは息子さんにはイイ影響を与えなかったようです。

確かに、ダラダラと勉強するのは効率が悪く、そんな勉強では結果も伴わない。そんなときに気分転換は大切なことに違いありません。

ただですね、気分転換をはからねばならないほど勉強している子供がいるのかといえば、そうでもないですよ!ということは、かなりの確率で言えると思いますよ。

1日まるっきり遊んでもいいくらいに根詰めてやっているという子供は、そうはいない・・・とストロングは思います。

なので、志望校まであと一息といった生徒に対して今回のようなアドバイスはいただけません。

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悪気はないんでしょうけどね。

ストロングが思うに、塾の先生が言いたかった趣旨は「勉強とそうではないときのケジメをつけよう!」くらいの感じの話ではなかったかと想像します。

問題は、聞いた側がどのように解釈したか。

「いいこと聞いたぞ!」とばかりに、めぐみさんのお子さんと友達は思い、「よし、じゃあ2日遊ぼうぜ!」と子供たちが想像力もたくましく拡大解釈して決めた。

これが正しい経緯なのかなと想像します。

これは、ストロングも経験があります。何気ない一言なんですが、同じ言葉を発しても、生徒の受け取り方ってそれぞれに違うものです。

「おいおい、そんなこと言ってないぞ!」とかいうことが何度もありましたから(^_^)

でも、こういうことは、何度もあっちゃいけませんがね。おそらく他のクラスメイトは適度な息抜きしかとってないはずです。

同じ言葉でも、生徒の行動に違いが出てしまう。そうなれば、結果も違ってくる。

だからこそ、塾の先生は発言に細心の注意を払わねばならないのです。受験生のクラスなんかだと、ホント大変です!

さて、今回のめぐみさんの相談から、親は何を学ぶべきでしょうか?

これが、一番大切なとこです!

変なアドバイスをする塾なんかやめてしまう!

まあ、これも対策の1つではありますが、今回の場合ですと子供の解釈に問題があったと捉えるべきでしょう。

あとは、子供が「先生がたまには遊べって、言ってた!」なんて言ってきたら親はどう対応するですよね。

先生のアドバイスを受けて、土日に朝からずっと遊ぶことを計画している我が子に対して、指をくわえて見ている必要なんてありません。

「先生は、2日間遊べなんて言ってたの?」と聞いてみるのです。そして、こう続けてみるのもいいでしょう。

「1日じゃあ少ないの?」

こう聞けば、友達と話し合った結果、2日間遊ぼうと決まったことも判明するはずです。

塾の先生に対して怒る必要もなくなるワケです(^_^)

もちろん、子供たちは1日では少ないなんて独自の見解で応戦してくる可能性は大です。2日ぐらい遊ばないと遊んだ気にならないとかね。

のん気な姿を見てると、頭でもこづきたくなる気持ちもわかりますが、ここはぐっと我慢すべきです。

だって、志望校まであと一息な状況で、なんとか合格ラインまで到達するまでの作戦を立てる絶好のチャンスだから。

ライバルは、塾のクラスメイトだけではないことを告げ、これからどうすべきかを話合うのです。

思い切って遊んだら、どんな良いことがあるの?と聞いてみるのもいいでしょう。

みんなが考えるのは、こうです。

勉強に気が入らず、ダラダラと過ごしてしまってる。

だから、気分転換すれば勉強もするようになる。

1日よりも2日の方が気分転換になる。

この考え方は、一理あるんですな!

普段の勉強量を

■■■

とすると、

勉強をやめて遊んだりして気分転換をすると勉強量は増えたりします。

めぐみさんのお子さんの場合も、2日遊んだらその後の2日間は頑張ったそうです。

でも、これには落とし穴があることを知っておくこと!

単純に計算しても、以下のように2日間休みをとると勉強量は減ります。

これをその後の2日間で休んだ分を挽回するためには、普段の勉強の2倍の勉強量が必要になります。

1日■■■
2日■■■
3日
4日
5日■■■■■■
6日■■■■■■

本人からしても、親からしても随分頑張ったなという感覚があるかもしれませんが、これでちょうどプラスマイナス0(ゼロ)なのです。

実は、本当の落とし穴は、この後です(◎_◎)

こんな感じ。

7日■■
8日■■■
9日■■

普段やる勉強の2倍の量をいきなりしたわけです。計算違いな「悪の達成感」が手伝って、その後の勉強量はさらに減ることになります。まあ、良くてこれまで通りでしょう。

子供は、2倍の勉強ができたのは気分転換のおかげだという信念のもと、さらに勉強を休んだりします。全体で見れば、勉強時間は減っているのに(>_<)

ストロングが、毎日の勉強を休むことを勧めないのはをこういうことなのです。

休んだ結果、効率落ちてたんではしょうがありませんから。だから、なんといっても、休まずにやることが一番効率がイイわけです。

では、休まずに勉強量を増やすためにはどうするか?

まずは、理想からお話しますと、

勉強に楽しみを見つける

これに限ります。

また、成果が出ている、点数が上がっているなどが起こっているときには、可能でしょう。

ただ、「勉強に楽しみを見つける」のは、受験学年になってからではなにかと難しいですし、時間をかけて取り組むこと。

また、「成果が上がっている」は、受験学年の今は一進一退を繰り返したり、入試レベルの問題になって頭打ちになっている場合も、多々ありますから、難しい面もあるでしょう。

そこで、すぐにできることといえば、

勉強しながら気分転換をはかる

ありえないって!?

ストロングのオススメは、勉強する場所を変えるです。

勉強部屋で勉強してるなら、気分を換えるのにリビングで勉強してみるのもいいでしょうし、家族の前で公開勉強なんていうのもやり方次第では盛り上がるものです。

えっ、すでにやってるって!?

では、とっておきの場所換えをお教えしましょう。

ホテルでリッチにお勉強!

これは、先日も、ある方にアドバイスしたのですが、さっそく実行したとの報告をいただきました。

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しかも、普段より勉強量も増え、効率も上がったとのことでした。

「ホテルで、リッチにお勉強!」とは土曜日の朝から普段通りに勉強(又は塾)をして、その後ホテルにチェックイン。

アドバイスした方の報告では、その部屋は、海が一望できるらしく、海を見渡しながらガンガン勉強をしたそうで、休憩時間に「あ~、船が見える!」なんて大喜びだったそうです。

そして、夜は豪華にディナーを食べて、部屋に戻ってまた勉強。翌日は、これまた家では考えれない朝食を取って、ホテルの周りを軽く散歩して、チェックアウトまで勉強。

何も変わらないのです、勉強することには。変わったのは場所だけ。

タイガー山中などはどこぞの別荘地かで、そんなことをやっていたこともありました。

ストロングも生徒を連れて行ったことがあります。まあ、この場合、男子の生徒に限るわけですが。どこか遠くに行く必要はない。近くでいいんですから。

ホテルの落ち着いた雰囲気って、ちょび異次元な空間ですから、勉強するにはもってこいの環境なんです。

目標まであと一息ってときに、なんだか気分が滅入っているときに、場所を変えて「思い切って勉強してみるのも手」だと思いますよ!

受験に向かって親子の一体感も高まりますし。

ただ子供にまた行こう!なんてたびたび言われると、財布との関係で頭も痛いのですが・・・・

それとホテルの照明ってちょび暗いでしょう?

なので、電気スタンドをホテルに用意してもらったりするといいと思います。

「気分転換で遊ぶ!」のではなく、「場所を変えて勉強して」気分転換をはかる!

これこそが親技!

めぐみさんにはオススメしておきます。

なお、よくご承知かと思いますが、ホテルを利用する際、豪華なホテルにお安く止まる!のは基本です。

ストロングは、その際、このサイトを利用しています。

あのホテルが、この価格・・・というのも結構ありますので、実行する際には見てみてください。

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うれしい報告

季節柄、勉強方法と親のかかわり方の見直しをするべく、たくさんの方がノリ勉に参加されています。

ノリ勉「英語」を終わっての感想

中2 ジャスミン母さん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:

不定詞の用法、そして、今回集中的にとりくんだユニット3の範囲の修得、毎日一定時間、前向きに、子どもに学習に取り組ませることに成功した。

娘も、どれくらいやれば、英単語や英文を暗記できるかをつかんだと思う。そして、娘と私が、一緒に、同じ目標にむかって、前向きに取り組めたことが、最大の成果です。

◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか?あと、親にとって学ぶべき点はありましたか?:

ただ、横に座っているだけなら、邪魔なだけだったでしょう。今回のように、事前事後の準備を怠らず、一緒にやる勉強の時間の成果を最大限に狙っていくことで、はじめて、親がそばでみる意義を子どもに感じてもらえるのだと痛感しました。

ただ、「勉強しなさい。どれだけできた?何これだけしかできていないの!なにやっていたの!」の繰り返しでは、親は、全く迷惑な存在でしかありません。

一日、30分でいいから、一緒にやって、手応えがあったと感じてもらえる時間を、これからもつくっていきたいと思います。

この夏休み、同じ手法で、教科書の単元を一つずつ戻って、1学期の復習を確実にやっていこうと決意しました。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:

楽しかったです。特に、ここ半年くらい、定期テスト前日の必死モード以外は娘から拒絶されていましたが、久しぶりに、楽しい気持ちで勉強させてもらいました。

忙しい中、準備をしっかり行い、ノリ勉での指示もかなり読み込んで、その趣旨を十分に理解いただいたジャスミン母さんだから、得られた成果でした。

この夏の目標、「英語を得意科目に!」目指して、まだまだ続く夏休み、頑張ってくださいね。ありがとーーー!

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