こんにちは、ストロング宮迫です。
昨日はブラジルW杯の日本の初戦。日曜日の朝の10時くらいから中継だったので視聴率もすごかったんじゃないでしょうかね。
※この毎日親技は2014年6月16日に配信したものです
第1節 2014年6月14日
コートジボワール2-1日本
4年前の2010南アフリカW杯があった年は、この年の年間TV番組視聴率のトップ4を南アフリカW杯の日本代表戦が占めたとか。
息子も日曜日の朝、部活に行くって言って家を出ましたが、顧問の先生が「日本の試合見たいんじゃないのか?」のツルの一声で10時からは部活を中断し学校の視聴覚ルームで全員が観戦したそうです。
「お前ら、バスケ部だろーよ、カンケーねえじゃないか」
「そうなんだけど、先生が・・・」
「それって先生が見たかっただけだろ!」
「た、た、たぶん、そうだと思う・・・」
まあ、それくらい関心が高いんですな。試合後も夜まで、いや今日の朝も延々とあーだこーだといろんな人が言っていました。
おそらくこの日本でこの日、試合をライブで観戦できたかどうかは別にしてブラジルW杯の日本の初戦があったことに全く関心を示さなかったのはタイガー山中くらいでしょうな。
聞かなくてもわかるわ~~(*’ω’*)
人は関心のないことって目の前を通り過ぎても気がつかないものです。アンテナが受信しないんですな。微動だにしない。
これってある意味で才能ですよ。すごい才能!
日本の初戦にまるで関心のなかった子供もたぶんいるでしょうから、そういう子はどうか存分に褒めてやってください。
タイガー山中と一緒だぞ!ってね(≧◇≦)
うれしくないって!?
わかりますよ、その気持ち。
ただね、そういう子供は傾向としては自分が興味のあることには異常な関心を示しますから、そっちを大いに伸ばしてやってほしいですね。
しかし、いろんな人があーだこーだと言ってましたが、「次に向けて気持ちを切り替えていきましょう!」としたり顔で言っていた人には違和感を覚えましたね。
こういう人はそういう状況になったことがない人なんじゃないかとも思います。
入試を経験したことがある方、かつ初戦が黒星だった方にはよくわかると思いますが、もうね、気持ちなんかなかなか切り換えられない状況になるんですよね。
当然、頭の中のイメージは「このあとも黒星が続いていくんじゃないか」という考えが頭の大半を占めますし、もう勝てそうな気がしなくなる。
そして、もしかしたらここまでやってきたことは間違っていたんじゃないかという疑心暗鬼になったりもする。
だから、初戦は大事なんですよね。チョー大事!
入試もワールドカップも初戦が大事なのは一緒ですが、唯一違うのは、ワールドカップの対戦相手は自分では決められないけど、入試の初戦は自分で決められること。
入試では初戦の対戦相手を自分で指名できるんです!
つまり、入試はある意味で自分たちの作戦や戦略を手の内で転がせる可能性が高く、自分たちでコントロールがまだできる。
それなのに入試の初戦でいきなりFIFA世界ランキング3位の「ブラジル」とかと戦う人がいるんだよなあ。
自分で選べるのにです!
これは勇気ではなく無謀だとボクは言ってきました。入試の初戦は勝って波に乗れ!と。
自分で対戦相手の選べないワールドカップも初戦は大事なようで、1998年フランスW杯大会以降、初戦黒星スタートチームの1次リーグ突破の確率が8.7%。
もっとシビアにデータ分析する人によれば、
木村正人【W杯日本代表は「予選敗退」のデータ予測を覆せるか】
C組の日本について、
次のギリシャ戦で勝つ確率が34%、負ける確率が36%、引き分けが30%
コロンビア戦では勝つ確率は12%、負ける確率が66%、引き分けが21%
と予測。
残念なことに90.4%の確率で日本は予選敗退を喫すると結論づけている。
こういうデータ分析を駆使して読み解くことを今の子供たちにはどんどんやってもらいたいですね。
※実際終わってみたら、ほぼデータ通りって言ってくらいの結果になりました・・・
第2節 2014年6月19日
日本0-0ギリシャ
第3節 2014年6月24日
日本1-4コロンビア
それくらいのインパクトのある初戦黒星を受けて「次に向けて気持ちを切り替えていきましょう!」なんて気軽に言われると、ボクなんかは違和感を覚えるわけです。
言うとすれば、こういう状況で気持ちを切り替えるか方法にはこんないい方法があるよ!っていう提案でしょう。
でも、やれることは話すくらいしかないんじゃないでしょうかね。
ここまでの過程をわかっているもの同士が
何のためにやってきたのか
何のための4年間だったのか
自分たちは4年間何を見据えてやってきたのか
あの試合で何のミスや間違いをおかしたのか
反省会ですよね。
このしんどい状況に第三者は入れない。共有し合った者同士だけが話し合う余地がある。
やってましたよ、反省会!
矢内由美子【長友と香川が”眠れぬ夜の反省会”】
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「昨日は悔しくて眠れなかった」と切り出した長友は、「眠れない時間、左サイドのクロスで2失点したことについて(香川)真司と話をした。真司も悔しくて眠れないと言っていた」と続けた。ともにサイドから相手を崩していく攻めを得意とする両国だったが、コートジボワールの作戦は、右サイドで数的優位をつくりながら日本の左サイドを徹底的に突くというものだった。
FIFA発表の公式スタッツによると、コートジボワールの攻撃パターンは「右サイド60%、中央25%、左サイド15%」。数字上からも右サイド一本槍と言っていいくらいに徹底していたことが分かる。
目的はもちろん、日本の攻撃の生命線である左サイドを押し込むことで、日本の良さを消そうというもの。
サイドバックをウイングに近い位置まで上げることでサイドで数的優位をつくりながら、香川に守備をさせることで日本の攻撃を封じるというやり方だ。
長友は「真司がDFラインに吸収され、完全に相手の戦術にハマッてしまった」と分析した・・・
初戦のコートジボワールは自分たちのやろうとしたことを徹底してやったということなんですね。そして、できなかった日本は敗れたと。
ただ日本も戦前にはそれを予測もしていたらしい。
悪夢のような2分間での2失点は、いずれも日本の左サイドから。
「率直に悔しい。何度も数的不利をつくられて、クロスを上げられたから」。
試合前に見た分析映像では、両サイドが高い位置を取りながら多くのクロスを供給する様子を確認してきただけに、DF長友は唇をかんだ。
高い位置を取り続けた相手右DFオーリエを、最後まで捕まえきれなかった。同点にされた後半19分、さらに逆転された同21分はともに日本の守備対応が遅れた。
長友はオーリエと相手右FWカルーとの数的不利を強いられ、香川も守備に追われた。本来であれば日本がやりたい形で、やり込められた。
日本の左サイド。香川が中に切れ込んだスペースに長友が駆け上がり、これまでいくつものチャンスやゴールをつくってきた。攻撃面で相手を敵陣深くまで押し込めることは、守備の安定にもつながる。
まさしくここが日本の攻守における生命線だけに、左サイドを攻略されたことには大きな危機感が募る。
長友は「僕が出るのか、真司をそこまで守備させるのか。そこは次のギリシャ戦に向けて、ちょっと話し合っていかないといけないなと思います」と、即座に修正する必要性を口にした。
次戦はお互いに勝ち点3を取るしかない者同士の戦い。
やる者には辛いけど、見る者にはこれほどおもしろいものはないですね。
人は残酷なものです。何年もかけて培ってきたものを一発勝負で白黒つける戦いを好んで見たいと思う。
ホント入試と同じです。入試に人が熱狂する理由もわかろうというもの。
戦って敗れ反省してまた戦う。戦って勝ち奢って敗れ反省してまた戦う。さらなる強者に出会い敗れ反省してまた戦う。
人生はただただ「反省してまた戦う」この繰り返し。
それはつまり人生が敗れる歴史の積み重ねということでしょう。
たかが勝負、一敗くらいがなんですか!と人は思うけれど当事者にとってはどうしようもなく思える重い一敗。人生を決定づけるくらいに思える一敗。
でも、そういう戦いが蓄積され人もチームも指導者も強くする。その蓄積はいずれ果たされるだろう日本のワールドカップ優勝の礎になるでしょう。
戦いがずっと続く、その認識を持てるかどうかが戦いをする上では大事なんじゃないでしょうかね。
合格間違いなしと言われたって取りこぼしはある。FIFA世界ランキング1位のスペインも初戦を落としました。日本とスペインの次戦は見ものですな。
反省をいかせられるか。
反省してもそれが即いかせられないこともある、相手があることだからね。
それでも、「また戦う」ために立ち上がること。勝負をやめないことですな。
勝負をやめればラクになるけれど、あの熱狂も興奮も得られない。
土俵に上がり続けるためには「一敗」がただの「一敗」であると思え、それが次にいかせられると信じ、戦いがいつまでも続くことを知っていなきゃいけない。
終わりなき戦いの節目で人は熱狂する。熱狂せざるを得ないんじゃないでしょうか。
だって終わりなき戦いだから、節目でドカーンと発散させないと次へのエネルギーがわいてこないからね。
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず
唯春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ
我々の行為は「風の前の塵に同じ」、しかしそれは明日や来年や次の世代への礎になる、そう信じられるものだけが土俵に上がり続けられる。
勝ちに意味あり、負けに価値あり!
ノリ勉終わったよ報告
中1 パンダさん
◆こどものそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか? また親にとって学ぶべき点はありましたか?
今まで塾に行かせているし、もう中学生だし、親が手取り足取り見てやる必要はない、と思っていました。高い塾代を払っているにもかかわらず、授業受けっぱなし、復習も宿題もいい加減にやっていた今までの状況では、成績が上がるはずがないってことがよくわかりました。
今回は、学校の定期テストの範囲をやりましたが、これからは塾の問題でノリ勉をやるつもりです。今までほったらかしだったさっぱりお手上げ状態の問題にも挑戦してみます。
感情的に怒らないようにするのが一番大変だった。塾があって帰宅時間が遅かったり、弟たちを寝かせてから開始したので、遅い時間になってしまい眠くなったり、ふてくされたり・・・・。
怒りに任せてがつんとやるより、親がうまくノリノリにのせてやらせたほうが、効果的だということがわかった。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?
途中わかんない~とふてくされたり、3つの約束が守れなくなったりということもあり、親も感情をコントロールするのが、大変だった。
でも、「お母さん、今日もストロングやるん?(いやいやではなく少し楽しそうに)」と聞くようになってきて、日を重ねるごとにちょっとづつ、子供が嫌がらなくなった。楽しみになってきたらしい。
数学が、一旦終了したので、今度は、英語です。いつからやるの?と待っています。嬉しいです。
パンダさん、ご苦労様でした。まだまだ続くノリ勉ロード!英語の報告を楽しみにしていますから!