こんにちは、ストロング宮迫です。
受験シーズン真っ盛りで、まだこれから始まるところもありますが、その一方で入試結果も続々と発表されています。
入試の結果はともかく、受験は大きな区切りであるが、あくまでも1つの通過点であって、ゴールではない。
そう多くの皆さんは考えていると思います。
ストロングも、どれほど過激に頑張ろうと「通過点」ということをメルマガで強調してきました。
それにちなんだ「音声セミナー」もあるくらい!
【受験が終わって10日で次の勝敗が決まる!】
https://www.oyawaza.com/onsei.php
なので、受験が終われば、すぐ次へ!と移行できるような形をそれは受験前から取っておかないといけないとも思っています。
難しいんですがねえ・・・・
でも、難しいのは、受験生だけではないようです。
たとえば、プロ野球に指名されるということは、もう選ばれし者たちで、単純には比較できませんが、東大に入るよりもはるかに競争倍率は高い。
東大の募集定員はたしか3,000人と少しだったと思いますが2009年にプロ野球から指名された選手は数えたところ88人です。
単純に上から3000人まで入れる所と88人しか入れない所と考えるとわかりやすいかもしれません。
そのプロ野球に指名されるということは才能は抜群なんだと思います。
ただご存知のように全員が大成するわけじゃない。
入るまでも勝負だけど、入ってからも激烈な競争。
上に行けばいくほど、レベルの高い競争になる。
ただ「その場所」に入れたということは、才能はあると言うことでしょう。
となれば、やっぱりあとはありきたりだけれど、「努力をする才能」の勝負なのかもしれません。
先日引退を表明した大相撲の千代大海。
千代大海について、横綱で師匠の九重親方(元横綱千代の富士)がこんなふうに言っています。
2010.1.13 サンスポ「千代大海引退…けいこ不足で頂点届かず」
千代大海が最後の綱とりに挑んだ2004年夏場所のころだった。
師匠の九重親方は、もどかしそうにつぶやいた。
「あいつの才能が10としたら、おれは3くらいだぞ。それだけいいものをもっているのに…。もっと一生懸命やれば、結果は違ってくるんだけどな」。
千代大海は当時28歳。最も脂が乗った時期にもかかわらず、けいこに打ち込まない弟子を嘆いていた。
千代大海が頂点を極められなかったのは、けいこ不足の一言に尽きる。
中学時代は空手、柔道選手として全国レベルの実績を誇り、運動神経は抜群。
突き、押しで土俵際まで押し込んだ相手をもうひと腰下ろして腹を押す芸当に、現役時代は突っ張りで鳴らした錣山親方(元関脇寺尾)は「簡単に見えて、あの動きは本当に難しい。おれも何度けいこしても最後までできなかった」と、うなっていた。引き足の速さも天才的だった。
だが、その素質を磨き切ることはできなかった。
師匠の目を逃れて向かった出げいこ先で休むこともしばしば。
地道な鍛錬と体のケアで今も大関を務める4歳年上の魁皇との差は、ここにある。
それでも大関になれたんだから・・・という考え方もあるでしょう。
皆さんはどうお考えでしょうか?
昨年甲子園を沸かせ、プロ野球西武に入団した岩手・花巻東高校の注目ルーキー菊池雄星投手について、Number Webに永谷脩 さんがこんなコラムを書いておられます。
「菊池雄星の軽快な動きに松坂大輔を見た。」by 永谷脩
1月10日、西武第2球場で行なわれた新人合同自主トレ。
この日の菊池雄星の軽快な動きを見ていて、11年前をふと思い出した。松坂大輔が新人の時のことである。
松坂は西武入団前のオフに都内のトレーニングジムに通い続け、上半身を鍛えていた。
菊池もおそらく似たようなことをしてきたのだろう。その動きは他の5人の新人選手と比較しても、群を抜いていた。
渡辺久信監督は「甲子園の後もずっと体を鍛えていたのが分かる。遊びたい盛りなのにね」と目を細めており、・・・・・
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高校生の多くは甲子園予選で敗退すれば8月、甲子園に出場しても9月からは本気で練習に取り組まなくなる。新人合同自主トレが始まる1月には、オーバーウェイトになっていることはザラである。
その状況を見て、ある在京球団のトレーナーはこんなことを言っていた。
「体のキレはなくなっているし、元に戻すだけでも3カ月くらいはかかる」
ところが菊池は違った。オフでも体を休めることなく、トレーニングに取り組んでいたのだ。
本気で頑張ってきて、ある通過点を境に
「ずっと続ける者」と「ストップする者」
に分かれる。
「ストップした者」も、ずっとストップしているわけではなく、またある時期から走り出すんですが、スタート時点で3ヶ月遅れはレベルの高い世界では致命傷になりかねないでしょう。
そして、ライバルが軽快な動きをしていれば、「才能がある」だけに同じように動こうとする。
つまり、無理するわけですな。で、怪我をする。焦る。焦るから直らないうちにまたやって怪我をする・・・悪循環ですな。
「遊びたい盛り」で遊ぶ者とストップしないでやり続ける者。
進学した先でも1つ1つすぐに結果が出てきます。
たとえば中高一貫校は「進度が速いよ」と。
入る前からわかっているはずです。
入ったと。ある意味「認められた」わけです。入学者は平等に。
先日、ある私立中学校の先生と話をしていましたら、中3で、すでに授業では高校の内容に入っているわけですが、
「勉強が絶望的な生徒が20%いる」
と。
まだ3年もあるのに・・・・
勉強も相撲も野球も、人生は種目が違うだけで原理は一緒だとストロングは思っています。
2009.12.15サンスポ【MLBコラム】「松井秀の究極練習法」
部屋の照明を絞ると、窓には鮮やかなマンハッタンの夜景が浮かび上がった。エンパイアステートビルやクライスラービルが競い合うように光を放っている。
試合を終えて帰宅した松井秀喜は、休む間もなくジャージーに着替えると、窓を大鏡代わりにしてみずからの姿を映した。
褐色のマスコットバットを手にして、球場で投手と相対するときのように慎重に構える。
おざなりではなく、一振りずつ目的を持って振っているように見えた。
ニューヨークだけではない。キャンプ地・タンパでも、遠征先でも、オフに帰国したときの東京でも…。
素振りは、世界一までの2486日、いや、野球を始めた少年時代からの日課だった。
「素振りは究極の練習です。想像力次第でどんな状況にも身を置ける。例えばまず、投手の姿を思い描く。球種とコースを考える。球の高低、内か外か。直球を打ちにいきカーブが来た、などの自由な設定も素振りでは可能。僕はどの球、コースでもセンターに打ち返すイメージで振ります」
1時間でも2時間でもバットを振っていると、スランプで逆立つ気持ちも安らいでいった。
好調時は少しでも長く維持しようと熱が入った。
意味がないのは「何も考えずただ振る」ことだという。
「必ず、試合での打席をイメージして振る」のが大切だと説く。
「音も重要です。振りが鋭いと空気を切る音が”ビュッ”とする。鈍いと”ボワッ”と割れるんです。音の違いは(巨人時代に)長嶋監督とやっているうちに、わかるようになりました」
究極の練習法で肝要なのは「本気度」と「音」だ。
ワールドシリーズMVPは偶然やまぐれではない。
「これまでどれだけ振ったのかなんてわからない」。
日常となったバットスイングがあったからこそ、世界の頂点に立てた。
家での勉強を「何も考えずやる」のは意味がない。
「想像力次第でどんな状況にも身を置ける。」テストのつもりで時間を気にしながら、「本気」でやる、やり続ける。
「世界の頂点」を目指している人はそんなに多くはないはずなのでここまでできなくても大丈夫だと思いますが・・・
子供たちがこんな風に考えられて、最後は一人でできるようになるように今日も子供のそばでしっかり見ていようと思います。
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
小5 地方のママさん
冬休みはこのマニュアルを参考に過ごしました。
特に、鉄則8が役に立ったとおもいます。娘は机に座っている時間は長いけれども、どうも勉強がはかどっていないということが多かったので、マニュアルを読んですぐに時間を切って算数に取り組むようにしました。
まだ実践して、2週間なので効果はわかりませんが、本人は全般的に苦手な算数のなかに少しできる問題ができてきたかも。。といっていました。
まだ、取り組んでいない鉄則があるので早急に実践していきたいです。
受験学年が迫ると、あれもこれもとどうしても親の方が焦ります。
だから、早めに準備をしておくということになるわけですが、そんなことを言ってももう受験学年になっちゃった!
あれもこれもで成果が出ているならば、それもよし。
問題は、あれもこれもで時間を費やしているのに成果が出ず、以前となにも変わらないこと。
それはマズイです!!
苦しい受験期を乗り切るには、わずかでも成果がいる。
成果があるから頑張れる。成果があるから前進できる。
成果なしで前進せよ!は拷問ですぞ!!
成績がイイには理由があります!それはたった10コだけ!