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こんにちは、ストロング宮迫です。

以前ピノッキオの話を書きましたが、

子供を正直に育てるには「ピノッキオ」より「ワシントンと桜の木」だっていう記事がありまして、

初代米大統領ワシントンが子供のとき桜の木を切ったことを父親に正直に話し、褒められたと言う話を聞かされると、子供たちはうそをつく確率が大幅に減少することが分かった

という報告があったので紹介します。

ここで紹介されている実験って、何を調べるかは違うけれど、ボクも似たようなことをやったことがあるので非常に興味深く読みました。

The Wall Street Journal
子供を正直に育てる方法、ピノキオより「ワシントンと桜の木」

・・・・リー教授らはこんな実験をした。

3~7歳の子供たちを集め、1人ずつ研究者と一緒に部屋に座らせる。さまざまなおもちゃを背後に置き、音を出して何のおもちゃか推測させる。

最初はすぐに分かる音、例えば犬の鳴き声を鳴らす。3番目のおもちゃは分かりづらいものにする。

子供が音を聞いた後、研究者はちょっと部屋を出なければならなくなったと言い、おもちゃをこっそり見ないよう注意する。

研究者は戻るとおもちゃにカバーを掛け、子供にこちらを向くよう促し、ワシントン大統領の桜、ピノキオ、「オオカミと少年」の三つの話のうち一つを読み聞かせる。

四つめのグループには、道徳とは関係ない「ウサギとカメ」の話をする。最後に研究者は、おもちゃをこっそり見たかどうかを尋ねる。

「ウサギとカメ」のグループでは、ほとんどの子供たちが盗み見したが見ていないとうそをついた。

3歳児では盗み見した者のうちの約90%、7歳児では60%超がごまかした。全体としては65%が、盗み見したのにうそをついた。

ところが、「ワシントン大統領と桜」の話を聞いたグループでは、ごまかした者は半減した。

「ピノキオ」と「オオカミと少年」は「うさぎとカメ」と変わりはなかった。

研究者らは、子供たちはうそをつくことで悪影響を受けるという話よりも、真実を話すことで褒められる話に強く反応するとの仮説を立てた。


リー教授は、「肯定的なことだけを話したときにしか効果がない。子供たちは否定的な情報に対して非常に敏感なようだ」と話した。

「盗み見したのにうそをついた」のが「全体としては65%」だったそうで、それはボクの肌感覚ではピッタリの数字です。

ただ、この記事で残念なのは、実験した子供のうち、いったいどれくらいの割合で子供たちがウソをついたのかが明らかにされていないことです。

どっちかというと、そっちの数値のほうが気になりますなあ。まあ、実験の主題はそっちじゃないんでしょうから仕方がないけれど。

問題をやっている子供たちの目の前に解答を置いておくと、解答をつい見てしまってやる子供とそこに解答なんてまるでないかのように自分でやる子供が出てきます。

いわゆる「答え写し」ってやつですね。すぐバレるやり方でやる初歩的な答え写しをやる子供と模範解答をそっくりそのままは写さない緻密な答え写しをやる子供がいます。

このような子供が解答を見て、ただ写してしまう行為は親からしてみれば「そんなことして正解しても意味がない」と親のほぼ全員が同意するけれど、結構頻繁に起こる。

すでに成績がイイ子でこれからも伸び続けていく子供、もしくはこれから成績がイイ子になる子供は「答え写し」をしません。

それは親技では確信をもって言っているわけですが、なにゆえそういう「意味がない」行為が頻繁に起こるのかなんですよね。

勉強において答え写しが起こる理由には2つあると親技では考えていて、1つは「子供への課題の与え方の問題」、もう1つは「子供の精神状態」とでもいいましょうか「健全な精神状態」のようなものが影響していると考えています。

もちろんすぐできる対策は「子供への課題の与え方」を変えるってことですね。

課題の与え方には「量の問題」と「難易度の問題」があります。

多すぎる、難しすぎる、この「・・・すぎる」が子供の許容量を超えたときに答え写しは起こる。

だから、まずは与え方を考えてみようっていうのが親技からの提案です。すぐできるからね。

親が7時まで仕事で家に帰らないから、帰るまでに「これらをやっておきなさい」と指示する。よくあることですよね。

親が家にいない時間はたっぷりあるわけだから、その時間をできるだけ有効に使ってほしいと親は思う。で、「これとこれね」と課題をだすわけです。

この課題の出し方に問題があれば、親が家に帰ってきたときに見ると、指示したことを全然やっていないか、「意味のない」答え写しで終えているかが起こる。

あなたはどっちがいいですか?

「全然課題をやっていない」のと「答え写しでぜ~んぶやってる」のと。

たぶん多くの親は、答え写しをしてやったような顔をするくらいなら「全然課題をやっていない」ほうがイイと思うんじゃないでしょうかね。だって意味ないからね。

そういう問題の根本は課題の与え方が悪いんじゃないかって考えるべきですよっていうのが親技の考え方です。

まあ、たいていは答え写しを子供がしていても気づかない親のほうが多くて、家に帰ってきてノートやテキスト見て「頑張ったねえ~」なんて褒めちゃったりするから問題はややこしくなる。

「おやつ、食べる?」なんて上機嫌になっちゃったりしてね(* ̄ノ ̄)/Ω

テストなら点数だけ、問題演習ならノートが埋められているという点だけを見ている親は子供にやられちゃう…(;_;)

そのとき、子供の良心は痛むか?

まあ、痛まないですね。「ちょろいなあ」 (^^)♪って思うくらいで。

ボクの考えでは、子供は「どれくらい自分のことを見ているか」を試しているようなところがあります。

それに親がどれくらい引っかかってやれるかが、この子供の答え写しやウソをつく問題の1つの大きなカギになるんじゃないか。

子供の提示してきたものに対して、どれくらい親が引っかかって、その上で課題の出し方を考えていくと、勉強において答え写しが起こる理由のもう1つである「子供の精神状態」「健全な精神状態」のようなものは解決していく。

そうしたことをする中で「ワシントンと桜の木」や「ピノッキオ」の話もしてやると、さらに効果的でしょう。

記事では

子供たちはうそをつくことで悪影響を受けるという話よりも、真実を話すことで褒められる話に強く反応するとの仮説を立てた。

ということなので、それも参考にしてやったらイイですね。

記事には親技でもテーマの1つである「約束」についても記述がありました。

子供を正直に育てる方法、ピノキオより「ワシントンと桜の木」

子供たちは、約束という概念にも反応するようだ。

2010年に発表された論文によると、うそをつかないよう言われたときにそれを「約束」すると、うそをつく子供の比率が、ワシントンの話を聞いたときと同じ程度低下した。

子供たちが約束の意味を分かっていないにもかかわらずだ。

なかなか興味深い内容ですね。

約束の意味がわかっていなくても、約束は守ろうという意識があるなんて・・・「指切りげんまん」なんかの効果なんですかね。

でも、課題の与え方を変えないで、「量も難易度」も変えないで、課題を出し続けると「もう二度と答え写しはしません!」と何回約束しても、子供はやりますよ!

できないことは、できないんです!

これは子供も親一緒。だから、できることをやる、やらせる。

「守れる約束」をすることが大事ってことです。そして約束を守り続けているという実績の積み上げですね。

一人でできないことは一緒にやって手伝ってやらないと、できません。

子供が小さい頃、着替えが一人でできなかったとき、手伝ってやったでしょ? それと一緒です。できるようになって褒めてやって、手を離したらイイ。

当たり前の蓄積ってやつですね。

記事の最後には親にとっても強烈なことが書いてありました。

子供を正直に育てる方法、ピノキオより「ワシントンと桜の木」

リー教授は、正直の見本を示すことも重要だと話す。

怒らないから本当のことを言いなさいと言ったのに、正直に言われるとその行為について怒り出す親は少なくない。

子供が正直に打ち明けたことへの反応と、例えば子供が高価な花瓶を割った事実への反応は切り離す必要がある。これらは別々の機会に教えるべきことだという。

ありますでしょ、こういうの・・・

ボクも含めてすぐにはできないことです。どうしても感情的になるとね。

でも、

怒らないから本当のことを言いなさいと言ったのに、正直に言われるとその行為について怒り出す

という行為をしたら、親自身も反省しなければならないことは忘れずにいたいものです。

「私も約束を破ってしまった・・・」そういう意識があるかないか。そこも子供は見ていると思います。

親技では「親が子供に謝りましょう」という場面が何回も出てきます。

親が子供に謝るなんて・・・と思う方が世の中には意外と多いのですが、親も完璧じゃないからね。子供よりも謝る回数がすくないだけであって、間違いもある。

実はその姿勢こそが「子供を正直に育てる方法」なんじゃないでしょうかね。

本当は間違いを正すことよりも、間違いを認めることのほうが難しいんじゃないか。

そして、それは子供よりも親のほうができていないんじゃないか・・・そんなふうにも思います。

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