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こんにちは、ストロング宮迫です。

もうだいぶん前ですが、「子供に対するお金の教育」を行う塾を開きたいがどうだろうかという相談を受けたことがありました。

ボクに聞かれてもたいしたアドバイスは残念ながらできませんでしたが、デリケートな「お金」の教育は、「誰から、どのような考え方」に基づいて行われるかがすごく大事だと思うと話した記憶があります。
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※この毎日親技は2012年5月22日に配信したものです

「国家破産」を書かれた吉田繁治さんがご自身の講演会を公開されています。


「情報収集は数値がほとんど」という吉田さんが行った経済講演会「国家破産」にて「2010年代の金融と経済、そして個人の生き方」と題して「お金って何なのか?」について縦横無尽に語られています。

PDFの資料もあり、読み応え、聞き応えはゲップが出るほど。ボクには理解できないことも多々ありましたが、おもしろかったです。

この講演会で吉田さんが語っておられますが、

日本人の平均勤務年数は11年。大企業では30年だった・・・・

今後は大手でも10年、平均的に言えば、40年で4回、会社を変わる生き方になる。

今から3年ほど前に、ここで『フリーエージェント社会の到来』という本を紹介したことがあります。

いまや、自分のキャリアやビジネスを理解し、社会と経済の未来を知るうえで、この新しい働き方について理解することは不可欠だ。

と本文を紹介したあとで、アメリカではすでに労働に関する価値観の大転換が起こっており、4人に一人が「大組織に縛られることなく、自分の未来を自分で切り開くフリーエージェント」という仕事を選んでいるとして、

ここ何十年の間、アメリカ経済を象徴していたのは、フリーエージェントとはまったく異なるタイプの人種だった・・・・・

組織人間は、野蛮な個人主義に陥ることなく、高望みせずに「悪くない給料とまずまずの年金、そして自分と限りなくよく似た人たちの住む快適な地域社会にそこそこの家を与えてくれる仕事に就こうとする」と・・・・

・・・子煩悩な親のように、組織はその「子供」たちの面倒を見た。

しかし、1980年代に入ると事情は変わりはじめ、90年代に入ってその変化は一気に加速した。

・・・家族の一部のメンバーに家から出ていってほしいと言うようになったのだ。

と紹介したことがありますが、吉田さんの講演資料35ページによれば、

米国

5人以下のミニ事業1300万社
1人の個人事業2400万社
フリーランス1650万人、
在宅勤務1000万人

労働人口のうち、60%(10人のうち6人)が、ほぼ個人事業者である。

→会社勤務であっても、3年に一回は、会社を変わる。

仕事の個人エージェント化。わが国も、約20年遅れで、米国並みに向かう。知識・技術がないと時給ワーカー。

個人の知識+知識を動作と判断にした技術が、何よりも肝心な時代

知識が個人のパワーになる→資本の個人化;プロのスポーツマンのように

と「フリーエージェント化」がさらに進んでいることをしめしています。

私たち親世代の価値観と子供たちの世代の価値観は微妙に変化しつつあり、親の経験則でモノを言っていい部分と良くない部分があるでしょう。

子供に強く関わる親こそはそのことを意識して世の中のことを見ておかないと良かれと思って子供にしてきたことが裏目に出ることも十分ある。

あなたのお子さんは激動のフリーエージェント時代を生き残れるか?

講演で寄せられた質問に吉田さんが回答されています。

Q29:これからの日本と世界を考えたとき、どんな育て方をしたらいいか? アメリカが参考になるか?

A : 知識詰め込みの教育を、行うことです。

韓国の、現在の経済成長は、20年前の受験戦争からでした。

教える量を減らすゆとり教育が、日本国を衰退に向かわせました。

あなたはどう考えますか? そして我が子にどうするのか?

Q25:いろんなところから数値を出されていますが、ウォッチングすべき数字は、どこにあるか?

A:新聞では、論説を読まず、数値のみを見て、ファイリングします。日経新聞、FT紙、英国エコノミスト、週刊エコノミスト、東洋経済です。

1ヶ月に、A4のファイリング2冊分です。

後は、インターネットでのBIS、FRB、日銀、財務省、厚労省、経産省、総務省の数値情報です。膨大な数値があります。

それらの、集計の根拠を見ることです。

主要なものは、書いているうちに、記憶します。記憶していないと、変化や注目すべきことが、分かりません。

『あれ、この数字は変だな』と思うとき、論考を書きます。

この「記憶する」というのは子供たちを見ているときにも、すごく大事な作業だと思います。

きちんと見て、「記憶」しているから、子供たちの「変化」に気づける。

きちんと見ていないと、気づくのが遅れ、気づくのが遅い故に対処も面倒で解決に時間がかかる。

良くなる人はどんどん良くなり、悪くなる人はどんどん悪くなる。

なかなかヘヴィーな講演会ですが、PDF資料に先に目を通して講演会を聞けば、全部でなくても理解が進むと思います。

ぜひチャレンジしてみてください。

吉田さんはビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則という無料メルマガも発行されています。

最後に、これは別の本ですが、濱嘉之著「列島融解」という本のエピローグに

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1983年にユネスコの世界遺産に登録されたスイスのザンクト・ガレン修道院の付属図書館は世界最大級の中世期文献の蔵書数を誇る。

その図書館の入り口に記された言葉が有名な

「知識がないのは心の病」

である。

図書館を「魂の病院」と評した中世の修道士が

「教養がないことは病」

と捉えていることに現代社会の病理を解く鍵があるのかもしれない。

とありました。

「知識がないことは心の病」、図書館はその病を癒す場所、つまり「魂の病院」。

現在、「魂の病院」はいたるところで門扉を開いてくれています。

あとは危機感とやる気次第!

個人の知識+知識を動作と判断にした技術が、何よりも肝心な時代

知識が個人のパワーになる→資本の個人化

知識・技術がないと時給ワーカー

あなたにとっての「知識」とは何なのか?

あなたにとっての「技術」とは何なのか?

もう待ったなしで考えておく時代がそこまで来ているようです。

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うれしい報告

復テ対策講座生からの報告

小5 Yさん

おはようございます。先日の父の入院ですが、快方に向かい現在、退院しております。(ご心配をおかけしました)

さて、子供の勉強に関しての状況報告です。

5月初旬に行われた月例テストの結果が出て参りました。

結果(偏差値)は、4教科:57.3

算数:49.7国語:59.1理科:59.4社会:61.2

でした。

算数が。。。残念!でした。伸びなかった原因は、A問題の繰り返しが少なかった事だと思います。

GWに主人に見てもらっていましたが、やり方を遵守してくれず、俺はそう思わないからそうしない!と、それが嫌なら勉強は見ない!と極端な条件を出してくるので、仕方なく主人に任せたような状況でした。

しかし、他3教科は、いい感じで伸びてきました。

当初は、算数だけをやろうと思っていましたが、理社かも大切だとわかり、現在は4教科ともABC分類の問題&解き方の記入されたカードを作成し、やっている効果だと思っています。


クラスは、前回のクラス替えに続き、もう一クラスUPしました。

子供もモチベーションが上がってきているようなので、この波に乗って伸ばしていけたらと思っています。

ご主人が「今回の結果をみて、繰り返しの大切さを理解してくれたようです」でなによりです。

結果を見れば、過程の課題もよくわかる。

あとは「ちょいミス」と「そうでないミス」を区分けして処理することですね。

「ちょいミス」ではない「ミス」は、繰り返しで防げる問題もありますが、実は1回目の落とし込みが不十分ということが多々あります。

大事ですぞ!1回目!!

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