こんにちは、ストロング宮迫です。

今月12月は中学受験に向かう方が、高校入試の方よりも一足早最後の模試が行われる月となります。

塾などで受ける模試と入試は受けてみると、やっぱりその疲れは違うものです。どんなに本気で受けても違う。

ゆえにいかに入試本番を想定して、その心構えで模試が受けられるかは受験生にとっては試金石になります。

すでに受験生は模試に向けて、入試に向けて入試演習を繰り返していることでしょう。

親技では、過去問を繰り返しても合格できないと考えていますから、どうしても入試に向けてはさまざまな学校の過去問を利用しての入試演習で入試実践テクニックを磨き、頭の中に入っている知識の蓄積とその出し入れを入試演習で試すことになります。

この入試演習を家庭ですることで、入試1ヶ月前なのに「なにしたらいいですか?」なんていう完全に負けパターンにならなくてすみます。

さて、ここからは入試問題を使用したチャレンジ問題を皆さんに提示しますので、ぜひやってみて下さい。

すでに大詰めを迎えている中学入試の方は、第一弾としてこちらを、第2弾としてはこちらを紹介しております。

ここでは、高校入試の入試演習のチャレンジ問題を提示します。

中学入試でも高校入試でもチャレンジ問題は、子供の今の偏差値がいかほどでも、できるように偏差値別に制限時間を少し変えてやってみるとイイ。今の子供の本当の実力がわかりますから。

チャレンジ問題は

大森学園高等学校
平成26年度入学試験問題 数学

解答用紙はこちら

解答はこちら
※親技入試実践テクニックの通り、タイガー山中が解いた通過時間を記録していますので参考になるでしょう

全問題数は26問です。さて26問中何問取れるのか?

タイガー山中が示す目安はこちら

偏差値40~50:制限時間50分
偏差値51~55:制限時間45分
偏差値56~60:制限時間40分
偏差値61以上 :制限時間35分

入試問題は制限時間を変えることで同じ問題でも難易度だって上げることができます。

もちろん入試演習する際は、余白の使い方、時間配分、問題の取捨選択、解法も問うことでより意味のある入試演習が可能になります。親カツ後期生は身につけた入試実践テクニックをいかんなく発揮すべく入試仕様で取り組みましょう。

タイガー山中も「8分の力(本人談)」で解き終えましたが、や、や、やっぱり1問計算間違いしていました!!

「9×6」はもちろん「54」ですが、タイガーは「36」って書いてそのまま計算してブーとなっていました。

そんなことがあるのか?

あるんです!

タイガー山中に起こることは受験生にはその2倍の確率で起こる。まあ、そうにしても「9×6=36」は脳みそが柔らかい受験生にはありえないことだけど・・・

今回の問題、現在の偏差値40~50の方であれば【正解数17問/26問中】が目安になるでしょう。

制限時間、正解数を合わせて考えれば、お子さんの数学の正味の偏差値が明らかになるでしょう。

なお、学校の進度によっては一部習っていない範囲が含まれている可能性はありますが、習っていないものは飛ばせばよろしい。それらも含めての正解数と考えてもらえればいいですね。

偏差値40~50の受験生:

目標→ 正解数17問/26問中

落としてもいい問題は1(8)(10)、2(4)、3(4)、4(4)、5(3)の6問と+オマケ3つ

オマケ3つとは、できる問題なんだけど落としてしまう問題が3つあってもいいという意味です。

たとえば1(2)などはわかっていても間違える人が多い問題です。

もし仮に設定したオマケ3問が取れて「正解数20問/26問中」が取れたとしたら、「偏差値40~50」の受験生にとっては最高レベルの結果を出したと考えてイイ。

そしてもし20問正解したのなら出る偏差値は最大で55近辺までいくと考えられます。あとはそれが続けられるかどうか。すなわち連続してこの正解数が出せるかどうかになってきます。

以下、偏差値別の目標正解数です。

偏差値51~55の受験生:

目標→ 正解数19問/26問中
落としてもいい問題は1(8)、3(4)、4(4)、5(3)の4問と+オマケ3つ

偏差値56~60の受験生:

目標→ 正解数21問/26問中
落としてもいい問題は3(4)、4(4)、5(3)の4問と+オマケ2つ

※レベルが上がってくると、当然オマケは少なくなっていきます

偏差値61~65の受験生:

目標→ 正解数24問/26問中
落としてもいい問題は、→オマケ2つ

※落としていいのがオマケ2つということは、このゾーンの受験生は全部取れる問題だぞって意味です!

親カツ生はタイガー山中の模範解答をあわせてごらんください。赤字で書いてある箇所は「偏差値60以上の方には、ぜひこれで解いてほしいとタイガー山中がススめているやり方ですから、これを機会に身につけておきましょう。

毎回書いていますが、この手の問題1回でいいのでぜひ親の皆さんにもチャレンジしてほしい。自分で体感するためにです。だってもう忘れちゃっているでしょ、感覚を。

子供に「問題をよく読みなさい」とか「見直しすれば気づきでしょう」と親は言うけれど、自分でやってみたら「読み間違いはある」し、「見直しても気づかない」ものです。それが体感できるだけでも意味がある。

それが体感できる親は「問題をよく読みなさい」を具体的にテストでどうさせるのか、「見直しても気づかない」がゆえに1回目をどう解くかを考えるものです。

先日、中学受験生の親の方のメールにこう書いてありました。

今日はこれから合不合テストです。

子供は、「最近、私、毎日賢くなっている気がする」と前向きです。

入試演習を重ね、穴が見つかれば各単元の復習に戻り、再び入試演習に取り組む・・・

今日の成果を感じながらこのサイクルを積み重ねていくと、そう思う受験生は多いものです。ああ、私、できるようになってきていると。

入試の匂いを肌で感じ始めるこの時期、子供たちがグ~ンと伸びる時期です。ただし成果を感じられない日々を過ごしていると不安は累乗で拡大していく。

これからは加速度的に力をつけていく受験生と加速度的に不安を増大させていく受験生に真っ二つ。勝負の時ですね。

今日やったことはもう入試まで触れることがないかもしれない。今日限りの可能性が大です。出会う問題に一期一会で向き合いましょう。

年内まで勝負の3週間ですよ!

次の受験生(小5・中2)は、余裕をもって進めていきましょう。

受験は先行逃げ切りですぞ!

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