こんにちは、ストロング宮迫です。
季節柄、受験の結果について多くの方から報告をいただきます。親カツ卒業生の方からメールをいただきました。
高2 モーニンググローリーさん
大変ご無沙汰しております。
モーニンググローリーというペンネームで、ストロングさまには2度アドバイスをいただいています。
現在高校2年生の息子が中学受験の時ですので、もうかれこれ5年かそれ以上も前の話です。
1度目は、進学塾のクラスアップについて「約束の偏差値をとれたのにクラスアップしてもらえなかった」というお話で、そして2度目は受験後志望校全てに不合格が出て滑り止めの学校に進学することになった時のことです。
その節は心温まるお返事をいただきまして、今でも思い出すと涙が浮かんでくるほど感謝しております。
最近ではメルマガを読んだり、読まなかったり、あるいは読み飛ばしたりと随分といい加減な読者になってしまいましたが、今年も浅田次郎氏の凛とたたずむ母の話を読み、私もあの受験に翻弄された日々を再び思い出しました。
そして、改めてストロングさまにお礼と今の息子のことをご報告と思いメールをしています。
当然行くはずもないと思っていた学校に進学することになった息子の落胆は、こちらが見ていても痛いほどでした。
制服の採寸では不貞腐れ、入学式では「誰にも会いたくない」と顔を伏せて登校しました。
いつも「ここは僕のいるところではない」といい、学校もちっとも楽しそうではありませんでした。
それでも最初のころは「滑り止め校に来たのだから絶対上位5番には入る」と言っていましたが、勉強する意欲もなく成績はどんどん下がり350人中300番まで落ちた時もあります。
さすがにこれはまずいと、ノリ勉を購入してやる気アップを図ろうとしましたがそれも長続きしませんでした。
いつごろから物事が好転してきたのか明確な時期を記することはできませんが、少しずつ学校が楽しくなってきてそれからしばらくして(かなり長い時間差があります)、少し勉強をするようになったなと気が付いたのは彼が高校生になってからだと思います。
自分から塾に行くと言いだし、学校の課題をきちんとこなし、模試の順位を気にしだすようになりました。
高2の秋からは大学受験を意識し出し、勉強にもさらにギアが入りました。
今は朝早く学校へ行って1時間ほど自習をし、学校が終わった後には塾に行き自習をして夜10時ごろ帰宅します。帰ってきて夕食が済んだ後も時間を惜しんで勉強しているようです。
本人は「まだ部活もしているし、まだまだ勉強時間が足りていない。するべきこともまだ終わっていない。」と言っていますが、中学時代の体タラクからは考えられないことです。
成績も学年5番とはいきませんが20番以内には入ってきました。今は難関国立大を第一志望に頑張っています。
息子は「中学受験の時の勉強はちっとも勉強じゃなかった。あんなやり方じゃ合格するわけがない。」と言っています。
勉強するということが何かに気が付いたことが彼を成長させたのかもしれません。
今年も受験生の中には志望校から合格をもらえず、落胆しているお子さんやご家族がいると思います。
けれど我が家の息子のようにもがきながらも、時間をかけてなんとかまた新しい自分の居場所と目標を見つけることができることをお伝えしたくなりました。
ストロングさまにも、お世話になった息子がこんな形でまた成長していることを知っていただきたいと思いました。
全て、浅田先生の百合のようなお母様のお話がきっかけです。このお話が出るたびに、私はストロングさまに感謝すると思います。
長文失礼しました。どうぞお体をお大切に今後もご活躍ください。
モーニンググローリーさん、どうもありがとうございました。
なによりうれしいメールでした。
私のメールソフトで検索してみましたら、4年前にメールをいただいていました。
30点上げよう会の報告で、
■成果の報告:
数式
素点 67点
偏差値 50.6
A問題 53点(68点中) 正答率 78%
B問題 14点(32点中) 正答率 44%図形
素点 75点
偏差値 54.4
A問題 24点(38点中) 正答率63%
B問題 38点(44点中) 正答率86%
C問題 13点(18点中) 正答率72%いけドンシートでの勉強が、本人にはとても合っていたようで、モチベーションが上がり、効率のよい勉強ができた。前回のテストと比べて、数式のA問題の正答率が上がった。
今後の課題:
とにかく、やらなければならない問題数が膨大で、これらをいけドン方式でやるとするとすべてを完了させることができない。A問題で落としているところが痛いのだが、全範囲のA問題を完璧に仕上げるとすると、到底B問題にまで手がまわらない。C問題については、今回はほとんど触れることがなかったが、このやり方でいけば、当面手をつけることは無理と思われる。息子は、いけドンシートが気に入っていたので、このやり方は続けていきたい気もするが、実質的には無理だと思う。
テスト範囲が発表になる前から、問題集は宿題になっているので、一度は解いているが、それが身についていないのか。
なんだか、とりとめのない報告でごめんなさい。今、迷子になっている状態です。勉強時間の割に、成果がでないのがつらいです。
ここから4年、「勉強にもさらにギアが入」り、「成績も学年5番とはいきませんが20番以内には入ってきました。今は難関国立大を第一志望に頑張っています」と。
すばらしい!頑張ってますねえ。
息子は「中学受験の時の勉強はちっとも勉強じゃなかった。
あんなやり方じゃ合格するわけがない。」と言っています。
は、浮上してきた子供ならではの言葉。
以前、ここでモーニンググローリーさんのお子さんと同じような発言をした子供の話を書きました。
「先生、オレが入試ダメだったのはやっぱ授業のお土産が少なかったからですよ。中3の今になったらそれがよくわかります。」
「あのときも一生懸命やっていたんですよ。でも、授業を聞いても難しくて全然わからなくて。家に帰って復習して親とやってみるとわかるんですが・・・」
「今は授業をとにかく一生懸命聞いて、先生のいうことがわからなかったらもうすぐその場で聞くんです。でも小6のときは聞くこともできず、ただ座っていたんですよね。」
「今の感じで小6にもし戻ったら合格できたとは言わないけどまた違った結果が出ると思います、過ぎたことですが」
モーニンググローリーさんの言う
今年も受験生の中には志望校から合格をもらえず、落胆しているお子さんやご家族がいると思います。
けれど我が家の息子のようにもがきながらも、時間をかけてなんとかまた新しい自分の居場所と目標を見つけることができることをお伝えしたくなりました。
本当にそうですね、知ってもらいたいですね。
痛い目にあったり、谷底に落とされたり、蹴っ飛ばされたり、小さい世界でもいろいろあるけれど、何かをきっかけに1つステージを上がれば、違う世界が見えてくる。
それを成長っていうんでしょうかね。
どいつもこいつも頑張ってやがってうれしいじゃないですか!
モーニンググローリーさんが
息子がこんな形でまた成長していることを知っていただきたいと思いました
というのは本当にそうだと思います。こんなにうれしいことはないですから。
ボクらはこの今は無名の名も知らない子供たちの武勇伝をこれからも話し続けて、語り続けていかなきゃあならないでしょうね。
3年も経つと子供は別人のように変わります。あなたのお子さんも無名かもしれないけれど、少なくともあなたが子供にスポットライトをあててやってほしい。
帰る場所があれば再起できるから。
おい、受験生!泣くなよ!そしてちゃんと帰って来いよ!リベンジの戦いはもう始まっているのだから。押忍!