こんにちは、ストロング宮迫です。

3月になったとたん、ドカンと「春一番」。今年のはすごかった、台風よりも・・・

※この毎日親技は2018年03月02日に配信したものです

オリンピックも終わり、受験シーズンもあとわずか。祭りの後の寂しさもありながらも、最後まで受験生は頑張れ!

入試もオリンピックも当事者にとっては最高最大のビックイベントだけれど、ボクは個人的に「受験の合不合は人生のスパイスに過ぎない」と思っています。

これは入試を軽く考えているわけではもちろんありません。「スパイス」は大事だからね。

長い目で見て考えてほしいと思います。1回目のトーナメントが終わっただけです。すぐに次のリーグ戦なり、トーナメント戦が否応なく始まる。

で、その「スパイスが大事だわ」って思えるためには、入試にどう臨んだかが大きく影響します。どれだけ努力を積み重ねられたか。どれだけ自分に打ち克って臨めたかによって「スパイスの意味」がわかる。

頑張ってもいない子供に「受験の合不合は人生のスパイスに過ぎない」とはいえないところがミソです。だから子供をいかに頑張らせられるか、親の手腕が問われる。

親技では最終的に「子供の自立」を目標にしていますが、すぐにそこで「親がそばについていたら子供の自立の妨げになる」という話に行き着きます。

本当にそうでしょうか?

自立したオリンピック選手でも、プロのスポーツ選手でも、コーチやトレーナーは付いています。自立もしていない未熟な子供にコーチやトレーナーは付いちゃいけないのでしょうか? 付けると自立できないのでしょうか?

もう1回言います「自立したオリンピック選手でも、プロのスポーツ選手でも、コーチやトレーナーは付いているのに、あなたの子供には誰もいなくていいの?」

オリンピック選手がよく言います、「楽しみたい」と。

しかし、彼ら、彼女らが「楽しみたい」という心境の前には苦しく厳しい練習を課し、その厳しい練習の成果としてオリンピック出場を勝ち獲っている点を忘れてはなりません。

なんの成果も出していないのに、なにも勝ち獲ってもいないのに、「楽しんでだけ」いたら、オリンピックには出られませんから・・・

厳しさを知り、一定の成果を出している選手や受験生が「楽しみたい」と思えるなら、大いに結構。受験生は「楽しみたい」と思う前にある地点までは言ってから「楽しみたい」を言いましょう。

「楽しみたい」を言うには資格がいります。誰でも言ってイイ言葉じゃないんですよね。

そして、おおむねですが、オリンピック出場を勝ち獲った選手のごとく、一定の成果を出したあとで取り組む勉強は「楽しい」ものです。

ただね、その「楽しい」も、ルンルン鼻歌を歌うような「わ~楽しい」とは違います。苦しいし、やりたくないし、逃げたいし、放り出したいけれど、そこにやる意味を自分で見出して、取り組み、さらに一段階上に登って成果を出す過程そのものが「楽しい」「おもしろい」って思えるってことですから。

そこには工夫して、いろいろなことを試す「楽しさ」がある。まさに試行錯誤です。試行錯誤する楽しさね。

そうなると、だんだんと深く深く掘り下げられることになる。奥深い世界の入り口です。人は弱い生き物だから、「たった一人」では自分を追い込めず行き着けない可能性が高いんですな。

だから、指導者なり、コーチなり親がそばにいて、フォローしてやる。

同じようにそばにいても、自立を阻害する者もいれば、独り立ちできるように、自分で考えられるようにフォローできる者も出てくる。すなわち関わり合い方です。

それを考えるのが親技ですから。

苦しさの中でも輝きを失わない子供もいるからね。

そこは勘違いしないで進んでほしいと願っています。

まもなく受験シーズンも終わるけれど、シーズンが終わってまず最初に呆けるのは受験生ではなく、親のほうです。

受験が終わったら受験生はさらにもっと伸びるのに、それを知らずに新学年を迎える親子が一杯います。もったいない!!とボクは繰り返しここで書いてきた。

もう次の戦いは始まってるんだから。

今年が最後で負けちゃったけれど、NFLの長い間の絶対王者ペイトリオッツのヘッドコーチ・ベリチックはこう言うそうです。

We started at the bottom of the mountain with everyone else.
過去の実績はどうあれ、シーズンが始まるときはすべてのチームが0勝0敗で横並びだ!

というのがベリチックの口癖です。

前年に優勝したチームであろうと、シーズンが新しくなればまた0から始めなければならないのがプロスポーツ。その厳しさを十分に知っているからこその言葉です。そして、これはまた、優勝におごりがちな選手への警鐘という意味をも持っています。スポーツ選手は勝ち続けると目標を失い、次第にモチベーションを維持することが難しくなります。それを防ぐために、ベリチックはあえて新たなハードルを選手に与えるのです。

written by 生沢浩

それを言うだけでなく、実践して初めて絶対王者というものは誕生するわけです。

とはいっても、わかっちゃいるけど、親子で惚けたまま、新学年に突入する人は多数!!

ならば親技を駆使する者にとっては、大チャンス!ということにもなるわけで、今の過ごし方が1学期の成績、遅くとも2学期の成績にはバッチリでます。それはいずれわかります。

まだまだ受験は高校入試が続いています。時間も少なくなって危機感も最大限の今こその伸びるチャンス!今日1点といわず、5点くらいアップしませんか!

人は選んだ道の通りの結果を招くもの。選ぶのも、歩むのもあなたです!

まもなくひな祭りです。ひな祭りの日には毎年必ず紹介して読んでいただいている記事があります。何回読んでも、読む年の状況や心境の変化によって、必ず新しいヒントがあるものだと思っていますので、ぜひ今年もあなたに読んでほしい。

必ず読んでほしいのはこれ↓↓↓

「ひな祭りの時に必ず思い出す話」


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うれしい報告

小5 さつきさん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
  
集中力、そして目標をもってがんばる姿が見られたこと。なんといっても子どもの喜ぶ顔が何度も見られたことです。

◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか? あと、親にとって学ぶべき点はありましたか?:
 
今までぜんぜん見えていなかった彼女の成果が見る見るよくわかりました。今まで全く褒めてあげていなかったこと、非常に痛感しました。実は6日目くらいにまた注意ばかりしている自分に気づきました。
   
すかさず娘の反応も変わります。「後でやる。いいの!」と。がんばっている娘を目の前に、これではいけない!私にとって学ぶべき点『認める』『褒める』この2つ、絶対です。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
 
なんといっても喜ぶ顔が見られること。難問には一緒に考え、一緒に解ったこと。これに尽きます。

ノリ勉を始めて1週間が過ぎました。こんなにびっちり付いているのに、1度も嫌がることなく、がんばってくれています。

時には1時間以上かかってしまいますが、「まだやる?」と聞くと「やる!」と。無理させてはいないかとこちらが心配になりますが、そのやる気にも答えてあげなきゃと、絶対に成績を上げてやりたいと思ってしまいます。 

なかなか数学的知識が身に付かぬまま1年半の塾生活が過ぎてしまいました。今まで難問に差し掛かるとわからないまま「まあいいや」で済ませ、私が顔を突っ込むと必ず不機嫌になっていましたが、この勉強法を始めてから「わかった!」の声を何度も聞きます。これはやめられません。 

成績としてまだ効果は確認できていませんが、この方法をしばらく続けていこうと思います。やはり褒めること、認めることがいかに大切か、気づかせてくださったストロング先生にはとても感謝しております。

ありがとうございました。

7日間、丁寧な毎日の記録拝見しました。

さつきさん、あなた自身が自分で気づいたんです。決して無理に褒めたわけでもありません。褒める材料をさつきさんが作ってあげたのです。

今度は成績が上がったよ!報告をぜひ聞かせてくださいね。

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