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※この毎日親技は2009年10月1日に配信したものです

こんにちは、ストロング宮迫です。

以前、紹介しておきましたNHKの「わたしが子どもだったころ」の『作家・あさのあつこ』さんの回の放送が9月28日にありました。

あさのさんは、大まかこう言われていました。

あさのあつこさんが10代の少年少女の物語を描き続けているのは、

あの頃にしようとしなかったこと、
避けてきたこと、
逃げてきたこと
を今やっている。

思春期を生き直しをしている。

それをやったら、大人の物語が書けるのかな、そっちに行けるのかなと思っています。

ボクも含めて、小説を書かない私たち親は、子育てをするときに「自分の子どもだったころ」を振り返って生き直しをすると思うんです。

その結果、ガキの頃、自分ができなかったこと、やれなかったこと、避けてきたこと、逃げてきたことなどなどを思い返し、我が子にはそれをやってほしいと願う

また、自分のした過ちや悔悟を子供たちには味あわせたくない。たいていの親はそう思うと思います。

ただ、あさのさんと私たち親が違うのは、あさのさんは、ご自身が「生き直し」をしていますが、私達親は自分ではなく、「我が子で生き直し」をしようとしているんじゃないでしょうか?

自分たちが生きてきた環境や経済状況や当時の価値観や時代の流れがあったわけですが、それらは無視して、

あのとき、ああしておけば・・・

あのとき、こうであれば・・・・

という思いだけを取り出して、その思いだけを我が子にぶつける。

我が子の人生で「親の思春期の生き直し」をしようとしているんじゃないか。

しかし、我が子には我が子の現在の環境や経済状況や価値観や時代の流れが当時とは違う形で存在している。それらを抜きにして、「わが青春の悔悟や後悔」を押し付けられても子供は困ると思うんです。

親ができなかったことを子供に託すのは自然な感情として、でももし託すならば、「思い」だけではなく、当時の環境や経済状況や価値観や時代の流れや風潮も含めて子供に話してやらなければ子供にはわかりません。

そして、それをしようとするなら、どうしても親自身が「自分が子どもだった頃」を振り返り、少なくとも一度や二度は「生き直し」を頭の中ででもしっかりしてみないといけない。

しなければ、子供にも語れないですから。

また、親自身が自分の思春期の「生き直し」を真剣にしてみると、結果としてうれしい思い出や苦い思い出もそれに至る過程というものも思いだされるはずです。

子供に伝わるのは結果としてこうだったとかああだったとかではなく、その結果に至る過程の「うじうじした思い」や「ぐずぐずしてしまった心情」なんじゃないでしょうか。

それを抜きにして、「勉強したら将来の役に立つよ!」なんて言ってみても、子供の頭には残りはしない。子供にいくら言ってもダメなんです・・・・という方は、ぜひ我が思春期を生き直してみてほしいと思います。

記憶や写真や親との話から、辿りにたどって「そのときの気持ち」までさかのぼってみる。そしたら、子供の気持ちがわかりますよ。

そして、辿ってみると、今の自分を振り返ってみたときに、

「当時はイヤだったけど、厳しくしてもらって良かった」

と思えることがいくつも出てくるのではないでしょうか?

ぜひ我が人生の思春期の生き直し、子育ての参考にするためにやってみてください。

自分に向き合った人がイイ子育てができると思いますから。

「孫子」第10地形編4にこういうのがあります。

(将軍が兵士を治めていくのに)兵士たちを赤ん坊のように見て(万事に気をつけていたわって)いくと、それによって兵士たちと一緒に深い谷底(危険な土地)に行けるようになる。

兵士たちをかわいい我が子のように見て(深い愛情で接して)いくと、それによって兵士たちと生死をともにできるようになる。

(だが、愛していたわるのは良いとして)もし手厚くするだけで仕事をさせることができず、かわいがるばかりで命令することもできず、でたらめをしていてもそれを止めることもできないのでは、たとえてみれば、おごり高ぶった子供のようなもので、ものの用にはたたない。

受験への諦めの声が多く出始める折、受験期の親の方が身にしみて思わなくてはならないことではないでしょうか?

受験生の子供たちだけではありません。中学生や小学校低学年だって「かわいがるばかりで命令することもできず、でたらめをしていてもそれを止めることもできない」では、今後の人生も前途多難ですから・・・・

カギは「思春期の生き直しにあり!」ボクはそう思っております。

◆10の鉄則【甘い親とはどういう親か?】

非常に難しい問いです。文字通り100家庭100通りの基準がある。

ただ難しいと嘆いても仕方ないので、今回は1つの定義を皆さんに投げかけてみたいと思います。

「甘い親」とはいうのは見かけではあまりわかりません。しかし、子供への言動をみればすぐにわかる。

たちが悪いのは、親自身は決して子供に甘くないと考えていることです。甘やかしていないと思っているけど、実際は甘やかし放題・・・

これは怖いです。難しいテーマですがヒントになれば幸いです。

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うれしい報告

親カツ聞きましたよ!報告

いつもありがとうございます。親カツ10月号聞きました。

まとめノート作りは早速取りかかり始めました。

うっかりするとまとめではなく、できなかった「問題集」になって見にくい状態なので気をつけなくては。(省略)

家族で決める決めごとはまだ定まっていません。

なにがいいのか?本当に頑張っているというより頑張らせている子供に力になる決めごとをしたいと思います。

もう少し具体的にきまりましたら、相談させてください。

目の前のことを1つ1つやっつけながら、入試に向けて今できることをやっていく。

それは合格のため!これが第一。そして、入試には結果が出て、かつ入試後も戦いは続く。

受験によって得られる財産は膨大です。

家族の結束もその1つ。戦うのは子供だけではありません。

今の受験は家族の総力戦。子供を手助けしてやってください。

入試で最大の力がはっきできるように!

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