こんにちは、ストロング宮迫です。
学校が終わり、懇談があって通知表が返されている頃でしょうか。通知表は「きちんと見なければ」なりませんよ。
「子供の今」の記録ですからね。
懇談では、先生と議論はせずに、先生の我が子に対する見立てを、どういう風に見えているのかを根掘り葉掘り聞けばよろしい。
今年も残すところあとわずか。中学入試ではあと2週間もすれば、いよいよ初出撃も始まります。あと1カ月もすれば、中学入試も高校入試も本格化していきます。
受験生には、まだ2週間もアリ、まだ1カ月もアル。正月は親もフルで休みの方も多いことでしょう。時間はあるし、時間はとれる。一期一会で今日やったことは「絶対大丈夫」として、一歩前へ。大食いしなくてイイ、少しずつでいいからよく噛んで昇華してフトコロに入れていく。
いよいよ決戦だ!いいかい、受験生!戦う前に勝ち負けは問わない。大切なのは勝つことじゃない。大切なのは挑戦することだから。負けるときはチャンピオンのように負けろ!
さて、この時期の親技では、夏休みの前半同様、親子ノリノリ勉強法を実施する人が多くなります。春休みも多くなるので、年に3回あるノリ勉佳境期がちょうど今で、多くの方がお子さんとの勉強の関係や勉強のやり方を見直すべく奮闘中ってわけです。
やるなら、どうぞ、皆さん、最後までやりきりましょうね!
小4 ピーターパンさん ノリ勉[算・数] 2日目の報告
「えっ、これでもう終わり?めっちゃ、集中した~!」が、子供の感想。それこそまさに、ノリノリでした。
塾に行くのは大好きだけど、宿題は大嫌い。こんなに楽しそうに宿題をやったわが子を見るのは初めてです。やっぱり、のせ方しだいでこんなにも違うものなのですね。
恐るべし。ノリ勉法!
中2 のんたさん ノリ勉[算・数] 2日目の報告
このごろ、私が勉強のことを言うと反抗的なことばかり言ってバトルの始まりだったのに、すごくスムースにできました。
いつもは、私が、けっこう「~しなさい」みたいに言うのに、今日は、「一緒にしよう」みたいなのりだったのでよかったのかも・・・。
短時間ずつ区切ってさせると、集中力も高まっているようです。こんなに平和に勉強を見れたのは、久しぶりです。
口で言うだけでなく実際やり方を教えてあげないと、判らなかったんだなと思いました。また、がんばります。
出だしはよし!ですな。まあ、これからまだいろいろとあるでしょう。
毎日継続していく・・・この偉大な行為は山も谷もなく、カンタンにできることじゃないから。
だからノリ勉では、まずは7日間(実質6日間)と区切ってるんですよね。6日間できないのに1ヵ月はできないし、半年も1年もできないから。はじまりは「ちょっとから」です。
親技のノリ勉プログラムは、成果がある勉強、プラス子供をノリノリにさせるためのプログラムですが、実は本当は親のためのプログラムなんです。
「子供が・・・・やりません!」というのは違います。いかに親の欲張りな部分を取り除けるか? 親の欲張りな部分にいかに気づくか?
住む場所も家族のメンバーも変わらず一緒。お互いが「お前が変われよ」と言い合って、良くなったためしは歴史上タダの1回も存在しません。
だから、子供が変わるんじゃない!ノリ勉は、親が変わるプログラム!
まあ、親技の教材はいずれも「親が変わる」という視点のものばかりですから、ノリ勉だけじゃないんですが・・・
このメルマガ「毎日親技」も悩み事を解決すべく、ネットサーフィンしてて見つけて、夜中中も読みまくってくれる人もいます。
でも、できれば、毎日ちょっとずつね、読んでほしい。定期的にあなたに注入してもらいたいんです。
以前ここでも紹介したことがある文豪・開高健による人生相談集「風に訊け」の冒頭には文豪の直筆でこう書いてある。
学生時代からの付き合いのこの本は、今は大学生のうちの子のモトにある。
絶やさず、間をおいて、規則正しく、読み続ける
別にそれが毎日親技じゃなくてもイイんです。ボクは文豪じゃないんだから。あなたにとって、「効きすぎるクスリ」は絶やさず、間をおいて、規則正しく自分に注入していく。
なぜなら、忘れるから!
すぐに過去の自分に、過去にしていた誤った思考に、バネ仕掛けの人形のように、ボクらは戻ってしまいます。
子供に負荷をかけてもイイが、常に子供にとってチョビ上の負荷をかける!
言葉にすれば、こんなにカンタンなことが半年もすれば、忘れられ、子供を「イヤだ」や「したくない」に追いやってしまう。
子供だっていつまでも同じ場所にはいない。日々成長しているわけだから、かける負荷だって、少しずつ大きくならなければならないわけだから、1年前と同じ負荷じゃ、今度は子供の成長が止まってしまう。
その出し入れを親は常に考えていなくちゃならない・・・忙しいのね。
その「考える」ってことが忙しいと、できなくなってしまうんだな。年末年始で時間ができたときだけ、「効きすぎるクスリ」を飲んで、親だけがやる気満々になって、子供はドン引きとかね。
「毎日親技」って名前の意義はそこにあるから。あなたが定期的に触れて、「おお、そうだった」「あらら、少し自分がやっていることは逸れてきてるぞ」とか考えるときのものさしには、できるだけ絶やさず、間をおいて、規則正しく触れていく。
もうボクも年齢を重ねて、新しいものにチャレンジというより、過去に読んだものを折に触れて、2回目3回目4回目と読む傾向に最近ある。もう新しいものを入れるっていうより、過去に注入したものを今はどう考え評価するかってことになってるんだと思います。
ちょうどクリスマスシーズンだから、すでにここで散々紹介しているけれど、この前久しぶりに見たら、やっぱりすごく良かったので、また紹介します。
これね↓↓↓
「植松努の特別講演会 きみならできる!「夢」は僕らのロケットエンジン 」
ボクがこのDVDを購入したのは記録を見ると、2009年11月1日でした。もう8年も前になるんですな。
ここの多くの読者が過去のクリスマスプレゼントで子供に贈ったという報告をいただいてますが、贈った年に見て終わり・・・というのは、もったいないですよ。
イイものは、何年経ってもイイし、何年ぶりに見たって、学ぶことがあるから。忘れていたことも思い出させてくれる。
たとえば・・・
楽をすると、どうなってしまうのでしょうか。
楽をすると、答えはただ1つしかありません。
楽をすると、無能になるのです。避けて通るから、やらないで済ませるから、能力が得られないのですよ。
能力がない状態のことを、日本語では「無能」と言うことを忘れてはいけません。けれども、楽をした結果、無能になってしまうのです。
楽をすると、無能になります。無能になると自信が持てなくなります。
なぜなら、能力のない人は誰からも必要とされないし、誰からもあてにされないからです。
人から必要とされたり、あてにされるためには、頼られるためには、特技が必要です。特技というものは、みんなと違うことをしなければ得られません。
みんなと違うことをすること、みんなと違う経験をすること、それは「努力」と言います。
いかがでしょうか?
なるほど努力する意味や苦しい経験をさせる目的の1つとして、皆さんは「勉強を子供に頑張らせている」わけですね。
クリスマスプレゼントに購入するには、チト高すぎるって方は、動画を見るだけもイイでしょう。
きっと「よーーし、オレも頑張るぞ!」ってきっと思えますから。
親技で「イイね」って紹介するこうしたものはね、実は「子供にプレゼント」というのは表面的なことで、親の方に見てほしいものばかりです。
たとえば、こういうのだって、「子供に・・・」というより「親の方へ・・・」なんです。
では、大学というところは・・・植松努さんは言います。
本当は、自分が大好きなことを、もっともっと深く掘り下げて学ぶのが、大学や専門学校というところです。
ところが、「好きなことは成績に関係ないからやめなさい」と言われて、奪い取られます。
大学や専門学校が必要とするのは、棘(とげ)の生えた人間です。その棘をもっともっと伸ばし、鋭くするのが大学や専門学校です。
しかし、その前段階で子どもたちは、棘のないツルツルの球にされてしまいます。そうすると、もう伸ばすところがないのですね、だから伸びません。
さらに植松さんは続けて言います。
「好き」というものがないから、教えてもらったことと習ったことしかできなくなってしまいます。
なぜこんな悲しいことが起きてしまうのでしょうか。
それは親が我が子の評価を他者に委ねるからです。だから、子どもがゆがんでしまいます。
どこかの誰かが付けた点数で、自分の子どものことを親が評価すると、大変なことが起きます。そして、親が我が子の未来を他者に保証させようとするから、子どもがゆがんでいきます。
現在、定量評価できることで、未来を生きる子どもを評価できるわけがないのです。
現在数値化できることは、現在の価値なのです。10年後、その評価は意味をもっていないのですよ。
子どもたちが生きる世界は10年後です。だから、現在数値化できることで、子どものことがすべてわかると思っては大間違いです。
我が子の評価くらいは、自分で評価しないといけないのです。誰かに金を払ってやらそうとしてはいけません。
自分でやるしかないんだということを忘れてはならないです。
日々親が考えていることはそれでいいけれど、そこに少しこうした視点を注入してみてたら、今の考えは、右側に行くか、左側に行くかは別にして軌道修正されませんかね?っていう提案なんですよね。
もちろん親だけではなく、入試間近で忙しい受験生にもぜひ年末年始に見ておいて、入試に行ってほしいなと強く思っています。
きっと「こんな風になってほしい・・・」ではなく、「こういう考え方で生きていってほしい・・・」と思うと思うから。
先日来、紹介している佐香武彦さんの『ホントの英語』だって、子供に読ませる前に親の方に手に取っていただいて、「現在の英語教育」がはらむ問題点を感じ取ってほしいと思うから子供へのクリスマスプレゼントに推奨し、ボクは応援団長になって応援しているわけです。
佐香さんの『ホントの英語』は、どうしても伝えておきたいことがあると自費出版までして出された本だ。その「遺言」というにふさわしい思いが詰まった本が岩手日報にも紹介されて、本当に少しずつですが広がってる。
植松さんの話も、佐香さんの話も、ボクは「同じ話」にしか見えない。分野や研究していることが違うだけであって、「志の話」ですから。ただし、ボクと同じように思わない人がいたとしても、それもまた不思議ではない話です。人は違うからね。
最後に・・・
佐香武彦さんの『ホントの英語』については、少しずつ感想が寄せられていますので、その一部を紹介しておきます。
★私はウソばかり教えてきた(学校の先生より)
★知ったか振りをする人たちに見せたい本だ
★英語の本が面白いと初めて知った。素晴らしい教養書だ
★目からウロコが落ちっぱなし。ホントの英語を教えてくれる本だ★常識だと思っていた事柄が非常識だとは・・・この種の英語の本は無いのではないか
★若い人たちに読んでもらいたい。こんな本は後にも先にも無いのでは・・・
★英語の道しるべとなっている。理解を促す「字引き」となっている
★これなら誤解されることは無い。異文化交流を促す良書である★カタカナ英語は日本語であると知った
★枕の下にチップといのはうそだったとは・・・
★アカペラやキオスクのホントを知った
★carはバス、タクシー、トラックを含まないなんて・・・
★椅子は全部chairだと思っていたが・・・
★バスガイドはそういう意味か
★ドレスが華やかな衣装でないとは・・・★使い勝手が良くて、絵がいっぱいだから理解しやすい
★字が大きくて見易い。とにかく「わかり易い」し「面白い」
★50音別だから探し易く、索引が付いているから便利佐香さんの『ホントの英語』の「はじめに」や内容の一部はここで紹介しています。
『ホントの英語』はネットでは販売されていません。著者の佐香さんの家に直接電話して注文するクラシック型になっております。電話をすると、佐香さんご本人がでてくるかもです!?
問い合わせ電話番号は(0193-62-5646)
※連絡先はご自宅ですので、夜遅くのお電話はお控えくださいませ。
植松さんの話も、佐香さんの本も、一気に読むものではなく、ジワジワとね、これ↓↓↓ですよ。
「クスリ」だって、いっぺんに飲むと身体に良くないからね。
サンタにプレゼントを頼むは何年生までか? クリスマスプレゼントに何を贈るか? それは家庭や親の思考や文化の表れです。心して贈るべし!押忍!
過去に配信した毎日親技の「クリスマスに考えるにはもってこいの話」も合わせて読んでくださいね。
[30点UP] メンバーさんからの報告
中2 めざせ二ケタさん
◆報告内容:30点上がりました!
こんにちは。私立中高一貫校中学2年男子の親です。
「30点上げよう会」に10月に入会し、2回の定期テストを終え昨日成績をもらってきました。
結果は、的をしぼった代数で、
1学期・中間42点⇒2学期・中間78点
1学期・期末37点⇒2学期・期末90点でした。
まずは、2学期中間テストをもう一度やりABC問題に分けたところ
A問題20%
B問題80%という結果に。親子ともとてもショックでした、できる問題ばかりだったんだと。
それを踏まえて子供と話し合い、学校では単元導入部分の説明はさほど詳しくなされず、それは知っている前提という事でしょうか、進んでいく。
ただ、今のレベルは取り戻せる内容(私から見てという、全く頼りない判定ですが)という事がわかりました。
期末対策として、教科書の単元導入部分から読んで演習をやり、そこでも問題をABC分類分けをしてABで間違えた問題は繰り返し、Cはしつこく追いませんでした。
一通り済ませた後は、学校から配られた期末用プリントを、C問題2問は深追いせず、AB問題のみ1週間前までに繰り返し。
間違えた問題は、どこでなぜ間違えたかを考え、半分の時間でできるまで繰り返し、前日にもう一度やり直しようやく90点まできました。期末もあと10点はなぜ落としたか、を考えやり直しをいたしました。
この3か月弱一緒に勉強時間を過ごしましたが、子供の表情、態度、話す内容が変わってきてとても喜んでいます。
中高一貫校は(特に地域柄)色んな意味でトップを自負するご家庭の子供たちが集まり、そこで何でもない自分を思い知って自信を失いかけていたように思います。
やれる自分を知ったのか、やればできる自分を信じられるようになったのか、とても落ち着いてきました。モチロン中学2年生らしい反抗はいたしますが、勉強は別と感じているようです。
ストロング先生には、ノリ勉数学で、中学3年夏まで(高校内容に入る前)が重要、中学受験の時と同じエネルギーで向えとメッセージを戴きました。
先を想像できない母でしたが、そのお言葉を信じ進んでいこうと思います。
子供の学校は、高校2年から習熟度によりクラスを振り分けられます。
もちろん下のクラスでも浪人すれば国公立、難関私立に合格していきますが、経済的な事も考えてやはり国公立現役合格を願っていますので、上のクラス入りというのは不可欠のようです。
振り分けは高校1年の実力テスト(と定期テストが少し)の成績のみです。ここからは目標を上位クラス入りとし、そこまでの決まりを設定する話し合いをします。
今更ではなく、ここからどうしたらいいか、考えて参ります。これからもストロング先生を頼りにしています。よろしくおねがいいたします。
「教科書の単元導入部分から読んで演習をやり」これが勝利の大きな要因でしょう。
教科書ができなくてチャートもプリントもできるか!ですな。
学校のシステムを理解し、足りない部分は自分たちで補うしかない。基本をやることを恥ずかしがる必要はない。遅れ始めた教科は特に注意したいところです。
目の前の小テスト、単元テストにかじりついて行け!です。日々の復習は欠かせない。ノリノリにして授業の受け方、ノートの取り方に意識が向きはじめると良い循環が生まれます。
中3になれば高校内容が入ってきて予習も欠かせなくなるでしょう。
「やれる自分」「やればできる自分」の実績と成果の一端は出た。その実績と成果を信じてとにかく目の前のことにかぶりつけ!冬休みは今までの復習に時間を使う。
中高一貫校の分岐点は高校内容が入ってくる中3の夏なり!