早速今回の相談を読んでいただいて私のバズーカ砲を受け止めていただきましょうか。
小5 ゆうゆう母さん
塾に入会して間もないのですが、授業内容をあまりにも理解するのに時間がかかり(親としては分かってたことですが)、困ってしまったので先生に助けを求めました。
さっきほど連絡がありました。
その内容は
「子供自身が『計算が得意』と胸をはるけれど、実はそうでもない。まずは土台となるベースが正直ないので、まずはそこから・・・」
と言われました。
うすうす分かってはいましたが、他人に、いえ、その道のプロに指摘されて、受験なんて無理だったのかと意気消沈してしまいました。
今は偏差値30以下なんですが頑張れば目指している学校、偏差値50ぐらいのところに行けるようになれるものでしょうか。
アドバイスを頂けないでしょうか。よろしくお願いします。
塾に通いはじめて、間もなく問題発生!となった、ゆうゆう母さんですが、ストロングは「ある言葉」が気になりました。
何だか、わかりますか?
それは、「うすうす分かってはいましたが」
ここにある「分っていた」という言葉です。
もちろん、分っているなら、なんとかできたでしょ!なんて言うつもりはありません
(^_^)
そばにいる親こそが、子供の症状に敏感に気づけるわけですから。
また、たとえ気づいても解決策が思い当たらないのは、本当によくある話です。ここでボクが気になっているのは、ゆうゆう母さんの
塾の先生への相談の内容
なんですね。
ストロングは、何か困ったときには、学校や塾の先生に相談することをオススメしています。ドンドン行きなさい!!と。
まあ、月謝の分だけはモトを取らねばという意味でもありますが、それだけではありません。
真剣に我が子の成長を願う親に対して、ほとんどの先生は、親身に対応してくれることを知ってるからです。
ストロングなんかは、目の前でお母さんに泣かれようものなら「じゃあ補習しましょう!」なんて休み返上で指導したりしたものです。
相談することで塾の先生が問題点を把握し、かつ真剣に対応してくれることで、問題が短期間で解決することは多いですから。
だからこそ、ボクは、親が熱心に、真剣に、先生に相談することを勧めるワケです。
ただ、気をつけてほしいのは、全ての相談に対応してもらえるわけではないということです
(>_<)
↑↑↑これは、スゴク大事なポイントです!!
そう、先生はすべての相談に対応してくれるわけではないということです。
ストロングがガンガン相談しろ!と言った。だから、決死の覚悟で相談に行った。
な、な、なのに、相手にされなかった(;`O´)o
そういうお怒りの声を聞くことがあります。そんな経験あります!?
ゆうゆう母さんの場合も、残念ながら、この「相手にされなかった」ケースと言えるでしょう。
ここでいう相手にされないとは、協力を得られないという意味です。
ストロングも塾講師時代には、多くの相談を受けました。もちろん、話こそは聞きますが、全てに対応することなんて時間的にも無理なのです。
また、時間的だけでなく、問題の性質も関係してきます。
どういうことか?
ここがポイントですよ!
それは、
解決できそうな相談だけに対応する
ということなのです。
言い換えれば、
解決が可能なものが優先されて対処される
ということなのです。
これって、仕事だって同じことですよね。不可能だと思うことには、責任持って対処できないはずです。
「○○学校にどうしても合格したい」と親が相談に来る。でも、今の成績ではとうてい無理なレベルだとしたら・・・
そんなとき「自分にお任せ下さい」なんていう先生はいません。もし、いたとしたら無責任だと思います。
だから、どうしても、言葉を濁して、
「まあ、頑張って下さい」
「では、しばらく様子を見てみましょう」
と言われるのがオチなのです。
一斉授業の塾ですと、授業を提供するのは、「先生の役目」。
同じ授業を聞いて、成績を上げるのは、「生徒の役目」なのです。
だから、合格圏内に近づくよう、まずは子供に頑張ってねとなるワケです。でも、これだと、何の解決策にもなりませんよね。
しかーーし、これは、先生に問題があるのではなく、無理な相談をしている親に問題があるわけです。
スイマセン、ちょっとキツイ言い方になっていると思いますが、事実そうなんです。
では、どんな相談の仕方なら良いのか?
それは、
現状のチョイ上の目標を相談する
ということなのです。
では、ゆうゆう母さんの場合で考えていきましょう。
現在の偏差値は30以下。
この状態で、「授業の内容を理解できないのですが・・・」といった相談は、現状からかけ離れた相談となります。
だって、目標にしている学校の「偏差値50」のレベルでも、授業の内容を全部理解できるレベルではありませんから。
つまり、現状のチョイ上どころか、最終目標すらもはるかに超えた相談になっているんです(>_<)
そのため、すかさず先生も
「子供自身が『計算が得意』と胸をはるけれど、実はそうでもない。まずは土台となるベースが正直ないので、まずはそこから・・・」
といった「当方では対応しかねます」といった対応になってしまうのです。
先生も、そこまでは責任を持てないと判断したわけですね。でも、これは仕方がないことだと認識してください。
子供は、計算が得意と言っているが、計算すら問題がある
↑↑↑ここが現状の問題点。
先生にも、まずこの点を相談すべきなのです。なんとか計算ができるように指導を、そして面倒を見てくださいと。
そうなると、今度は先生も、具体的な解決策を提示することができます。それならできると。
ゆうゆう母さんも、そのことに気づいているわけですから、塾の先生とタッグマッチを組んで、家庭でだって「計算力をつける」解決策に、着手もできる。
いろいろな手が打つことが可能なわけです。
ポイントは、
親は、将来の目標を見据えて計画を立てます。
でも、他人は現実にしか協力はしてくれない。
ということなのです。
これは決して最終目標を諦めろ!!という話ではありません。
今が偏差値30以下なら、ちょっと上の偏差値32を目指す。32を達成したら、35を目指す。
いきなり朝起きたら、偏差値50になっていた!なんてことはないわけです。
だからこそ、目の前のちょっと高い壁を目指す。
ちょっと高い壁がたいしたことないとか偏差値32を目指すのは、かっこ悪いなんてことはないわけです。
昨日よりも今日。去年よりも今年。他人との比較ではなく、過去の子供と比べて、どうなったか?
成績がイイ子の親は、つねにそうやって、「以前よりも・・・」を目指して、それを達成してきた親なのです。
我が子のことです!絶対に諦めてなんかいられない。
さあ、もう1度気を取り直して、相談してみましょう!
道はそこにあります!!押忍!
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
中2 みゅうみゅうさん
子供の成績が云々言う前に親が頑張らなくては!とまず思いました。子供と共に出来ることから、一つずつ実行していきたいと思います。
我家は、皆さんのように、難関校を受験目的ではありませんが、まずは、社会をプラス30点目指したいと思います。最終目標は学年10位以内!!! これからも、よろしくおねがいします。
目指すべきものが見えたら、あとはやるのみ!
社会なんかは頑張ればすぐに得点アップが可能な科目です。
テストを受けて30点アップした!ではなく、テストを受ける前に、「30点は上がるかどうか」はわかります!励め!そして達成!頑張って!
中1 うらんさん
メルマガ購読歴1年半、本も購入して読ませて頂いていて、親技の何たるかを分かっていたつもりでいました。
しかしこのたび改めて『10の鉄則』を購入し、何度も読み返すうちに、<わかっていたつもりだったこと>というのはどれもが中途半端で結果を出すまでに結びつかないやり方だったということに気づき、今更ながらに反省しました。
集中力について悩んでいたので、鉄則8と9は特に参考になり、今、実践中です。鉄則8の集中力を養うことと同時に進めながら、私ががんばってみたいと思っています。
やるべきことがたくさんあるほど、そばにいる親が力を発揮できます。
一通り全部をやりましたではいけませんぞ! この問題はできる!という状態で臨むこと。今回の定期テストでそれがハッキリするはずです。
点数が上がるのが一番子供のやる気を出させます!ファイト!