早速今回の相談を読んでいただいて私のバズーカ砲を受け止めていただきましょうか。
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小5 こばケンさん

今、悩んでいることがあります。息子は小学五年生です。中堅進学塾に通っております。

年中~公文
本人の希望で、塾へ行きたいと言いだし・・・探して探して、この塾にたどり着きました。

小2~小3まで、今の通っている塾の普通科コース
小4~中学受験コース(偏差値50相応受験中学受験コース)
小5~最難関受験コース(2クラスありますが上のクラスです。1クラス人数は15人程。)

大手進学塾・Nのテストも受けましたが、本人は今の塾のコース変更することを強く希望し、我が子の性格からきっとNではやる気を失せてしまいそうでしたので、(席順が成績順が気に入らない様子でした・・・)親のほうもコース変更に希望しました。

今は、とても充実し、勉強が楽しい・面白いと通っております。難しい問題が解けたときの喜びが、たまらないらしいです。

只今の成績・偏差値は平均的に、

国語63(一定しています)
算数65~68
理科60~68(ばらつきがあります)

ぐらいです。

息子の志望校は偏差値58~60に値するC中学という男子校です。

私の兄(息子からすると叔父)が通っていたということもあり、また息子が塾で信頼している算数講師がそこの出身ということで本人は通いたいと言っております。

4年生の頃から、計4回見学し、惚れこんでおります。主人も私もはそこの校風が気に入っており、また息子にもあいそうです。息子もA中学・B中学と見学に行きましたが、校風が肌に合わないようで、本人がそう言いました。私から見ても、息子とちょっと違うような気がしました。

「何が何でもC中学!」という息子ですが・・・塾は「B中学を受けてみたら?」と息子に言うようです。

よく、志望校(受験校)は

挑戦校
実力相応校
押さえ校

の3つといいますが、今の段階では、挑戦校がB中学にあたるのではないかということになるのでしょうか?

まだ、5年生の夏が終ったところ・・・という親の甘い考えは良くないのでしょうか?

もちろん志望校を設定することで励みになり、前に向かう目的があるのとないのとでは全く異なるのは分かっております。息子も、大変悩んでいるようですが、B中学には行きたくないと言います。塾の先生に聞かれるたびに、はっきり「C中学がいい。C中学を受けたいです。」と言っているそうですが、まだ子供。

先生に言われると、自分の選択に自信が持てなくなってしまうときがあるようです。ここの塾は少人数制のいいところで、各教科の先生の連系プレーが素晴らしく、子供の性格まで把握してくださっております。懇談も担任が全て行ってくれます。

そういうこともあり、志望校を合格するのに導いてくださる塾だと思っております。(第一志望合格率が80パーセント超えております。B中学は3年連続全員合格しておりますので、塾側もそれを売りにしています。)

やはり塾は、合格実績で評価されるので、A中学・B中学の合格者の人数が多いほうがいいのでしょう。もちろん、A中学・B中学も素晴らしい伝統のある学校です。

でも、校風には向き不向きがありますものね。

息子が悩んでいるのも、親が揺れているから・・・とよーく分かっております。C中学を志望することは何も問題ないのですが、楽に受けれるとヘンな慢心した気持ちがあると成績が下降するのではないかとどこか心配してしまいます。

塾には、我が家の志望として、「C中学」を1本筋を通して話を進めるべきなのか、(息子はB中学を目指すつもりで、C中学に一番で受かってみせる!と言っております。)

まだ時間はあると思い、そんなに深く考えなくてもいいのか・・・私の頭の中ではモヤモヤしてすっきりしません。

何を書いているのかよく分かりませんが・・・支離滅裂な相談で申し訳ございません。何かコレはちょっと違うぞ・・・と思うところなどアドバイスがあれば是非宜しくお願いします。

小学5年生で中学受験をされるお子さんですが、塾の先生からワンランク上の学校を目指してはどうかと言われるそうです。

ちなみに、難易度は最難関校のA中学、次にB中学、C中学と続きます。

もう1つ付け加えると、B中学とC中学は同じ日に受験日が設定されているということ。なので受けるのはどちらか1校ということになります。

子供本人は学校見学に4回も参加し、C中学を気に入っている。これには、親も同意見。

現状の成績では、C中学は合格圏内(合格可能性80%以上)でいわゆる安全圏内という状況。

で、こばケンさんは頭の中がモヤモヤされていると。ストロングは、こばケンさんのモヤモヤ感には共感できますな(^_^)

皆さんはどうでしょうか?

こばケンさんの場合、C中学を受験することを迷ってるのでなく、安全圏にいるC中学をこのまま目標とすることで今の勢いを失速されることにならないかと心配されているのでしょう。

今回の相談でストロングが感じるのは、親子で受験についてよく話をされているということです。

志望校についても、志望校だけでなく、他校も含めて見学するなど具体的なイメージが持てるよう動いています。

また、子供の偏差値にこだわることなく、校風を検討するなど、なかなかいいですねえ。こうしていくと、子供も「受験」を現実のものと認識できていくはずです。

よく受験生で、自覚がないという話になりますが、「自覚させていく」んですよね、さまざまな手段を通じて。

なぜか?

それは、「受験」を現実のものと認識できたほうが、勉強への取り組み方だって差がつくからです。

具体的なイメージに基づいて勉強をするのとイメージがなくてただ勉強するのとでは意味が違ってくるのは言うまでもありません。

こばケンさんのメールで、「4度見学」とありましたが、それに身近なおじさん&先生の出身校となれば、否応なく志望校が近く感じられる。

受験される方には似たような状況になるように、ぜひ真似してほしいことです。

おじさんにそんな人がいないって!?

そんなときは、ご近所の方や塾の先輩を探したり、紹介してもらいましょう。身近に感じられる、等身大に感じられるなら、親は何でもやるべきですぞ!

こばケンさんの場合、こうしたことが、現状の合格圏内をキープできている1つの要因でもあります。

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さて、それらのことを踏まえ、今回の相談のストロングの回答は、

コレです↓↓

B中学を目指すべき

ちょっと意外に思われた方も多いかもしれません。

が、これはこばケンさんに限った話であることをご理解くださいね。

A中学、B中学、C中学ともに校風に違いがある。C中学の生徒は、愛校心に満ち、自校に非常に誇りを持っています。

こばケンさんがA中学でもB中学でもなくC中学なんだとおっしゃる理由もストロングにはよくわかります。

それを踏まえて、志望校を変えるべきと言ってるのではなく、ワンランク上のB中学を目指した勉強をすべき!だと思います。

もう1度言いますが、この話は全ての方にあてはまる話ではありませんからね。

こばケンさんの場合、

■5年生である
■C中学については合格圏内
■志望校別にクラスが分かれていない

以上の3点にあてはまることから、

B中学を目指すべき

とアドバイスします。

5年生であれば受験まで2年を切っていますが、すでに合格圏内の子にとってはまだまだ長い道のりになります。

成績の頭打ちというのは、いろいろな条件がありますが、負荷をかけていない、もしくは負荷が少なすぎるというのも1つの原因となります。負荷は子供の力を見つつ、少しずつ上げていくものです。

2年たったら10時間は集中して勉強できるようになった!なんていうのは、負荷をかけてきたことで、子供の許容量が大きくなったということですから。

こばケンさんが一番心配されている「楽に受けられるとヘンな慢心した気持ち」、これですよね。

お子さんの「B中学を目指すつもりで、C中学に一番で受かってみせる!」という心意気は大いに買います。そうあって欲しいと思います。

しかし、余裕がある場所にいて、もっと頑張る!さらに頑張る!というのは常人では難しいというのが現実です。

お子さんが鉄人ならばいいんですが、それはどうかわからないでしょう?

ならば、「B中学を目指すつもりで、C中学に一番で受かる」を日常生活のスケジュールにも持ち込むべきだとストロングは思います。

それによって、

受験当日に大失敗しても合格ラインはキープ!

これを目指す。

体調崩して、時間配分間違えて、ミスして、それでも合格するできるラインにいる。

これが理想・・・というより、ストロングもタイガー山中も、常に失敗しても合格を目安に入試まで駆け抜けるのです。

早い段階で合格圏内にいる方は、ぜひ目指してほしいと思います。

また、こばケンさんの場合でいえば、塾内での雰囲気もB中学を目指すほうがいいのではないかと推測します。

というのも、こばケンさんの場合、2クラスのみによるクラス分けですから、1つのクラスにかなりの上下の層の集団がいることになります。

ということは、

同じクラスで我が子よりも成績は下だけど、難易度の高いB中学を目指している

そういうお子さんが特に5年生の今だったら何人もいるのではないでしょうか?

このライバルたちが合格できるか、最終的に受験するかは問題ではなく、その中で「B中学を目指すつもりで、C中学に一番で受かってみせる!」といった気持ちをキープできるのかなんですね。

確かに、B中学とC中学でしたら入試の出題傾向なんかも違います。

すでに、また6年生になって傾向に特化した勉強をクラス分けして行うのであれば、今のままC中学を志望して、C中学に特化した勉強を進めたらイイ。

でも、コース分けはそんな風にはなっていませんよね?

あくまでも上位クラスとして、A中学を受ける子供いれば、B中学を受けるものもいて、当然C中学を受けるものも1つのクラスの中にいるわけです。

繰り返しますが、そういう雰囲気の中にいて、あくまでも孤高を保ち、C中学にこだわるメリットはあるかどうか。

今の段階で塾の先生が言う「B中学を受けてみたら?」は、もちろん合格実績云々もあるでしょう。

しかし、C中学なら取らなくてもよい問題が、B中学ならこれは取るべきだにかわること、それを意識して言われている部分も大いにあると思うのです。

それがすなわち負荷をかけることにもなります。

最終的に校風の気に入っているC中学を受験したらイイんです!お子さんにも、それでいいよ!と言って安心させてやればイイ。

ただそこに至る過程においては、今よりも少し上の負荷をかけ、ライバル達と競う。

それが

「受験当日に大失敗しても合格ラインはキープ」

につながります。今合格圏内だからこそ、あえてそういう厳しい環境に身を置く。

余裕があると相当な厳しさにも耐えられる一方で、抜けがらになるのまた早いのですから。

最後に、これからもっと成績が伸びたら「オレB中学にしようかな?」なんて子供のほうから言う場合も多々あります。

塾の先生の期待に応えつつ、大いにかわいがってもらい、鍛えてもらったらいいです!

以上を参考に今なにをすべきか?を考えてみてください!

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うれしい報告

小5 ぷりんさん

■実践したこと:
塾の算数をシートに貼って週テストに合わせてさせました。

■成果の報告:
一回目はシートに張らす問題の横のABCを書いただけだったのでA問題は6割のできでした。

しかし講座で「シートに貼ってください。」とメッセージがありやらせてみたところA問題が9割できていて90点、次はA問題8割弱とすごく成果がありました。

算数だけでなく他の教科にもよい影響が出て、2回とも全国の順位表に載りました。本当にすごいです。

子供も自信がついたのか楽しそうに勉強しています。

これからも気を抜かずにやっていきます。ありがとうございました。

2回続けば本物ですなあ。でも親は欲深いもの。まだまだ上を目指していきましょう。

やるべき問題からきっちりやれば、誰でも絶対に成果は出る!

成果が出ないのは、

「やる問題」を間違えているか、それとも、問題演習の「やり方」を間違えているかのどちらか。

勉強は人生の中でもっとも努力が報われ反映される種目です!

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