こんにちは、ストロング宮迫です。
今回は1つノリ勉の報告をご紹介します。
相談も含まれていますから、自分だったっら、どうするか?を考えながら読んでみてほしいと思います。
中1 Youさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
まずできる問題の処理力を上げることの大切さを知りました。中学受験の際、レベル分けが曖昧なままイケドン法をやり、先生に叱られた者です。
その意味がよく分かりました。ABCのレベル分けも、理解できました。
そして子供に自分が常に批判的な目を向けていることも気が付きました。同じ「丁寧に」という声かけでも、叱責口調になっており、子供が何度も切れかかりました。
もっと励ますように言わねばならないと気が付きたのが、最終日でした。本当に遅いです。
3日目から4日目でかえって時間が延びているのは、ちょっと真剣さに欠けたせいです。3つの約束を再確認し、時短できるまでやりました。
プチテストで、1回目の失点は、彼が楽にできる問題に選んでいた問題でした。
初日の1回目に時間切れになった面倒な問題で、こんなの楽にできるの?と思っていましたが、やはり理解が曖昧だったようす。2日やらなかったら解き方を忘れていました。
一度私に説明してもらって、再テストしました。(自分からもう一度やるとは言いませんでした。90点だからいいでしょ、でしたが、私がやらせました)
子供も分かってると思っている問題と、解ける問題は違うと分かったようです。
ノリベン、素晴らしい教材だと思います。イケドンじゃなくて、最初にこれをやるべきでした。
今困っているのは、子供が相変わらず、課題の問題集を端から順番にやりたがることです。それでは中学受験と同じ結果になる、A問題を落とし込もうよ、と言っても聞きません。
課題を全部やっておかないと、居残りになるとか言って、ひどく抵抗します。
メルマガで読んだ「勉強しているのに成果にならないのは、問題の選択が間違っている」という言葉が印象に残ったのですが、なかなか子供相手に通じません。
私が中学受験でやらせたことが成果にならなかったことも、あると思います。母の言った通りやると成果になる、という経験が少ないため、なかなかこちらの提案を受け入れてもらえません。
やはりメルマガで読んだ「ゼロからではなく、マイナスからのスタート」になっているのだなあと思いました。
とにかく中間試験まであと1週間。話し合いながら頑張ります。
次は英語を注文しましたので、やります。とりあえず、数学を参考に、英語は1日10個、単語カードを渡して、「夜テストね」と言って、単語を覚えさせています。(単語全然覚えられず、学校の小テストで5、6割しか得点できてません)届くの楽しみです。
ありがとうございました。
同じ方からの別のメールも紹介しておきます。
ストロング先生
昨年は中学受験でお世話になったYouです。その節はありがとうございました。
子供は●●中学に進み、学年上位を目指して勉強していますが、なかなかうまくいってない様子です。
中学受験でつまずいたことは、クリアできてないくて、ステージが変わっても同じ問題でつまずいている感じです。
まず集中力がない。勉強中、すぐに手をいじったり、爪のゴミを取ったりして、時間ばかりかかる。数学の中1の最初の問題を15問解くのに、1時間半かけてました。
私が注意すると、怒ります。しかしこのダラダラした勉強でいいとは本人も思ってないらしく、イライラしています。
英語はもっと悲惨です。とにかく単語を覚えようとしない。声に出して書きながら覚えるよう言っても、実行しない。
新学期の宿題テストで、それなりに勉強はしていきましたが、数学英語とも70点台。先日の英語の文法テストでは、20/30点でした。
私もどうかかかわっていいか、分からず困っています。
中学生になって子供の部屋を作りましたが、勉強は相変わらずリビングでやることは本人も同意してやっています。
また、数学はもう一度イケドンしようかと持ちかけると、やると言いました。
ただ1度間違った問題をイケドンシートでやると言っていて、それはストロング先生にも叱られた中学受験の時のやり方で、イケドンにならないのではなかと懸念します。
私がそう言うと、今やってるところは簡単だから、C問題は出てこないと言います。それでも新学期テストでは70点台だったわけですから、簡単な範囲だからと言って完璧にできているわけでなないのです。
新学期テストの前に、特に英語は私の提案したやり方で勉強していたのですが、テスト問題は私が重点的にやらせたことと違っていて、子供は私のやり方に不満を持ったようです。
こんな感じで、親子で悶々としています。
ノリ勉をやってみようかと思いますが、いかがでしょうか? ご意見賜れれば幸いです。
あなたのお子さんがこんな風だったら、どうします?
これは相談のテーマでも取り上げていますが、親技で言っていることはシンプルなことです。
成績は、勉強しないと上がりません。でも、いくら勉強しても成果の出るやり方でないと成績は上がりません (^^)♪
そして、この2つのステップを理解した上でかつ、今のお子さんの現状に合わせてそこからスタートしなければなりません。
理解できますよね?
これを行うとき、親が頭に入れておかねばならないのは、「勉強は子供がするもの」だから、主役は子供、でもって親は伴奏者(伴走者)だ!ということ。
親が前面に出て行かねばならないときも、もちろんあるけれど、ときには主役を奪う場面も出てくるけれど、それは最後に主役を引き立てるためであらねばならない。親はあくまでも黒子だ。
伴奏者(伴走者)の役割は、「温かく、そして厳しく」です。
「優しく、優しく」でもなく、「厳しく、厳しく」でもなく、「温かく、温かく」でもなく、「厳しく、そして温かく」でもないところがミソです。
なんでそうするかっていうと、長い戦いになるから。
オリンピック2大会分か、3大会分に及ぶ場合もしばしばだ。ずっと上り調子の右肩上がりにはなり得ない。山もあって谷もあるが、戦い続け、独り立ちを確認して、外に出さねばならない。
メールを読むと、Youさんの主張はおおむね正しい。合ってる。そうすべきだとボクも思う。
でも、子供はYouさんの主張には耳を傾けない。正しいことを言っているのに・・・です。
メールにあったように「英語は私の提案したやり方で勉強していたのですが、テスト問題は私が重点的にやらせたことと違っていて、子供は私のやり方に不満を持っ」ってるようだから、私がもっとより正しい方法を学んで、子供に伝えたいと思うのかもしれません。
でも、力を入れて勉強してもダメなんです!
でも、1回じっくり考えてみてほしいんです、子供の気持ちを。
もしあなたが、今の子供だったとしたら、「子供のあなた」は「今の親のあなた」の言うことを聞くだろうか?って。
たぶん「あなたが今子供だったら」、「今の親のあなた」のいうことは聞かないんじゃなかろうか?
なぜ?
うぜぇーから。
一言で言えば、そうなるんじゃなかろうか。
Youさんには、キツイ言い方に聞こえるかもしれないけれど、子供の気持ちはそうなんじゃないかとボクが勝手に想像してみたら、そうなる。
メールでの報告だから、課題や問題点に絞って書かざるを得ないと思うけれど、メールには「まず集中力がない」から始まって、子供がダメな点を挙げまくってる。一言で言えば、悪口だな、これは。
批判する当人には「批評」や「正しい指摘」だとしても、子供には「悪口」や「ダメだし100連発」にしか聞こえないんじゃないか。
子供を見ている親は、また意識の高い親は、課題や問題点ばかりが見えるものだけれど、我が子の良い点は課題や問題点は、これくらいすらすら挙げられるだろうか?
その挙げられることを、これまたスラスラ子供に言い続けているかどうか。照れずに言わなきゃいけない。言えなきゃいけない。それが「正しい指摘」をするものに必要な資格だ。
良い点なんて1つもない!というのは多くの親の回答だけれど、なければ良い点を探してでも、出させてでも、見つけなきゃいけない。出させなきゃない。是が非でも。
それらを踏まえたうえで、勉強のやり方で、もっといい方法を考えるよりも、もうちょっとしっかり子供を観察して、どう言ったら、どう伝えたら、この子に私の意図が伝わるだろうか?って考える方が先じゃないでしょうかね。
文句100で褒める点0で、文句を言い続けても子供には届かないと思うから。
文句100を言うために、褒めること100で、イイ勝負になる。ボクの生徒なら、文句100を言うために、褒めること1,000挙げる。我が子になると、途端にこれが難しくなるんだけれど、文句100を言うために、褒めること100で、文句100がうまく中和される。
成長した点はないのか?
親の認識では、中学受験の時のステージをクリアしておらず、進歩なしという判定なのかもしれません。
でも、成長した点は本当にないの? 親も子も気づいていないだけじゃないんじゃないか。
ズバリ痛いところを指摘されたら、多くの子供も、そして大人も「そうだね」とはならない。反発するものです。
だから、部下を叱る時は人前で叱らずに、別室にちょこっと呼んで叱りなさいとか本に書いてあるでしょ。
怒られたことが「100」に感じられて、怒られた内容「なんで怒られているかが0になる」んですよ。文句ばかりの親の言うことは。
相手が間違ったことを指摘するときでも配慮しないといけないってわけです。
なんでそんな面倒なことをしなきゃいけないのか?
伝わらないからです。
こちらの思いが、ワーワー言うだけじゃ、届かないから。だから言い方だって気を付ける。成果を無理やり見つけてでも、作ってでも褒めたりもする。
正しい指摘でも、言い方、伝え方があるでしょ?
正しいことを言えば、それでいいってわけじゃない。
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