こんにちは、ストロング宮迫です。
夏休みでいつもとは違った生活。少しは落ち着いたでしょうか?
いつもの時間に、いつものように子供が学校に行く、たったこれだけが変わっただけで生活は大きく変化いします。
「給食がある」と「昼ご飯を用意しなくちゃ!」では全然行動パターンや予定が狂うというか、変わる。
そういう意味で夏休みは、特に夏休みの始まりの7月末までは親の方があたふたすることが多いように思います。
ただ、そろそろ夏休みのパターンにも馴染んできていなきゃ、いけない時期ではありますが。
皆さんは大丈夫ですか?
その夏休み、タイガー山中からおもしろい話を聞きました。
近所のプールに行ったときのことだそうですが、休日で多くの親子連れがいたとか。
タイガーによれば、そのプールで一生懸命泳ぐ練習をしている親子が結構いたそうです。
手はこうとか、足はこうとか、息継ぎはこうとか親が一生懸命子供に説明している光景があちこちで見られたそうです。
昔に比べれば、泳げない子供たちがすごい増えていると聞きます。
ただ一生懸命親が説明している、つまり授業をしている一方で、それを聞いている子供たちは実につまらなそうな顔をしていたとか。
そりゃあ、そうです。
周りでは楽しそうに「キャー!」とか言って遊んでいるのに、自分は手はこうとか、足はこうとかの授業ですから。
もう悪循環に入ってますよね。
おもしろくないから、「聞くだけ」で、自分からはやらない。
子供がやらないから、親はさらに熱心に熱を込めて説明する。
「やればできる!」「あなたならできる!」「きっとできる!」と激励する。
周りでは「キャー!ドボン!?」なんて楽しげな声があがる。
ここでも何度か書きましたが、「先生が汗かいている」状態ですよね。
でも、やるのは、泳ぐのは本人。
ここに大きな矛盾というか、ギャップが生まれてきます。
えっ、子供に泳がせればいいって!?
まあ、そうなんですが、泳げないわけですから、「泳げ!」というのもまた難儀なことで。
だから、「泳げ!」の前に「水と親しむ」という過程が入ってくるのではないかと想像します。
プールに行って泳ぐ練習の前に、プールで遊ぶ。いや、「泳ぐ練習」なんてしなくてよろしい。プールで遊び倒す。
プールの開放時間に行って、夕方までプールで水と遊ぶ。
滑り台もいいでしょう。滑った後で水にドボン!そうやって水に親しむ一歩を踏む。
いや、「水に親しもう」なんて考えなくてイイ。
流れるプールの流れに沿って歩く!滑り台。ワイワイキャーキャー騒いで遊ぶ。
そしたら、自然と「ちょび泳いでみるか!」とか「泳げたらいいな!」とかの気持ちにもなる。
いや、「泳ごう!」なんて思う前に恰好は別にして泳いでいる。
そんなもんでしょう。
勉強でも皆さん同じように考えて実践しているはずです。
ワイワイキャーキャー、ドボン、ゴホンゴホン
そういう過程は省くとどうなるか?
ボクの長男坊はもう高校生ですが、この子が幼稚園の年長か小学校1年の頃。
海の沖に浮き桟橋がありまして、その浮き桟橋には滑り台なども付いていました。
大人に交じって中学生、高校生なんかは、その浮き桟橋から飛び込んだりするんですな。
ボクはそこに長男坊を連れていきまして、滑り台にちょこんと乗せて、
「オイ、滑ってこい!」と。
まあ、イヤですわなあ、子供は。
なにせ底が見える浅瀬と違って、まず海の色が違います。
深緑色といいましょうか、群青色といいましょうか、小さい子供にとってはなんだか吸い込まれそうな色ですし。
初めての海。それにもちろん泳げない・・・
滑り台から見えたあの時の風景はどんなものだったのでしょうか?
「大丈夫!大丈夫!父さんがいるから。ドボンしたら、すぐ拾いあげてやるから。男、見せろよ!」なんて。
ボクに逆らえなかった長男坊は思い切ってドボン。
結構な勢いで海に落ちて、かなり深くまで沈んで、案の定、海水を飲んで、ゴホンゴホンと泣きながら手足をばたつかせて。
「ようやった!ええぞ!」とボク。
なにがいいもんですか!!
あのときの海に対する記憶が長男坊の海に対する印象のすべてとなりました。
海といえば、吸い込まれてしまう群青色、辛い塩水・・・
あれ以来、海には行きたがらなかった長男坊。
「ワイワイキャーキャー」、「ドボン、ゴホンゴホン」
長男坊になかったのは「ワイワイキャーキャー」の部分。
あったのは、「ドボン、ゴホンゴホン」のみ。
少し時代を経て、長男坊が中学生のときにタイガー山中一家とカヤックで島の周りを数時間かけて漕いだことがあります。
小さい頃の親の無謀な試みが「海嫌い」にさせた。
あの記憶が少しでもやわらいでくれたらと願ったボクでした。
泳がなくていいんだよ。海に親しめば・・・(遅すぎる!!)
そして始まった、カヤックの旅。
岸から離れて、10分ほどした頃、突然長男坊のカヤックは横転して長男坊は海に吸い込まれたのでした。
もちろんライフジャケットを着ているので、吸い込まれたままではなく、ブンと浮き上がってきたのですが、再びあの辛い塩水を飲み、足の届かない群青色の海に飲まれたのでした。
総勢7人で行って、横転したのは長男坊だけでした。
あれからもう海には行っていない・・・
たった2度です。いや正確には長男坊にとっては小さい頃のただ一度の記憶が長男坊を海から遠ざけた。
その記憶がカヤックの上で長男坊によみがえったのではないかと思います。
あの海の色、塩辛さ・・・それらのイヤな記憶が不安定なカヤックの上で必要以上の身体の動きを誘発した。
親であるボクのせいですなあ。
3日ほど前です。
長男坊に「夏休み、弟妹連れてお前と3人でカヤック乗りに連れて行ってやってくれんか?」と提案してみました。
「お前さあ、わかるよ、親にイヤな記憶を植え付けられて、キライになったというのは。悪かったよ。でも、お前もいずれ人の子の親になるんだよ。キライでもいいから、たまには海に触れてないと、お前が親になった時に子供は海を知らんことにもなりかねん。わしはお前の子供に申し訳が立たん。どや、行ってくれんか?」と。
「父さん、ホント申し訳ないけど、家で留守番してますから、父さんが連れていってやって楽しんできてよ。カヤックも海ももう本当に勘弁です。あっ、カヤック行かない代わりに勉強するのでもいいです、ボクは」
決して勉強が好きな長男坊ではないんです。進んで勉強なんてしやしない。
でも、イヤな勉強よりもさらにイヤなのが海というわけです。
海に行かされるくらいなら、勉強頑張ります!なんて
ホント泣けます・・・
勉強しなくていいから海に行って下さい!って泣いて頼んだってもう高校生にでもなれば、テコでも動かない。
あとはビキニのお姉さんに釣られて海に行ってくれることを祈るのみ!
それも複雑だなあ。
今年の夏、「ストロングが犯した罪」と同じようなことがあなたの家庭で、勉強やスポーツや習い事や趣味や遊びで起きないことを祈っています。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
上杉鷹山の名言を原型に山本五十六が言ったといわれる有名なこの言葉の意味をこの夏も考えていくことになりそうです。
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