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こんにちは、ストロング宮迫です。

小6のもちこさんから『10の鉄則』の感想と「変身シート」を送っていただいたのですが、その中で『10の鉄則』を買おうと思った経緯について詳しく書いて送って下さいました。皆さんにヒントになる点が多々あると思うのでここに紹介します。

小5の冬期講習から●●塾に入塾。それまでは小3から▲▲塾の公立中高一貫クラスに通わせていました。

地元の公立中高一貫校を一応目指していたのですが、実際、3年から塾に通わせていたのは、私(母親)の時間を作るためでした。娘の帰宅時間をのばす目的と言われてもしかたがない状態でした。

塾も私学ねらいでもないので、授業数が少なくて気楽そうなところと思って選びました。

5年の冬になり、何の変化もなく、塾に行っているだけで無駄だということになり(それまでも何度もそうなっていたのですが、娘が塾に行きたいというので。友達もいて楽しかったのでしょう。)家族で話し合ったところ、「公立中高一貫校に行きたいというよりも、地元の中学校に行きたくない」という娘の意見。

要領のよい子ではないので、科目数の多い私学は無理だろう・・と小さなころから勝手に私が決め付けていて、それで公立中高一貫校なら落ちる子の方が多いのだし・・・と安易な考えだったことを悔やみました。

「受けようとしている公立中高一貫校は今のレベルでは到底手の届かない学校だし、あなたは要領がよいほうでもない、ぴんときて問題がとけるほうでもないので、ぴんとくる子達とたたかうには3倍も4倍も勉強しなくちゃだめ。」などと小さいころから言い続けていたのですから、最悪なことをしていました。私があの子をつぶしていたのです。

公立中高一貫校をあきらめ、私学の入れるところにどうにか入れる・・・と決めた当時(小5冬)、私のプライドと自由にしたいだけで娘を犠牲にしていたのだとやっと悟りました。

子供にべったりついて勉強をみるなんて過保護もよいところだ!

塾弁を作ったり、送迎したりなんてする母親だけには絶対なりたくない!

とずっと思っていましたが、批判するのはやってから、知ってからなのだと反省しました。こうなったら死に物狂いで・・・と主人と話し合い、私も仕事をやめ、娘につきっきりで秘書、家庭教師、母をやることを決めました。

入塾して最初の統一テスト(塾内の)4科の偏差値39 2科の偏差値38

理社はやっていないけれど、国算は・・・と覚悟していたとはいえぞっとしました。

わたしは、以前あった放火事件が私には相当ショックで、放火するまで追い詰めるよりも、勉強できないほうがいい・・と自分の中で逃げていたのですが、もうこうなったら殺されても放火されてもやるしかない!と不謹慎ですがそういう覚悟ではじめました。

やっていくうちに、おもしろくなってきましたが・・・・

とこのあとも続くのですがこれくらいで。

いかがですか?

人間っていうのは本当になかなか変われないものです。
0904
※この毎日親技は2010年09月24日に配信したものです

特に「自分が悪かった」「間違っていた」と考えるまでに多くの時間がかかる。多くの時間がかかって「自分が間違っていた」と頭では認識できても、身体の動きは以前のままという方も多くいます。

「わかっています」と言いながら、やっていることは以前と同じなんてこともしょっちゅうです。

しかし、もちこさんは、頭で理解し、自分の修正点を認識し、そして行動までも変えちゃった。これを「すごい」と言わずして、なんといいましょうか。

「あなたは要領がよいほうでもない」

「ぴんときて問題がとけるほうでもない」

これなんかは皆さんもわりと口にするのではないでしょうか。

「センスがない」
「応用が利かない」
「文章が読めない」
「注意力がない」

などなどありとあらゆる「傷つく」言葉を子供に投げかけてもいるでしょう。親としてボク自身を振り返っても、思い当たる点が、多々あります。

しかし、小学校でできなかったことが中学生になってちゃんとできるようになったなんてことも一杯あります。

あの頃よりも考えられるようになった

あの頃よりも集中力が増している……….

もちろんまだまだ改善の余地があるにしろ、それにしても以前よりは断然よくなっているという点が子供たちには結構あります。

なにかの出来事をキッカケに親の頭の中にインプットされた情報。その情報はずっと更新されず放置になっていないか。

子供たちは日々更新し、良くなっている点を見逃していないか。

我が子を見て、「すまんな」と思うことがボクにもよくあります。

家庭の方針や事情、考え方によって、親がどう変えていくかは、それぞれあるにしても、今回ご紹介したもちこさんのメールは、皆さんにとっても、何かを考えるきっかけになりはしないかと思います。

ちなみにもちこさんが、考え方を変え、行動を変えて、小5冬から本気に取り組んだ結果、先月小6の9月のテストでは、

4科で偏差値56.7
国:58.1算:48.4理:55.8社:62.9

となり、10月の模試で「偏差値を59(四科)を目標」にしていると報告いただきました。

偏差値がグンと上がったから言うんじゃないですよ。考え方と行動が変わったら、違う結果が出るんだということです。

私たちは、「成績がイイ子の親」の定義を現在の偏差値や順位がどれだけ高いかではなく、親技を駆使しいったいスタート時からどれくらい成績を上げたか?と考えています。

勉強じゃなくてもイイ、スポーツでも他の習い事でもイイ。「以前できなかったことができるようになった」その事実が1つ、2つ、3つと積み上がっていくと子供たちは以前とは違う人間になっちゃう。

「できるようになる」には練習が必要。練習は苦しいし、おもしろくない。それでも、練習しなければ、できるようにはならない。もちろん練習はカンタンなできることから始める。少しずつステップアップ。

それをした人にはご褒美として「違う子供」を見ることができる。

寄り添いもせず、けなされ続けた1年。寄り添って、「できる」「できた」を積み重ねた1年。

同じ1年のわけがない。

積み重ねたきた親の方には不思議で仕方がないはずです。「どうしてやってあげないんだろう?」って。

だって、すぐに変わるのですから。「頭でわかって」いてもクソの役にも立ちませんぞ!
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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

↑↑↑で紹介した小6のもちこさん

今まで相当の受験指南本を読んだので、同じような内容ならもったいないし・・・と正直購入を迷っておりました。

しかし、もし鉄則を知らなかったから子供の邪魔をしてしまった、芽をつんでしまったとなったら後悔するだろうとおもいおもいきって購入しました。

読後、購入してよかったとおもいます。

成績があがるときは突然まえぶれもなくあがるのだとおもっていました。

それまでの基礎固めの成果が、あるとき発芽するようにぐん!出る(あがる)のだとおもっていたのです。

「前兆がある。」特に、「キッカケを親が作る」というのには目から鱗でした。

喜ばせる=調子にのらせると長い間おもっていたので、子供をその気にさせる、褒めることの重要さを再認識させていただきました。

いろんな本を読んで、さまざまなことを知る!

すばらしい。しかし、頭が変わっても、子供に接する態度は変わらない!

最悪。「目からウロコ」から道は2つ。やるか、やらないか。

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