こんにちは、ストロング宮迫です。
この間、机に座っていた娘に「なにやってんの?」って顔を近づけて聞いたら、
「父さん、カメムシのニオイがする!」
って言うんですな。
わかりますよ? カメムシ。もちろんどれだけ臭いかも知っていますよね?
そんなわけねーだろ!と怒りまくって、「もう一度ちゃんと嗅いでみろ!」て言ったら、
「やっぱりカメムシのニオイがする!!!」と満面の笑顔で言うんですな。
カメムシのニオイって、顔をしかめるニオイのはずだろうよ!
加齢臭という言葉があるのは知っているし、自分も気をつけなきゃいけないとは思っているけど、いつのまにか自分が知らず知らずのうちカメムシのニオイになっている!なんてことは信じられない!!断じて。
昨日も今日もその辺の草っ原にカメムシがわき出ているのを見たけれど、「お前とは違うだろ!」とついつぶやいてしまう。
今のところ、ボクのニオイがカメムシのニオイというのは、娘だけ言うことなのであ、あま、あまり心配はしていないけれど、もしかしてボクはカメムシのニオイかもと思うと外出を控えたくなる今日この頃です。
ボクだって昔はニオイっていっても、「匂い」だったはずなのに、いつのまにか「臭い」になってしまったのは実に遺憾であります。
ついこの間、『部長川柳おっさんの説明書』を買って大笑いしながら他人事で見たんですが、子供から見れば、ボクもすでにこのグループに属しているんだなあと・・・
アカツキ著『部長川柳おっさんの説明書』は本屋さんで一度ぜひ手に取って見てほしいのですが、野暮な説明すると、
禿げ上がった頭、連発されるオヤジギャグ。
体臭と哀愁を漂わせ「部長」は本日も絶好調!
な部長の川柳がイラストとともに紹介され、川柳とイラストが絶妙にマッチしてお互いに相乗効果を高め合った感じの本です。
絵の感じは著者のサイト、イラストクリエイターアカツキ「アカツキセンス」を見て下さい。
『部長川柳』から1つお気に入りを紹介します。
意気込んで 気合い入れれば つばたれる
最近あるわ・・・・
「五七五」っていいですよね。
短時間で集中して勉強する!これなんかまさに「五七五」の世界だとボクなんかは思いますが、どうでしょうか?
すべての時間を短い時間にぶち込むんです。足りないとも嘆かずにそこにすべてをぶつける。短いから表せない!なんてことはなく、短いからこその良さがあり、悲哀や哀愁や臭いやおもしろみが出せる。
全部言うと野暮ですからね。
川柳では、第一生命保険の「サラリーマン川柳」が有名ですが、ボクは全国有料老人ホーム協会の「シルバー川柳」が好きだなあ。
シルバー川柳入選作品のこれなんかいいんじゃない!
津田博子さん(46歳/女性/千葉県/主婦)
改札を通れず よく見りゃ 診察券
山田徹さん(44歳/男性/群馬県/会社員)
躓いて 何もない道 振り返り
これらすばらしい川柳にケチをつける気は毛頭ないのですが、もう1歩背後に哀愁が漂うともっといいんじゃないか。
たとえば、小学生や中学生に川柳を作らせる。ボクもよくやるんですが、皆さんにもススメたい。ぜひ家庭で子供にやらせてほしい。
川柳って形式「五七五」が基本ですが、変形も自由だし、少々字余りでもいいし、なんといっても季語がいらない実に自由な形式ですよね。だから、小学校低学年だって全然できちゃう。
で、作らせてみると・・・・
成績表 見せられなくて 捨てちゃった
お母さん 怒った顔に ツノが出る
というようなものが多いんです。
つまり、見たまんま、やったことそのまんまで詠んじゃう。最初はこれでイイ。
ここから哀感がこめられるか。国語のセンス磨くにはすごいイイ訓練になりますよ。
で、家でやったらイイよと言うと「じゃあ、哀感ってなによ?」って話になる。どう判断するの?と。
説明するのは面倒くさいのでしないけど、一言で言えば、目に見えないものを表現することってボクは考えています。
たとえば、
成績表 見せられなくて 捨てちゃった
お母さん 怒った顔に ツノが出る
これは見えたまんまをそのまま表現している。
さっきのシルバー川柳や部長川柳で紹介した
改札を通れず よく見りゃ 診察券
意気込んで 気合い入れれば つばたれる
これらも実におもしろしろくて好きなんだけど、「見たまんまあるある」なんですよね。
でも、国語のおもしろ訓練として捉えると、それじゃ足りない。もう1歩踏み込んでみようよってお話。
名作川柳を見てみると、イイのがある。紹介します。
以下で紹介するのは、すべて泣いて笑って、ドッコイ生きてる~特選名作川柳300首に出ていたものです。
妻だから 運転できる 火の車
これなんかうまく掛けているわけですよ。「火の車」って表現をもし子供が使えればサイコーだし、その上、苦しい家計のことややりくりする奥さんの手腕もかぶさっている。
こういうのが国語の訓練になる。
もう1つ、
「お父さん」 やさしく呼んで ゴミわたす
これは「ゴミを渡す」という見たまんまに違う感情が加わっているじゃないですか。
「 」の使い方も実にすばらしい。こういうのを子供が詠むと、抱きしめてやってもらいたい。
最後、
プロポーズ あの日にかえって ことわりたい
ハハハ・・・いいねえ。ボクも・・・です。たぶん嫁も強く思ってる・・・
これなんか何十年分かを一七字で詠んでいるんですから。
そういう意味で言うと、国語のおもしろ訓練ということでは、「一瞬を切り取る」よりも「一定の時間、長い時間を詠み込む」ってことになるのかも。
テレビを見ながらでもいい。「ハイ、一句!」って子供に言ってやって下さい。
もしかしたら、
イチローを 越えたと 二浪の息子言い
なんて言うかも・・・・
これならかわいいけれど、センスが鋭いと
子も子だが 親も親なら 国も国
なんて詠んだりすると、ちょび怖いなあ。
川柳、今日から始めませんか?
中3るんるんさん
教科 = 数学6月実施「診断テスト」
点数報告 = 数学19点→33点(50点満点)
鉄則7に重点を置きました!!
なにしろ、毎日サッカーに明け暮れている息子。部活でなくクラブチームのため、試験発表も関係なし。
とにかく、成果を出すことが一番!と思い、ダントツに成績が悪い数学に口出しし、本人が私にやったものを見せようとみせまいと「数学だけは教科書の問題を復習」と言い続けました。
後は、今まで何でも「自分でする」と親の意見を聞こうとしないところがある分、信用していると思われる塾の先生に面談要望。
塾の試験前のセミナー、これは、「補講・振り替えはありません」ということだったのですが、なんと、、サッカーの遠征試合で行けなかった息子に夜分に振り替え授業をしてくれました。
これが、効をなしたのか塾での直前テストではまだ10点台だった数学が33点に!!
今まで宿題もやってなかった子ですから、ほんとにいろいろ自分なりにやってみました。鉄則も拒否されることが多いのでスムーズには行きません。そんな中で、すごく大切な事に気づきました。
まず「この子は必ず勉強するようになる」と親が信じてやること。
子供を信じて見守る姿勢が、子供にとってなによりも大切なことなんだと身を持って知りました。
きっかけは勉強でしたが、親がやるべきことを指示していただけたことで子育ての一番大切な部分に気づきました。ありがとうございました。
これからも、少しづつでも鉄則をクリアしていけるよう私自身の心を変えていこうと思います。
親がやるか、塾の先生にやってもらうか、両方やるか。いろいろ選択肢はあります。その上で、成果が出たときは、何が良かったから成果が出たのかが大事です。
原因がわかっていないと、次も上げることができなくなってしまいます。上がったのには、必ず原因がありますから。
明確は原因がわからないなら、仮説でもいいんです。それを持って次に臨む。その蓄積が我が子の、家庭のノウハウになる。
家庭にノウハウがないと、秋以降の消耗戦で必ず脱落してしまいますからね。