oyawaza391

こんにちは、ストロング宮迫です。

夏休みも中盤ですね。ここまでの成果はいかがでしょうか?

ノリに乗っているか、夏期講習の授業を受けるだけで精一杯か?

受験生は遊ぶ暇もないでしょう。一息つく時にテレビもいいですが、近所をお散歩したらいいですね。溝や川や木に目をこらしてみましょう。

大阪市天王寺区とヤフーで実施した中高生インターン事業に参加した同市立高津中学校3年生の工藤海斗さんが取材し執筆した記事「セミも熱中症になるの?」が公開されています。
20160812
※この毎日親技は2013年8月4日に配信したものです

中3の工藤海斗さんの取材によると、

・セミは朝から鳴いているので昼になると休息を取り、夕方になるとまた鳴きだす。このタイミングにまさに気温がかかわっている。

・クマゼミは35度前後になるとあまり鳴かなくなる。雨の日など気温の低い時もあまり鳴かない。

などとリポートしてくれています。

セミの鳴き声も耳に入らないくらい集中しているというのもすばらしいですが、「今日はセミがあまり鳴いていないなあ」と思いをはせるのもまた趣深い。目の前に見えるものを素通りしちゃもったいないですから。

さて、先日テレビをつけたら、NHK 仕事ハッケン伝という番組をやっていました。

初めて見る番組で途中からでしたので詳細はサイトを見ていただくとして実に興味深い内容でした。番組ではお笑い芸人インパルスの堤下敦さんが山地で通年昼夜、乳牛を放牧している牧場に就職するというもの。

1週間くらいいましたから芸人の職場体験としては結構な時間を過ごすもののようでした。堤下さんが「就職」した牧場は中洞牧場だったのかな?

放牧で牛を飼うやり方を「山地(やまち)酪農」というそうですが、牛は自然に自生する多様な草を食むことで本来の消化吸収のメカニズムを発揮し、日光の下で健康的な一日を過ごすとか。

当然狭い牛舎で牛を管理するよりは大変なんですが、自然の中で健康的に過ごしている牛の乳はうまいらしい。首都圏の人のなかには普段から飲んでいる方もいらっしゃるのかもしれないですね。飲んでみられたい方は中洞牧場催事販売へ。

そりゃあ牛舎に閉じ込められて育てられた牛よりは自然の中で放牧された牛の乳のほうがうまいに決まっているけれど、この「山地酪農」、平野ではないですからねえ。

画面で見る限りかなりの急斜面の山で、その上放牧でしょう。牛を追うのも結構な体力がいりそうな感じでした。

で、芸人堤下さんが牛を追うのですが、案の定、牛が言うことを聞かないんだな・・・

「はい、こっちこっち!」とか言っても聞きゃしないわけです。

堤下さんは「イラっ」とします。たしか「ふざけんなよ!」「もう知らん!」とかブツブツ言ってました。

そしたらそれをじっと見ていた指導している牧場の人が「イラッとしました?」と堤下さんに聞いた。

「はい、イラッとしました」というような返事を堤下さんがすると、その牧場の方は「人間がイラッとしたのは牛に伝わる」というようなことをおっしゃったわけです。

で「ちゃんと牛を追えないのはこちら側の問題だから」とも。

実際テレビで言ったニュアンスとは違うかもしれません。ここからはボクの解釈ですが・・・

自然に生きる牛はいつも正しい反応をする。人間側が思うような反応を牛が示さないのは牛の問題ではなく人間側の問題である。そんなふうに見えました。

牛って子供と一緒なんだなあ・・・と思いましたね。

子供の屁理屈は全然正しくないんですが、子供が示す反応はすごく自然で正しい反応だとボクは思っています。

・できそうにない問題をさせようとするとゴネる

・早く終わったのでもう少しやらそうとしてゴネる

・あなたの将来のためよと言って勉強させようとするとゴネる

親が親の理屈で勉強をさせようとすると、子供は「正しく」反応し、きっちりゴネるわけです。右行けと言えば左行くし、上向けと言えば下向く。

要は牛や子供、それはわりと自然に近い存在といってもイイと思いますが、それらが示す反応を見たとき、考えないといけないのは牛を追う側であり、親の側であるということ。

なんでやらないの!
どうしてプライド持ってやらないの!
あなた約束したじゃない!

と大人は思うけれど、反射的に示す子供の反応は正しい。

だから、勉強のやらせ方という話になるわけですが、親の勉強に対する無闇なイライラ、日常生活全般で起こるイライラは本当に子供には伝わるし、親が言う建前にも子供はすぐに気づく。

「あなたのためよ」といいながら、親の名誉のための受験であったり、世間体であったりするウソを子供は神の如く見抜く。問題は親自身が決して「親の名誉」のためと自覚していないから全然解決しない方向にいく。

もう1つ、この番組で気性の荒い牛が一頭いまして、その子の乳を堤下さんが搾ろうとすると、足で蹴るんですな。

子供にもいますよね、気性の荒い子供。この気性の荒い牛を鞭で打っても言うことは聞かない。牛のほうがもっと蹴るぐらいのことになる。

で、どうするかって言うと、話しかけるんですな。

牛の名前を忘れてしまいましたが、「はい、よし子ちゃん、今日も暑いねえ。今日はきりっとして美人だあ~」とか言いながら、触って撫でてやって「少しもらいますからね」なんて言いながら乳を搾る。

堤下さんが何を言ってか覚えていないのでテキトーに書いています

以前、穀物を育てる人が田んぼや畑を見て穀物に話しかけるということを書いたことがあります。「今度の台風は結構キツイみたいですから、頑張ってくださいね」とか日照りが続くと「もう少しの辛抱ですよ」とか。

わかるのか? 通じるのか?

ボクはよく聞こえていると考えています。穀物も牛も、もちろん子供も・・・

だからたえず話しかける。その反応を見る。撫でてやる。抱きしめてやる。

ベットで寝ている子供にも話しかける。たとえ反応がなかったとしても。

答えが返ってこない問いかけは無意味なようですが、それは文字通り「あなたはどうですか?」という投げかけであるとともに自分がしていることに対する自問自答なんだとボクは理解しています。

ベットで寝ている子供に問いかけても返事はないんですが、その表情や寝息を見ながら、自分が子供にしたこと、言ったことを振り返ることでもあるのではないかと。

牛が無言で足蹴にするのには理由がある。それを「気性が荒くて困った子供」と子供のせいにして勝手な判断を下すのではなく、こちら側に何か問題はなかったか? 対応で問題なかったかを自分側の問題として考える。

相手に投げかけた数だけ自分が成長するってことなんじゃないでしょうかね。

チャンスがあれば、ぜひ見てみてほしい番組です。この番組を見て1つ思い出したんですが、プロゴルファーの岡本綾子さんが若手の選手を指導している際にこう言っているのを見たことがあります。

記憶では「ふてくされたら、持っている技術が1つ減る」こういう内容だったかと。

漢字で書くと「不貞腐れる」。これは子供に限らず、ありますよね。

ゴルフなんかでも思うようにボールが飛ばなかったり、へんなところにはねてしまったり、風が急に吹いたり。うまくいかなかった時、人は不貞腐れる。

不貞腐れたら、自分が持っている大事なものを1つ失う。不貞腐れて投げやりになることで失うということなんじゃないか。

あれれ、うまくいかないのは何がいけなかったのかな? 努力が足りない? 練習の仕方? 姿勢? メンタル?

不貞腐れて投げやりになることは自分にベクトルが向かないってことでもあります。

人のせい。風のせい。天気のせい。外に向かって責任を転嫁する時、その精神が表れた時、一つ何かを失うんじゃないでしょうかね。

そのためには「子供に不貞腐れるな!」という前に、不貞腐れた子供を前にして、もう1回親が考えないといけない。

問題は「子供が不貞腐れる」と同時に親も不貞腐れているということ。家庭内で二人が同時に不貞腐れたら、そしてそれが3日続いたら、いったいどれくらいの何が失われるんだろうか?

暑いのに寒くて怖い話ですなあ・・・・

【岡本綾子さん関連記事】

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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

中2 よーちゃんさん
 
そうじゃないかな?と思っていたことがずばり書いてありました。わかってはいるけれどと常に言い訳してしまう私がいます。なら成績がいい子の親なんて諦めればいいと思うけど、簡単には諦められなくて。親から変わらなければ・と今度こそ決意を新たにしました。

小3 本気ママさん

お読みして本気でやる気になりました。「やっているつもり」が一番悪影響を及ぼすということを理解しました。甘い自分を再確認した次第です。今日から本気でやります。まずは第1章から。応援してください。

わかっちゃいるけどやめられない!なんていうのがありましたが、わかっちゃいるけど、できません!と。

成績がイイ子の親の努力は相当なモノである!ストロングは心から敬意を表してそう思っています。
 
やるのかやらないのかは親次第。

同じやるならグズグズ言わないでやる!
結局やるならグズグズ言わないでやる!

それしかないでしょう?

  • 10の鉄則
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  • 復テ対策講座
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  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
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