こんにちは、ストロング宮迫です。
元旦の新聞各紙を見ましたら、全国紙のどの新聞にもダイワハウスグループの広告が出ておりました。
これです。
少し引用すると・・・
「正月には本を読みなさい」
松陰先生の教えはいまも、こどもたちの中で生きています。
として、松陰の
正月にはいづくにもつまらぬ遊事をするものに候間
夫れよりは何か心得になるほんなりとも読んでもらひ候へ
を掲載しています。
正月はつまらない遊びをしないでイイ本でも読んでもらいなさいという感じでしょうか。これは松陰が妹「千代」宛てに書いたとされる手紙に出てくる一節ですよね。
えっ、そんなことなら「つまらぬ遊事」に勤しむんじゃなかったって!?
でも、今年の正月、終わっちゃったからねえ(ToT)
ただ、この正月の「つまらぬ遊事」が来年まで挽回のチャンスがないっていうのは、あんまりですからその松陰が妹に宛てた手紙から他のことも紹介するので、正月の「つまらぬ遊事」を挽回してくださいな(^^)
凡そ人の子のかしこきもおろかなるもよきもあしきも、大てい父母のをしへに依る事なり。
子の賢愚善悪に関るところなれば、母の教ゆるがせにするべからず。併しその教といふも、十歳已下に小児の事なれば、言語にてさとすべきにもあらず。只だ正しきを以てかんずるの外あるべからず。
凡そ人は天地の正しき気を得て形を拵へ、天地の正しき理を得て心を拵へたるものなれば、正しきは習はず教へずして自ら持得る道具なり。
ゆゑに母の行ただすければ、自らかんずること更にうたがふべきあらず。是れを正を以て正しきを感ずるともうすなり。
松陰先生はいつだって正しきことを真正面から容赦なくハードヒットしてくるので、ある意味ではつらいですなあ・・・
ちょっと読んだだけで逃げ出したくなっちゃう。ゆえに尊敬はされるが、あまり近づきたくない人ってことになるのかもしれない。
これならイケるわ!って思えた人は書簡、全文お読みください。
でもね、松陰先生こそは接した人誰もが「お前イケてるぜ!」って思えるようなことを言い続け、勇気づける名人であったとボクは思います。「その気にさせる名人」とでもいいましょうか。
なので、親の方には強調される苛烈な生き方以外の「その気にさせる名人」の方面での松陰先生を見ていただきたいですな。
ただ、正月早々、松陰先生のハードヒットで親の心が折れてもなんですから、最後に1つだけ、なんかできそう!ってやつを紹介することにしましょう。これなら今年1年頑張れるのではないでしょうかね。
子供の時聞きたる事は年をとりても忘れぬものなれば、
埒もなき事を申し聞かすよりは少しなりとも善き事を聞かするにしくはなし。
いけそうですか? なんだか不安がよぎるですって!?
いけませんな、そんな弱気では。それでは勇気づけられる詩を1つ、これもどこだったか忘れましたが、正月の新聞にも出ていた実に有名な詩ですからね。
内村鑑三「寒中の木の芽」
一、春の枝に花あり
夏の枝に葉あり
秋の枝に果あり
冬の枝に慰あり二、花散りて後に
葉落ちて後に
果失せて後に
芽は枝に顕はる三、嗚呼憂に沈むものよ
嗚呼不幸をかこつものよ
嗚呼きぼうの失せしものよ
春陽の期近し四、春の枝に花あり
夏の枝に葉あり
秋の枝に果あり
冬の枝に慰あり
受験生に贈ったらイイ詩ですなあ。
この「寒中の木の芽」を内村鑑三がいかなる心境で書いたのか、その心を詳しく解説してくれているブログがありました。
内村鑑三先生の、この有名な詩「寒中の木の芽」を読まれる時には、是非、それが生まれた先生ご自身の苦難の日々と、それをもたらした時代背景を思い出して、味わいたいものですね。迫り来る迫力が違って来るはずです。
この間の事情を読むと、いっそうこの詩が身に沁みますなあ。
さて、年が明けて中学受験・高校受験ともすでに幕を開けました。これから3月の公立高校の受験まで怒涛の3ヶ月。泣いても笑っても残すところあとわずかです。
来年受験生になる親の方は、今年の受験をしっかり目に焼きつけておいてくださいね。
そんな怒涛の3ヶ月を迎える中、いよいよ早いところでは、2月から塾などでの新年度が始まります。そう、来年への戦いも火蓋が切られるのです!!
親技の「親カツ講座」もいよいよスタートします!というか、もうすでに昨年より早めにスタートしておられる方も多いのですが・・・
親技では、例年だいたい120名から150名くらいの方が親カツ講座を受講して下さるのですが、ここ2年ほどは、そのうちほぼ半数が昨年秋以降から親カツ講座をフライイングスタートされます。
年々前倒しの動きは強くなる一方です。まあ、「焦って」頑張っておられるということですな。
なにゆえそんなに焦るのか?
それは受験において、先行逃げ切りこそが理想の戦い方だからです。
勝負は「夏休み」前まで。もちろん、受験期において、「勝負」の山場はいくつかあるわけですが、最大の山場は「夏休み前」にくるというのが親技の新勉強の常識です。
大いに焦って先行逃げ切りを目指すべきです!
えっ、焦るのはよくないって!?
人生ならそうかもしれません。ただ受験というのは、人生に比べれば、ほとんどのことは、あらかじめ予想がつく。どういうことが起こるのかの展開もほぼ毎年同じ。
つまり、予想があらかじめ立てられるわけですな。コースがもう決まってるから。
◆2月にはなにをすべきなのか?
◆7月までに達成しておくべきこと
◆今ではなく夏以降に取り組むべきこと…..etc
これらの大枠はもう現時点でわかっていることなのです。だから、しっかり計画して早めに取り掛かっておく。世間やライバルの動きに関係なく、早め早めに手を打つ。
また、受験に向かって負荷がかかってくれば、毎年同じような問題や悩みも出てくる。初めて受験を迎える方からすれば、ものすごい大問題のように思えるでしょうが、なるべくしてなっている場合がほとんどです。
今年も例年と同じように、
◆「まだ子供のお尻に火がつきません」
◆「受験が近づくにつれて成績が急降下しています」
◆「過去問が取れません・・・」
◆「直前になって志望校の変更を言い出しました・・」
◆「受験なんてしない!と投げやりな態度です・・・」…..etc
あらかじめ予想される問題点については、手を打っておく!それでなくても、さまざまな悩みが出てくるのです。勉強の悩みに集中できる体制は親から!これが基本です。
受験は、先行逃げ切り、合格への体制作りを始めましょう。勝負が「夏休み前」にやってくるとすれば、あと半年しかないですから。
これからお申し込みになる方は毎月1回6月までの半年、その月に頑張ってほしいことを音声CDでお届けします。
初回2月号はお申し込み後すぐにお届けし、2回目以降3月号は2月20日、4月号は3月20日というように毎月20日前後の親カツ講座をお届けします。
もちろん、今現在すでに志望校の合格レベルに達しており、勉強も順調に進んでいる方には親カツ講座は必要ありませんから、そのまま自力で独自にお進みください。
今年は例年以上に来春受験生の動きが早いので、親カツ講座の後期コースも少し前倒しでスタートしたいと思っています。親カツ後期コースでは今年好評だった入試実践テクニックを駆使した入試演習を早めに始めていく予定にしています。
昨年好評だった中学入試演習チャレンジ第2弾とおまけ問題
高校入試演習のチャレンジ問題第一弾
ここ、入試演習に早い段階でたどり着くためにも、基礎学力の充実、勉強のやり方の確立、夏までに到達すべき地点の確認をきっちりやっておきましょう。
なお、数件お問い合わせがあった海外からの親カツ講座受講ですが、メンバー専用ページから音声CDと毎月の課題のPDF版はダウンロードできるように準備をしていますので、お申し込みの際、備考欄にダウンロード版希望とお書き添えくださいませ。
親技卒塾生からの報告
くるりん♪さん
今年2月に親カツ生を卒業しました。
母の私は親カツ生としては劣等生でしたが、息子がたまたま運よくやる気をだしてくれたので、6年夏休みからの通塾にもかかわらず、6年初めの偏差値から20近くアップし、無事●●中学に合格することができました。
通塾を始める前は母の私が勉強内容を指示し、スケジュールを作成・管理しておりました。
しかし、通塾を開始してからは、本人からの依頼でコピーをとったり、暗記カードやノート・トイレ用の暗記ポスターを作成したり、と毎日のように深夜まで私がうれしい下働き・・・・。
当のご本人は10時半就寝でした。本人は、できない問題や解けてもちょっと心配な問題に関しては、できるようになるまで何度もこなし、完璧にできるようにしておりました。
そんな姿を見てただただ感心し、褒めるばかりの父と母でした。
私はといえば、ストロングのCDのおかげで、これから起こること、するべきことがわかったので大変参考になりました。
・・・・が、CDをきいただけで安心し、毎月の課題はほとんどこなせませんでした。
息子と大違いの親カツ劣等生でした。 でも、様々な心構えを知っているのと知らないのとでは大違いですね。
本当にありがとうございました。