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こんにちは、ストロング宮迫です。

10月が終わる。年内残り2ヵ月!やるしかないよ、受験生!頑張っていきましょう。

さて、プロ野球の日本シリーズの話題に埋もれてしまっていますが、ゴルフの松山英樹選手が4大メジャーに次ぐ格付けの世界ゴルフ選手権シリーズの個人戦をアジア勢として初めて制したらしい。

この前のオリンピックもそうですが、様々な分野で世界の土俵に出ていくだけでなく、世界で勝負できる日本人がホントに増えてきましたよね。

ボクがゴルフに行かなくなって、もう15年くらい経ちますが、ゴルフって受験とそっくりだと思います。

この前ここで「受験はライバルとの闘いじゃない。自然淘汰だ!」って書いたけれど、
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ゴルフも相手と直接身体がぶつかるわけじゃない、ライバルが直接邪魔してくるわけでもない、ひたすら自分が打ったボールを追いかけて、ライバルよりも低いスコアで上がれるかって戦いだ(たぶん)。

「あいつ、いいスコア出してやがるな」
「クソッ、追い抜かれたのかよ」
「ここは決めないとヤバいよな」
「どうしても入れたいけど、強めに打つと、後が怖いな」
「あれれ、なんかいつもと感覚が違うなあ」
「オイ、なんでこんなに風が吹くんだよ、球がブレるじゃねえーか」
「今日は今日だ、明日は絶対挽回してやるからな」

まあ、↑↑これはボクの勝手な妄想だけれど、自分が持っている技術で、実力通りに試合すればイイだけなんだけど、ライバルが目に入るから、余計なことを考えたり、できもしないことをしようとしたりする。ゴルフがメンタルのスポーツなんて言われるゆえんだ。

受験も、ある意味では「メンタルの種目」で、いかに余計なことを考えずに、目の前のやるべきことをできるかが問われる。

が、これがなかなか難しい。そのことについては、かつてここで宮里藍選手の記事を取り上げて書いた

米メジャー初制覇を目指す宮里藍

宮里藍選手は、「余計なことを考えずに、目の前のやるべきことをやる」ために

◆ホールのプレーを一打ごとに5段階評価で自己採点する。
ジャッジの基準となるのは「打った球がどこにいったかじゃなくて、自分に約束したことを最後までできたかどうか」である。イメージがあいまいなままだったり、なんとしてもバーディーを取って追いつきたいなど余計な思考が入れば、結果はどうあれ点数は低くなる

◆コントロールできるのはショットを打つまでの自分自身のことだけ。
ボールの跳ね方や転がりまでは制御しきれるものではないし、周りの選手のスコアなど当然動かしようもない。どうにもならないことに力を費やすのは無駄というある種の達観である。

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受験生も、受験生の親も、ぜひ心にとめておいて、できうる限り、そういう心境で闘ってもらいたいと願います。

それを実践している宮里藍選手もいまは怪我もあり、スランプ状態で、なかなか結果が出ないで苦しんでる。同じく怪我が理由で14カ月余り試合に出ておらず、復帰が待ち望まれているタイガー・ウッズも復帰戦を延期しているらしい。

この記事には親カツ講座でやろうとしている入試実践テクニックの要諦も含まれているので紹介します。

タイガー・ウッズ復帰戦延期の本当の理由
ゴルフスイングコンサルタント吉田洋一郎さん

・・・私にも経験があるが、プロゴルファーがけがで長期離脱をした場合、試合に復帰するためには大きく分けて3つのステップを踏む必要がある。

<step1>スイングできる状態をつくる

<step2>スイングと感覚をアジャストする

<step3>試合でstep2のパフォーマンスが出せるよう無意識レベルまで定着させる

ウッズはおそらくstep3の段階まで来ている。すでにボールは打てており、直前まで試合にエントリーしていたので間違いないだろう。

step3の調整では技術的な問題に加え、メンタル的な要素が非常に大きくなってくる。試合では多くの観客から歓声を浴び、世界中のメディアから注目される。さらには予選カットライン、優勝争い、同伴選手とのスコア争いなどさまざまな外的要因が加わる。

こうしたプレッシャーのかかる場面で、step2のパフォーマンスを安定的に出すためには、頭でスイングを考えている段階では難しい。無意識化で理想のスイングができる状態を作ることが求められる。

その準備がまだ整っていないとの判断したため、辞退に至ったのだろう。

step3ではさまざまな状況から球を打ち、自分にプレッシャーをかけ、より実戦に近いラウンドを繰り返し行う。これは「3カ月準備をすればOK」というような、時間的な目安があるわけではない。

「安定感を上げたい。そうすれば、ホームコースでゴルフ仲間に勝てるだろう。ツアーで世界のトッププロ相手に戦うのは話が別」ウッズは直近の自分の状態に関してこのように語っており、今はまさに「試合で戦える状態」を作っている段階なのだ。

タイガー・ウッズが仕上げようとしている「3つのステップ」の最後「step3」が受験生でいえば「入試実践テクニック」です。

時間制限があり、合格したい、イイ結果を出したいという欲求が最大限に膨らむ「プレッシャーのかかる場面」で、「頭でこうしよう」と考えていることは出てこない。「無意識化で理想の」テストの受け方をできる状態を入試に行く前に作る。これを今受験生はやってる。

もちろん、ここに行く前にはステップが2つあって

<step1>スイングできる状態をつくる
 ↓ ↓ ↓ 
テキストを中心に知識を頭に叩きこむ

<step2>スイングと感覚をアジャストする
 ↓ ↓ ↓ 
頭に叩きこんだ知識が出し入れできるように問題を解く

と言い換えられるでしょう。

この<step1>と<step2>を受験生はこれまで何年もかけて「習う → 確認テスト → 少しまとめてみたけど、できる? → 月例テスト → 忘れてないよね? → 公開実力テスト」ってサイクルをグルグル回って確認されてきたわけですから。

もしここのサイクルがまだ足りないなって思えば「広く浅く」でいいから、猛スピードで今までの単元を総ざらいしなければならない。

問題を見て「これ確か見たことがあるんだけど、なんだったけな?」この状態が続くようなら、<step3>に進む前に<step1>と<step2>に帰る。このステップを踏んで<step3>がある。

いくら入試実践テクニックを用いて「時間配分」「問題の取捨選択」が巧みにできたとしても、知識の蓄積がなく、基本問題さえ解けなければ、テクニックも使いどころがないから。

みんながそうしているからって、慌てて入試演習をしなくてもイイ。きちんとステップを踏んで年内2か月で<step3>に入れるようにしたっていいんだから。

早いか遅いかって言われれば、遅いけれど、速かろうが遅かろうが勉強は、入試は、ステップを踏んで進まないと取り分も、手に入れる実も少なくなる。

たくさん慌てて入れても「カゴ」からガンガン落ちていけば、最後に手にするものは少なくなる。

宮里選手も実践している「ゴルフ ビジョン54」を提唱している先生は、その著書の中でこう書いてる。

練習場でろくに考えもせず、目的もなく百個のボールを打つ練習は、実のところコースでも注意力散漫に不安定なスイングを繰り返す癖をつけているだけなのだ。

どうしてコースに出ると練習場と同じようにできないのかと首を捻る!

どうしてテストでこんな計算を間違えるのか?

どうしてテストでこんな読み間違えが度々起こるのか?

どうしてテストでこんな転記ミスが頻発するのか?

どうしてかは、子供の持って帰るメモ書きのある問題用紙と普段の家庭学習の中に答えがある。子供が持って帰る答案に「宝がある」

どうしてと子供に聞く前に子供の答案を見てみよう。

なんでって問う前に、普段の家庭学習の態度や姿勢を思い出してみよう。

同じ勉強でもテスト同様、時間も計らず、チンタラと今日もあれば明日もありますよって感じで解いていれば、テストで焦った時にはミスが出る。

今テストで出ているミスは、家庭学習の問題点が出ているだけなのかもって一度は考えてみる。考えた結果、家庭学習は問題ないってなれば、他の要因を考えればいいんだから。負の要因として考えられるものを消去していくってことは「ステップを進む」ってことだから。

親は親のステップ、子供は子供のステップを踏む。特にこの年内2か月は、どんなステップを踏むべきなのかをよくよく考えて進むことです。いいですね?
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うれしい報告

小6 もちこさんからの報告

10/10の模試の結果:偏差値

国:64.7
算:53.8
理:57.4
社:68.1
4科61.9

算数で解いた問題を正解させれば総合の偏差値60はいくとずっとおもっていました。問題をみわたせるようになっているなぁという解答用紙でした。

【入試問題演習】
算数だけ分析しています。他の教科は解答後、ぬけている単元をチェックするだけです。みていても、時間が足らないことがないようなので。

☆志望校の試験時間と同じ時間に時計をあわせ、時計のみかたに慣れるようにさせています。

☆時間の半分経過でタイマーを鳴らす。→ここから解いたものは赤で解答欄に記入。

(省略)最近、大問2が簡単とは限らないことをやっと納得できたらしく、問題をまんべんなくできるようになりました。

☆解答欄の個数を数えさせ、25問なら12問、30問なら15問と決めさせています。(省略)

今の時期の模試は本当に難しくなっています。

最難関の学校の志望者の判定を厳密に行うには難しくして、分布をばらつかせる必要もある。

最難関を目指す子供たちが受けても耐えられる模試にすると当然難易度が上がります。

難易度が上がれば、問題の選択、つまりどの問題をやるのか、どの問題を捨てるのかが重要な課題となります。

模試の全体の難易度に負けてしまって、取るべき問題を落とす。これが今の時期の模試を受けるときに一番やってはいけないことといえます。

もちこさんの考えに考え抜いた分析と日々の家庭学習で気をつけている点はまさにこの部分の練習なんですね。

結果だけ見てワーワー言うのはもう御法度。練習でやったことしか試合ではできないのですから。

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