春も目の前のこの時期、お子さんの様子はいかがですか?

もうすぐ春休み。そして、4月からは新学期がはじまります。中学受験の塾では一足早く新学年を迎えていますが、新中学生、新高校生だけでなく、新しい学年になることは、子供達にとって、一大イベントです。

「今度の担任の先生、どんな人やろ?」「誰と同じクラスになるか」

友達同士、この話題でもちきりです(^_^)

では、この時期の勉強について考えてみましょう。私立中高一貫校は試験の真っただ中でしょうが、公立中学では学年末テストやまとめテストがほぼ終わった頃でしょう。私立中高一貫校も今週でだいたい終わる。

そして、これから新学期までの間は・・・・みなさんは、もうお気づきですよね?

そう、この時期の子供達は、

一年のうちで一番<<リラックス>>した状態なのです。

ご自身のことを思い出して下さい。いつもだったら、テストが終わっても学校の授業は続きます。でも、この3月だけは、テストが終わるとあとは終業式または卒業式を待つばかり。授業があったとしても、テストはもうない・・・

ストロングなんて、ボ~としていたのを覚えています。まあ、ストロングの場合、いつもだけど…(>_<)

つまり、「一番勉強することがない」または「する必要がない」時期だと子供たちは、思っているんですね。

では、親のみなさんはどうでしょう?

これは、指導する側にとっても同じこと。子供達と同様に1年間、テストに追われてきた。受験も終わった。次の大きなテストは、中学生なら5月の中間テストぐらい(2学期制ならもっと先)。

まあ、春休み明けにテストはあるけど、これは実力テストだから、まあ無視とはいかないまでも4月から!ってなもんです。

希望に燃えているにしても、締まりはない(>_<)

親子とも、勉強面に関して言えば

一年のうちで一番<<ホッとする>>時期なんですね。

「ゆっくりしよう」モードになりやすい時期とも言えます。別に「ゆっくりすること」がいけないとは言いません。ただ「勉強をしない時期だ」ということを踏まえて、いかに勉強させるかということなのです。

なんだか強制的に勉強をさせるように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。お子さんの状況を踏まえて、ノリノリで勉強させる、これが親技です!

成績がイイ子の親は、たとえ受験であっても、受験が終わった直後から、子供を休ませることなく、勉強をスタートさせます。はた目から見れば「そこまで勉強させなくても…」なんていう意見がありますが、ストロングから言わせれば、「そこまで…」なんて言う人の方が、子供の状況がわかってないと思うのです。

受験生のみんなは、受験当日に合わせて頭をフル回転してきました。ということは、受験を終えた直後なんて、頭の状態は一番イイ。この良い状態を維持させることは、苦にはならないのです。

受験勉強を通じ、子ども自身が

「勉強をガンバルこと」が「普通」

だと思えています。

今、休むことは、「勉強をガンバルこと」は、実は「普通じゃない」ことだったと感じさせることになります。それで、新学期から頭フル回転になるのでしょうか?

よく、受験で燃え尽きてしまったといいますが、火を消したのは親や家庭の雰囲気だということです(>_<)

では、話を戻しまして、春休みに勉強をさせる作戦を考えていきます。勉強をしたがらないこの時期に、どうやって勉強をさせるか?

実は、この時期は、

一年のうちで一番<<希望にみちあふれた>>時期でもあります。

満ち溢れているっていっても、今すぐ子供がガンガン勉強するわけじゃない。新しく始まる学年を前に「今度こそはがんばるぞ!」と心で誓う。今はゆっくりしてるけど(>_<)、新学年になったら頑張る!受験生になったら頑張る!

まあ、勉強しないすごい口実ですわ!これは「ヤルヤル詐欺」と申します。

この子供の「根拠なき」希望をうまく使わない手はない(^_^)

とはいっても、春休みに何を勉強させるか?ですが、意識の高い親の方には、ピンときますね。

そうです!

春休みは、総復習をさせよう!

しかし、ストロングの経験からも、春休みに復習をさせるのは、なかなかうまくいきません。特に、春休みは。

なぜだか、わかります?

子供達は、特にこの時期に「総復習」をすることを嫌います。理由は「もう、終わったコトだから」(^_^)

気持ちはわかりますよね。例え、テストで大失敗した単元がわかっていても、見たくはない。それにもう、新学年になるワケですから、嫌なことは思い出したくない。

だから、復習は嫌だ!と主張しがち・・・けど、復習をさせたい。どうするか?

そこで「希望にみちあふれた」を使います!

この時期の子供達は「復習するぐらいだったら予習の方がイイ!」と考えるのです。一番リラックスできるこの時期に、過去のことを蒸し返すのは、気分の良いことではありません。それぐらいだったら、次の新しい勉強をした方がいい。そう考えるのは不思議なことではありません。

しかも、4月からは「どんな勉強するの?」と興味深々です。新しい単元の勉強は、子供達をノリノリにさせます。特にカンタンな内容なほどです。

「この単元、好きやわ!」なんてね。つまり、「予習」をさせるのです。とはいっても、「復習」の代わりに「予習」をさせるのではありません。

あくまでも、「復習」をさせることが目的ですからね。

勉強のはじめに「予習」をやって、勢いついたころに「復習」へと切り替えるワケです。というか、予習するためには前の学年の内容の復習が必要になるっていう感じでしょうか。

これが、この時期限定の親技です。なんだか、嫌いな食べ物を食べるのに、好物との間に入れて食べる作戦に似ていますね。

それぞれの割合は、お子さんの状況で調整していきます。「復習」7で、「予習」3といった具合にです。この比率は変わってもイイ。「予習」つまり新学年でやる新しいことがエサなだけですから。

予習は親技の禁を破って親が教えてあげるのもいいでしょう。内容的にも比較的カンタンなので、オススメです。教科書などはまだないでしょうから、教科書準拠の問題集を買って、進めたらいいですね。

ストロングは普段、家庭学習で予習をすることを基本的にはオススメしません。復習の方が、成果が上がるし、子供にとっても楽ですから。

ただし、授業を受けてもらって返る授業のお土産が極端に少ないときは予習を使いますが。

春休みは「復習」をさせるために「予習」を使います。あくまでも、「復習させる」という目的を達成させるために、「予習」を利用するワケです。食いつきのいい「予習」を与えて、大物をゲットするってわけです。

春休みは、<<予習をうまく混ぜて>>総復習をさせよう!

親技には下心がある!頑張って、今、勉強させましょう!もったいないからね。子供の季節ごとの気分をうまく捉えて、頑張らせましょう!

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