ここでは何度も繰り返し書いていますが、教材はなんでもイイというのが親技の考え方です。

それでも「オススメの問題集を教えて!」というメールがホントによくくるので、実際に使っている問題集は大昔にまとめて掲載しました。

それでもやっぱり親技の答えはいつもこう↓

今あるもので、いいですよ!(>_<)

いい教材を見つけることで、成績を上げよう!なんて考えている親のみなさんは、きっとガッカリされていると思います。

ボクも、答えながら、「不親切な回答だな~」なんて心苦しく思っているため、今回は少し教材(問題集)選びについてお話をしてみたいと思います。

そうはいっても、大学受験用で予備校講師があみ出した参考書といった部類の本や、中学受験、高校受験用でも、難問だけを集めた問題集なんてものを除けば、どれも大差ないというのが、親技の正直な意見です。

え、ガッカリ??

確かに、成績がイイ子の親は、問題集などをよく知っています。俗にいう「良問」揃いの「名問題集」なんかをバシッと買い揃えているのも事実。

けど、成績がイイ子の親は、同時に問題集の使い方まで知っている!だから、より成果を上げることができるんですね。

親技で

問題集選びよりも、問題集の使い方が重要!

なんて、ことあるごとに言っているのは、そのためなんですね。

このことは、親のみなさんには、ぜひ知っておいてほしいし、それを踏まえた上で、進んでほしい。

少し例を出しますと、「中学への算数」や「高校への数学」といった教材があります。月刊誌のため、毎月届くんですなあ。

この教材は、難関中学・高校への合格者のオススメの問題集となっています。

「すっごくイイ!!(^ε^)-☆」って、あの辛口のタイガー山中だって言います。

でも、多くの生徒にはススメないことの方が多いのです。

合格体験記には、「これさえやっておけば、大丈夫です!」なんて、コメントがあったりして、難関校を受験する親のみなさんは、こぞって年間定期購読の注文されます。

「買う」=「合格」を夢見てね!

結果、お子さんにトライさせようにも、手も足もでない状態を目の当たりにして、ショックを受ける。そして、本棚に毎月溜まっていくのをチラ見して、2度ショック!

イイ教材は目の前にある!

でも一番難しいのは、今ある勉強の中で、どの時間をつかって、この問題集をトライすべきなのかを考える親なのです。

それを子供にホラって、与えるだけじゃあ、そりゃあ無理無理!

合格体験記には、食事の時間よりも、難問を考える時間の方が好き!なんて連中の勉強の様子が紹介されていますが、全員にあてはまる勉強のやり方ではないことを親は気づくべきなのです。

ボクから言わせれば、「これさえやっておけば、大丈夫です!」じゃなくって、

「これが理解できれば、大丈夫です!」だろって(>_<)

だから、まずは今ある教材や問題集をうまく使うことを考えるべきなのです。

それをすすめる理由については、大きく2つ。

1)子供に合ったものを探すのは難しいから

2)お金がもったいないから

まずは、1)子供に合ったものを探すのは難しいからについて。

子供のレベルに合った問題集を探すのは、非常に難しいです。「うまくいっているよ!」なんて言える資格があるのは、成績が上がり続けている親だけ。

もちろん、いくら選んだつもりになっても、肝心の子供がやらないのでは、お子さんに合った問題集とはいえません(>_<)

どの問題集にも「良い点」と「悪い点」が存在するということに変わりはありません。

この事実を前提に、「良い点」が多い問題集を探すことに時間をかけるよりも、今あるものを使って、すぐにスタートする方が成績を上げるチャンスがあります。

次に、2)お金がもったいないからについて。

ズバリ言えば、問題集を買っても成績が上がらないのは無駄使い。

これは、塾選びにも共通していえること。「モトをとる!」という意味からも、今あるものを使いこなすことです。

そうすることが、次の問題集選びにも活きてきます。だって、ろくにやってない問題集ばかりが溜まっていくなんて、子供にとっても気分悪いですからね。

もちろん、親にとっても(>_<)

ここまでのところは、ご理解いただけましたか?

とはいっても、新しい問題集などを買い換える時期でもありますから、問題集選びについてもう少し詳しく話をしましょう。

問題集を選ぶときの基準についてですが、

お子さんのレベルより、少し難しめの問題集を選ぶ

多くの方がそうしていると思います。

確かに、問題集をこなすことでレベルを上げることを目的としているため、「ちょっと、難しいかな?」といった問題集を選ぶのは、もっともなことです。

でも、本当に「ちょっと」だけなのか?が問題です。

この前も通信教育をやっている子供の話を聞いたら「全然教材えおやっていない」っていうんですよね。添削は1年半も出していないと。もったいないですな。

で、じゃあ「その教材何ヶ月分か持ってきてみてよ」って言って持ってこさせたら「スタンダード」と「ハイレベル」があるうちの「ハイレベル」を「自分で」選んでる!

あなたは「スタンダード」と「ハイレベル」のどっち?って言われたら、即座に「ハイレベル!」って。挙句は教材は手つかずで添削は提出せず!

ありえへ~ん~…(;_;)

でも、そういう子供は多いです。教材の内容を見たら、その子には断然スタンダードのほうがレベル的に合っているのですぐに変更させましたけどね。

かように自分が選択できるとなったら、上のレベルを選択しようとしてしまうのが人間の性ですな。

親だって、子供のことになると、つい欲張りになります。欲張りくらいなら、まだましなほうで、強欲になったりして!

同じ金額ならスタンダードじゃなくて、ハイレベルでしょ!ってすぐ思う。

親も子も「ちょっと」のつもりが、子供にとっては「難しすぎるイヤな問題」になってないかということです。

これをチェックする人は誰もいないわけですから、親自身がよーーく考えておかねばなりませんよ!

もし、これまで買った問題集が「手付かずのまま残っている!」なんて方は、レベル設定が間違っているということです。

もっと、簡単なレベルの問題が多いものを選ぶべきです。

わかっちゃいるけど、やめられないア・ナ・タ!

まずは「ちょっと、簡単すぎかな?」といった問題集を買ってみることです。

もしも、お子さんが「これ、超簡単!」なんてスラスラ解くようであれば、もう1冊、今度は、ちょっとレベルを上げた問題集(欲張りすぎちゃあダメよ)にします。

お子さんがスラスラ解く姿、もう終わったよなんて場面を見た上で、新たに問題集を探す。気分爽快でしょう(^_^)

まあ、ここまでお子さんにとって理想的な問題集が見つかるかどうかはわかりませんが、少なくとも、

勉強のスタート
単元のスタート
復習のスタート

など、さあ勉強をやりますか!というスタートのところでは

「親が思う」レベルより、少し簡単めの問題集を選ぶ

ことをストロングはオススメします。

クラスなんかでも、このくらいかなと思う1つ下くらいがちょうどイイ。まあ、塾のクラス設定なんかは試験で決まるわけですが、試験で決まっても、たいていは決まったクラスの1つ下くらいがちょうどいいというのが相場です。

これも先日ですが、中高一貫校の学校内で行われる夏期の選択補習講座の提出があって、試験はなく、自由選択でした。

同じ学校の成績がイイ子は「基礎クラス」を選択、その子よりもはるかに成績が悪い子は「応用クラス」を選択して申し込みを提出していることが判明しました。

ありえへ~ん~…(;_;)

かように自由選択になった途端、人は上のレベルを選択しようとしてしまう(* ̄ノ ̄)/Ω

気持ちはわかります。

申込用紙にも書いてあった。「応用クラスは宿題も多くなるので宿題をきちんとやれる人だけ申し込んでください」ってね。「うん、オレ頑張るわ」って「応用クラス」を選択。

わかるんだけどなあ、その気持ちは。でも、実際はできないんですが・・・・

あと、ここまで書いてきたレベル同様、量についても同じことがいえます。

問題量が多い問題集1冊をやるよりも、量の少ない問題集を2冊やる方が、子供達は頑張れる。

また、1ページあたりの問題数についても同じこと。半分の問題数であれば、2ページすすんだことになる。子供達は、どんどん進めむ問題集の方が、意欲的に取り組むのです。

子供を加速させるようにもっていけるかどうかが分かれ目です。

勉強それ自体が楽しめたら一番理想的なんですが、レベルが上がって、学年が上がってくれば、勉強の難易度も上がってくる。

だんだん「勉強それ自体」を楽しむことが難しくなってきたとき、いかに子供にノリノリで勉強をさせていくか。

そこから考えていくのが、ここまで書いてきた問題集の選び方、使い方のヒント!

今ある問題集の1ページあたりの問題数が多ければ問題数を削って、

「これはやらなくていい!」と言えるかどうか。

そう言ってやることで、子供の意欲をかきたてる。レベルについても、高いレベルの問題は、まず省く。そうやって、問題数を減らすことで、ページ数をこなしていく。

「オレって頑張っているなあ」誤解を恐れず言えば、たとえ「錯覚」だったとしても感じさせる。これが、お子さんをノリノリに勉強させるための親技です!

問題集選びよりも、問題集の使い方が重要!!の意味をわかっていただけました?

ストロングが、「今ある問題集で、いいですよ!」っていうのは、冷たい性格だからではないんですよーー!

たぶんわかってもらえないとは思いますが・・・・

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