こんにちは、ストロング宮迫です。
本職は「日帰り出張」で、時々県議の「ののちゃん」こと野々村竜太郎議員が流行語大賞にノミネートされる勢いです。
小学生が口走る人数で毎年の流行語大賞を占うストロングとしては、今年2014年は日本エレキテル連合の「いいじゃないの~」「ダメよ~ダメダメ」で決まりだろうと踏んでいました。
※この毎日親技は2014年7月7日に配信したものです
しかーし、そこに彗星のごとく税金を縦横無尽に使って出現した、時々県議「ののちゃん」。
すでに皆さんも会見の様子は一部ご覧になったかと思いますが、冒頭からとにかく記者との会話が成り立たない「切れ者」ぶりを発揮しています。「ののちゃん」会見全体(約3時間)のうち約30分を書き起こしたものがこちら。
すでにその「切れ者」ぶりの噂は世界に広がっておりまして、タイムズ紙は「温泉スキャンダルでフルスロットルの謝罪」という秀逸な見出し、またインディペンデント紙は動画へのリンクとともに「むせび泣き、深呼吸した後にまた泣き叫ぶ」と会見の様子を形容したとか・・・
泣き方を表した悲しみの言葉 一覧にある泣き方の表現のうち、同時に7割をいっぺんに表現する神技で一夜にして「レディー・ガガ級」にまで登りつめたその手腕は世界が認めるところ。
ただ一夜にしてスターとなった者には嫉妬がつきもの。本職「日帰り出張」時々県議「ののちゃん」にとっては、とても都合の悪いことも出てきているようです。
読売新聞 2014年7月5日
野々村県議が同県豊岡市の城崎温泉まで日帰りで往復したとする2013年9月2日は、大雨で神戸、大阪方面からの特急のほとんどが夕方まで運休していたことが分かった。
収支報告書には、特急料金にあたる額を記載していたが、特急での日帰りは極めて困難だった。
気象庁などの記録では、この日未明から県内中部を中心に大雨が降り、午前中、同県丹波市で1時間に88ミリの雨量を観測。播磨、丹波、但馬の各地域で住宅計230棟以上が浸水した。
気象庁の記録まで調べたんかい!
毎日新聞 2014年7月6日
・・野々村氏が昨年4月、遠方へ出張した記録がある日に、自宅近くのスーパーで少額(1回109~943円)の買い物を繰り返し、「事務費」に計上していたことが収支報告書の記載で分かった。
県議会の「政活費の手引」では、事務費に計上できるのは文房具など事務用品代やOA機器のリース料など。同僚県議から「不自然だ」として説明を求める声が上がっている。
まあ、これくらいにしておきますかね。
いずれにしても、時々県議「ののちゃん」については、ご家庭で親子でぜひ話し合いましょう。
特に子供が会見の動画を見て何と言うのか? どう映って見えるのか? これが大切でしょう。
もし、あなたの子供が時々県議「ののちゃん」と同じような駄々をこねたり、泣き叫んでとりあえずその場をしのぐ技を見せているようなら、「ののちゃん」の記者会見は自分を写す鏡として教訓となるでしょう。
「お前はこれと同じように見えているんだよ」と親が言わなくても自分が見てよくわかる題材です。
今後「ののちゃん県議」と同じような醜態を見せるようなら「名前をののちゃんに変えなさい」と言えばよろしい。
別にふざけているんじゃありません。
なにか事が起こったとき、特に親子の間であまりよくない事態が起こったとき、一言で「今の状態」を表す親子の暗号のようなものがあると、子供にはイメージしやすく、立て直しやすくなる。
ストロングもタイガー山中も「先生と生徒」という関係でも「親子関係」でもこういう場合、「ヘタれたな」「ヘタレ」という言葉を使います。
「お前、今もしかしてヘタれたんじゃないのか?」
これはボクたちの中でのイメージですが、「ヘタれた」というのはものすごい侮蔑の意味がこめられているんです。そういう意味を込めて使っているとも言えます。
でも、その侮蔑や軽蔑の言葉を直接子供に言わなくても「ヘタれた」「ヘタレ」という言葉が出たら「金輪際あってはならない最悪の状態である」を意味します。
だから言う「お前、今もしかしてヘタれたんじゃないのか?」
最後が疑問形というのがミソです。
「ヘタれた」と断定で使わずに相手に、そう子供に問うんです「もしかしてヘタれたのか?」と。
「ヘタレ」という言葉に対して親子で、先生生徒間で、共通の負のイメージがあると、この問いはその場を緊張感が覆うことを意味します。だって「金輪際あってはならない」事態なのですから。
「いえ、ヘタれてはいません!」子供はそう返さざるを得ない。
と同時に「ヘタれた」と思われる態度や様子を見せてはならないという意識が先立ち、食らいつく姿勢をことさらに見せていくことになる。これが立ち直り。
そうなるためには親子間で共通の最悪の負のイメージが共有されていなければなりません。
今回の貴重な記者会見は親子で見ることで共通の負のイメージを一気に共有できることが可能でしょう。
だから大事なのです。
子供が会見の動画を見て何と言うのか? 子供にどう映って見えるのかが。
親は負のイメージを持ったけど、子供は何とも思わなかったとなれば、「お前はののちゃんになったのか?」とか「お前は時々県議か?」と投げかけても反応が返ってきませんからね。
家庭であってはならない事態を表す言葉が1つか2つは欲しいところです。それを発するとピリリとした空気に換えられる言葉。子供にこのままではヤバイぞと思わせる言葉。
大事なことは、親が怒りだす前に「もしかしてそうなのか?」と問う言葉になっていることです。
なぜ怒る前のその言葉が大事なのかと言うと、
親が子供を怒るというのは繰り返せば子供に免疫を与えるからです。
いつも子供を怒っている親は、自分はいつも叱って言い聞かせていると自分のことを言うものです。
では怒った先の子供はどう感じているか?
「またかよ、ババア、うるせーな」こう思ってる。
馬の耳に念仏ですな。
だからますます怒る。怒鳴る。子供のほうはそれを聞き流す、受け流す技術をさらに進化させ、怒鳴られていても聞こえないという境地にまで進化させるツワモノもいる。
そういう子供にはどんなに怒ってもぜ~んぜん聞かない、効かなくなる。怒られることに対して免疫ができるんです。怒られ慣れ、殴られ慣れが確実に出てくる。
でも、子供が「馬の耳に念仏」になったんじゃなく、あなたがしたんです。
家で怒鳴られまわしている子供はすでに体罰禁止が課せられている学校の先生の指摘なんて屁のカッパですわね、当然ながら。
そういう子はもう拳銃で撃たれるとかクリスタル灰皿で殴られるとかじゃないと聞き流す態になってる。
だから小さい頃に怒っておくというのはすごく大切になってきます。
ただそのまま怒り続けていたら、拳銃か灰皿まで行ってしまうから、怒る前に先に書いた共通の負のイメージを想起させる投げかけの言葉が生きてくる。
親が怒りだす前に「もしかしてそうなのか?」と問う。
それを投げかけられてピリリとすれば、怒らなくてもよくなるわけです。怒りの寸止めですな。
親技高段者はこの「怒りの寸止め」ができる人ともいえるでしょう。
怒ることに問題はないけれど、何年もずーーと怒り続けているということは怒っている人の側の失敗ということです。
怒らないで済んでいるのは、子供がすごくイイ子とかではなくて、怒らなくて済むような、怒りの寸止めできるような投げかけの言葉を持ってる。
「もしかして、今お前ヘタれた?」
「もしかして、今お前ののちゃんになりかけた?」
いろいろある。なんでもいい。
でもそれは親子で共有されていないといけない。
そして、もし「ヘタれ」たり、「ののちゃん」になったときには怒らなきゃいけない。
だって、それは金輪際あってはならない事態なわけだから。
その時は親も暴れなさい。
子供は殴らなくていいから、家中のものをあとで後悔するくらい壊しなさい。
まあ、別に暴れなくてもいいんですが、「怒髪天を衝く」という印象が子供にきっちり伝わらないといけないということです。
怒られることに免疫がすでにかなりついている高校生相手にわからせるなら家中のものを壊すくらいのインパクトがいるでしょう。
けれど、小学生相手なら「めちゃくちゃ怒っている」ということを知らせるのに暴れなくてもいいはずです。お尻ペンペンをやっておくだけで十分でしょう。
まあ、それも今の段階がどのくらいまで進んでいるかによりますから、学年できっちり分けることは難しいですが。
あとは怒る前の言葉を親子で共有するだけ。
怒り続けている親は怒り続けなければならないシステムを家庭の中に内包させていることに気づかないと、いつまでたっても怒らざるをえないし、その怒りは相手にはますます通じなくなるという解決不能な矛盾を家庭内に抱えることになります。
その親子で共有する負のイメージの醸成に今回の時々県議「ののちゃん」が使えるなら、議員の資格がどうの、税金がどうのと言う前に「ののちゃん県議」に価値が見出せる。
議員の資格がどうの、税金がどうのなんていうのは、ミヤネ屋の宮根誠司くらいのウンコマンに言わせておくのがちょうどいい。やらせておきなさい。
実家に残していた私物を送ってもらう。10歳あたり?で熱中していた人形作り。指人形になっているうんこの精。顔が巻きぐそを逆さにした形に。常に人が黙ってしまう個性を披露するので大人から褒められていい気になることもなかった子ども時代。ぷぷ。 pic.twitter.com/SXc3mYe2y0
— 内澤旬子 (@riprigandpanic) 2014, 7月 8
それよりかは子供が娘なら「てめぇー、今日から竜太郎って呼ぶぞ!」とか、子供が息子なら「お前、今日からののちゃんに名前変えろ!」で、あの一大イベントを自分のためになるようにしたほうがいい。
私の、そしてあなたの子供が、「47歳で時々県議」になっちゃって「フルスロットルの謝罪」となったらタイヘンですからね。
※なお、この記事を書いた半年後の2014年12月1日に年末恒例の「2014ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップ10が発表され、年間大賞は、お笑いコンビ・日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメ」と「集団的自衛権」(受賞者辞退)の2語に決定した。
2014 トップテン
◆ありのままで
◆ディズニー『アナと雪の女王』チーム
◆カープ女子
◆壁ドン
◆危険ドラッグ
◆ごきげんよう(NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」でナレーションの美輪明宏が毎回終わりに言う言葉)
◆マタハラ
◆妖怪ウォッチ
◆レジェンド
[30点UP] メンバーさんからの報告
中2 男兄弟の母さん
ストロング先生、タイガー先生、はじめまして。
ノリ勉→鉄則→いけドン法の順番でお世話になっております。
ひとつひとつご報告できずに今に至ってしまい、3つまとめてのご報告になりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
我が家には、高3の長男と中2の次男がおります。
部活を終えて帰宅すると力つき眠りこけてしまう次男について、何か対策はないものかとネットをさまよっていた時偶然こちらのサイトに出会いまして、無料メルマガを登録致しましたのが今年の1月。
それ以来毎回の配信を楽しみにしております。
インターネットの情報を鵜呑みにしない慎重派の私ですが、毎回濃く熱いボリュームたっぷりのメルマガを愛読しているうちに、今うちの次男に必要なのは親技なのかもしれない!と決心し、
まずはお試しとして親子ノリノリ勉強法を申し込んだのが5月です。
いつものメルマガの口調でつづられるストロング先生のお話が頭にすんなり入ってきまして、さぁ!やるぞ~~!と、やる気マンマンで7日間プログラムに挑んだのですが・・・
プログラムの内容は素晴らしいのに
「あらら?私、きちんと把握していないわね? 次、どうだったかしら…(^◇^;)」
と、すったもんだしてしまい、テンポよくスピーディーに進めることが出来ず。
結局、準備万端で臨んだつもりが、全然準備不足!!しかも、私の理解不足!!7日間プログラムの良さを全然発揮できず、第1回目の7日間は、とほほな感じで終わってしまったのでした。
しかし、「これをちゃんとできたら、結果が出ないはずない」「私には何かが足りない」ということだけはシッカリわかっていましたので、すぐに10の鉄則を申し込みました。(だいたい申込の順番が逆ですよね)
ノリ勉に取り組みつつ、10の鉄則を読み、毎日のすき間時間でこちらのサイトを片っ端から読みあさり、来年の受験から逆算してみるともうあと残りわずかしか残っていないことに気づき(!)
期末試験後すぐに始めようと30点上げよう会を申し込んだのが6月半ばです。
ノリ勉3回目の半分くらいで、期末試験に突入しました。今回、いつもの試験前と違って良かったことは、試験範囲の発表と同時に課される各教科の課題(試験範囲のワーク等で試験後に要提出)が、試験日より前に終わっていたことです
(今までは試験が終わっても課題をしていました)。満足のいくノリ勉ではなかったですが、宿題以外の勉強はゼロ、その宿題もただのやっつけ仕事だった以前の生活から、毎日少しでも何かする、ゼロから1に変わっただけでも、次男には素晴らしい変化だったようです。
最初は眠ってしまったり反発したりしてなかなかできなかったノリ勉ですが、本人も単語を驚くほど速く覚えらえたりして効果を感じていたのか、日が経つにつれ眠らなくなり(不思議!)
ノリ勉以外でも「これやっとこう」と早めに課題に手をつけるということを自分からしたのです!
そんな期末試験の結果が先日出ましたので、ご報告しますと
(すべて50点満点です)
国語:前回18点→33点
社会:前回23点→17点
数学:前回13点→44点
理科:前回33点→35点
英語:前回26点→36点全く勉強しなかった社会があまりにもひどかったですが、本人は「俺社会があと20点とれてたら、20番以内に入れたのに!!」と、顔はすずしい顔をしながらも、ものすごく喜んでいました。
もちろん私も天にも昇るような気持ちで、喜びを分かち合いました。
期末テスト後すぐに、30点上げよう会のいけドン法を開始しましたが、いつも心においているのは「よくばらない」です。ほんとに、よくばらないようにするのは難しいですね。
いけドン法の目指す所から横道にそれていってしまいそうな時は、必ずタイガー先生のレポートを読み返します。メルマガも、いつも「はっ」とさせられます。
今日は久々に10の鉄則を開き、すーーーぐ忘れてしまうので10の鉄則とポイントを手帳に短くまとめて書きました。
次の試験は夏休みの後、あと2か月もあります。次の試験を楽しみに受けられるよう、いけいけドンドンで楽しく短時間でがんばっていきます。
親技に出会えたことに感謝します。またご報告&ご相談させてくださいね。
泣きそうになるくらいうれしいメールですなあ。
結果が出てうれしいという気持ちはなにより次へのモチベーションになる。
だからまずは成果・結果を出すことが大事なんですよね。この方のようにいきなりドカーンとはいかなくても、小さくていいから結果を出す。
ほら出たじゃない!!
これを言うために。そのためには欲張らない・・・
親が欲張らないで小さい成果を出すことを意識すると、今度は子供が自分で勝手に欲張るようになっていきますから。
「私も天にも昇るような気持ちで、喜びを分かち合いました」これが親にとって最高のご褒美ですよね。
さあ、次が大事になってきます!締まっていきましょう!